電源がない場所でも家電や電子機器に給電できる「ポータブル電源」。アウトドアグッズや防災グッズとして活躍する人気のアイテムです。
今回は、日本メーカーのおすすめポータブル電源をご紹介。日本メーカーのメリット・デメリットや、選び方のポイントも併せて解説するので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
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日本メーカーのポータブル電源のメリット・デメリット
メリット

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日本メーカーのポータブル電源は、保証やアフターサービスなど手厚いサポートが用意されているのがメリット。本社やサポートセンターを国内に設けているメーカーが多いため、スムーズに修理・交換・返品などが行えます。
カスタマーサービスや説明書が日本語なのもポイント。さらに、国内向けに設計されているため、日本の家電・電子機器に適した出力や機能を備えたモデルが多いのも魅力です。安心してポータブル電源を使いたい方は、日本メーカーのモデルを選んでみてください。
デメリット

By: victor.jp
日本メーカーのポータブル電源は、海外メーカーと比べて選択肢が限られるのが難点。また、同じようなスペックでも、価格は日本メーカーのモデルの方が高い傾向があるのもデメリットです。
なお、日本メーカーが展開しているポータブル電源であっても、バッテリーなどの部品は海外製の場合があるので、選ぶ際は留意しておきましょう。
日本メーカーのポータブル電源の選び方
PSEマーク・Sマークが付いている製品を選ぶ

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PSEマークは、「電気用品・電化製品が電気用品安全法の基準をクリアしている」ことを証明するマークです。PSEマークは、自主検査などによって、厳しい安全基準をクリアした製品に付いています。安全性を重視したい方は、PSEマークが付いたモデルを選ぶのがおすすめです。
なお、ポータブル電源自体はPSEマーク表示義務化の対象外。チェックする際は、ACアダプター側にPSEマークの表示が付いているかどうかを確認してみてください。
Sマークは、ポータブル電源に対する安全性を確保するため、追加基準として取り入れられた第三者認証制度です。近年運用を開始したばかりで、マーク取得製品は少なめですが、安全性を重視する方は併せてチェックしましょう。
バッテリー容量で選ぶ
災害時の備えには大容量の1200Wh程度

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ポータブル電源の容量は「Wh(ワットアワー)」の値で確認できます。災害時の備えとして使うなら、1200Wh程度の大容量タイプを選ぶのがおすすめ。エアコンや冷蔵庫といった、消費電力が大きいアイテムも動かせるのがメリットです。
しかし、容量が大きいほどサイズ・重量・価格が上がる傾向があるので要注意。使用シーンを考慮しながら選びましょう。
キャンプや車中泊には700Wh以上がおすすめ

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キャンプ・車中泊といったアウトドアシーンで使う場合は、700Wh以上のモデルを選ぶのがおすすめ。ソロキャンプであれば、500Wh前後でも1泊できますが、ファミリー・グループキャンプであれば700Wh以上あると安心です。
扇風機・サーキュレーター・電気毛布・暖房器具といったアイテムにも給電でき、快適に過ごしやすい空間を作れます。
サブ電源として用意するなら300Wh程度

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スマホ・タブレット・ノートパソコン・ランタンといった消費電力の低い機器を使用する際は、300Wh程度のポータブル電源がおすすめ。サブ電源として重宝します。
製品の消費電力にもよりますが、扇風機・電気毛布といった生活家電を数時間使えるのがポイント。スマホ・タブレットなどは複数回充電できます。なお、余裕を持たせたい場合は、500Wh程度のモデルもチェックしてみてください。
定格出力をチェック

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定格出力とは、ポータブル電源が安定して出力できる電力の量のことで、「W(ワット)」で表示されています。一般的に、定格出力が高いと容量も大きいのが特徴です。
ポータブル電源の定格出力よりも、使いたい電気製品の消費電力が高いと、十分な電力を供給できません。使用する電化製品の消費電力を確認しておくことが大切です。また、複数の電化製品に同時給電をしたい場合は、消費電力の合計を計算しておくようにしましょう。
充電方法で選ぶ

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ポータブル電源の充電方法は、大きく分けてAC充電・シガーソケット充電・ソーラーパネル充電などがあります。AC充電はコンセントに挿して充電する方法。自宅で使う場合や、ACコンセントが用意されているオートキャンプ場などで使う場合に活躍します。
シガーソケット充電は、車のシガーソケットを活用するのが特徴。車中泊をする際や、アウトドアに向かう際の車内でも充電できて便利です。しかし、AC充電に比べると、充電に時間がかかる傾向があります。
ソーラーパネル充電は太陽光を利用するので、コンセントやシガーソケットがなくても充電可能。太陽が出ている時間しか充電できませんが、停電時や電源を確保できないシーンで活躍します。一方、天候に左右されることで、電力供給量にムラが出やすいのがデメリットです。
急速充電機能の有無をチェック

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ポータブル電源は、容量が大きいほどフル充電するのに時間がかかります。急速充電機能に対応したモデルであれば、短時間で充電できるのがメリットです。急速充電による充電時間はモデルによってさまざまなので、事前にチェックしておきましょう。
なお、なかにはポータブル電源自体を充電しながら、接続先の家電や電子機器を充電できるパススルー機能に対応したモノもあります。併せて確認してみてください。
耐久性を重視するならリン酸鉄リチウムイオンバッテリーをチェック

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リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとは、リチウム・鉄・リンをおもな材料として使用したバッテリーのことです。従来のリチウムイオンバッテリーと比べて長寿命なので、フル充電を繰り返しても長く使用できます。耐久温度の幅が広く、熱に対する耐性が高いのもポイントです。
さらに、自己放電率が低いので、使わないときに充電が減るのを抑制。防災用として長期間置いておく場合もおすすめです。
出力ポートの種類・数をチェック

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ポータブル電源は、モデルによって出力ポートの種類が異なります。使用する機器や人数などを考慮しながら確認しましょう。
AC出力ポートは汎用性に優れているのが特徴。ノートパソコンから小型家電まで、幅広い製品に対応できます。DC出力ポートを搭載していれば、車のシガーソケットから電源をとるアイテムに対応できるのがポイントです。
USBポートがあれば、スマホやタブレットなどを充電できるのが魅力。USBの規格はType-AやType-Cがあるため、手持ちのデバイスの端子をチェックしておきましょう。
種類だけでなく、出力ポートの数も要チェック。家族・友人と一緒にアウトドアを楽しむときや、複数の電化製品を使いたいときは、出力ポートの数が多いモデルを選ぶと便利です。
日本メーカーのポータブル電源のおすすめ
ジェイブイシー(JVC) ポータブル電源 BN-RB62-C
入出力の差込口や各種ボタンの本体表示を日本語で表記した、日本メーカーのポータブル電源です。端子ごとのエリアを枠線でも区切っているので、分かりやすく直感的に把握可能。ACポート・USBポート・シガーソケットポートを搭載しています。
容量は626Whで、定格出力500W、瞬間最大出力1000W。さまざまな家電に対応できます。また、リアルタイムで、入出力の電力とバッテリー残量を表示。見やすい大きな液晶画面も搭載しているため、安心して使いやすいのが魅力です。
別途ソーラーパネルとも接続可能で、太陽光で充電したいときにもぴったり。コンパクトで持ち運びやすいので、アウトドアから非常時まで、幅広い用途で役立つモデルを選びたい方におすすめです。
ビクター(Victor) ポータブル電源 BN-RF1500
容量1536Whのポータブル電源です。パワフルでたっぷり給電できるのがおすすめポイント。定格出力は1500Wで、瞬間最大3000Wです。
自動給電切り替え機能を搭載しているのも魅力。家電とコンセントの間に本製品を繋げておけば、停電しても自動的にポータブル電源から家電の給電が行われます。
独自設計により、コンセントの抜き挿しが不要。一時的に保管する場合でも、コンセントに挿したままにでき、必要なときにすぐに使えます。リン酸鉄系リチウムイオンバッテリーを採用しているのが特徴です。
また、本製品はコンセント・USB・シガーソケットポートを備えています。多彩なアイテムへ給電可能です。
スマートタップ(Smart Tap) PowerArQ 3 ポータブル電源
容量555Whのポータブル電源です。別売りのバッテリーが用意されており、ワンタッチで簡単に交換できるのが特徴。予備のバッテリーとしてあらかじめ充電しておけば、充電が切れた際も交換してすぐに使えます。バッテリーは家庭用のコンセントから直接充電が可能です。
IP33の防水・防塵性能を備えているほか、710ルーメンのLEDライトを搭載。アウトドアシーンで重宝するスペックを備えています。最大15Wのワイヤレス充電にも対応しており、利便性が良好です。
本製品は、AC充電・シガーソケット充電・ソーラーパネル充電に対応。ポータブル電源本体を充電しながら、ほかの電子機器へ出力・充電できるパススルー機能も備えています。使い勝手のよいモデルを探している方におすすめです。
スマートタップ(Smart Tap) PowerArQ Pro ポータブル電源
アウトドア用から防災用まで、幅広い用途で使えるポータブル電源。1002Whと大容量なのが魅力です。複数のAC出力ポートやUSBポート、シガーソケットを備え、同時に複数の機器を充電できます。別途ソーラーパネルを用意して接続すれば、電源が取れない場所でも太陽光で充電可能です。
パススルー充電に対応しており、使い勝手が良好。また、天面がフラットなので、本体の上にモノを置きたいときにも便利です。さらに、パネルの視認性が高いため、ひとめでバッテリーの残量などを把握できます。
エレコム(ELECOM) ポータブル電源 DE-P03BK
容量712Whのポータブル電源です。軽量コンパクトで持ち運びやすいため、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンで活躍します。AC・DC・USB出力に対応しているので、さまざまな機器の充電が可能です。
LEDライトが付属しており、暗い場所で手元や周囲を照らせます。万が一の際にSOSを発信できる、点滅モードを搭載しているのも特徴です。
過充電・過放電・過電圧・過電流防止機能や、短絡保護機能を備えた回路設計を採用。安全面に配慮されているため、安心して使いやすいのがおすすめポイントです。安全性を重視する方は、ぜひチェックしてみてください。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ポータブル電源 PS720AA
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載した、日本メーカーのポータブル電源です。高い安全性や耐久性を備えているのが魅力。長寿命で長く愛用できるのもメリットです。
ACコンセント、USB Type-A、USB Type-C、カーソケット、DC5521ソケットを搭載。また、ワイヤレス充電にも対応しています。容量は716Whあるので、複数台のデバイスに給電でき便利です。
さらに、ポータブル電源の本体に液晶パネルを搭載しているため、バッテリー残量や消費電力などの情報を素早く把握できます。軽量コンパクトで持ち運びやすいアイテムなので、幅広いシーンで手軽に使えるポータブル電源を選びたい方におすすめです。
ラチタ(LACITA) ENERBOX01
重さが5kg、サイズが30.3×13.4×18.4cmと軽量コンパクトな日本メーカーのポータブル電源です。車のトランクや収納ボックスなどへも保管しやすいため、持ち運びが簡単。なるべく荷物を減らしたいアウトドアシーンで重宝します。
PSE・ISO・ULといった各種安全規格に適合しているのが特徴。安全性を重視してポータブル電源を選びたい方におすすめです。
容量は444Whで、3つのAC出力ポートのほか、USB・シガーソケット出力ポートも搭載。パススルー機能・オートチャージ機能・ソーラー充電機能も備えているなど、使い勝手に優れています。
ハント(HANT) ポータブル電源 EB50
コンセント出力・シガーソケット出力・USB出力・DCプラグ出力の4種類に対応している、日本生まれのメーカーのポータブル電源です。合計10個の機器に同時給電できます。さまざまな電化製品・デバイスを使う方や、複数人で使う方におすすめ。容量は500Whです。
バッテリーマネジメントシステムにより、過充電保護・過放電保護・温度管理などを行います。日本が定める技術基準・出荷前検査をクリアしていると謳っており、安全性重視の方にぴったりです。
家庭用と同じ純正弦波のAC100V出力により、パソコンなどの精密機器にも安心して繋げられるのがポイント。また、強・弱・SOSの3段階で切り替えられるLEDが付属しているので、停電時にも活躍します。本体上部にハンドルが付いており、持ち運びやすいのも魅力です。
オウルテック(Owltech) ポータブル電源 OWL-LPBL172801
ACコンセント・シガーソケット・USBと多彩な出力ポートを備えている、日本メーカーのポータブル電源です。容量は622Whあるため、さまざまな電化製品やデバイスへ給電・充電が可能。複数人でアウトドアを楽しみたいときにも重宝します。
ポータブル電源本体への充電はACコンセント・USB・ソーラーパネルに対応。付属のAC充電器と別売りのPD100W充電器を併用すれば、急速充電も行えます。また、バッテリーマネジメントシステムを搭載しており、優れた安全性を発揮。PSEマークも取得しています。
多機能で使い勝手がよく、持ち運びも簡単。アウトドア用・非常用・普段使い用など、幅広い用途で活躍するポータブル電源を選びたい方におすすめです。
アウトドア・非常時・普段使いなど、幅広いシーンで活躍するポータブル電源。日本メーカーのモデルを選べば、充実したアフターフォローを受けられたり安心して使えたりするのがメリットです。容量や機能性などさまざまなので、使用シーンを想定しながら、お気に入りのポータブル電源を見つけてみてください。