ポータブル電源のパイオニアともいえる有名ブランド「ジャクリ」。さまざまな容量や定格出力のほか、ソーラーパネルがセットになった製品など種類が豊富なため、どう選んだらよいか悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ジャクリのポータブル電源のメリットや選び方を解説。また、ポータブル電源とソーラーパネルの活用方法もご紹介します。お得にゲットできるセール情報も掲載しているので、購入前にぜひチェックしてみてください。

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Jackeryのポータブル電源の特徴やメリット

ジャクリのポータブル電源は、日本でのポータブル電源市場においてシェアが上位を獲得しており、高い知名度を誇ります。軽量ながら充電池容量と定格出力ともに大きいモデルが多いのがメリット。キャンプや車中泊、災害時など電源がない場所で使うのに十分な性能を備えています。

シリーズを通してデザインがおしゃれで、ブラックとオレンジを基調としたボディーが印象的です。「Jackery ポータブル電源 1500」は、世界三大デザイン賞・Red Dot Award 2021でプロダクトデザイン賞を受賞しました。

そのほか、「Jackery ポータブル電源 2000 Pro」は、携帯性や安全性などが評価され2022年のグッドデザイン賞を受賞しています。

2023年6月には新製品「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」をリリース。ブランドで初めてリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており、新たなシリーズ製品として注目されています。

安全性や保証体制も万全

ジャクリのポータブル電源とソーラーパネル「SolarSaga」の各モデルは、一般社団法人防災安全協会による「防災製品等推奨品」の認証を取得しているのもポイント。災害時に有効活用でき、安全と認められる防災用品のみが取得できる制度のため、安心して使用できます。

ジャクリは日本法人を構えているため、購入前から購入後まで充実したカスタマーサービスを受けられるのもメリット。保証期間は5年で、万が一製品に不備があった際は製品の交換・無償修理ができます。

さらに、2023年4月からはリサイクルサービスも開始しました。寿命を迎えて使い終わったジャクリのポータブル電源は無償で回収。安心かつ信頼できるブランドとして注目度が高まっています。

Jackeryのポータブル電源の選び方

動かしたいモノに合った容量(ワット数)がおすすめ

扇風機などの冷房器具を使うなら350Wh以上

扇風機などの冷房器具を使うなら350Wh以上

蒸し暑い夏には必需品の扇風機。DCモーター扇風機の一般的な消費電力は、1時間あたり約1~20Wです。1日中使い続けることを考慮すると、容量が350Wh以上の「Jackery ポータブル電源 400」や「Jackery ポータブル電源 708」がおすすめです。

また、キャンプ地などでは、冷たい飲み物を入れる車載冷蔵庫なども欲しいもの。「Jackery ポータブル電源 708」なら、消費電力が60Wの車載冷蔵庫が約10時間使用できます。

キャンプや車中泊を快適に行うなら1000Wh以上

快適なキャンプや車中泊を行うためには、明るいランタンのほか、夏は扇風機などの冷房器具、冬はストーブといった暖房器具など複数の家電が必要。また、夜中にスマホを充電しておきたい方もいるなど、大容量で複数のポートを備えたポータブル電源が必要になります。

キャンプなどで複数の家電を同時に接続して使う場合、容量が1070Whの「Jackery ポータブル電源 1000 New」など、容量が1000Wh以上のモデルがおすすめです。

また、接続する家電の総消費電力が、ポータブル電源の定格出力に収まるかどうかを確認しておくことも必要。「Jackery ポータブル電源 1000 New」の定格出力は1500Wなので消費電力の大きい電化製品も接続可能です。

1000シリーズの後継機「Jackery Solar Generator 1000 New」のレビューはこちら

家庭用冷蔵庫など大型家電を使うなら2000Wh以上

ポータブル電源は、大容量と高出力のモデルであれば、消費電力が大きい大型家電を接続して使うことも可能です。大型家電を繋ぐ場合は「Jackery ポータブル電源 2000 Pro」や「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」がおすすめです。

Jackery ポータブル電源 2000 Proは容量が2160Whで定格出力は2200W、Jackery ポータブル電源 2000 Plusは容量が2042Whで定格出力が3000Wと高出力のため、大型の家電や消費電力が大きい家電などに使うのにも向いています。

消費電力は冷蔵庫で約150~300W、オーブンレンジで約1200~1400W、ドライヤーで約1000~1400Wが平均。「Jackery ポータブル電源 2000 Pro」は1400Wのドライヤーでも1時間以上、「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」は960~1160Wの電子レンジでも約1.5時間使い続けられるパワフルさを備えています。

搭載されているポート数や種類をチェック

ジャクリのポータブル電源を選ぶ際は、接続するデバイスに対応したポートが備わっているかどうか、十分なポート数を備えているかも要チェック。ジャクリのポータブル電源は、ACコンセントやUSBポートなどを備えており、さまざまな家電を使う場合も同時に給電できます。

AC出力ポートが3口付いているモデルや、Quick Charge3.0、USB PDなどの急速充電規格に対応したポートを備えているモデルも多く展開。複数コンセントをつなげたいときや、スマホをすぐに使いたいときなどに便利です。

ジャクリ ポータブル電源の選び方はこちらもチェック

Jackeryのポータブル電源のおすすめモデル

ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 708

ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 708

本記事でご紹介するモデルのなかでは、もっともリーズナブルなジャクリのポータブル電源。AC100Vコンセントを2つ、USBポートはType-Aを2つとType-Cを1つ備えています。

定格出力は最大500Wまで対応。キャンプの際に電気ケトルでお湯を沸かしたり、IHクッカーで調理したりといった幅広い用途に使えます。急速充電規格「Quick Charge3.0」に対応したUSB Type-Aポートを搭載しているので、スマホやタブレットなどを高速充電することも可能です。

同時給電は最大で6台まで。手軽に車中泊を楽しみたい方や、災害時の備えとして電源を確保しておきたい方におすすめです。

ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 1000 New

ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 1000 New

ジャクリのポータブル電源のなかでも人気の1000Wh容量帯で、2024年6月リリースの最新モデルです。本製品の容量は1070Whで、定格出力は1500Wと高出力を実現しています。

リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したことにより、サイズは約327×224×247mm、質量は約10.8kgと、容量のわりに軽量コンパクトなのが特徴。また、サイクル回数は約4000回と長寿命で、コスパに優れたおすすめのモデルです。

本製品には、停電したときに電力供給を行う「UPS機能」が搭載されているのもポイント。突然の停電による、デスクトップパソコンなどの故障やデータ破損などを防げます。

ほかにも、急速充電規格「USB PD」に対応したUSB Type-Cポートを2基搭載。本体の充電は高速充電モードでは約1.7時間で完了するほか、緊急充電モードでは約1時間で完了します。

ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 2000 Pro

ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 2000 Pro

2160Whと、ジャクリのポータブル電源で一番容量が大きいハイエンドモデル。アウトドア用の電気製品だけでなく、家庭用冷蔵庫や電子レンジ、エアコンといった高出力を必要とする家電も使えるのが魅力です。家族や友人がいる数人でのキャンプ、車中での連泊、長時間の停電などに適しています。

AC急速充電を利用すれば、最速2時間でフル充電が完了するのもポイント。同社のソーラーパネル「SolarSaga 200W」での素早い充電にも対応しているので、バッテリー残量を使い切ってしまっても、すぐに長時間使用できるようになります。

本体前面には、バッテリー残量や充電残り時間、バッテリー使用可能時間などが表示されるディスプレイを搭載。大画面かつ見やすい表示なので、初めて本格的なポータブル電源を購入する方でも安心して使えます。

製品寿命は月3回のキャンプで約20年以上と非常に長く、買い替える費用や手間がかからないといったメリットも。長期的に使用できる大容量モデルがほしい方におすすめです。

ポータブル電源とソーラーパネルのセット商品もチェック!

ジャクリではポータブル電源単体製品のほかにも、ポータブル電源とソーラーパネル「Jackery SolarSaga」がセットの「Jackery Solar Generator」もラインナップ。太陽光があれば充電できるため、キャンプ時や災害時などで、本体を充電する電源がない場合にも使えます。

停電への備えや家庭での節電対策にも活用できるうえ、環境にも優しく便利です。たとえば、寒い冬にはヒーターや電気毛布などを接続して使うことで、屋外での寒さ対策もできます。

頻繁にキャンプをする方や災害の備えはもちろん、ちょっとした外遊びをする際にもおすすめ。ポータブル電源の電池切れが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

「Jackery Solar Generator」の詳細はこちらもチェック

ジャクリ(Jackery) Solar Generator 708 ポータブル電源 ソーラーパネル セット

ジャクリ(Jackery)  Solar Generator 708 ポータブル電源 ソーラーパネル セット

「Jackery ポータブル電源 708」と「Jackery SolarSaga 100」を組み合わせたセットです。Jackery ポータブル電源 708の容量は708Whで、太陽光発電をする際は約11時間で本体をフル充電できます。

ジャクリ(Jackery) Solar Generator 1000 New ポータブル電源 ソーラーパネル セット

ジャクリ(Jackery) Solar Generator 1000 New

「Jackery ポータブル電源 1000 New」と、リニューアルされた「Jackery SolarSaga 100」を組み合わせたセット。Jackery ポータブル電源 1000 Newの容量は1070Whで、太陽光発電をする際は約3時間でフル充電が可能です。

本製品に付属しているJackery SolarSaga 100には「IBCテクノロジー」を採用。くもりなど天候が悪い場合の発電量が向上しています。また、両面発電を採用し、より効率的に発電を行えるのが魅力です。

番外編|Jackeryのポータブル電源はどのくらい使える?寿命をチェック

ポータブル電源を長く使いたいときに、チェックしたいのが「サイクル回数」。サイクル回数とは、充電が0%の状態から100%充電し、0%まで使い切るまでの充電・放電回数を数値として表したポータブル電源の寿命の目安のことです。

ジャクリのポータブル電源は、708が500サイクル、2000 Proが1000サイクル、1000 Newと2000 Plusは4000サイクルが目安とされています。

サイクル回数が少なくなると充電できる容量が減る、充電に時間がかかるようになるなど、劣化が起こるのが一般的。しかし、ジャクリのポータブル電源の場合、目安となるサイクル数の充電・放電を繰り返しても、80%の蓄電容量が保証されています。

ほかにも、電池の寿命を縮める原因となる、過充電や過放電を防止できる「バッテリーマネージメントシステム」も搭載。長期間にわたり使い続けやすい仕様です。