ギターをアンプに接続する際に使用する「ギターシールド」。エフェクターやチューナーなどの機材に接続する場合にも使うギター用のケーブルです。
ギターシールドは、リーズナブルでコスパに優れたモデルから、音質にこだわった高価格なモデルまでさまざまな製品が存在するので、購入する際にどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、おすすめのギターシールドをご紹介します。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
- 目次
- ギターシールドとは?
- ギターシールドの選び方
- ギターシールドのおすすめメーカー
- ギターシールドのおすすめ|人気・定番
- ギターシールドのおすすめ|高級・ハイエンドモデル
- ギターシールドの売れ筋ランキングをチェック
ギターシールドとは?
「ギターシールド」とは、エレキギターをアンプ・エフェクター・チューナーなどの機材とつなげるケーブルのこと。正式名称はシールドケーブルですが、一般的にはシールドと呼ばれます。
ギターシールド内部は、プラス信号が通っている芯線とマイナス信号が通る網線で構成されています。エレキギターのピックアップでキャッチした弦の振動を、電気信号としてアンプに送るのが役割です。
微弱な電気信号は外部ノイズの影響を受けやすいので、音質にこだわりたい方は信号の劣化が少ないギターシールドを使いましょう。
ギターシールドの選び方
使い方に合わせた長さを選ぶ
自宅での練習用なら「3m」程度で十分
自宅でギターを練習する場合は、3m程度のギターシールドを使うのがおすすめ。ギターシールドが長ければ長いほど音質が劣化する傾向にあるので、長すぎる製品は避けるのが無難です。必要以上の長さを備えた製品は、取り回しがしにくく扱いに困ってしまうことも。ギターを弾く場所とアンプまでの距離を考慮して選びましょう。
自宅だけでなくスタジオでも使用する場合は、3~5m程度のモデルが便利。スタジオの広さによって必要な長さは変わりますが、練習する場所に応じた長さの製品を選択するのがコツです。
なお、ギターシールドには、1mや1.5mなどの短い製品も存在しますが、短すぎると窮屈な体勢になる場合あるので注意しましょう。
ライブ用なら「5~7m」がおすすめ
ライブハウスなどで使用する場合は、5~7mほどのギターシールドが便利です。ライブハウスのステージでは、自宅に比べて演奏する場所からアンプまでの距離が長くなるのが一般的。自宅で使用するモノよりも、長さのあるギターシールドを用意しておくのがおすすめです。
また、演奏中に動く場合には、長さに余裕をもたせておくのも重要。短いギターシールドを使うと、演奏中にプラグが抜けてしまう危険性があるので注意しましょう。
ただし、足元にエフェクターを設置するときは、3~5mほどの製品でも充分使用可能。ギターから接続する機器までの距離や、演奏時に移動する距離などを考慮して選択するのがポイントです。
プラグの形状をチェック
ストレートプラグ
ストレートプラグは、名称が示す通りストレートな形状を採用しているのが特徴。ストラトキャスターのようにプラグ差込口に凹んだ形状を採用しているギターの場合は、ストレートプラグでないとうまく差し込めないので注意しましょう。
また、ストレートプラグのギターシールドは、ラインナップが豊富な点も魅力。リーズナブルな価格のモノからハイエンドなモノまでさまざまな製品が発売されています。
L字プラグ
プラグ部の形状にL字型を採用しているのが「L字プラグ」の特徴。レスポールやテレキャスターのようにギター側面にプラグ差込口を備えている場合は、L字プラグを採用したギターシールドが便利です。演奏時に邪魔になりにくいだけでなく、ケーブル部にかかる負荷を軽減することもできます。
ただし、ストラトキャスターのようなプラグ差込口が凹んだ形状のギターでは使えないので注意が必要。ストラトキャスターでL字プラグを使いたい場合は、アンプ側にL字プラグ、ギター側にストレートプラグを採用したモデルを使うのがおすすめです。
耐久性をチェック
ギターシールドは使用を重ねることで劣化してしまう消耗品ですが、なるべく長期間使用したい場合には耐久性に優れた製品がおすすめです。
ギターシールドは製品ごとに使われている素材やケーブルの太さが異なります。柔らかく細いギターシールドは取り回しがしやすいものの、短期間で断線してしまう可能性があるので注意が必要。耐久性を重視する場合は、硬さのある素材を採用しているモノや、ある程度太さのある製品を選択しましょう。
また、自宅練習用やスタジオ練習用、ライブハウス用など、使用するシーンごとにギターシールドを使い分ければ劣化を抑えられます。
昔ながらのカールコードも人気
ケーブルがらせん状にカールしている「カールコード」を採用しているギターシールドは、通常のモノに比べて絡みにくいのが特徴。動いた際にケーブル部が伸び縮みするので、プラグ抜けのトラブルを予防したい場合にもおすすめです。
ただし、長いケーブルをカールさせているので重量がある点には注意が必要。使用する際は、ギターや機材のプラグ部に負担がかかりすぎないように気をつけましょう。
ギターシールドのおすすめメーカー
カナレ(CANARE)
神奈川県に本社を置くカナレ電気が展開するギターシールドブランド「カナレ」。流通量が多く、手に入りやすいのが特徴です。サウンドはクセが少なくフラットなので、ギター初心者でもラクに扱えます。
また、比較的リーズナブルな価格で購入できるモデルが多い点もメリット。コスパに優れたギターシールドを求めている方にもおすすめのメーカーです。
ベルデン(BELDEN)
「ベルデン」は、ギターアンプから工業機械までさまざまな製品を扱うアメリカのメーカーです。ギターシールドの定番として知られており、高い人気を集めているのが特徴。プロのアーティストにも使用されている品質の高い製品を製造しています。
また、サウンドのバランスに優れているのも魅力。中高音域の劣化が少なく抜けがよいのがポイントです。
プロヴィデンス(Providence)
1996年に日本で誕生した「プロヴィデンス」は、独自構造を採用したギターシールドを製造しているブランド。一般的な製品よりも太さのあるプラグが採用されており、演奏時にギターや機材からギターシールドが抜けてしまうトラブルを予防できるのも魅力です。
また、さまざまなサウンドバリエーションの製品を取り扱っているのもメリット。演奏するジャンルに合うモデルを選べるのが特徴です。
ギターシールドのおすすめ|人気・定番
カナレ(CANARE) PROFESSIONAL CABLE 5m ブラック G05
ノイズを抑えることに優れたギターシールド。高密度編組シールドの「GS-6」を使っているのが特徴です。極寒の地で使用できるほどの耐久性を有すると謳われているのが魅力。放送局やホールなど、プロの世界でも採用されています。
比較的安い価格設定でコスパが高いのも嬉しいポイント。初めてギターシールドを買う方におすすめです。
ベルデン(BELDEN) BELDEN 8412 3m SS 5708
豊かな中低音域が特徴的なギターシールドです。あたたかみのあるサウンドで、ピッキングによるニュアンスを再生できます。
クリーントーンのときは、空間を包み込むようなオープンサウンドを実現できます。一方、歪ませているときは、ディテール感のあるサウンドを描きだすのが特徴です。スタジオでのレコーディングだけでなく、ライブでも使いやすいのが魅力です。
エレキギターのほか、アコースティックギターやベースにも使えるので、複数種類の楽器を保有している方にもぴったり。本体は長さが3mで、プラグは両端ともストレートを採用しています。
プロヴィデンス(Providence) Heartbreaker PLATINUM LINK GUITAR CABLE S/S 5.0m H207
高音質が特徴のギターシールドです。コンダクターには、独自の芯線構成を採用しているほか、インシュレーターには、2種類の素材を使用しています。
パフォーマンスでギターシールドが床に当たったときのノイズや、周波数によるノイズなどに強いのが魅力です。また、被服のカラーに黒を採用することで、低音域を出しやすいのもポイント。ライブパフォーマンスで使用する際におすすめです。
プロヴィデンス(Providence) Livewizard PREMIUM LINK GUITAR CABLE S/L 3 Z102
ライブ向きのギターシールドです。音の粒立ちや抜けのよいクリアなサウンドが特徴的で、迫力のある演奏を実現します。プラグには、オール24金メッキ一体構造を施したモノを採用。ケーブルのサウンドとマッチしているのが魅力です。
また、ローノイズなサウンドを楽しめる構造なのもポイントのひとつ。長さは約3mで、ライブハウスなどでよく使用されるチューブアンプとの相性がよいのもポイントです。
カスタムオーディオジャパン(CUSTOM AUDIO JAPAN) CAJ Legacy I-L 5m 4571220040528
「機材のポテンシャルとサウンドを常に100%引き出すこと」をコンセプトにデザインされたギターシールドです。素材は柔軟性を優先して作られており、折れや曲げに強いほか、プロミュージシャンによるブラインドテストで選ばれたモノを採用しているのが特徴です。
接続機器との形状違いによって起こる接点不良や、スイッチジャックの誤作動を防ぐと謳われています。
モンスターケーブル(MONSTER CABLE) プロケーブル MONSTER ROCK M ROCK2-12A 0741835112307
クリーンな高音や鮮やかな倍音を再現するギターシールドです。独自技術の「マルチゲージワイヤーネットワーク」により、ギター演奏時のパフォーマンスを強化するのが魅力。バンドなどでギターを演奏したい方におすすめです。
コネクタには、24Kゴールドを採用しており、導電性に優れています。また、密なシールドにより、ハムノイズを取り除いているのもポイント。耐久性にも優れているため、長期間の使用が可能なギターシールドを探している方にもぴったりです。
長さは12ftで、約3.6mあります。ストレートプラグとL字プラグの両方を採用しているので、ギターやアンプの種類に合わせて使い分けられるのがメリットです。
オヤイデ(OYAIDE) NEO by oyaide G-SPOT CABLE L-S
楽器が持つサウンドをストレートに伝えるギターシールドです。中低音域の太くどっしりとしたサウンドが特徴。高音域もナチュラルなので、高音特有の耳障りの悪さがないのが魅力です。
ギターがメインのリフや、厚みのあるコード・サウンドに重さが加わることで、まとまりのあるサウンドを実現しています。ステージパフォーマンスで使いやすいギターシールドが欲しい方におすすめです。
また、幅広いギターに使えるのも嬉しいポイント。特に、ストラトキャスターやテレキャスターなどのシングルコイルタイプとの相性が良好です。
フェンダー(Fender) DELUXE SERIES COIL CABLE TWEED 30 0990823050
ツイードで覆われたギターシールドです。カールコードを採用しているので、絡まりにくいのが特徴。高品質な素材や編み込んだシールディングの効果で、透明感のあるトーン再現や優れた導電性を有するのもポイントです。
また、モールド加工を施したプラグボディと24K金メッキを採用。ノイズが発生しにくいのも魅力です。10ftで、約9mの長さがあり、ステージパフォーマンスにも向いています。
フェンダー(Fender) PRO TWEED CABLE
太いワイヤーゲージが特徴のギターシールドです。高品質のコンポーネントを採用しており、クリアなトーンを楽しめます。横巻タイプのシールドで、ケーブルの変形を抑えやすいのが魅力。動き回っても変形しにくいシールドを探している方におすすめです。
また、ライブからレコーディングまで、幅広い用途に使用できるのもポイント。多様なシーンで自由なパフォーマンスを目指す方にもぴったりです。
モガミ(MOGAMI) 2524 SL 5M
サウンドバランスに優れたギターシールドです。クセがなく、フラットで鋭い音質が特徴。また、ステージパフォーマンス中に、ギターシールドが床に当たったときなどに発生するノイズを抑えるのが魅力です。
柔軟性や耐久性に優れており、パフォーマンスの激しいライブ環境でも使用できます。ライブなどで動き回って演奏する方におすすめです。
ヴォックス(VOX) VOX STANDARD ROCK CABLE VGS030
アンプで有名なヴォックスが販売しているギターシールドです。ノイズや干渉を抑え、ギターのサウンドをクリーンに出力します。オーディオマニア向けの素材と独自の技術により、接続した機器から高いパフォーマンスを引き出せるのが魅力です。
高品質のOFC銅導体を採用しているため、自然なミッドレンジサウンドに優れています。スタンダードなロックジャンルをプレイするときにおすすめです。
また、プラグには24K金メッキが使われており、耐食性が高いのもポイント。長期間の使用にも向いています。片側がストレート、反対側がL型なので、機器に応じたプラグを選択可能です。
Syncwire 3m ギターシールド S-S型プラグ SW-SC153
リーズナブルな価格設定のギターシールドです。しなやかでもつれにくい素材を採用しており、使いやすいのが魅力。また、変形断線が起こりにくいのもポイントです。低価格で使い勝手のよいギターシールドを探している方に適しています。
シールド内部には、銅を内装した芯線を使用。加えて、二重シールドを採用し、外部からの干渉に強いため、クリーンで澄んだステレオサウンドを実現できるのが魅力です。
長さは3mなので、自宅での練習にぴったり。ベースや電子ドラム、エフェクターなどの楽器と互換性があるため、応用が利くのもポイントです。
フリーザトーン(Free The Tone) INSTRUMENT CABLE CUI-6550STD3
パンチのあるサウンドが特徴的なギターシールドです。絶縁体に特殊な二重構造を施し、楽器が持つ倍音やサウンドの深みを表現できます。パワフルなパフォーマンスをしたい方におすすめです。
プラグはストレートタイプで、さまざまな種類のギターやアンプに使用できます。プラグには、独自の波模様を採用。指でつかみやすいため、プラグの抜き差しを手軽に行えるのが魅力です。
アイバニーズ(Ibanez) SI10
コスパに優れたギターシールドです。購入しやすい価格帯のため、初めてギターシールドを購入する方に向いています。約3mの長さなので、自宅やスタジオ練習におすすめです。
シンプルかつスタンダードなギターシールドで、さまざまなギターに合わせやすいのも魅力。また、アイバニーズのロゴが入った「結束用オリジナル・ストラップ」が付属しているため、収納時はきれいにまとめられます。
E.D.GEAR ESS2 ブラック シールド ケーブル 2m S-S
芯線に信号の劣化を抑えられる純度99.9%のO.F.C.(無酸素銅)を採用したギターシールド。信号伝達性の高い24金メッキのプラグと相まって、音質向上を図れるのが特徴です。
ケーブルのシースには使い勝手や耐久性の高いフレキシブルタイプの超軟質PVCを採用。巻き癖がつきにくく、長く使えるのも魅力です。
なお、「E.D.GEAR」は全国に店舗展開する「島村楽器」のオリジナルブランド。本製品は2mタイプですが、ラインナップには1mや3m、5m、7m、10mも用意されています。購入を検討する際は併せてチェックしておきましょう。
ギターシールドのおすすめ|高級・ハイエンドモデル
モンスターケーブル(MONSTER CABLE) プロケーブル MONSTER ACOUSTIC M ACST2-12A
アコースティックギターに特化したギターシールドです。特殊な巻線を採用したことにより、歪みの少ない豊かなサウンドを実現できるほか、干渉を軽減しているのも魅力。コネクタは耐久性に優れているのがポイントです。
さらに「カーボンインフューズドポリマー」を採用しているので、ハンドリングした際のノイズを抑えられるのもメリットです。
カミナリギターズ(KAMINARI GUITARS) Electric guitar cable K-GC5LS
サウンドバランスを重視したエレクトリックギター専用のギターシールドです。シングルコイル特有の低音域と、太くパワフルな高音域を引き出すために、中音域のバランスを意識して作られています。ハムバッカーでもサウンドがこもりにくく、前に押し出されるのが魅力です。
プラグには、ストレートプラグとL字型プラグの両方を採用しています。長さは5mなので、自宅やスタジオでも使用できるのがおすすめポイントです。
イーエクスプロ(Ex-pro) FL series 10.0m S/S
ハイスペックなギターシールド。「プレーヤーと楽器から作り出す繊細なトーン、ニュアンスを素直に伝える」をテーマとして作られ、クリーンなサウンドに定評があります。
プラグには、高音質のカスタムメイド品を採用。また、内部構造のチップ部分とパイプ部分を一体化することにより、音抜けのよさを実現しています。10mとロングケーブルなので、ステージパフォーマンスで使いやすいのもポイントです。
アナリシス・プラス(Analysis Plus) Yellow Oval 3m
ハイグレードなギターシールドです。アナリシス・プラス独自のモールドプラグを採用しているため、耐久性に優れているのが特徴。また、プロオーバルステージシールドのアルミ層を除去しているため、柔軟で軽いのもポイントです。
信号劣化が少ないのも魅力。音抜けのよい演奏を楽しめます。ハイエンドなギターシールドを探している方におすすめです。
ヒストリー(HISTROY) ハイクオリティ シールド5m S-L HC-750L
ハイレンジに優れたギターシールドです。音抜けがよく、立ち上がりも早いため、ライブハウスでのステージパフォーマンスやレコーディングに向いています。
芯線には、伝達ロスが起こりにくいモノを採用。映像業界や音響設備の業界からも定評のあるSWITCHCRAFT製のプラグと合わせることで、優れた品質性と耐久性を両立しているのが特徴です。
また、5年間のメーカー保証があるのもポイント。ハイクオリティなギターシールドを探している方におすすめです。
ギターシールドの売れ筋ランキングをチェック
ギターシールドのランキングをチェックしたい方はこちら。
ギターをアンプやエフェクターに接続する際に利用するギターシールド。自宅でのギター練習はもちろん、スタジオやライブハウスでも必要になるギタリスト必須のアイテムです。製品ごとにサウンドの特性や長さ、耐久性、デザインなどが異なるので、使用するシーンに合わせて使い勝手に優れたモデルを選択しましょう。