おいしいコーヒーを淹れるときに欠かせない「コーヒースプーン」。コーヒーの豆や粉専用の計量スプーンのことで、素材やデザインにこだわったアイテムがさまざまなメーカーから販売されています。
そこで今回は、機能性の高いモノからおしゃれなモノまで、おすすめのコーヒースプーンをピックアップ。選ぶ際におさえておきたいポイントもご紹介します。お気に入りのアイテムを見つけて、コーヒータイムを楽しんでみてください。
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コーヒースプーンを使うメリット
コーヒーの粉をすくうだけで簡単に最適な量を計れるのがコーヒースプーンの魅力。コーヒーは、粉の量が数g違うだけで味が変化するといわれるほどの繊細な飲み物です。コーヒースプーンを使えば毎回手軽に安定した味わいを楽しめます。
また、使用する粉の量を加減しやすいため、気分にあわせてコーヒーの濃さを変えたい場合にも活躍。おしゃれなデザインのモノが多く、選ぶ楽しさや使う楽しさを味わえるのもメリットです。
コーヒースプーンの選び方
1杯あたりの容量をチェック
メーカーやドリッパーの種類にもよりますが、おいしいコーヒーを1杯淹れるには、お湯の量150~180mlに対して、コーヒーの粉は10g前後が目安。そのため、コーヒースプーンの購入を検討している方は、1本で10g計量できるタイプを選ぶのがおすすめです。
まずは、1杯10gの分量から始めて濃いめが好きな方は多めに、軽くてすっきりとした味わいを好む方は量を少なめにと自分の好みに応じて調節してみましょう。
目盛りの有無をチェック
コーヒースプーンの内側に目盛りがついているタイプは、使い勝手がよくおすすめ。5gから1gずつ目盛りがついているモノや、柄の両端に大小サイズの違う計量スプーンが付属しているモノもあります。
目盛りがついていると粉の量を微調節できるため、味を自分好みにコントロールしやすいのがポイント。味にこだわりたい方は、目盛り付きのコーヒースプーンをチェックしてみてください。
素材をチェック
ステンレス
サビに強く、お手入れが簡単なのが特徴です。食洗機に対応しているモノが多いのも、ステンレス製コーヒースプーンの魅力。耐久性が高いので、長く愛用できる製品を探している方におすすめです。
少し重量感がありますが、コンパクトなアイテムが多く使用感にも優れています。汚れがつきにくい素材のため、清潔感のあるデザインが好みの方にぴったりです。
木製
ナチュラルテイストで、あたたかみを感じられる木製のコーヒースプーン。チークやビーチ材など、使用する材質によって色や雰囲気が異なり、木目も同じモノがふたつとないのも魅力。使えば使うほど味わいが出てくるので、経年変化を楽しめます。
完全に乾かさないとカビが生えてしまったり、変色してしまったりするケースもあるので、お手入れに多少手間がかかるのがデメリットです。
陶器
陶器のコーヒースプーンは、おしゃれでデザイン性に優れているのが魅力。食洗機で洗えるタイプの製品も多いので、お手入れも簡単です。ただし、取り扱い方によっては割れてしまうことがあるため、注意しておきましょう。
有田焼や波佐見焼など、日本を代表する陶磁器の産地で焼かれたアイテムもラインナップされています。コーヒーカップやドリッパーとお揃いで使い、こだわりのコーヒータイムを楽しむのもおすすめです。
柄の特徴をチェック
コーヒースプーンの柄には、長さや形状などさまざまな特徴があります。見た目だけではなく、ライフスタイルにマッチした使い勝手のよいアイテムをセレクトしましょう。
たとえば、コーヒーの粉をキャニスターに詰め替えて使っている場合、柄の長さは容器の深さよりやや短めなモノがおすすめ。計量しやすく、キャニスターのフタを閉める際にも邪魔になりません。
コーヒーの粉を容器に詰め替えず袋のまま使っている場合は、袋の底まで届く柄の長いコーヒースプーンが適しています。柄の部分がクリップ状になったアイテムも人気です。
コーヒースプーンのおすすめブランド
ハリオ(HARIO)
ガラス加工の技術を生かし、上質なコーヒー関連器具を製造・販売している日本の耐熱ガラスメーカーです。ドリッパーのなかでも、円錐タイプの「V60」は世界中のバリスタから広く支持されています。
コーヒースプーンもV60に適したモデルがラインナップされているので、ドリッパーとセットで使うのがおすすめです。
メリタ(Melitta)
ドイツに本社を構える老舗のコーヒー機器総合メーカー。世界ではじめてペーパードリップシステムを考案し特許を取得した、ペーパードリップのパイオニアです。
家庭用のフィルターペーパーから業務用のコーヒーマシンまで、コーヒー関連製品を幅広く扱っており世界150カ国以上で親しまれています。メリタのコーヒースプーンは、シンプルなデザインでリーズナブルなのが魅力です。
カリタ(Kalita)
1958年に日本橋で創業、現在は神奈川県横浜市に本社を置くコーヒー機器総合メーカー「カリタ」。メイドインジャパンにこだわった、ハイクオリティなアイテムをラインナップしています。
高級木材「桐」を使用したコーヒーミル「KIRI」や、銅・ステンレス製アイテムシリーズの「TSUBAME」など、こだわりのある製品を展開。ドリッパーやペーパーフィルター、コーヒースプーンのほか、コーヒーミルやコーヒーメーカーも製造しています。
コーヒースプーンのおすすめ
ハリオ(HARIO) V60計量スプーン シルバー M-12SV
スタイリッシュなデザインが目を引くステンレス製のコーヒースプーン。柄の部分が短くループ状になっているのが特徴で、キャニスターの中に入れて収納したりおしゃれに壁掛けしたりと、いろいろな使い方ができる人気のアイテムです。
すりきり1杯で計量できるコーヒー粉は12g。ハリオのロングセラー製品である「V60ドリッパー」を使用して、コーヒーを淹れるのに適した容量です。使い勝手のよいコーヒースプーンを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
カリタ(Kalita) HA メジャー カップ 44018
長野県の「波佐見焼」とのコラボによって生まれた陶磁器製のコーヒースプーン。柄が短いのでキャニスターに入れて収納しやすく、コーヒー豆や粉のすくいやすさにも定評のあるアイテムです。
すりきり1杯で約10gのコーヒー粉を計量可能。シンプルで高級感のある日本製コーヒースプーンを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
カリタ(Kalita) メジャーカップ エナメルS ホワイト 44248
高度な金属加工技術で知られる新潟県燕で作られている、ホーロー製のコーヒースプーンです。燕市の厳しい品質基準をクリアした証である「Made in TSUBAME」を取得しています。
1杯で約10gのコーヒー豆を計量可能。柄が短いため、コーヒー缶やキャニスターへも簡単に収納できます。ホワイトの本体に入っている赤い「Kalita」のロゴがポイント。小ぶりで使い勝手のよいアイテムです。ブラックや柄の長いLサイズなども展開しているので、気になる方はチェックしてみてください。
カリタ(Kalita) メジャーカップホビー
バイカラーのおしゃれなコーヒースプーンです。持ち手に刻印されたブランドロゴがポイント。素材にはプラスチックの一種であるメラミンを採用しており、軽くて丈夫なのが特徴です。
すりきり1杯で約10gのコーヒー豆を計量可能。カップ部分はすり鉢状で、コーヒー粉がすくいやすく入れやすいのもポイントです。フックを引っ掛ける穴もあるため、掛けて収納できます。
見た目にもこだわったアイテム。スモーキーブルーのほかにも、アーミーグリーンやレッドなど、カラーバリエーションもあるので気になる方はチェックしてみてください。
メリタ(Melitta) メジャースプーン MJ-0502
リーズナブルな価格で手に入れられるコーヒースプーン。軽くて扱いやすいのがポイントです。すりきり1杯で約8gのコーヒー豆を計量可能。また、メリタが展開している1つ穴方式のフィルター専用の製品です。
さらに、シンプルを極めた実用的なデザインが魅力。コストパフォーマンスに優れた、おすすめのコーヒースプーンです。
スパイス(SPICE OF LIFE) BONO BONO クリップ付きコーヒーメジャースプーン ブラスカラー HLLH2060
柄の部分がクリップ状になったユニークなコーヒースプーンです。コーヒー粉を量ったあとに、そのままクリップ部分でコーヒーの袋を閉じられる優れモノ。全長17.5cmと長めなので、袋の底に残ったコーヒー粉をすくいやすいのもポイントです。
ステンレスにPVDコーティングを施してブロンズカラーに仕上げた、アンティーク感漂うデザインもおしゃれ。機能性とデザイン性に優れたコーヒースプーンを探している方におすすめです。
アーネスト(Arnest) コーヒーメジャークリップフィクサー A-77339
メジャースプーンとバッグクリップが一体化した便利なコーヒースプーンです。すりきり1杯で量れるコーヒー粉は約8g。計量したあとは、コーヒーの袋を折って柄の部分のクリップを挿しこむだけで簡単に袋を留められます。
金属加工で有名な街、新潟県燕市の職人によって作られた日本製なのもポイント。ステンレス製のため耐久性があり、食洗機も使用できる使い勝手のよさも魅力です。
上質なコーヒースプーンを探している方やコーヒー粉を袋のまま保管している方は、ぜひチェックしてみてください。
キントー(KINTO) SCS コーヒーメジャースプーン
機能性とデザイン性にこだわったキッチンウェア・テーブルウェア・インテリア雑貨を展開するブランド「キントー」。チークの美しい木目が人気の木製コーヒースプーンです。
職人がひとつひとつ木を削り出した、ぬくもりを感じるやわらかいフォルムが特徴。1杯で約10gのコーヒー豆を計量できます。使えば使うほどコーヒー豆の油がなじみ、天然木ならではの経年変化も楽しめるのも魅力。愛着を持って長く使えるコーヒースプーンを探している方におすすめです。
岩本清商店 コーヒースプーン
1913年に創業した金沢桐工芸の老舗「岩本清商店」のコーヒースプーン。手仕事で丁寧に仕上げられたぬくもりあふれるアイテムで、コーヒー豆のような深みのあるダークな色合いと、かわいらしいフォルムがポイントです。
すりきり1杯で約10gのコーヒー豆を計量できます。素材に桐材を使用しているため軽く、コーヒー豆の油がなじんで使い込むほどにツヤと深みが増していくのも魅力。同じモノがふたつとない、特別感のあるコーヒースプーンを探している方におすすめです。
グローカルスタンダードプロダクツ(GLOCAL STANDARD PRODUCTS) TSUBAME コーヒーメジャースプーン SS
ステンレス製のシンプルなコーヒースプーンです。グローカルスタンダードプロダクツのツバメシリーズは、金属加工の産地として有名な新潟県燕市で製作されています。
ステンレスをマットに仕上げたミニマルなデザインが特徴。柄が長く、底のコーヒー粉をすくいやすいのもポイントです。同ブランドのフック付きキャニスターと併用することで、一緒にコーヒースプーンを保管できます。引っ掛け穴もあるので、フックなどに掛けて収納することも可能です。
また、柄の部分に刻印されたブランドマークのツバメがポイント。見た目にもこだわったコーヒーアイテムを探している方におすすめです。
珈琲考具(KOGU) 2cupメジャー 40629
8gと1gが計量できるコーヒスプーン。柄の両端に大小サイズの違う計量スプーンを備えているのが特徴です。1g単位で分量を調整できる点がメリット。コーヒー粉を1gずつ量ることで、好みのコーヒーが楽しめます。
高度な金属加工技術を誇る新潟県燕三条市の職人が作っているハイクオリティな製品。素材には堅牢な18-8ステンレスを採用しており、厚みがある1枚のステンレス板で作られているので、丈夫でしなりもありません。
さらに、サビにくくお手入れも簡単。食洗機に対応しているのも嬉しいポイントです。長さ11cmと比較的コンパクトなので、キャニスターにも入れられます。
珈琲考具(KOGU) 10gメジャー ロング 45318
ロングハンドルのステンレス製コーヒースプーン。柄が長く、底に残ったコーヒー粉をすくいやすいのがメリットです。柄の先端が曲げられているのも特徴。キャニスターなどに引っ掛けられるため便利です。同メーカーから展開しているステンレスキャニスターとの併用に適しています。
また、すりきり1杯で約10gのコーヒー豆を計量可能。実用的でシンプルなアイテムを探している方におすすめのコーヒースプーンです。
ヨナス(Jonas) コーヒースクープ 20ml
スウェーデンでステンレス製キッチン用品を製造するメーカーのコーヒースプーン。素材には、丈夫で錆びにくい18/10のステンレスを採用。柄は長めで、フックに掛ける穴も設けられています。
柄の部分に「Coffee scoop 20ml」など、用途がさり気なく刻まれているデザインがポイント。無駄な装飾を省いたミニマルな佇まいです。約20gのコーヒー豆を計量可能。北欧の洗練されたデザインを好む方におすすめのアイテムです。
三洋産業 CAFEC メジャースプーン MJS-YE
コーヒー用ペーパーフィルターを製造する三洋産業のオリジナルブランド「CAFEC」のコーヒースプーン。内側には約12gと約10gを量れる目盛りが入っており、すりきり1杯で最大約15g計量できます。
素材には軽量で扱いやすいプラスチックを採用。柄が短めなので、コーヒー缶やキャニスターとあわせて使用するのに適しています。持ち手にくぼみがつけられているのも特徴。持ったときに指がフィットし、コーヒー粉をすくいやすいのがポイントです。イエローをはじめ、ホワイト・ピンク・グリーン・ブルーなどのカラーも展開しています。
籐芸(TOUGEI) コーヒーメジャー 10g
使いやすさにこだわった木製のカトラリーや食器を製造する日本のメーカーが作ったコーヒースプーン。曲線を描くやさしいフォルムが魅力です。本体サイズは8×5.1cmとコンパクトなため、キャニスターにもすっぽりと収まります。
天然木のあたたかみを感じるおすすめのコーヒースプーン。ナチュラルなデザインのアイテムを探している方にぴったりです。
トーチ(TORCH) コーヒーメジャーハウス
喫茶店経営の経験がある中林孝之氏が立ち上げたコーヒー器具ブランドが作る、木目が美しいコーヒースプーンです。家の形をしており、自立することも可能。オブジェのように飾りインテリアとしても楽しめます。
また、使い続けることで天然木の味わいが出て、経年変化が楽しめるのも魅力です。約10gコーヒー豆が量れることから、コーヒースプーンの底には「10g」の焼印が施されています。
コーヒーは粉や豆の量がたった1g違うだけで、味が大きく異なります。ベストな味を毎回抽出したい方やコーヒーの味を追求したい方は、コーヒースプーンも慎重に選ぶのがおすすめです。今回の記事を参考に、自分の好みにあったコーヒースプーンを選んでみてください。