ランニングやトレーニング時に便利なのが「外れにくいイヤホン」。激しい動きにもフィットするイヤホンを使えば、より自由に身体を動かしてスポーツを楽しめます。
そこで今回は、おすすめの外れにくいイヤホンを有線と無線に分けてご紹介。メーカーや機種によってさまざまな工夫が凝らされているので、使いやすいモデルを見つけてみてください。
外れないイヤホンの選び方
外れにくさ重視ならカナル型がおすすめ

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イヤホンのイヤーピースの形には、大きく分けてカナル型とインナーイヤー型の2種類があります。外れにくいイヤホンを探している方には、カナル型のイヤホンがおすすめです。
インナーイヤー型のイヤホンは耳に軽く引っ掛けるように装着するのに対して、カナル型のイヤホンは耳栓のように耳を塞いで装着するのが特徴。また、フィット感に優れているため、ランニングなどでも快適に使えます。
付属のイヤーピースをチェック

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カナル型のイヤホンは耳栓のように耳の中へ詰めて使います。自分の耳のサイズに合わせて使いやすいよう、付属のイヤーピースを使ってサイズを調節できるモデルがおすすめです。複数サイズのイヤーピースが付属したモデルであれば、それぞれの耳のサイズに合わせたモノを選べます。
また、イヤーウィングに対応したモデルのなかには、イヤーチップと同じようにイヤーウィングが複数サイズ同梱されているモノも。自分の耳に合わせられるよう、複数のサイズが同梱されたモデルを選ぶのがおすすめです。
フック付きやシュア掛け対応のモデルも

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フィット感を最重視する方には、イヤーフックが付いているイヤホンや、耳にイヤホンのケーブルを引っ掛けるシュア掛けに対応しているモデルがおすすめです。
イヤーフックが付いたイヤホンやシュア掛け対応のモデルは、上下左右の激しい動きにも対応しやすく、ランニング時などに活躍します。イヤーピースのサイズを調節しても外れやすさを感じる方は、ぜひチェックしてみてください。
その他の機能にも注目
防水機能

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動きの激しいスポーツで使う場合は、汗や水などに強いかどうかも重要なチェックポイントです。ランニングなど屋外でも使う場合は、突然雨に降られても対応できるように、防水性能を確認しておきましょう。
防水規格は0〜8まであり、数値が高いほど高性能。スポーツや筋トレなど普段のトレーニングで使う場合は、イヤホンの防水規格をしっかり確認してみてください。
トライアスロンや湿地帯などの過酷な環境下で使う場合は、完全防水に対応したIPX8のモデルが適しています。使用シーンに適したモデルを選ぶのがおすすめです。
ノイズキャンセリング

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ノイズキャンセリング機能があるイヤホンは、周囲の話し声や車の走行音などを軽減できるので、音楽に集中したい方へおすすめ。また、耳栓としても使えるため、トレーニングに集中したいときに便利です。
なお、ノイズキャンセリングには「パッシブノイズキャンセリング」と「アクティブノイズキャンセリング」があり、それぞれ特徴が異なります。
パッシブノイズキャンセリングは、イヤホンの形状などによって物理的にノイズをカットするのが特徴。一方でアクティブノイズキャンセリングは、デジタル処理でノイズを打ち消します。
より遮音性を重視する方には、アクティブノイズキャンセリングを採用したモデルがおすすめ。電気的な回路を使うことで、パッシブノイズキャンセリングでは除去しにくい低音域の騒音も軽減できます。
連続再生時間・充電時間

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ワイヤレスイヤホンはケーブルで繋がれていないので、スポーツ中も自由に動けるのがメリットです。ただし、バッテリー容量によって使用可能時間に制限があるため、連続再生時間をチェックしておきましょう。
終日トレーニングをする予定がある方など、長時間使う場合は連続再生時間が長めのモデルを選ぶと便利です。充電ケースが付いているモデルなら、屋外での休憩中にも手軽に充電できます。
なお、充電ケースを使った最長使用時間と、イヤホン単体で使える連続再生時間は異なるので注意しましょう。イヤホンの充電中は音楽が聴けなくなるため、長時間トレーニングをする場合は連続再生時間の長いモデルがおすすめです。
外れにくいイヤホンおすすめモデル|Bluetooth
ソニー(SONY) ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WI-1000XM2
シリコン製のやわらかいネックバンドを採用した、外れにくいイヤホンです。優れた装着性と携帯性を実現しているのが特徴。さらに、耳の奥まで装着しやすい「アングルドイヤーピース方式」も採用しています。
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現する「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」を備えているのも魅力。さまざまなノイズを低減して幅広いシーンで音楽に集中できます。
ワイヤレスながらハイレゾ音質を楽しめる、LDACコーデックに対応している点もメリット。また、ノイキャンON時で最大10時間、ノイキャンOFF時で最大15時間再生できるロングバッテリーを内蔵しています。
アンカー(ANKER) Soundcore Life A2 NC A3935011
「ウルトラノイズキャンセリング」機能を搭載している、外れにくいイヤホン。周囲の環境音に合わせてノイズキャンセリングの強さが自動で変更されるのが特徴です。また、外音取り込み機能も付いているので、イヤホンを付けたままでもアナウンスなど外からの音を聞き取れます。
イヤホンは片耳のみでも使用でき、より周囲の音に気を配りたいときにも便利。加えて、IPX5の防水仕様なので、突然の雨にも安心して使用できます。
イヤホン単体で最大7時間の連続使用ができ、ノイズキャンセリングモードでも最大6時間の使用が可能。10分で約1.5時間の音楽再生が可能な短時間充電にも対応しています。
ジャブラ(Jabra) Elite Active 75t
さまざまな耳の形を検証し、シミュレートすることで作られた外れにくいイヤホンです。シリコン製の滑らかなイヤージェルが3種類付属しているので、自分にフィットするモノを選べます。
IP57の防塵防水仕様のため、過酷な環境下でも使用可能。トレッキングやキャンプなどのアクティビティで持ち歩くことが多い方にもおすすめです。
アクティブノイズキャンセリングに対応しているので、音楽へ集中したい方にもぴったり。また、外音取り込み機能の「HearThrough」も搭載しており、周囲の音を確認したいときにも便利です。
ボーズ(Bose) SoundSport wireless headphones
落し物トラッカーの「Tile」機能を搭載している、外れにくいイヤホンです。イヤホンをなくしても見つけやすいのが特徴。設定はBose Connectアプリから簡単に行えます。
防滴設計を採用しているのもポイント。さらに、ウィング付きのイヤーチップ「StayHear+ Sport」を採用しており、耳にフィットするため、激しく動く方にもおすすめです。
イヤホン単体で最大6時間の使用が可能。15分の充電で1時間ほど使える急速充電にも対応しており、必要なときに素早く充電できます。
シュア(SHURE) 高遮音性イヤホン SE215
高音質で外れにくいイヤホンが欲しい方におすすめのモデル。Qualcomm aptX・aptX HD・aptX Low Latency・AACなど、幅広いコーデックに対応しているのがメリットです。
安定感のあるシュア掛けができ、イヤーチップは複数の種類が付属しているので、耳の形に合わせてカスタマイズが可能。さらに、高遮音性設計を採用しているため、街中でも周囲の雑音を低減して音楽に集中できます。
アクセス(AXES) B-Reiz AH-BT79
持ち運びに便利なネックバンドタイプの外れにくいイヤホンです。イヤホン部分にマグネットが付いているので、コードが絡みにくく、ネックレスのように持ち運べます。また、ボリューム調節や曲のスキップなども、首元のリモコンで手軽に操作可能です。
IPX5の防水仕様で、汗などに対応できるのもメリット。さらに、約2時間の充電で最大9時間通話できるため、バッテリーの持ちがよいイヤホンを探している方にもおすすめです。
バング&オルフセン(Bang & Olufsen) 防水完全ワイヤレスイヤホン Beoplay E8 Sport
耳へのフィット感を追求した設計により、激しい運動時にも外れにくいイヤホンです。日常生活はもちろん、ランニングやジムでのトレーニング時の使用に適しています。また、IP57の防水性能を備えているため、悪天候にも対応可能です。
左右で計4つのマイクを内蔵しており、通話の音声をクリアに伝えやすいのもメリット。さらに、再生や停止・音量調節などは本体のタッチで手軽にコントロールできます。
ブランドロゴがアクセントになったスタイリッシュなデザインも魅力。機能性はもちろん、見た目にもこだわりたい方におすすめです。
パナソニック(Panasonic) 完全ワイヤレスイヤホン RZ-S30W
コンパクトサイズの外れにくいイヤホンです。人間工学に基づいた設計により、ホールド感のある着け心地を実現。加えて、IPX4相当の防水性能を備えているため、突然の雨にも対応できます。
Bluetoothの信号を左右のイヤホンで同時に受信する仕様で、接続性が安定しているのも特徴。動画を視聴する際の映像と音のズレも軽減され、快適にコンテンツを楽しめます。
イヤホン本体にタッチセンサーが付いており、操作は手軽です。また、イヤホンを着けたままでも周囲の音を確認可能な外音取り込み機能も搭載しています。
ヤマハ(YAMAHA) 完全ワイヤレスイヤホン TW-E3B
耳と接触する部分に滑り止めの塗装が施されている、外れにくいイヤホン。小さな耳にもフィットしやすいコンパクトサイズのため、長時間快適に装着できるのが魅力です。
音量に合わせて音のバランスを調節する独自の機能があるので、小さなボリュームでも低域から高域まで聞こえやすいのがメリット。また、こだわりのチューニングにより、没入感の高いサウンドを楽しみたい方にもおすすめです。
ジェーブイシー(JVC) ワイヤレススポーツヘッドホン HA-ET45T
イヤーサポートとイヤーフックのデュアルイヤーサポートにより、外れにくいイヤホンです。安定感のあるしっかりとした装着感を得られるのが特徴。また、イヤーフックは取り外せるため、普段使いではすっきりとしたスタイルでも使用できます。
イヤホンを装着したまま周囲の音が聞こえやすい、低遮音イヤーピースを付属しているのも魅力のひとつ。加えて、IP55相当の防水・防塵仕様なので、汗・雨・ホコリなどからイヤホンを保護できます。
アップル(Apple) AirPods Pro 第2世代 MQD83J/A

耳にしっかりフィットするカナル型を採用した、外れにくいイヤホンです。4サイズのシリコン製イヤーチップを同梱しており、自分の耳に合ったフィット感に調節可能。優れた密閉性と装着感を実現できます。
周囲のノイズを低減できる、アクティブノイズキャンセリングを搭載しているのも魅力のひとつ。さらに、耳に合わせて音楽をリアルタイムで調節できる「アダプティブイコライゼーション」も備えています。
IPX4等級の耐汗耐水性能を有しているのもおすすめポイント。また、イヤホン単体で最大6時間、充電ケースと合わせて最大30時間再生できるロングバッテリーも備えています。
ビーツ(Beats) Beats Fit Pro MK2F3PA/A

快適で安定した着け心地のウィングチップを備えた、外れにくいイヤホンです。仕事やトレーニング中でも外れにくく、安心して使いやすいのが特徴。また、シリコン製イヤーチップが3サイズ同梱しているので、フィット感も調節できます。
独自の「アコースティックプラットフォーム」を搭載しており、パワフルでバランスの優れたサウンドを楽しめるのも魅力のひとつ。加えて、アクティブノイズキャンセリングを備えているので、周囲の雑音を軽減できるのもメリットです。
ビーツ(Beats) Powerbeats Pro MY582PA/A

調節可能なイヤーフックを採用している、外れにくいイヤホン。複数サイズのイヤーチップを備えており、快適な装着感を維持しやすいのも特徴です。
パワフルかつ、バランスの取れたサウンドを楽しめるのも魅力のひとつ。さらに、片方ずつ音量やトラックの切り替えを行えるのもおすすめポイントです。
イヤホン単体で最長9時間、充電ケースと合わせて24時間再生可能。また、わずか5分の充電で1.5時間再生できる「Fast Fuel機能」を備えているのもメリットです。
外れにくいイヤホンおすすめモデル|有線
ソニー(SONY) 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-XB510AS
重低音をしっかり鳴らせるイヤホンです。ソニーの「EXTRA BASS」は重低音に迫力があるシリーズで、EDMなどの楽曲再生に適しています。
フィット感を高めるアークサポーターは3サイズ付属しており、耳の形や大きさに合わせて装着しやすいのがメリット。加えて、耳との設置面積が広い「ハイブリッドイヤーピースロング」を採用しています。
IPX5/7の防水仕様なので、突然の雨にも対応可能。また、汗で汚れてしまった場合はイヤホン本体の水洗いもできるため、清潔な状態を保ちやすいのも魅力です。
ソニー(SONY) 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-XB55AP
ドライバーを小型化し、耳の奥まで装着できるようにした外れにくいイヤホンです。低域の振動板の動作を最適化するこだわりの設計により、重低音ならではのグルーブ感をしっかりと再現できます。
マルチファンクションボタンとマイクを内蔵したリモコンが付いており、スマホと接続すればハンズフリーでの通話が可能。また、音楽の再生や一時停止といった操作もできるため、使い勝手も良好です。
スタイリッシュなデザインを採用しているのもポイント。おしゃれさを重視する方にもおすすめのイヤホンです。
ソニー(SONY) スマートフォン対応密閉型インイヤーレシーバー MDR-EX650AP
高級感のある見た目が魅力的な外れにくいイヤホンです。ハウジングと音導管に真鍮を採用しているのが特徴。不要な振動を抑制してスムーズなレスポンスの低音域と、鮮やかな中高域を再生できます。
低域における通気抵抗をコントロールしてリズムを正確に再現できる、「ビートレスポンスコントロール」を備えているのも魅力のひとつ。加えて、マイクを内蔵したリモコンを搭載しているため、スマホで曲の操作やハンズフリー通話ができます。
ソニー(SONY) ステレオイヤーレシーバー MDR-AS210
ループハンガー機構を採用した外れにくいイヤホンです。耳に引っ掛けて固定するので、激しい動きのなかでも装着感が安定しやすいのが特徴。また、調節可能なエラストマー樹脂製のハンガーにより、耳への負担も軽減できます。
本体は防滴仕様を採用しているので、トレーニングで汗をかいても快適に使用できます。さらに、ケーブルの表面に溝を付けた「セレーションケーブル」を採用しているため、絡みにくく使い勝手も良好です。
付属のクリップを使えば、ウェアへのケーブル固定も簡単に行えるのがメリット。カラーバリエーションが豊富なので、ファッション性重視の方にもおすすめです。
パイオニア(Pioneer) ハイレゾ音源対応インナーイヤーヘッドホン SE-CH9T
ハイレゾ音源にも対応した外れにくいイヤホン。運動中も高音質で音楽を楽しみたい方におすすめです。独自の「Airflow Control Port」を採用し、中音域をクリアに再生できます。
3サイズのリブ付きシリコンチップが付属しており、耳にフィットしやすいのもポイント。また、耳に掛けられるため、安定感を高めながらタッチノイズを軽減できます。
オーディオテクニカ(audio-technica) カナル型イヤホン ATH-SPORT10
耳にしっかりとフィットしやすいイヤーハンガーを搭載した、外れにくいイヤホン。遮音性の高いイヤーピースと外部音が伝わりやすいイヤーピースが付いているため、シーンに応じて使い分けが可能です。
防水性能はIPX5で、悪天候の際に装着できるのはもちろん、水洗いにも対応しているのがポイント。また、パワフルなドライバーを搭載しており、トレーニング時にも高音質で音楽を楽しみたい方におすすめです。
ジェイビーエル(JBL) Endurance RUN JBLENDURRUN
インイヤー型としても耳掛けタイプとしても使える、2WAYタイプの外れにくいイヤホンです。シーンや好みに合わせて付け替えられるのが魅力。また、「TwistLock」と「FlexSoft」により、長時間快適に装着できます。
IPX5相当の防水仕様なので、汗や雨などに強いのもメリット。さらに、インラインのリモコンが付いており、ランニング中も手軽に操作できます。
ジェーブイシー(JVC) ステレオヘッドホン HA-EB75
「スライドイヤーフック」を採用した、外れにくいイヤホンです。フックの位置を耳の大きさに合わせて調節できるのが特徴。イヤホンはオープン型で、密閉型に比べて周囲の音を聞き取りやすいのもメリットです。
「バスブーストイヤーピース」を採用しているため、迫力のある音を楽しめるのも魅力。周囲の音を聞き取りやすいうえ、外れにくいイヤホンを探している方におすすめです。
パナソニック(Panasonic) カナル型イヤホン RP-HJE150
コンパクトサイズで外れにくいイヤホンです。楕円状のポートを採用し、装着感や気密性を向上させているのが特徴。さらに、3サイズのイヤーピースが付属しているため、耳に合ったイヤーピースを選択可能です。
イエロー・オレンジ・グリーンなど、豊富なカラーバリエーションを展開。また、比較的リーズナブルな価格で購入しやすいので、コスパを重視する方にもおすすめです。
ヤーバッツ(yurbuds) INSPIRE 300 YBIMINSP04RNB

ランニングなどのスポーツ向けに設計された、外れにくいイヤホンです。独自の「ツイストロック機能」を採用しているのが特徴。イヤーチップを回転させながら装着することで耳にフィットし、激しい運動中でも外れにくいのがメリットです。
耐汗仕様なのでランニング中でも汗を気にせず使用できるのがポイント。スポーツ時に装着する外れにくいイヤホンを探している方におすすめです。
外れにくいイヤホンには、音質にこだわったモノや価格を抑えたモノなど、さまざまなモデルが展開されています。完全防水やハイレゾ音源対応など、高機能なモデルは幅広いシーンで使えますが、その分高価な傾向にあるので、使用シーンや好みに合わせて適したモデルを選ぶのがおすすめです。