アコースティックギターやエレキギターのフレットに装着する「カポタスト」。自分の声域を曲に合わせたいときに役立つほか、難しいコードを押さえやすくするメリットもあります。ただし、使い勝手の異なるモデルが幅広く販売されており、選ぶ際に迷ってしまう場合も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのカポタストをランキング形式でご紹介。選び方もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
カポタストとは?
カポタストはギターのネックに装着する演奏補助器具です。ブリッジからナットまでの弦の長さを短くするのと同じ効果を得られ、キーを変更したり初心者に難しいコードを押さえやすくしたりします。特にアコギで弾き語りする際には演奏の幅が広がるアイテムです。
1フレット上に装着すると半音キーが上がる仕組み。自分の声と曲のキーが合わない場合などに役立ちます。各メーカーからさまざまなタイプが販売されており、購入する際にはギターの種類や自分のスタイル、使い勝手などを考慮して選択するのが重要です。
カポタストの種類
挟むだけで簡単に使える「バネ式」
バネ式はスプリングを利用して、クリップで挟むようにセットするカポタストです。指板をネックごと挟んで装着します。片手ですばやく着脱できるのが特徴。頻繁にカポを使用したり、装着位置を変更したりする方におすすめのタイプです。
簡単にずれないよう強めのバネで固定する構造になっており、装着にやや力を必要とするのが難点。また、強めに押さえるとピッチが変わりやすく、チューニングが狂う場合もある点は留意しておきましょう。
ズレにくく安定感が高い「ネジ式」
ネジ式はネジで締めてギターに固定するタイプのカポタストです。締め付け具合を調節できるため、ほどよい力加減で挟んだりしっかり固定したりなど、好みに合わせてセットできます。また、あまり力を使わずに取り付けできるのもメリットです。
ただし、着脱する際にネジを締めたり緩めたりと手間がかかるのがデメリット。バネ式のようにワンタッチでは着脱できないため、頻繁に交換しない方におすすめです。
どんなネックの形状でもフィットする「ベルト式」
ベルト式はネックにゴムバンドを巻き付けるように装着するカポタストです。ゴムバンドを伸ばして巻く仕様なので、簡単に装着できるのが特徴。比較的安価で買い求めやすいほか、おしゃれなデザインも魅力です。
一方で、曲に合わせて頻繁に着脱したり、フレットの位置を変えたりしたい場合には不向き。また、耐久性に劣る点も留意しておきましょう。
カポタストの選び方
エレキかアコギかギターの種類に合わせて選ぶ
カポタストには大きく分けてアコギ用とエレキ用の2種類があります。それぞれネックの太さや弦、張力に違いがあるため、どちらに対応しているのかチェックしてから購入しましょう。
誤ってギターに合わないカポタストを装着してしまうと、チューニングが狂ってしまう場合もあります。なかには、両方に対応しているモデルも販売されているので、アコギとエレキどちらにも使用したい方はチェックしてみてください。
カポタストの素材によって音にも違いが出る
カポタストはモデルごとに採用されている素材が異なります。音色や弾きやすさにも影響するのでチェックしておきましょう。
アルミニウムや樹脂製など、軽い素材のモデルほど高音の際立ったサウンドになりやすいのが特徴。一方で、真鍮や木材を使用したモデルは重みがあり、低音のしっかりしたサウンドになる傾向があります。
ネックの太さや弦の高さなども関係するため、自分のギターに合う素材のモノを選ぶことが重要です。
転調などに対応できるモデルも
カポタストは6弦から1弦まで同一フレットを押さえて、全体的にキーを変える使い方が一般的です。ただし、なかには一部の弦だけ押さえられる「パーシャルカポ」と呼ばれている特殊なモデルも販売されています。任意の弦ごとに押さえられ、複雑な変則チューニングに対応可能です。
また、セットするフレットの位置を変えたいときに便利な「スライド式」も販売されています。位置をずらしたいときにカポタストを外さず、滑らせるように移動できるのが特徴。曲ごとに位置を変える際や曲の途中に転調するケースで役立ちます。
カポタストのおすすめモデル
第1位 G7th Performance 3 ART Capo
握るようにセットできるカポタスト。1~6弦までカーブに沿って柔軟にフィットし、押弦の負荷によって適した形状に変化します。最小限の圧力で弦を押さえる仕組みにより、チューニング精度の向上が期待できるのもポイント。弦のビリつきも抑えられます。
上に押し上げるとロックが解除される仕様です。未使用時にヘッドに取り付けておけるのも便利。シルバーでスタイリッシュなデザインも魅力のアイテムです。
第2位 カイザー(Kyser) クイックチェンジ カポタスト KGEB
ユニークなオリジナルデザインを採用したカポタストです。スプリングを利用したバネ式で、ネックを挟むようにセットするのが特徴。片手ですばやく着脱でき、装着しやすいモデルを求めている方におすすめです。曲に合わせてカポの位置を変える機会が多い方にも適しています。
コンパクトでフィンガーボードとの接触半径が小さく、スプリングのテンションが弱いのが特徴。弦高の低いエレキギターのネックにフィットしやすいように設計されています。軽量なアルミニウムを素材を採用しており、重みでヘッドが下がるのを防ぎやすいのもポイントです。
第3位 G7th Nashville Capo
素材にアルミ合金を採用したアコギ用のカポタストです。重さ37gと軽量なのが特徴。ワンタッチで簡単に着脱できるバネ式で、初心者がはじめて購入する場合にも適しています。金属とシリコンラバーを組み合わせた質感の高いデザインも魅力です。
エルゴノミックデザインで使いやすく、未使用時にはヘッドへ取り付けられるのも便利。装着が容易で、おしゃれなデザインのモノを探している方におすすめです。
第4位 ダダリオ(D’Addario) カポタスト NS Capo Lite PW-CP-07
素材に耐久性の高いABS樹脂を採用しているカポタストです。軽量なので、セットした際にギターの重心やバランスがくずれにくいのが特徴。初心者がはじめて購入する場合にも適しています。
また、ネジを回転させる際の上下運動を利用した「マイクロメーター・スクリュー」が魅力です。ギターの弦高やテンションに合わせて微調整が可能。どのフレットにセットしてもビビリ音が発生しにくく、クリアなサウンドを実現します。
第5位 Greg Bennett Glider The Rolling Capo
ネックに装着したまま瞬時に移動できるローリングタイプのカポタスト。演奏途中でも外さずにキーチェンジが可能です。幅広い曲を演奏する機会が多い方におすすめ。使用しないときはナットの上までずらしておけば、邪魔になりにくいのもメリットです。
ポジションを問わず低音弦側と高音弦側のネックへの圧力を均等にできるのが特徴。チューニングが安定しやすく、カポをセットすると音がシャープするのが気になる方にもぴったりです。
第6位 シャブ(SHUBB) カポタスト アコースティックギター用 C-1 Nickel
独創的なデザインが特徴のカポタスト。柔らかく弾力性のあるゴムでネックを挟み込む仕様です。バネ式ながらチューニングが狂いにくい点が魅力。押弦のテンションを調節できるネジを搭載しているのも便利です。
金属部分にはニッケルメッキを採用しており、錆びにくいのがポイント。また、比較的Rのゆるやかな指板を備えたエレキにも対応しているので、アコギと併用したい方におすすめです。
第7位 G7th Heritage Capo
押弦部分に採用されている「ART(Adaptive Radius Technology)」により、圧力を分散して弦を抑えられるアコギ用のカポタストです。最小限の張力で安定感のあるチューニングができるため、ビビリを抑えた音でギターを演奏できます。
調整ノブを使って圧力を微調整できるのも便利。スタイリッシュなデザインで、アコギにギターに装着しても目立ちすぎないのも魅力です。おしゃれなデザインで機能性の高いカポタストを探している方はチェックしてみてください。
第8位 ペイジ(Paige) オリジナル6弦アコースティックカポ P-6N
高品質なカポタストを使いたい方におすすめの製品です。ペイジのカポタストはアメリカで手作りされているのが特徴。バーに安定感があるため、弦への圧力を制限しながら高精度な調節が可能です。アコースティックギターのキーを微妙に変えて演奏したい方に適しています。
高級感のある洗練されたデザインも魅力のひとつ。人前でギターの弾き語りをする方にもおすすめです。アコースティックギターの音を自分好みに調節したい方はチェックしてみてください。
第9位 キクタニ(KIKUTANI) ねこカポタスト猫カポ GC-NEKO
可愛いデザインのカポタストを使いたい方におすすめの製品です。猫の形がデザインされたカポタストで、ギターを演奏しながら楽しい気分になれるのがメリット。人前でアコースティックギターの弾き語りをする方にも適しています。
丈夫な軽いアルミ製なのも特徴のひとつ。カポタストをカバンに入れて持ち歩きたい方におすすめです。弦をしっかり押さえられるバネ式で、着脱やスライドもスムーズにできます。かわいいデザインのカポタストを使いたい方はチェックしてみてください。
第10位 ダダリオ(D’Addario) カポタスト NS Artist Capo PW-CP
バネ式ながらネジ調節機能も搭載したカポタストです。特許取得の「Tri-Action機構」を採用し、ネックの形状を問わず均一な力で弦を押さえられるのがポイント。着脱に必要な力を軽減すると同時に、ネックへの過度なダメージも抑えます。
ネジを回転させれば締め具合の調節が可能。使用するギターの弦高やテンションに合わせられます。ハンドルが指板側に出るデザインによって快適な演奏性を実現。演奏中に手にぶつかったりずれたりするトラブルが少なく演奏に集中できます。
素材には軽量なアルミニウム合金を採用。耐久性が高く、長期間愛用したい方に適しています。アコギとエレキ両方に対応しているので、兼用で使えるモノを探している方におすすめです。
第11位 Solare カポタスト
ネジで締めてネックに固定する、ネジ式のカポタストです。バネ式と異なり、締め付け具合を調節できるのが特徴。テンションを微妙に調節できるモデルを求めている方におすすめです。強力なバネ式と比べて、軽い力で取り付けできるのもポイント。子供用としても適しています。
ネック面にシリコンラバーを備えており、ネックに傷がつくのが心配な方にもぴったり。適度な硬さで音がビビりにくく、安定したチューニングをサポートする点も便利です。幅57mmでアコースティックギターやエレキギター、クラシックギターなどさまざまなギターに対応します。
第12位 D’Andrea Spider Capo SPD STD
押弦する弦を選べるタイプのカポタストです。単独で各弦を押さえられる可変式で1弦と3弦だけカポを有効にするなど、さまざまな変則チューニングに対応可能。オープンコードを多用する曲を演奏する機会が多い方におすすめのモデルです。
ネックを左右から挟み込む取り付け方法を採用。カポのオン・オフも簡単で、曲の途中でも切り替えしやすい操作性の高さが魅力です。
第13位 ダダリオ(D’Addario) クレードルカポ PW-CP-18
ネックへの装着が簡単にできるカポタストです。ネックに装着するとフラットになり、張力が均一にかかるよう設計されているのが特徴。カポタストを取り付ける際の面倒な調節を省きたい方におすすめです。
素材はステンレスで、軽くて耐久性も高いのが特徴。使用しないときはヘッド上部へ取り付けておけるので、ギターと一緒にカポタストを常に持ち歩きたい方にもおすすめです。
第14位 ジムダンロップ(Jim Dunlop)トリガーカポ アコースティック カーブド ブラック 83CB
素早くキー変更ができるアコギ用カポタストを使いたい方におすすめの製品です。軽くクリップを握るだけでスムーズに移動できます。ギターのネックに傷が付きにくいのもメリット。コンパクトサイズなので、指を邪魔することなく使えます。
スリムなデザインでおしゃれなのも魅力のひとつ。カラーもシンプルなブラックで、さまざまなアコースティックギターにマッチします。ギターで演奏する曲に合わせてこまめなキー変更をしたい方におすすめのカポタストです。
第15位 カイザー(Kyser) クイックチェンジカポ アコースティックギター用 KG6
鉄製スプリングを採用したバネ式のカポタスト。クイックチェンジ機構によって片手で着脱が可能です。頻繁に付け替えたり、位置をずらしたりできるので便利。使用しないときはギターのヘッドに取り付けておけるのもポイントです。
豊富なカラーバリエーションも魅力。ブラックやシルバーなどのシンプルなカラーに加え、バンダナ柄や星条旗柄などの個性的なカラーもラインナップしています。機能性とデザイン性を重視したい方におすすめのアイテムです。
第16位 モーリス(MORRIS) イーグルカポ MORRIS CA1400S
バネ式を採用したクリップオンタイプのカポタストです。簡単に脱着しやすく、曲と曲の間にすばやく位置を変更可能。ライブやステージでスピーディーに脱着できるモデルを求めている方におすすめです。タイトなスプリングでしっかりとホールドし、安定した演奏をサポートします。
指板幅約50mmまで対応しており、アコースティックギターやエレキギターなどさまざまなギターにフィットしやすいのもポイント。ネック幅の広い12弦ギターにおいても、ローポジションなら装着可能です。
第17位 フェニックス(Phoenix) カポタスト typeR
本体をネックに挟むだけのワンタッチ操作でセットできるバネ式のカポタストです。強力なバネを採用しており、ビビリ音を抑えます。使わないときはヘッドに挟んでおけるなど、使いやすさを重視したい方におすすめです。
指板面の長さは約57mmで、アコギやエレキはもちろんクラシックギターなど幅広い種類に対応。ネックが当たる部分にはシリコンラバーを備え、ギターを傷つけにくいように工夫しています。
買い求めやすいリーズナブルな価格も魅力。ファイバークロスとピックが付属しているなど、初めてカポタストを購入する方にもぴったりのアイテムです。
第18位 ROOF カポタスト
かわいらしいサメのデザインが印象的なカポタストです。一般的なデザインでなく、見た目でアピールできる個性的なモデルを探している方におすすめ。バネ式により、クリップで挟むだけの簡単操作で脱着できます。
サメの歯を模したホールド部分にはゴム製を採用し、ネックを傷つけずに装着できるのもポイントです。個性的なデザインで安定した製品を探している方はチェックしてみてください。
第19位 フェニックス(Phoenix) カポタスト type skull&saber
スカルとサーベルをモチーフに使用したカポタストです。クールなデザインで、ロック系バンドのライブで個性をアピールしたい方におすすめ。ワンタッチで着脱できるバネ式により、スピーディーな脱着を実現しています。
指板面の長さ約57mmと、さまざまなギターに対応可能。エレキギターやアコースティックギターはもちろん、ネック幅の広いクラッシックギターにも装着しやすくなっています。強力なバネでしっかり押さえつけるものの、指板面とネック面にシリコンを使用して傷がつかないように工夫しているのもポイントです。
第20位 BestSounds ギターカポタスト
高級感のある木目調デザインを採用したカポタストです。耐久性に優れている金属製ながら、木の温もりを感じさせるやさしい雰囲気が魅力。お気に入りのアコースティックギターにぴったりなモデルを選びたい方におすすめのモデルです。
ネック幅52mmまでに対応しており、アコースティックギターはもちろんエレキギターやベース、ウクレレにも装着可能。ネック面にシリコンを採用し、ネックに傷をつけないように工夫しているのもポイントです。
第21位 WINGOワンタッチギターカポタスト
木目調デザインのカポタストです。バネ式で簡単に着脱や移動ができます。曲に合わせて頻繁にセットしたり、取り外したりする機会の多い方におすすめです。
素材にはアルミニウム合金を採用しています。クリップ部には厚みのあるシリコンパッドを備え、ギターに傷を付けにくい仕様。買い求めやすいリーズナブルな価格も魅力です。ピックが5枚付属しており、これからギターを始める方にも適しています。
第22位 O.M.C TOKYO カポタスト
価格が安く使いやすいカポタストです。手軽に買えるモノを試してみたい方におすすめ。バネ式で取り付けも簡単にできるので、ギター初心者の方にも適しています。ホールド力がありビビリが発生しにくいのもメリットです。
シリコン素材を指板面とネック面に使用しており、ギターに傷をつけにくいのもポイント。アコースティックギターやエレキギターだけでなく、フォークギターやクラシックギターにも使用できます。
第23位 ジムダンロップ(Jim Dunlop) 7193 Bill Russell Elastic Curved Capo
ゴムバンドでネックに巻くように取り付けるベルト式のカポタストです。伸縮性の高いゴムを採用しており、着脱しやすいのが特徴。レトロな雰囲気を求めている方にもぴったりです。
買い求めやすいリーズナブルな価格も魅力。「カーブド」と「フラット」の2種類をラインナップしているので、ネックの形状に合わせて選ぶことが可能です。ただし、ゴム製で耐久性にやや劣る点は留意しておきましょう。
カポタストの売れ筋ランキングをチェック
カポタストのランキングをチェックしたい方はこちら。
弾き語りでキーを合わせるときに役立つほか、難しいコードを押さえやすくするメリットもあるカポタスト。使用頻度やキーチェンジに対応しやすいかなど、自分のスタイルに合ったモデルを選ぶのが重要です。2種類用意して使い分けるのもおすすめ。今回の記事を参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。