ハードベイトのなかでも比較的投げやすいルアーとして知られる「バイブレーション」。キャスト時の空気抵抗が少なく、飛距離を稼げるのが特徴です。

一方で、似たようなフォルムが多く、見た目では違いがわかりにくいもの。釣果に差を出すにはしっかりと内部構造を把握しておくことが重要です。そこで今回は、バイブレーションのおすすめモデルをご紹介。選び方についても言及しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

バイブレーションとは?

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バイブレーションとは小刻みに震えて魚にアピールするルアーのこと。もともとバスフィッシングでメインに使われており、アメリカではクランクベイトと同種の考えからリップが付いていないという意味で、「リップレスクランクベイト」とも呼ばれることがあります。

なお、海のルアー、特にシーバス釣りにおいて人気なのもポイント。かつては淡水用のバイブレーションを流用するケースがほとんどでしたが、ニーズの高まりから海水でもサビにくいフックを採用したり、よりベイトフィッシュライクにデザインされたりと、違いがあります。

バイブレーションの選び方

種類で選ぶ

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ラトルタイプ

ラトルタイプとはその名の通り、ルアー内部にラトルが入っており、水中で音を鳴らしながら魚にアピールするのが特徴。サウンドにはいくつかの種類があり、ラトルの素材や数、大きさ、また振動するスペースがどれほど確保されているかによって変わります。

なお、サウンドの違いによって釣果に差は生まれますが、ジャラジャラとした高音サウンドのほうが効果的なのか、コトコトとした低音サウンドのほうがバイトを誘発できるのかは、状況によってさまざま。使い分けられるよう、複数タイプを用意しておくのがおすすめです。

ノンラトルタイプ

ノンラトルタイプはサイレントともいわれており、ラトル音がしないタイプのこと。晴天無風のドピーカンなど、サウンドアピールをしてしまうと逆に魚にプレッシャーを与えてしまう状況に投げるアングラーが多くいます。

沈み方で選ぶ

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シンキング

シンキングタイプのバイブレーションとは、キャストすると自重でルアーが沈んでいくのが特徴。ロッドを立てれば表層を、ロッドを下げればボトムラインをといったように、幅広いトレースコースを引けるのがポイントです。

また、シャクって魚にアピールするリフト&フォールがしやすいのも魅力。高速巻きからスローのタダ巻きまで、さまざまな使い方ができます。

サスペンド

サスペンドとは、ルアー内部のウエイトバランスによって浮きもせず、沈みもしないのが特徴。一定層でルアーを止めることができるので、ストップ&ゴーなどで喰わせの間をつくったり、急な動き出しでリアクションバイトを誘ったりと、リトリーブスピードに変化をつけた際に有効です。

ただ、サスペンドする層は水温による水の比重で変化するので、そこは注意点。厳密にはスローフローティングかスローシンキングかのいずれかに分類されます。フィールドやシーズン、天候によって異なるため、ドンピシャでサスペンドさせたい場合は取り外しが可能な板オモリで調節するようにしましょう。

フローティング

フローティングとは浮くタイプのルアー。バイブレーションにおけるフローティングは厳密なフローティングではなく、ゆっくりと浮くスローフローティングも含まれます。

そもそもバイブレーションはシンキングが主流で、ノンリトリーブ時にユラユラと沈む「シミーフォール」で誘えるのが魅力。一方、フローティングの場合はその逆で、ユラユラと浮き上げる「シミーフローティング」ができます。

材質で選ぶ

プラスチック

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プラスチック素材のバイブレーションは、内部にスペースを確保することが可能。ラトルイン、ノンラトルなどのサウンドの違いを生み出せるのはもちろん、浮力調節ができるのが特徴で、さまざまなタイプが揃っています。

金属

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金属タイプのバイブレーションは、いわば金属の塊。浮力がなく、空気抵抗も少ないのが特徴です。バイブレーションでは幅があるモノと、ないモノに分かれ、後者をメタルバイブと呼ぶ場合もあります。

海釣りならソルト対応かチェック

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バイブレーションは海のルアーとしても人気。特に魚を捕食する「フィッシュイーター」に効果を発揮します。淡水で使うバイブレーションとの違いは厳密に定義されていませんが、潮水でもサビにくいフックを採用しているのがポイント。カラーとしては、イワシやキビナゴなど、実在する魚を意識したルアーも取り揃えています。

また、ソルト対応のバイブレーションのなかには、ベイトフィッシュを意識した細身タイプもラインナップ。後方重心で、より遠投性を重視しているモデルもあります。

バイブレーションのおすすめモデル|淡水

ダイワ(DAIWA) T.D.バイブレーション

ダイワ(DAIWA) T.D.バイブレーション

バイブレーションにおける定番モデル。発売当初からマイナーチェンジはしているものの、基本性能は大きく変わっておらず、多くのアングラーから支持され続けているのが特徴です。

サウンドのタイプとしてはジャラジャラ音のノーマルモデルと、コトコトと音がするウーファーモデルの2種類。タックルボックスのなかにひとつは入れておきたいおすすめルアーです。

ダイワ(DAIWA) T.D.バイブレーション スティーズカスタム

ダイワ(DAIWA) T.D.バイブレーション スティーズカスタム

ヒラヒラとフォールする「シミーフォール」でバスを誘うのが得意なバイブレーション。オリジナルモデルに比べて若干ボディを厚くしており、特にリフト&フォールした際にしっかりと手元にまで振動が伝わるのが特徴です。

サウンドタイプはノンラトルのサイレントモデル、ガラスラトルモデル、低音のウーファーモデルの3種類をラインナップ。特にガラスラトルタイプは秀逸で、ブラスラトルとの配合にこだわって、シャラシャラ系の軽い音に仕上がっています。

サイズは53・65・72mmを用意。比較的小型のバイブレーションも用意されているので、ビッグレイクから小規模河川までと、さまざまなフィールドで活躍してくれます。

ジャッカル(JACKALL) TN60

ジャッカル(JACKALL) TN60

トータルバランスに優れたおすすめのバイブレーション。ルアーの口元に高比重タングステン素材を設置するO.M.S(アウトメタルシステム)を採用することによって低重心化し、スイミング姿勢が安定しているのが特徴です。

サウンドラインナップが豊富なのもポイント。ブラスボールのオリジナルモデルのほか、タングステンボールをすべてに採用したタイプ、サイレントなどが揃っています。サイズも小型から大型まで5種類を用意。野池からビッグレイクまで、フィールドに合わせて選べるのも魅力です。

ジャッカル(JACKALL) TN60 トリゴン

ジャッカル(JACKALL) TN60 トリゴン

ディープ攻略に威力を発揮するバイブレーション。オリジナルのTNシリーズで好評だったO.M.S(アウトメタルシステム)を強化したモデルで、これまでと同サイズでありながらさらに下の層をトレースすることが可能です。

ウエイトアップも図っているので、飛距離が稼げるのもポイント。ボートはもちろん、遠投を必要とするオカッパリアングラーにとってもかなりのアドバンテージを感じられます。

メガバス(Megabass) VIBRATION-X

メガバス(Megabass) VIBRATION-X

ひし形で体高がしっかりとあるバイブレーション。ルアー前方にフラットな面を用意することによってしっかりと水を受け、ヒラヒラと泳ぐのが特徴です。

アクションとしてはハイピッチで、高い明滅効果が期待できるのもポイント。高速リトリーブはもちろん、スローに引いてもしっかりと動いてくれるおすすめのルアーです。

メガバス(Megabass) VIBRATION-X ULTRA

メガバス(Megabass) VIBRATION-X ULTRA

ベイトフィッシュライクなフォルムが特徴のバイブレーション。オリジナルモデルと比べてフラット面がなくなったものの、背ビレが付いたり、尾っぽ部分が絞られていたりと、デザインに違いがあり、より小刻みに揺れてアピールするのが特徴です。

また、ラトルサウンドにこだわっているのもポイント。3種類の異なる素材のボールをミックスすることによって変化をつけているほか、ストラクシャーとのコンパクト時や、抜けてからの泳ぎ出しでバイトを誘発できるのも魅力です。

エバーグリーン(EVERGREEN) ブザービーター

エバーグリーン(EVERGREEN) ブザービーター

よく飛び、よく動くバイブレーション。トータルバランスに優れており、ボート・オカッパリを問わず、扱いやすいのが特徴です。

タイプとしてはタングステンボールを採用したラトルインとサイレントの2種類。前者はサウンドで広範囲にアピールしたい場合に、後者は音よりもフラッシング効果でバイトを誘発したい際に有効です。

ノリーズ(Nories) TGラトリンジェッター

ノリーズ(Nories) TGラトリンジェッター

内部にタングステンウエイトを搭載したバイブレーション。浮き上がりにくい仕様で、レンジキープしやすいのが特徴です。

やや深めをゆっくりと引ける「スローロール」に対応しやすいのも魅力。低活性に有効なテクニックで、ルアーをキャストした後一旦ボトムまで沈めて、ズル引く感覚でリトリーブするのがコツです。

なお、本製品は幾度のモデルジェンジを経て現在に至っているのもポイント。根強いファンのいるおすすめルアーです。

デュエル(DUEL) ラトリンバイブ

デュエル(DUEL) ラトリンバイブ

国内はもちろん、海外でも評価の高いバイブレーション。激しい動きとラトル音でしっかりとアピールし、フィールドを選ばす活躍してくれるのが特徴です。

浮き上がりを抑えた設計を採用しているのもポイント。高速巻きからスローリトリーブまでしっかりと対応できます。また、ストラクチャー周りやハードボトムではリフト&フォールも有効。特に揺れながら沈むシミーフォールは秀逸で、喰い気のない魚にも思わず口を使わせることができます。

なお、国内では「デュエル」というメーカー名になりますが、海外では「ヨーヅリ」というブランド名で販売されているので、その点も留意しておきましょう。

ハイドアップ(HIDEUP) ラオラ

ハイドアップ(HIDEUP) ラオラ

体高と厚みのあるボディを採用したバイブレーション。内部のウエイト設定や、腹部を膨らませたことによる浮力確保、さらにはややひし形でありながらも角のない丸みを帯びた設計にすることで、シャローレンジでもスローに引けるのが特徴です。

また、スイム姿勢を尻上がりにすること、フックの番手を#6にすることによって根がかりに配慮。ストラクチャーに対してタイトにトレースできるほか、比較的安心してハードボトムを引けるのも魅力です。

ハイドアップ(HIDEUP) ライズバッカーR

ハイドアップ(HIDEUP) ライズバッカーR

フラットなヘッド形状と体高のあるボディが特徴のバイブレーション。かつては「ヴァイパーデザイン」というメーカーから発売されていたモデルですが、現在は「ハイドアップ」から展開されています。

遠投性が高いほか、キャスト後の着水はやや前傾した角度で入り、巻き出しから安定したスイム姿勢が取れるのもポイント。また、下あご部分にもフラットな面を設けることによってスナッグレス効果も高めています。往年のファンはもちろん、立ち上がりの早いバイブレーションを求めている方はぜひチェックしておきましょう。

一誠(ISSEI) G.C. ザリバイブ Jr.

一誠(ISSEI) G.C. ザリバイブ Jr.

多くのバイブレーションとは異なり、魚ではなく、甲殻類をイミテートしたモデル。ハイピッチでパワフルなウォブルアクションによって、バイトを誘発するのが特徴です。

内部構造としては複数のラトルルームが配置されているのもポイント。スチール・ガラス・真鍮(ブラス)ボールがそれぞれ効果的に鳴るように設計され、アピール力を高めています。

本製品は同シリーズ内でもっともコンパクトなルアーですが、ひとまわり大きい「67」やビッグサイズの「84」もラインナップ。気になる方はぜひチェックしておきましょう。

ラッキークラフト(Lucky Craft) LV-500

ラッキークラフト(Lucky Craft) LV-500

ディープレンジ攻略に有効なバイブレーション。十分なウエイトがあるので遠投性が高く、広範囲にわたってボトムをサーチするのに便利なルアーです。

高速巻きでリアクションバイトを狙うのはもちろん、スローに引いて深場に潜んでいるバスの喰い気を刺激する際にも有効。ロングセラーモデルながら替えがきかないおすすめモデルです。

ストライクキング(Strike King) レッドアイシャッド タングステン 2 タップ

ストライクキング(Strike King) レッドアイシャッド

アメリカで有名なルアーメーカー「ストライクキング」のバイブレーション。オリジナルモデルは同国の大会で圧倒的な実績を残すケビン・バンダム氏のウイニングルアーになったこともあり、この「レッドアイシャッド」とイエローラインが入ったカラー「セクシーシャッド」は、一大ムーブメントを起こしたことでも知られています。

本製品はタングステン素材のボールを採用。よりプレッシャーが掛かったフィールドで威力を発揮します。使い方としては特にリフト&フォールで狙うのに有効で、ヒラヒラと揺れるシミーフォールは秀逸。ここぞというピンスポットでバイトを誘えるおすすめのルアーです。

ビル ルイス(Bill Lewis) フローティング ラトルトラップ

ビル ルイス(Bill Lewis) フローティング ラトルトラップ

往年から活躍しているアメリカンルアー。なかでも本製品は従来のシンキングとは異なるフローティングタイプで、リーリングである程度潜らせてからストップさせると尻上がりで浮いていくのが特徴です。

浮力が高いので、バイブレーションでありながらクランクベイトようにキックバックで障害物を回避できるのもポイント。表層引きもしやすく、水面直下を高速引きすることも可能です。気になる方はぜひチェックしておきましょう。

バイブレーションのおすすめモデル|海水

ダイワ(Daiwa) モアザン ソルトバイブ

ダイワ(Daiwa) モアザン ソルトバイブ

やや長く細みの形状をしたソルト仕様のバイブレーション。スイミングは並行姿勢、アクションはタイトでありながらフラッシング効果が高く、ベイトフィッシュをイミテートしながらも、しっかりと魚にアピールできるのが特徴です。

カラーラインナップが複数あるほか、デザインパターンによって大分けできるのもポイント。ギラギラと輝く銀粉風ラメのSG(シルバーグリッター)、乱反射でアピールする立体ウロコ模様の3Dカラー、従来のウロコ模様をなくしてフラッシングに特化したノンスケールボディの3種類あるので、異なるタイプを使い分けできるのも魅力です。

バスデイ(Bassday) レンジバイブ

バスデイ(Bassday) レンジバイブ

対ソルト用バイブレーションとして知名度の高いアイテム。サイズラインナップが豊富で、捕食しているベイトフィッシュに合わせやすいのが特徴です。

また、同シリーズはウエイトの素材によっても違いがあり、通常の「ES」のほか、タングステンウエイトの「TG」も用意。同じサイズのルアーながらもトレースコースを変えられるので、回遊している層を意識して引くことも簡単です。

エクリプス(ECLIPSE) スライトエッジ90

エクリプス(ECLIPSE) スライトエッジ90

フラットサイドボディを採用したバイブレーション。スレ気味の魚に対しても有効な微細動アクションと乱反射によって、バイトを引き出せます。

また、トゥイッチやジャークなどを入れることによって、ヒラ打ちやダートも可能。タダ巻きとは異なるアクションでも口を使わせることもできます。ナチュラルリトリーブで捕食を誘うのはもちろん、リアクションバイトも狙えるおすすめのルアーです。

タックルハウス(TACKLE HOUSE) ローリングベイト

タックルハウス(TACKLE HOUSE) ローリングベイト

シーバスはもちろん、さまざまな魚種に活躍してくれる定番のバイブレーション。ロングセラーモデルして知られており、多くのアングラーから指示されているのが特徴です。

引き抵抗はそれほどなく、ネーミングの通りローリングによって魚を誘えるのが魅力。サイズラインナップも豊富なので、マッチザベイトをより意識したい際にも有効です。これまで使ったことがない方はぜひ試してみてください。

マドネス(MADNESS) シリテンバイブ

マドネス(MADNESS) シリテンバイブ

柔軟性のあるシリコン素材を採用したバイブレーション。ソルト用としてはコンパクトサイズで、ウエイトも軽めですが、艶かしい泳ぎでバイトを誘発できるのが特徴です。

また、カラーラインナップが豊富なのもポイント。ノーマルのほか、よりフラッシングを意識した「銀粉カラー」やナイトゲームで実績の高い「ナイトシリーズ」、より遠投性に優れた「タングステンモデル」なども用意されています。

マリア(Maria) スライス

マリア(Maria) スライス

トータルバランスに優れたバイブレーション。フィールドやシーズン、時間帯を問わず使える汎用性の高さが魅力のルアーです。

スイム姿勢は水平気味で、アクションはナチュラル。悪天候時でもしっかりと飛距離を稼げるので、使い勝手は良好です。シーバス狙いの方は、ぜひタックルボックルに入れておきましょう。

マリア(Maria) マール・アミーゴⅡ

マリア(Maria) マール・アミーゴⅡ

ボトムラインのトレースも容易にできるサイレントタイプのバイブレーション。浮力を抑えたソリッドボディと高比重設計により、レンジコントロールしやすいのが特徴です。

また、流線型のヘッド設計を採用することによって、高速リトリーブがしやすいのもポイント。遠投性も高いため、広範囲をサーチしたい際に有効なルアーです。