縦型のスリムなデザインを採用している「トールボーイスピーカー」。パワフルで高音質なサウンドが楽しめるので、音楽鑑賞はもちろんホームシアター用としても適しています。
ただし、デノンやヤマハ、ソニーなどのメーカーから多種多様なモデルが展開されており、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、おすすめのトールボーイスピーカーをご紹介します。選び方のコツも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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- 目次
- トールボーイスピーカーのメリット・デメリット
- トールボーイスピーカーのおすすめメーカー
- トールボーイスピーカーのおすすめ
- トールボーイスピーカーの売れ筋ランキングをチェック
- トールボーイスピーカーの選び方の選び方
トールボーイスピーカーのメリット・デメリット
トールボーイスピーカーは高さのある薄型のデザインを採用しているので、テレビやテレビ台などの横に置く場合に便利。設置する際のスペースを比較的取りにくいのも魅力です。
また、床に直接置けるのもポイント。別途スタンドを用意する必要もありません。さらに、サイズが大きい分、エンクロージャーとよばれる筐体の容積が十分確保できるのもメリット。パワフルな低音が楽しめます。
ただし、スピーカーは、本体サイズに合う視聴距離が必要。高さのあるトールボーイを使用するには、8畳以上の広い部屋が適しています。
トールボーイスピーカーのおすすめメーカー
デノン(DENON)
1910年に日本蓄音器商会として発足した「デノン」は、音響映像機器などを製造する老舗のメーカー。2017年にSound United Groupへ参加しました。なお、Sound United Groupは2022年に医療機器などを展開するMashimoに買収されています。
デノンは、高音質なハイレゾ音源に対応したトールボーイスピーカーをラインナップ。臨場感あふれるサウンドを求めている場合にもおすすめです。
また、トールボーイスピーカーと同じシリーズのセンタースピーカーや、ブックシェルフスピーカーが展開されているのもポイント。ホームシアターシステムを構築したい場合にも適しています。
ヤマハ(YAMAHA)
1887年に創業された「ヤマハ」は、音響機器だけでなく楽器の製造でも知られている老舗のメーカーです。また、ホームオーディオだけでなく業務用の音響機器も数多く展開しており、信頼性の高さでも支持を集めています。
ヤマハが製造するトールボーイスピーカーは、ラインナップが豊富。初心者が購入しやすいエントリーモデルから、高音質なハイレゾ音源に対応したモデルまで幅広い製品を手掛けており、好みに合うモデルを選びやすい点もおすすめです。
ソニー(SONY)
テレビやカメラ、スマホ、家庭用ゲーム機など多種多様な製品を展開する「ソニー」。ノイズキャンセリングイヤホンやヘッドホンでも高い支持を集めている日本を代表するメーカーです。
ソニーは、ピアノのような美しい塗装を採用したトールボーイスピーカーを展開。音質を重視する方に適したハイレゾ音源対応のモデルも展開されています。
トールボーイスピーカーのおすすめ
デノン(DENON) SC-T37
ピアノブラック・フィニッシュが美しいトールボーイスピーカーです。高音質なハイレゾ音源に対応しているのが特徴。臨場感あふれるサウンドで音楽や映画が鑑賞できます。
また、ソフトドームトゥイーターを搭載しているのもポイント。艶やかさを感じさせる音声が再生できます。さらに、広帯域で正確なピストンモーションを実現する、D.D.L.コーン・ウーハーユニットを備えているのもメリット。しなやかで伸びのある低音域が楽しめます。
本製品と同シリーズのセンタースピーカーやブックシェルフスピーカーが展開されているのも長所。ホームシアターシステムを構築したい場合にもおすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) スピーカー NS-F210
手頃な価格で購入できるエントリーモデルの製品です。スリムかつ上質なデザインを採用しているのが特徴。薄型かつ大画面なテレビの横に設置する場合にも適しています。
本体サイズは、幅236×高さ1050×奥行236mm。なるべく設置スペースを取りたくない場合にも便利です。また、アルミコーン型ウーファーを搭載しているのもポイント。明快でレスポンスに優れた中低域が再生できます。
さらに、バランスドーム型トゥイーターを採用しているのもメリット。ワイドレンジ再生に対応している点も長所です。加えて、ユニットには非防磁型を使用し、マグネットの大型化を実現。音質の高さを重視して設計されている点もおすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) スピーカー NS-F350
3WAY4ユニット構成のスピーカーです。3cmトゥイーターや13cmミッドレンジ、16cmウーファー×2基を備えています。雄大な低音や充実した中音、伸びやかな高音を楽しめるのが特徴。スケール感に優れたシアターサウンドが味わえます。
3cmブラックアノダイズド・アルミトゥイーターは、高音質なハイレゾ音源にも対応。リアルかつ厚みのある高音を実現しています。
また、高音域の壁面反射による悪影響を抑えるウェーブガイドホーンを採用しているのもポイント。音像定位や周波数特性の乱れを予防できるのもメリットです。さらに、高剛性・低共振エンクロージャーを備えているのも長所。エンクロージャーの不要な共振を抑制できる点もおすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) スピーカー NS-F500
本体の前面に施された黒鏡面ピアノフィニッシュが特徴的なアイテムです。天面・側面・背面・底面にはブラック木目調を採用。ナチュラルかつモダンなデザインを採用しているのが魅力です。
また、木工技法を駆使して高剛性キャビネットを実現しているのもポイント。音の響きをうまくコントロールできるのがメリットです。
さらに、「A-PMDウーファー」や「DC-ダイヤフラム方式ドームトゥイーター」を搭載しているのも長所。豊かな中音域や質感に優れた低音域、伸びやかな高音域を楽しめる点もおすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) スピーカー NS-F330
高音質なハイレゾ音源に対応するスピーカーです。3cmブラックアノダイズド・アルミトゥイーターの振動板やボイスコイルは軽量かつ高剛性化されており、リアルで厚みのある高音域を実現しています。
また、13cmPMDコーンウーファーを採用しているのもポイント。低音域の抜けがよく、小音量時でも音の躍動感を損なわない設計です。さらに、高音域の壁面反射による悪影響をウェーブガイドホーンで抑制できるのもメリット。リアルで歯切れのよい中高音が再生できます。
高剛性・低共振エンクロージャーは、前面に黒鏡面ピアノフィニッシュを採用。美しい外観を有している点もおすすめです。
ソニー(SONY) 3ウェイ・スピーカーシステム SS-CS3
比較的リーズナブルな価格で購入できるコスパに優れたアイテムです。ドーム型でソニー独自の「広指向性スーパートゥイーター」を搭載しているのが特徴。ナチュラルな音の広がりを実現しており、楽器1つ1つの位置や奥行きなどを表現できるのが魅力です。
また、「MRC」という独自の素材を使った130mmコーン型のウーファーユニットを備えているのもポイント。パワフルなだけでなく、滑らかな低音が再生できます。本製品はエントリークラスのトールボーイスピーカーながら、高音質なハイレゾ音源にも対応。臨場感あふれるサウンドで音楽や映画が鑑賞できます。
さらに、高品位なエンクロージャー設計を採用しているのもメリット。エンクロージャーの響きを制御してノイズを抑制し、優れた音像定位や広いサウンドステージを実現している点もおすすめです。
ソニー(SONY) 3ウェイ・スピーカーシステム SS-NA2ESpe
美しいピアノ塗装を採用しているスピーカーです。エレガントな外観を有しているのが特徴。光沢面の下にはダークブラウンの木目が薄く見え、インテリアのように設置できるのが魅力です。
また、エンクロージャーの微小な響きを美しくコントロールできるのもポイント。ノイズを抑え、上位機種のARシリーズのような質感に優れたサウンドが楽しめます。
さらに、メイントゥイーター×2基とアシストトゥイーター×1基で、広い指向性や十分な音圧を実現しているのもメリット。豊かで生き生きとした音楽を再現できる設計です。本製品のスピーカー構成は3WAY。臨場感あふれるサウンドを求めている場合にもおすすめです。
ダリ(DALI) SPEKTOR 6
明瞭かつダイナミックなサウンドが楽しめるスピーカーです。キャビネット内部の容積が大きく、ホームシアターシステムのメインスピーカーとしてもおすすめ。優れたサウンドパフォーマンスが期待できます。
ミッドレンジやウーファーには165mmウッド・ファイバー・コーン、トゥイーターには25mmソフトドームを採用。高音質なサウンドで幅広い音楽ジャンルに対応できる点もメリットです。
ジェイビーエル(JBL) JBL STAGE A180 JBLA180W
自宅に居ながら、コンサート会場のようなサウンドが楽しめるスピーカーです。ジェイビーエルが開発した「ハイデフィニション・イメージング・ウェーブガイド・デザイン」や25mmアルミドーム型トゥイーターを搭載しているのが特徴。躍動感あふれる豊かなサウンドが魅力です。
また、165mm径ウーファーを2基備えているのもポイント。繊細で奥行きのあるサウンドを再現します。さらに、木製ツートンのカラーが採用されているのもメリット。スタイリッシュな印象を与える外観もおすすめです。
polk フロアスタンディング・スピーカー Polk Monitor XT70
ハイレゾ音源の認証を受けているおすすめのスピーカーです。2.5cmテリレン・ドーム・トゥイーターやダイナミック・バランス・デザインを採用した16.5cmウーファー×2基、20cmのパッシブラジエーター×2基を搭載。スケール感に優れたサウンドが楽しめます。
さらに、クリーンな中音やレスポンスに優れた低音を実現しているのもポイント。ボーカルの歌声だけでなく俳優のセリフも聴き取りやすく、オーディオ用としてもホームシアター用としても使用できます。
polk フロアスタンディング・スピーカー Polk Signature Elite ES60
軽量かつ高剛性なドライバーを搭載しているスピーカーです。polk独自の「ダイナミック・バランス・アレイ・プロセス」を採用し、不要な共振の原因を除去しているのが特徴。クリアなサウンドを重視する場合にも適しています。
また、ハイレゾに対応した2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを備えているのもポイント。40kHzの超高音域が再生でき、精細な高音域が楽しめる点もおすすめです。
オーディオプロ(audio pro) AVANTO FS-20
本体の前面や天面にレザータッチ仕上げを採用しているトールボーイスピーカーです。エレガントさを感じさせるヨーロピアンデザインが魅力。側面の木目とレザータッチの外観が調和し、高級感をただよわせています。
また、3WAY4スピーカー構成らしいレンジの広さもポイントです。重厚な低音域とのバランスを考慮したサウンドを実現しています。インピーダンスは4Ωです。
クリプシュ(Klipsch) フロアスタンディングスピーカー RP-8000F II
90°×90°シリコン複合ハイブリッドTractrixホーンを搭載しているスピーカーです。高周波を効率よく伝えられるのが特徴。くっきりとした鮮明なサウンドを実現しています。
また、リニアトラベルサスペンションチタンダイアフラムトゥイーターを搭載しているのもポイント。歪みを抑えて、細かい部分までしっかりとした表現します。
さらに、トラクトリクス構造を採用したReference Premiereポートを設けているのもメリット。キャビネット内部の空気を効率よく移動させノイズを抑制するので、パンチのある低音域が楽しめる点もおすすめです。
ケーイーエフ(KEF) HiFi スピーカー Floorstanding Speaker Q950
オーディオ用としてだけでなく、ホームシアター用としても適しているアイテムです。ケーイーエフ独自の「Uni-Qミッドレンジトレブルドライバー」を搭載しているのが特徴。20cmロングスローベースドライバーも備えており、原音に忠実なサウンドが再生できます。
また、ユニットはコーン型を採用。中音域をよりクリアにし、サウンドの細かなニュアンスまでしっかりと再現します。
さらに、専用密閉型キャビネットを採用しているのもメリット。スピーカーにかかる負荷を軽減し、明瞭度の高い低音域を実現している点もおすすめです。スピーカーの構成は2.5WAY。インピーダンスの数値は8Ωです。
Q Acoustics 3050i
「Point-to-Point」とよばれる技術が採用されているアイテムです。キャビネット内部の補強が必要な箇所にサポートを追加して強度を高めているのが特徴。振動を低減し、サウンドの歪みを抑えられるのが魅力です。
また、キャビネット内の圧力を低減する「Helmholtz Pressure Equalizer」が採用されているのもポイント。キャビネットの共振を低減できる点もメリットです。
さらに、トゥイーターが板から独立した構造を採用しているのも長所。低音域の再現を受け持つウーファーの振動からトゥイーターが分離されており、しっかりと性能を発揮できる点もおすすめです。
ダリ(DALI) OBERON 5
ウーファードライバーの一部に「SMCマグネットシステム」を採用しているトールボーイスピーカーです。磁気回路の内部で発生する磁気変調と過電流を低減するのが特徴。ナチュラルで臨場感あふれる高音質再生を実現するおすすめモデルです。
「ウッドファイバー・コーン低損失ウーファー」や「4層巻CCAWボイスコイル」、内部補強構造をもつ「高剛性MDFエンクロージャー」などのパーツを使用しているのもポイント。大口径29mmツィーター採用とあいまって深く引き締まった低音とクリアな中音域、空気感のある高音質な響きを楽しめるのが魅力です。
ジェイビーエル(JBL) JBL STAGE A170
音楽や映画など、さまざまなコンテンツを臨場感あふれるサウンドで楽しめるトールボーイスピーカー。同メーカーが開発した「ハイデフィニション・イメージングウェーブガイドデザイン」と「25mmアルミドーム型ツィーター」の組み合わせにより、より正確なサウンドクオリティを実現しているのが魅力です。
高音質かつパワフルな低音を再現する独自の高駆動サブウーファーを搭載しているのもおすすめポイント。迫力のあるサウンドで映画を楽しめるホームシアターシステムを構築したい方にもぴったりです。つなぎ目のないラウンドエッジ構造のキャビネットを採用している点にも注目。音響工学に基づいて設計しており、音響性能に優れています。
ジェイビーエル(JBL) JBL STAGE A190
同メーカーが展開する「STAGEシリーズ」のフラッグシップモデルです。「25mmアルミドーム型ツイーター」と、「203mm径ウーファー」を搭載しているのが特徴。低音域から高音域までピュアなサウンドを再現します。臨場感のあるサウンドを楽しめるおすすめモデルです。
また、ホーンツィーターによって、高品位な中高域を再生するのもポイント。自宅で本格的なホームシアターシステム環境を構築したい方に適しています。ホームシアターシステムをスタリッシュに演出する、高級感あふれるデザインも魅力です。
ジェイビーエル(JBL) JBL STUDIO 680
正確性とパワーに優れたトールボーイスピーカーです。剛性と軽さに優れた「PolyPlasコーン」を搭載。自宅でライブや映画を見る方におすすめの製品です。
HDイメージング・ウェーブガイドとコンプレッションドライバーにより、ハイクオリティなサウンドを実現。幅230mmのスリムデザインで、限られたスペースに設置しやすいのも魅力です。高級感あふれる見た目で本格的なホームシアターシステムを構築したい方にも適しています。
デノン(DENON) SC-T17
ハイレゾ対応のトールボーイスピーカー。艷やかなサウンドを再生するソフトドームツィーター搭載を搭載しており、高音質なサウンドでライブ映像や映画を楽しみたい方におすすめのモデルです。幅200mmのスリムデザインで、テレビの横にすっきりと設置できます。
広い帯域で正確なピストンモーションを実現する「D.D.L.コーンウーファーユニット」を採用している点にも注目です。同メーカーのサブウーファーやセンタースピーカーなどと組み合わせて、本格的なホームシアターシステム環境を構築したい方にもぴったり。
ピアノブラックフィニッシュで仕上げたエレガントな雰囲気も魅力です。
クリプシュ(Klipsch) フロアスタンディングスピーカー Klipsch Reference R-600F
Tractrixの独特な曲線構造を採用したトールボーイスピーカー。サウンドを効率的に再生し、幅広い帯域でナチュラルなサウンドを楽しめるのがおすすめポイントです。
軽量かつ高剛性な素材「カプトン」採用したサスペンションを搭載。また、ネオジウムマグネットも採用しており、アコースティック楽器の質感やボーカルの表現力に優れています。
軽量で強度の高い「TCPウーファー」により、音の歪みを抑えながらパワフルな低音を再生する点にも注目です。キャビネットには、落ち着いた雰囲気のブラック木目調デザインを採用しています。
エラック(ELAC) CARINA FS247.4
高品位なエンクロージャーを採用したトールボーイスピーカーです。リブを入れて強度を高め、共振を抑制しています。エンクロージャー底部にバスレフポートを設けており、不要な風切り音を防いでいるのが特徴です。
特殊形状のコーンウーファーを採用。ブレイクアップポイントをコントロールし、分割振動による共振周波数を再生帯域外へ放出しています。
1つのスピーカーに対して2組のケーブルを接続する「バイワイヤリング」に対応しているのもおすすめポイント。より高音質なサウンドの再生が期待できます。
ヤマハ(YAMAHA) スピーカー NS-F700
スタイリッシュなデザインが印象的なトールボーイスピーカー。バッフル前後面以外の並行面をなくしているほか、伝統的な「曲げ練り」技法で天面をラウンドフォルムに仕上げています。ウーファーユニットのサランネットにギターの胴をイメージした形状を採用しているなど、個性的な外観でオーディオ空間を演出したい方におすすめです。
ヤマハの「Soavo」シリーズのために開発された構造やキャビネット素材を採用しているのも特徴。不要な共振を抑え込む高剛性を実現しながら、音の響きをコントロールします。
ウーファーやドームツイーターなどによる3Way構成により、パワフルな中低域再生と伸びのある高域再生を実現。迫力のあるサウンドで映画鑑賞を楽しむホームシアター用や、奥行きのある高音質サウンドを満喫したいオーディオ用などさまざまな用途で活躍します。
トールボーイスピーカーの売れ筋ランキングをチェック
トールボーイスピーカーのランキングをチェックしたい方はこちら。
トールボーイスピーカーの選び方の選び方
タイプごとの特徴をチェック
ホームシアター用は迫力のある重低音が特徴
映画鑑賞などに使用するホームシアター用のトールボーイスピーカーは、重低音設計を採用しているモノが多いのが特徴。映画鑑賞の際に流れる効果音を迫力あるサウンドで楽しめるのがメリットです。
また、臨場感あふれる音質を求める場合には、重低音設計のトールボーイスピーカーを含むホームシアターシステムの導入も検討してみましょう。
中・高音が得意なオーディオ用は音楽鑑賞におすすめ
オーディオ用のトールボーイスピーカーは、中高音域を重視して設計されているモノが多いのが特徴。奥行きのあるサウンドで音楽を鑑賞できるのが魅力です。
また、音質にこだわりたい場合には、ハイレゾ音源に対応しているモデルを選ぶのがポイント。原音に近いサウンドを体感できるため、よりダイナミックさを感じながら音楽を楽しめます。
音の好みに合わせてユニットの形状を選ぶ
トールボーイスピーカーに採用されているユニットの形状は、「コーン型」「ホーン型」「リボン型」「ドーム型」などの種類が存在します。各タイプごとに音質が異なるので、好みに合うモノを選択しましょう。
円錐形の振動板を備えているコーン型は、一般的なスピーカーにも多く採用されているタイプ。中音域の再生能力が高めですが、振動板の素材によって音質が変化します。また、ラッパのような形をしたホーン型は、振動板から出た音を増幅する仕組みが特徴。前方に向かって音が出ている感覚を楽しめます。
金属の振動板に電気を流して振動させるリボン型は、超高音域の再生に特化しているのがポイント。高音質なハイレゾ音源の再生に適しています。さらに、ドーム状の振動板を震わせるドーム型のユニットは、半球型にデザインされているタイプ。コーン型と同じく振動板に採用されている素材によって音質が異なります。
スピーカーの構成で選ぶ
奥行きのある音を楽しむならユニット数が多いモデルを
3WAY以上なら臨場感アップ
トールボーイスピーカーは、「フルレンジ」「2WAY」「3WAY」など製品ごとに内部のスピーカー構造が異なります。事前に各タイプごとの特徴を把握し、好みに合う音質のモデルを選択しましょう。
ユニットを1基のみ備えているフルレンジタイプのトールボーイスピーカーは、構造がシンプル。ユニットが2基搭載されている2WAYタイプは、低い音だけでなく高い音もしっかりと再生できるのがメリットです。
3基のユニットを備えた3WAYタイプのトールボーイスピーカーは、低音・中音・高音と各帯域のバランスに優れています。コンテンツを迫力あるサウンドで楽しみたい方は、3WAY以上の製品がおすすめです。
スピーカーとアンプのインピーダンスをチェック
スピーカーとアンプの「インピーダンス」とは、電気抵抗の値を示すスペックのこと。インピーダンスは「Ω」という単位で表記されており、数値が高くなるほど電圧が高くなって効率よく電力が送れます。ただし、インピーダンスが高いほどノイズが発生しやすくなる点には注意しましょう。
また、インピーダンスは、出力側と入力側で揃えるのが基本。アンプとスピーカーのインピーダンスが一致している場合には、効率よく音声信号が伝達できます。
インピーダンスが合っていないと、アンプの能力をしっかりと発揮できない場合も。アンプやスピーカーに高い負荷がかかって故障してしまう危険性もあるので注意しましょう。
設置場所に合うサイズやデザインを選ぶ
スリムで設置スペースを取りにくいトールボーイスピーカーですが、サイズは製品ごとに異なります。購入する際は事前に設置場所に収まるかしっかりとチェックしておきましょう。
特に設置スペースが限られている場合には注意が必要。本体サイズにあわせて設置場所も採寸しておくと、購入後のセッティングもスムーズに進みます。
また、トールボーイスピーカーのデザインは、部屋の雰囲気にマッチするモデルを選ぶのがおすすめ。美しい光沢が楽しめるモデルや木目調の外観が特徴的なモデルなど、デザイン性に優れた製品も多数展開されています。
迫力のある低音を楽しみたい場合に便利な「トールボーイスピーカー」。スリムなデザインは、テレビ横に配置する場合にも適しています。サイズやデザイン、音質などは製品ごとに異なるので、購入する際は好みの音質や部屋の雰囲気にマッチするモデルを選択するのがおすすめです。