バーテンダーがカクテルを作るときに使用する「バースプーン」。お酒やジュース、氷などをかき混ぜる際に使う棒状のアイテムのことを指し、フォークタイプ・マッシュタイプほか複数の種類が存在します。
しかし、バーディや三宝産業などのメーカーから多種多様なモデルが展開されており、購入する際はどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、おすすめのバースプーンをご紹介します。選び方のコツも参考にしてみてください。
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- 目次
- バースプーンの選び方
- バースプーンのおすすめメーカー
- バースプーンのおすすめ｜フォークタイプ
- バースプーンのおすすめ｜マッシュタイプ
- バースプーンのおすすめ｜ストレーナータイプ
- バースプーンのおすすめ｜しずく・シンプルタイプ
- バースプーンの売れ筋ランキングをチェック
- 番外編：バースプーンの使い方
バースプーンの選び方
長さをチェック
バースプーンには、短めに設計されたモノから長尺のモノまでさまざまな製品があります。作るカクテルごとに長さを変更する必要はないものの、所有しているグラスの大きさによっては使いにくさを感じる場合があります。
カクテルを楽しむときに使うグラスが深い場合は長いバースプーン、浅い場合には短いバースプーンを使うのがおすすめです。なお、一般的なバースプーンのサイズは30cm前後。購入する際は長さをしっかりとチェックしておくのがポイントです。
初心者の場合、長すぎるバースプーンは扱いにくい場合も。お酒をかき混ぜるステアがしやすい製品を選択しましょう。
利き手に合うねじれを選ぼう
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バースプーンの柄の部分にはらせん状のねじれがあり、製品によって方向は異なります。右手で持って使用する場合には時計回り、左利きの方には反時計回りで使うモデルがおすすめ。回す方向によってお酒を混ぜやすいようにねじれが設計されていることを把握しておきましょう。
一般的なバースプーンは、表記がない場合には右利き用に作られています。左利きの方は、「左利き用」と記された製品を選択してみてください。
反対側の形状をチェック
フォークタイプ
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フォークタイプのバースプーンは、反対側にフォークを備えているのが特徴。フォークを使ってオリーブの実を取り出したり、レモンやオレンジの果汁をしぼったりできるのがメリットです。果汁をしぼらずジュースのみを使うのであれば、フォークは必要ありません。
フォークタイプはラインナップが豊富。スタンダードなタイプなので、最初に購入する1本としてもおすすめです。
マッシュタイプ
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マッシュタイプのバースプーンは、スプーンの反対側にマッシャーを備えているのが特徴。食材をつぶす目的で使うマッシャーは、先端が丸く平らにデザインされています。
マッシュタイプのバースプーンは、フルーツをつぶすときに使用するのが一般的です。モヒートなどのカクテルを楽しむ場合に、グラスの底でレモンやライムを軽くつぶしたいときに便利。果汁やフルーツの香りを味わいたい場合におすすめです。
ストレーナータイプ
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ストレーナータイプのバースプーンは、スプーンに加えてストレーナーを備えているのが魅力。ストレーナーとは、グラスにカクテルを注ぐ際に氷や果実の種が入らないように濾過する目的で使用するアイテムです。
ストレーナーは単体でも販売されていますが、バースプーンに付いていれば使用するアイテムを減らすことが可能。複数の道具を購入する費用を削減できるだけでなく、道具を持ち替える手間も省けます。スマートにカクテルを作りたい場合にもおすすめです。
しずく・シンプルタイプ
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しずく・シンプルタイプのバースプーンは、フォークやマッシャー、ストレーナーなどが付いていないシンプルな設計が特徴。スプーンの反対側がしずくのような形状にデザインされたモデルが多く、適度な重さを備えているのがメリットです。
フォークやマッシャーなどを使わない場合は、しずく・シンプルタイプのバースプーンを選びましょう。また、すっきりとしたデザインで、使用後に洗いやすいのも魅力。手入れにかかる手間を抑えたい場合にもおすすめです。
材質をチェック
バースプーンを長く愛用したい方は、材質にもしっかりとこだわって選択するのがおすすめ。一般的なバースプーンの多くは、素材にステンレスを採用しています。
ステンレスは、表面に金属を腐食から保護する不動態被膜を備えているのが特徴。サビに強く、手入れに手間がかかりにくいので、耐久性を重視する場合はステンレス製のバースプーンを選びましょう。
カラーをチェック
スプーンやフォークなどの食器と同じく、一般的なバースプーンはシルバーにデザインされています。数は多くないものの、ゴールドやピンク系などを採用した製品も展開されているので、好みに合ったアイテムを選択しましょう。
製品によっては、マットな加工が施されている場合も。ヴィンテージな風合いが楽しめます。
バースプーンのおすすめメーカー
バーディ(BIRDY.)
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「バーディ」は、1951年に創業された横山興業が展開する、カクテルツールやテーブルウェアを製造するブランド。ゴルフ用語のバーディに由来した名を冠しており、シンプルで高クオリティな製品を取り扱っています。
バーディでは、スプーンの反対側にストレーナーを備えたタイプのモノを主にラインナップ。作ったカクテルをグラスに注ぐ際に、道具を持ち替えずに氷や果実の種が入るのを防げるのがメリットです。
三宝産業
1950年に煙管や家庭用金物を製造する目的で設立された「三宝産業」。現在は、テーブルウェアやキッチン用品、バー用品などを展開しています。
三宝産業が製造するバースプーンは、ラインナップが豊富。スタンダードなフォークタイプに加えて、マッシュタイプの製品もあります。グラスの底で果実を軽くつぶし、果汁や香りを楽しみたい場合にもおすすめです。
バースプーンのおすすめ｜フォークタイプ
三宝産業 バースプーン ツイスト 0330 2150-31.5
レストランなど店舗用に設計されているフォークタイプのバースプーンです。本製品の長さは31.5cmとスタンダード。ほかにも、40cmや35cm、24.5cmなどのモデルが展開されています。
スプーンの反対側にはフォークが備わり、カクテルに果汁をしぼりたい場合にも便利。皮が付いたフルーツにフォークを差し込めば、効率よく果汁をしぼれます。
素材には耐腐食性に優れた18-8ステンレスを採用。耐久性の高さが期待できます。カラーは、オプションではあるもののゴールドやピンクゴールドも用意されています。
三宝産業 バースプーン 0330 2120-24.5
柄の中央部分がねじれた設計のバースプーン。長さは24.5cmで、底の浅いグラスを使ってカクテルを楽しみたい場合にも適しています。また、45cm・39cm・34cm・31.5cmなど、長めにデザインされたモデルが展開されている点も魅力です。
材質には18-0ステンレスを使用。サビにくいバースプーンを求めている方にもおすすめです。スプーンの反対側にスタンダードなフォークを備えたタイプ。果実をしぼる際にも使えます。
パール金属(PEARL METAL) バースプーン25cm C-9615
数多くのキッチン用品を取り扱うパール金属が製造するバースプーン。素材にはサビに強いステンレス鋼が使われており、耐久性に優れ、長期間使用できるのが魅力です。
長さは27cmで、柄の中央部分はねじれています。中心部分を使用すれば、お酒を効率よくかき混ぜることが可能です。
本製品は日本国内で生産され、品質の高さが期待できます。安心して購入できるバースプーンを求めている方にもおすすめです。
遠藤商事 TKG ステンレス バースプーン ミニミニ PBCB602
短めにデザインされているフォークタイプのバースプーン。長さは14cmで、底の浅いグラスを使ってカクテルを楽しみたいときに便利です。
素材には、耐腐食性の高いステンレススチールを採用。耐久性に優れており、長期間愛用したい際にも適しています。また、表面につや消し加工が施されているのもポイント。ヴィンテージ調のデザインを好む方にもおすすめです。
スプーンの反対側にはフォークが備わり、フルーツをしぼる際に差し込んで果汁を出しやすくすることが可能。飾り付けのフルーツをつかむためのアイテムとしても使えます。長さ14cmの「ミニミニ」モデルのほか、20cmの「ミニ」モデルが展開されています。
NAGAO 燕三条 バースプーン
金属製品で有名な新潟県の燕市で作られているバースプーン。家庭用に長さ25cmと32cmのモデルが展開されているほか、プロ仕様の37cmモデルも製造されています。
柄の中心部分がねじれているのがポイント。お酒をしっかりステアしやすい作りです。
素材には18-0ステンレスを使用。サビに強く、耐久性の高さが特徴です。家庭用に設計されているモデルは、シルバーだけでなくブラックも展開されています。シックなデザインを好む方にもおすすめです。
カジュアルプロダクト(CASUAL PRODUCT) スパイラル バースプーン 0271
右利き用だけでなく、左利き用も展開されているフォークタイプのバースプーンです。本製品は長さ23.8cmのSサイズ。長さ31.8cmのLサイズも販売されています。
スプーンの先が薄くデザインされているのがメリット。グラスと氷の隙間に差し込みやすく、快適に使用できるのが魅力です。持ち手部分は端までらせん状に設計。使いやすく、お酒をかき混ぜやすい点もおすすめです。
素材には18-8ステンレスを採用。耐腐食性や耐久性の高さを備えています。また、食器洗い機に対応しているのもポイント。手入れに手間をかけたくない場合に便利です。
アークランズ シャイニー バースプーン 小 250ｍｍ
ソーダにアイスクリームを浮かせた飲み物の「フロート」用に設計されているバースプーン。お酒や氷をかき混ぜるときだけでなく、フロートのアイスクリームをスプーンですくって食べる際にも便利です。
本製品は全長25cmの小サイズ。ほかにも、長さ32.5cmの大サイズも展開されています。また、表面が美しく輝き、光沢を楽しめるのもポイント。高級感のある見た目を好む方にも適しています。
スプーンの反対側には果実に差し込めるフォークを配置。フルーツの果汁をしぼりやすく、重宝します。
片力商事 TKG 18-10 ブローアムバースプーン 大 PBC38001
表面に金メッキ加工が施されているバースプーンです。ラグジュアリーな雰囲気を備えているのが特徴。高級感ただよう見た目のバースプーンを使用したい方にもおすすめです。
全長は32cmで、スタンダードタイプよりもやや長めの設計。少し深さのあるグラスでお酒を作る場合にも便利です。素材には、18-10ステンレスを採用。ニッケルの含有量が多く、サビの発生率をしっかりと低減できます。
スプーンの反対側に付いているフォークは二股のタイプです。
HOMESTIA Homestia Black Bar Tools Set of 3
バースプーンに加えて、バーマドラーやジガーカップなどもセットになった製品。バースプーンでお酒・氷をかき混ぜられるだけでなく、バーマドラーで果実・ハーブをつぶしたりジガーカップでお酒・ジュースを計ったりできるのが魅力です。
バーマドラーの頭部はギザギザにデザインされており、グラスの底で果実が滑ってしまうトラブルを予防できます。素材には304ステンレススチールを採用。サビに強いうえ頑丈で、耐久性に優れています。
推奨される手入れの方法はあたたかい石鹸水での手洗いですが、食器洗い機にも対応。手入れに手間をかけたくない場合にもおすすめです。
バースプーンのおすすめ｜マッシュタイプ
三宝産業 バースプーンツイスト メタル付 0330 2158-40
丸く平らにデザインされたメタルが付属しているバースプーンです。メタルの表面には溝が備わり、マッシャーとして使うことが可能。モヒートなどのカクテルを作る際に、グラスの底で果実やハーブをすりつぶす目的で使えます。
素材には18−8ステンレスを採用。サビにくく頑丈に設計されているので、長期間愛用できます。本製品は40cmと長めなので、底が深いグラスでも使用が可能。ほかにも、長さ35cmのモデルが展開されています。
持ち手のストレートな部分全体にねじり加工が施されているのもポイント。お酒をしっかりとかき混ぜたい場合にもおすすめです。
和田助製作所 スマッシュ バースプーン 2737-0002
マッシャー部分が取り外せるバースプーンです。グラスの底で果実を軽くつぶす際に使うマッシャーの取り付け部はネジ仕様。必要ない際や手入れを行うときに外しておくことが可能です。
マッシャー部分があることで、一般的なバースプーンに比べて重心位置が上にあるのもメリット。お酒をかき混ぜる作業が安定して行える点もおすすめです。
柄部分は全体が細かいらせん状にデザインされています。ねじれを利用し、お酒をステアしやすい点もメリットです。長さは33.3cmに設計されており、素材には18-8ステンレスを採用。耐久性に優れているバースプーンです。
和田助製作所 バースプーン・フォーク・スマッシュセット 2737-0001
フォークタイプとしてだけでなく、マッシュタイプとしても使用できるおすすめのバースプーン。スプーンの反対側を取り替えて使えるのが特徴。フルーツの皮に差し込んで果汁をしぼる際にはフォーク、グラスの底で果実やハーブをすりつぶす場合にはマッシャーが利用できます。
素材には18−8ステンレスを採用。耐腐食性や耐久性が高く、長期間キレイな状態で使える点もメリットです。フォークやマッシャーなどの道具を別で用意する必要がなく、1つの製品で3通りの使い方ができます。
バースプーンのおすすめ｜ストレーナータイプ
バーディ(BIRDY.) バースプーン 400mm BS400
スプーンの反対側にストレーナー機能を備えているバースプーン。事前に氷を入れて冷やすグラスチルドの水切りのときに、ストレーナーとして使えるのが魅力です。お酒を混ぜるバースプーンとストレーナーを持ち替える必要がなく、スマートに使用したい場合にも適しています。
指への摩擦を抑える精密加工が施されているのもポイント。肌に触れた際に心地よさが感じられるだけでなく、ステアしやすい点もメリットです。素材には18−8のステンレス鋼を採用。全長は約40cmと長めにデザインされている、おすすめのバースプーンです。
バースプーンのおすすめ｜しずく・シンプルタイプ
三宝産業 バースプーン しずく 0330 2185-29.5
使い勝手のよい、しずく・シンプルタイプのバースプーンです。スプーンの反対側にフォークやマッシャー、ストレーナーを備えておらず、使用後に手入れしやすいのがメリットです。
バースプーンの長さは29.5cmで、使いやすいサイズ。23.5〜40cmまで複数の長さが展開されている点もおすすめです。また、オプションで高級感のあるゴールドやピンクゴールドなどの製品もあります。
漆原工業 しずく バースプーン SK-011
スプーンの反対側がしずくのような形状にデザインされている製品。素材には、研磨が施された18-8ステンレスを採用しています。サビに強いだけでなく、変色や変質を抑えられるのも長所。美しいバースプーンを長期間使用したい場合にもおすすめです。
長さは20cmと短めの設計。底の浅いグラスを使いたい場合に重宝する製品です。
バースプーンの売れ筋ランキングをチェック
バースプーンのランキングをチェックしたい方はこちら。
番外編：バースプーンの使い方
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お酒や氷をかき混ぜるバースプーンを使用する際は、先端から3分の2ほどの位置を目安に持つのがポイント。中指と薬指で挟むようにバースプーンを持ったら、ほかの指は程よい力加減で添えるようにして保持しましょう。
バースプーンを回す際は、手首ではなく中指と薬指を前後に動かして回転させるのがコツ。親指と人差し指を頂点とし、円錐形を描くようなイメージで回してみてください。
スプーンの背の部分がグラスの内側を沿うように回すのが、上手くかき混ぜるコツです。
ライターからヒトコト
バーテンダーが作るカクテルを家でも楽しみたい場合は、お酒や氷をかき混ぜる「バースプーン」を使うのがおすすめ。ねじれたデザインの柄を備えており、お酒をかき混ぜやすいのが魅力です。スプーン反対側の形状・長さ・カラーは製品ごとに異なるので、用途や好みに合ったモデルを選択しましょう。