キャビネット（スピーカー）との組み合わせを楽しめる「アンプヘッド」。サウンドにこだわるギタリストにとって要チェックのアイテムです。しかし、アンプヘッドは種類が豊富なので、何を基準に選べばよいか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、おすすめのアンプヘッドと選び方のポイントを紹介。アンプヘッド選びに迷ったらぜひ参考にしてみてください。

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• 目次
• アンプヘッドとは？
• アンプヘッドの選び方
• アンプヘッドのおすすめ

アンプヘッドとは？

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ギターアンプはアンプとキャビネットが分かれた「セパレートタイプ」と、アンプとキャビネットが一体化されている「コンボタイプ」に分類されます。

「アンプヘッド」とは、セパレートタイプのアンプ部分のこと。キャビネットとの組み合わせを楽しむことができ、サウンドメイクの自由度を広げられるのが魅力です。自分好みのサウンドでギターを演奏したい方は、チェックしてみてください。

アンプヘッドの選び方

好みのサウンドに合わせて種類を選ぶ

真空管アンプ

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太くあたたかみのあるサウンドを求める方は、真空管アンプを選ぶのがおすすめです。真空管（チューブ）を用いて音を出すため、チューブアンプと呼ばれることもあります。

歪みのあるサウンドを生み出せるのも特徴。昔ながらのタイプですが、独特な音色を鳴らせるので今でも根強い人気があります。

なお、動作時の真空管は熱を持つため注意が必要。また、衝撃などに弱いので運搬時も気をつけましょう。

トランジスタアンプ

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トランジスタアンプは、硬めのクリーンなサウンドを鳴らせます。大音量にしても歪みにくいのが特徴です。アルペジオなどの演奏時もサウンドを綺麗に出せます。

真空管アンプと比較して扱いやすいのもポイント。耐久性に優れているため、運搬をスムーズに行えます。扱いやすさを重視する方は、トランジスタアンプをチェックしてみてください。

定格出力で選ぶ

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アンプヘッドを選ぶ際は、定格出力もチェックしましょう。定格出力の大きさによって、キャビネットから鳴らせる音量の大きさが決まります。

自宅での練習がメインであれば10W程度が目安。小～中規模のライブ会場で使いたい場合は、30Wほどの出力のモデルがおすすめです。大規模なライブ会場での使用であれば、100W以上のアンプヘッドを検討してみてください。

キャビネットの抵抗値と合うモノを選ぶ

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抵抗値をキャビネットと合わせるのも大切なポイント。抵抗値はインピーダンスとも呼ばれており、単位は「Ω（オーム）」です。

アンプヘッドとキャビネットはそれぞれ抵抗値が決まっており、値が合うモノを接続するのが基本。抵抗値が異なるモデルを繋げると、本来の音を出せないだけでなく、故障の原因にもなる場合があるので注意しましょう。

持ち運びには小型アンプがおすすめ

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練習などで持ち運びたい方は、小型のアンプヘッドがおすすめ。自宅で使う場合はもちろん、ライブハウスやスタジオで練習をする場合も、小型モデルならラクに持ち運びができます。

小型アンプを選ぶ際にチェックしておきたいのが重さ。3kg程度のアンプヘッドなら、運搬を簡単に行えます。ギターやエフェクターと一緒に持ち歩きたい方は、ぜひアンプヘッドのサイズや重量も考慮して選んでみてください。

ラインアウト端子搭載のアンプはレコーディングに便利

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レコーディング用途でも使いたい場合は、ラインアウト端子を搭載したモデルがおすすめ。ラインアウト端子を活用すれば、スピーカーなどから音を出さずにレコーディングができます。自宅でレコーディングをする場合など、大きな音を出せない方にぴったりです。

また、セッティングが比較的簡単なのもメリット。思い立ったときに気軽にレコーディング可能です。

アンプヘッドのおすすめ

マーシャル(Marshall) DSL20H

スタジオでの練習やライブなどに持ち込みたい方におすすめのモデル。本格的なアンプヘッドながら、重さは9.7kgと比較的軽量です。コントロールはベース・ミドル・トレブルなどのイコライザーに加え、サウンドの厚みなどを調節できるプレゼンスとレゾナンスを搭載。さまざまな音作りが可能です。

「サイレント・レコーディング」機能が搭載されているのもポイント。自宅でレコーディングをしたいときにも便利です。

マーシャル(Marshall) DSL1H

幅36×奥行き21.5×高さ21cmとマーシャルのなかではコンパクトなアンプヘッド。真空管タイプなので、小型ながらあたたかみのあるサウンドを実現できます。マーシャル独特の歪みを手軽に楽しみたい方にもおすすめです。

最大出力は1W、パワーリダクション機能使用時は0.1Wです。オーディオイン端子付きで、音源を流しながらギターの演奏を楽しめます。

マーシャル(Marshall) SV20H

本格的なマーシャルの音を楽しみたい方におすすめのアンプヘッド。真空管5本を使用したオールバルブアンプです。使用環境に合わせて、出力を20Wと5Wで切り替えられます。5Wにすれば自宅で使用したい方にもおすすめです。

重さは9.25kgで、本格的なアンプヘッドとしては比較的軽いのがポイント。マーシャルらしいサウンドを気軽に楽しみたい方はチェックしてみてください。

マーシャル(Marshall) ORIGIN20H

アンプでしっかりと歪みを生み出したい方におすすめのアンプヘッドです。「ゲインブースト」機能を搭載しており、通常の歪みにさらなる歪みを追加可能。付属のフットスイッチで切り替えできるため、ギターソロの間だけ歪ませるといった使い方もおすすめです。

出力は20W・約3W・約0.5Wの3段階で切り替え可能。ライブから自宅での練習まで幅広く活躍します。

フェンダー(Fender) Bassbreaker 45 Head

フェンダーのアンプヘッドを探している方におすすめのモデル。ハイスペックなオールチューブギターアンプです。1960年代のギターアンプをベースとしており、臨場感のあるロックサウンドを生み出します。

出力は45Wで、重量は約14.5kg。おしゃれなデザインを採用しているため、見た目にもこだわってアンプヘッドを選びたい方にも適しています。

オレンジ(Orange) MICRO TERROR

コンパクトかつおしゃれなボディが特徴のアンプヘッドです。小型ながら出力は20Wで、大きめのキャビネットもしっかりと鳴らせます。

AUX端子やヘッドホン端子を搭載しており、自宅での練習にも使いやすいのがポイント。比較的リーズナブルなので、アンプヘッドを初めて購入する方にもおすすめです。

幅16.5×奥行き9.5×高さ13.5cmで、重さは0.85kg。スタジオなどへの持ち運びも簡単に行えます。

オレンジ(Orange) TERROR STAMP

エフェクターサイズのアンプヘッド。重さは約0.38kg、本体サイズは幅13.4×奥行き9.9×高さ6.1cmと軽量コンパクトながら、出力は20Wとパワフルです。ライブやスタジオなどでも活躍します。ヘッドホン出力を搭載しており、自宅での練習にも便利。インピーダンスは8〜16Ωに対応しています。

ハイブリッド設計で、クリーンなトーンからしっかりとした歪みまで幅広い音を作れるのもポイント。さまざまな音楽ジャンルに対応できます。

コントロールノブがボリューム・シェイプ・ゲインとシンプルで操作に迷いにくいのも魅力。エレキギター初心者にもおすすめです。ボリュームは2系統搭載されており、スイッチで切り替えが可能です。

ヴォックス(VOX) MV50 CLEAN

次世代の真空管「Nutube」を搭載した小型のギターアンプヘッド。真空管ならではのあたたかみのあるサウンドはそのままに、省電力性に優れているのがポイントです。アナログ仕様にこだわっており、伝統的なアナログサウンドが楽しめます。

コントロールノブがトレブル・ベース・ボリュームとシンプルなのもポイント。背面にはヘッドホン・ラインアウト付きで、自宅でのの練習やレコーディングに便利です。

ヴォックス(VOX) BRIAN MAY シグネイチャー・シリーズ MV50 BRIAN MAY

ロックバンド「Queen」のブライアン・メイ氏との共同開発で誕生したアンプヘッドです。VOXのAC30のトーンをベースにしており、重厚感があるサウンドを楽しめます。

インピーダンスは4Ω・8Ω・16Ωに対応。さまざまな抵抗値のキャビネットと組み合わせが可能です。4Ωで出力した場合の最大出力は約50Wで、ライブでも使用可能。16Ωで出力した場合の出力は12.5Wです。

赤いボディや、アナログのVUメーター、VOXらしいダイヤモンドグリルクロスもポイント。レトロでおしゃれなデザインのアンプヘッドを探している方におすすめです。

レイニー(Laney) IRF-DUAL TOP

幅広い音作りに対応したアンプヘッドです。チャンネルを2つ備えているのが特徴。ポップスからラウドロックまで幅広いジャンルの演奏に対応できます。リバーブ機能を内蔵しているのも魅力です。

ブーストコントロール機能にも対応。フットスイッチで操作でき、ギターソロなどで音を前面に押し出せます。

最大出力は60Wでライブなどでの使用にも対応。低電力モードにより出力を下げることも可能で、自宅練習用としてもおすすめです。ヘッドホン用の出力端子やAUX入力端子も付属しており、さまざまなスタイルで練習できます。

レイニー(Laney) LIONHEART-L20H

本格的なアンプヘッドを探している方におすすめ。ナチュラルで厚みのある真空管サウンドを生み出せます。

クリーンとドライブの2チャンネルを搭載。エフェクターで音作りをしたい方にも、音を歪ませたい方にもおすすめです。背面にはエフェクターの接続に便利なセンド＆リターン端子も備えています。

最大出力は20W。抵抗値は4Ω・8Ω・16Ωの3種類で、さまざまなキャビネットとの接続に対応できます。

ネイビーの筐体とベージュを基調としたグリルクロスで、レトロな外観を実現しているのもポイント。見た目にこだわりたい方にもおすすめです。

ホットトーン(HOTONE) Mojo Diamond

入出力が充実しているアンプヘッドです。センド・リターン端子、AUX IN端子、ヘッドホン/ライン出力端子などを搭載しています。

4〜16Ωの抵抗値に自動対応するのもポイント。さまざまな環境で使用ができます。3バンドのイコライザーで多彩な音作りも可能です。サイズは幅12.8×奥行き7.5×高さ5.95cmで、重さは440g。持ち運びやセッティングも簡単に行えます。

ディーブイマーク(DV MARK) DV MICRO 60

小型ながら、最大出力が60Wとパワフルなアンプヘッドです。ライブハウスやスタジオなど、さまざまな環境で活用できます。

本製品はクリーンとリードの2チャンネル仕様。オンボードリバーブを搭載しており、甘いサウンドを鳴らせます。AUX IN端子やヘッドホン出力端子を搭載しており、自宅などでも気軽に練習が可能です。

イーブイエイチ(EVH) 5150III 15W LBX HEAD

持ち運びのしやすさとサウンドの力強さを両立させたアンプヘッドです。サイズが幅31.2×奥行き15.3×高さ17.8cmとコンパクトながら合計7本の真空管が使われており、パワフルな音を生み出します。出力は15Wですが、1/4に下げることもできるため、自宅での練習にも使えます。

2チャンネルの切り替えが可能でさまざまな音楽ジャンルをカバー。フットスイッチが付属しており、演奏中でも簡単に切り替え可能です。インピーダンスは4Ω・8Ω・16Ωの切り替えに対応。さまざまなキャビネットと組み合わせられます。

グリル部分の印象的な網目模様や大きめのロゴ、ブラックとシルバーの組み合わせなど、デザイン性が高いのも魅力です。

ピーヴィー(PEAVEY) CLASSIC 20MH

クリーンなサウンドから、迫力のあるドライブサウンドまで幅広い音作りに対応するアンプヘッド。さまざまな音楽ジャンルの演奏ができます。

出力は20W・5W・1Wで切り替えでき、自宅練習からライブまで対応可能。インピーダンスも8Ωと16Ωに対応しており、さまざまなキャビネットと接続できます。背面にはUSB出力端子やXLR出力端子を搭載。パソコンや録音機材とも簡単に接続でき、レコーディング用途にも便利です。

真空管は12AX7/ECC83が3本、EL84が2本使われています。真空管の異常を検知すると、ランプでお知らせ。交換時期がわかりやすく、真空管アンプ入門機としてもおすすめです。