引っ越し・リフォーム・DIYなど、多用途で便利に使える「養生テープ」。幅広い場面で活用できる養生テープですが、目的によって色や素材などをチェックしたうえで選ぶのがポイントです。
そこで今回は、養生テープの選び方やおすすめの製品をご紹介します。各種類の特徴も解説するので、ぜひ用途や目的に合った養生テープを選んでみてください。
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養生テープとは?
養生テープの粘着力はガムテープより劣るものの、簡単に手で切れるうえ、糊残りもなくきれいに剥がせるのが魅力です。台風対策で窓ガラスに貼ったり、電源コードを一時的にまとめたりしたい場合に便利。家具やガラスなどに跡を残さずに剥がしたい場合の使用にも適したアイテムです。
なお、素材により大きく分けて、ポリエチレンクロスと紙を使用している2種類のタイプがあります。さらに、製品によってサイズや粘着力の高さなども異なるため、用いる分野に応じて、適した種類の養生テープを使い分けましょう。
養生テープのおすすめ
ダイヤテックス(DIATEX) パイオランテープ 塗装・建築養生用 Y-09
ポリエチレンクロス素材を使用した養生テープ。手で簡単に切れる手切れ性の高さに加えて、粘着力の強さ・剥がしやすさのバランスにこだわっているのが特徴です。
テープの幅は50mmのほか、25〜200mmまでラインナップされています。使用する場所に適した幅の養生テープを同シリーズで揃えやすいのもメリットです。
ダイヤテックス(DIATEX) パイオランテープ 内装養生用 ゆかり Y-07-V
BPマークを取得している養生テープです。原材料の一部に植物由来のバイオマスプラスチックを使用しているのが特徴。環境に配慮された製品を探している方におすすめです。
本製品は、適度な粘着力と剥がしやすさを兼ね備えた中粘着性タイプ。糊残りさせたくない内装の養生などに適しています。また、ユニークなバイオレットの色味は作業時の目印として使用するのもおすすめです。
ダイヤテックス(DIATEX) パイオランテープ つや消しテープ 影武者 MT-08
つや消し加工が特徴的な養生テープです。テープ表面に光を反射しにくくする処理が施されているため、目立ちにくいのが特徴。テープの存在感を抑えたいシーンなどに適しています。
テープの基材には、手で楽に切れるポリエチレンクロスを使用。アクリル系粘着剤を採用することで、糊残りしにくいようにも工夫されています。
積水化学工業(SEKISUI) スパットライトテープ No.733
作業性に優れている養生テープです。手で軽やかに切りやすく、テープの引き出しをスムーズに行えるよう工夫が凝らされています。作業をスピーディに進めやすいのが魅力です。
環境変化に耐性があり、紫外線による内装塗料の変色を軽減する機能を備えているのもおすすめポイント。また、細かい部分に貼りやすい幅38mmのほか、50mmのモノもラインナップされています。
積水化学工業(SEKISUI) フィットライトテープ強粘着No.736
コンクリートやアスファルトといった屋外の粗面にも貼り付きやすい養生テープです。特殊なポリエステルクロス基材と強粘着のアクリル粘着剤を使用。優れた耐熱性によって熱で溶けにくいのも魅力です。
基材強度が高く、ロードローラーなどで踏みつけてもテープが破れにくいのもポイント。剥がす際にも切れにくく、手軽に処理できるよう工夫されています。
一定時間放置しても剥がす際の糊残りが少ないのもメリット。クリーニング作業の手間を軽減でき、作業効率アップを期待できるモノを求めている方におすすめです。
デンカ(DENKA) 養生職人
素材に「特殊野延伸フィルム」を採用した、切りやすさに優れている養生テープ。直線カットがしやすく、手で簡単に切れてスムーズな作業をサポートします。また、糊残りしにくく、剥がしやすいのも特徴です。
テープの幅は50mmと広めなので、仮止めから、引っ越しの際に養生シートを取り付けたりダンボールのフタを閉じたりなど汎用的に使えます。粘着剤には、トルエンを含まず環境にも優しい「アクリル系エマルジョン」を使用。環境にも優しい製品です。
幅広い作業で手軽に使いやすい養生テープを探している方はチェックしてみてください。
寺岡製作所(TERAOKA) P-カットテープ 4140
手で切りやすいうえ、切断面がきれいなのが特徴の養生テープ。粘着力が高く、テープの幅も50mmと広めなので、台風への対応で窓ガラスの飛散を防ぐ用途にも適した製品です。
また、カラーは透明のため、目立たせたくない場所に使いやすいのも魅力。DIYから災害対策などまで、汎用的でしっかりと貼り付けられる養生テープを使いたい方におすすめです。
古藤工業(Furuto) Monf NEW快適養生 No.822
切りやすさに優れたアクリル製の養生テープ。簡単に手で切れて、スムーズに剥がしやすいうえ糊残りも少なく、効率のよい作業をサポートします。内装工事や引っ越しで養生シートを固定したり、仕分け作業で仮止めしたりと多用途で使える製品です。
また、カラーは目立ちやすい黒のため、貼っている部分を忘れないように、はっきりとさせておきたい場合の使用にも適しています。黒以外にも、緑・白・赤などバリエーション豊富なカラーをラインナップ。用途によって色の種類を使い分けたい場合にもおすすめの養生テープです。
日東電工(Nitto) 床養生用テープ No.395N R0520
弱粘着タイプながら、50mmと広めのテープ幅でしっかりとした粘着力を備える養生テープ。ポリエチレンラミネート加工が施された養生シートにも貼り付けが可能です。貼り付けた養生材がズレたり波打ったりするのを抑え、高い固定力を発揮します。
また、弱粘着のため長時間の作業で貼り付けても剥がしやすいうえ、糊残りが少ないのも特徴。なお、カラーはかわいくて個性的なさくら色。目立ちやすいカラーのため、違う色と使い分けるのに適しています。DIYなどで、おしゃれに仕上げたい場合の使用にもおすすめの養生テープです。
萩原工業(HAGIHARA) ターピー養生クロステープ TY001-7525
テープの幅が75mmと広めの養生テープ。ダンボールのフタ閉じから、建材などの固定や仮止めなどまで幅広く使えます。テープの幅が広いため、下地を保護するために、養生テープの上から強力な粘着力の両面テープを貼り付けるのにも適したアイテムです。
また、基材にポリエチレンクロスを採用したスタンダードなタイプで、手切れがよく剥がしやすいため効率のよい作業をサポートします。剥がした際に糊残りが少ないのもポイント。カラーは緑で目立ちやすく、はっきりと印を付けておきたい場合にも使えます。
幅広タイプで、しっかりとした固定や仮止めを行いたい場合の使用におすすめの養生テープです。
ニチバン(NICHIBAN) フィルムクロステープ 養生用 1840-50
糊を残したくない場面で使いやすい養生テープです。アクリル系の粘着剤を使用しており、しっかりと貼りつつも軽い力できれいに剥がしやすいのが魅力。ポリエチレンクロスに網目が施されたテープは手切れがよく、縦にも横にもカットできます。
テープ幅はマルチに使いやすい50mmを採用。また、油性マジックで上から文字が書けるため、荷造りのラベリングにも適しています。使い勝手のよい養生テープを求めている方におすすめです。
トラスコ中山(TRUSCO) 塗装養生用テープ TYT2525-GN
塗装時の使用に適している養生テープです。手で簡単にカットしやすいのが特徴。優れた作業性を備えているアイテムを求めている方におすすめです。
高い粘着力を有しており、粗面に貼り付けやすいのも嬉しいポイント。さらに、糊残りしにくいので、掃除の手間を軽減できます。
比較的リーズナブルな価格で購入しやすいのもメリット。価格を重視して選びたい方にもおすすめです。
マクセル(maxell) スリオンテック 養生用 マスキングカットライトテープ No.3489
素材に「ポリエチレンラミネート合繊布」を採用した養生テープ。しなやかでコシがあり、ペラペラしにくくて使いやすいのが特徴です。糊残りも少ないため、内装を行う際の養生シート固定や仮止めなど、多用途で万能に使えます。
また、軽い力で引き出せてカットもしやすいので、効率よく作業ができるのも魅力。カラーは黄緑色で目立ちやすく、仮止めやマーキングで使った後の剥がし忘れを防ぎます。使い勝手のよさを重視する方におすすめの養生テープです。
スリーエム(3M) マスキングテープ 243J Plus
縦裂きが起きにくい和紙製のマスキングテープ。糊残りが少なく、スムーズに剥がしやすいのが特徴です。車両の塗装をはじめ、室内でのリフォームに内装などのマスキングで用いるのにも適したアイテムです。
また、独自のコーティング技術により軽い力で引き出しやすく、幅の広さに関係なく効率よく作業が行えます。テープの幅は12mmと非常に狭く、細かい用途に使用可能です。気軽に使いやすい製品を探している方はチェックしてみてください。
ソフト99(SOFT99) マスキングテープ
テープの幅が18mmと狭く、多用途で便利に活用できるマスキングテープ。車を塗装する際に、ボディやガラスを保護するため、カバーに用いる新聞紙などに貼り付けて固定するのに便利です。
また、ポリエチレンクロスタイプの養生テープよりも粘着力が低く、糊残りも少ないため、きれいに剥がしやすいのもポイント。マーキング・付箋・ラベリングといった目的にも、手軽に利用できます。価格も非常に安いので、コスパの高い製品を探している方にもおすすめのアイテムです。
ハンディクラウン(HANDY CROWN) 塗装用マスキングテープ
本格的な塗装のマスキングに適したアイテムです。テープの基材に和紙を使用し、粘着剤にはゴム系を採用。多少の凹凸面でも接着させやすいのがメリットです。
糊残りもしにくいため、DIYの目印として使用するのもおすすめ。また、テープの幅は12mm・15mm・18mm・24mmなど、幅広くラインナップしています。
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養生テープの選び方
テープの素材をチェック
ポリエチレンクロス
主にポリエチレンを基材とし、縦と横に細かなラインを設けているタイプがポリエチレンクロス。養生テープとしては粘着力が高めなので、家具を固定したり塗装をする際に保護をしたりするための使用に適したタイプです。
また、耐久性や耐水性に優れているのも特徴。自転車やバイクなどの破損した部分の応急処置や、キッチンなどの水まわりでの使用にも向いています。貼っている面を保護しつつ、しっかりとした強度と粘着力で固定させたい場合におすすめです。
紙製のマスキングテープ
素材に紙を使用しているマスキングテープは、ポリエチレンクロスの養生テープと比較して粘着力が弱く、跡を残さずに剥がしやすいのが特徴です。DIYやリフォームなどで、マーキングのために使ったり、家具に貼り付けた後を残さずに保護したりするのに適しています。
また、貼っている時間が長くなったとしても下地を傷つけずに剥がしやすいのも魅力。しっかりと固定したい場合には、下地にマスキングテープを貼って保護した上から、強力な粘着力を備えた両面テープで貼り付けるのがおすすめの使い方です。
テープの幅をチェック
養生テープは、2mm未満の幅が狭いタイプや、50mm以上の幅が広いタイプまでラインナップされています。そのため、用途や目的によってテープの幅をチェックして選ぶのもポイントです。
幅が狭いタイプは、仮止めや印を付けるためなど、簡易的な用途での使用に便利。一方、しっかりと固定させたり、両面テープなどと併用したりする場合には幅が広いタイプの使用がおすすめです。
また、幅が広い養生テープは粘着力も高いため、ダンボールのフタを閉じる場合や、台風などの災害に備えて窓ガラスの飛散を防ぐために貼るのにも適しています。
粘着力をチェック
粘着力もタイプによって違いがあります。そもそも、養生テープはガムテープなどよりも粘着力が低いのが特徴です。しかし、使用する対象や用途により、備わっている粘着力で使い勝手が異なります。
弱粘着の養生テープは特に粘着力が低く、糊残りを極力抑え、剥がしやすさを重視する場合の使用に適したタイプです。引っ越しなどで家具や道具を移動させるための仮止めといった作業での使用に便利。中粘着タイプは、粘着力が弱すぎず強すぎないため、主に家庭用として汎用的に使いやすいのが魅力です。
しかし、弱粘着タイプよりは粘着力が高めで、壁や家具など貼る対象によっては糊が残るケースもあるので注意が必要。強粘着タイプは、養生テープのなかでは粘着力が高く剥がれにくいため、屋外のシートが風で飛ばされないようにするなど、しっかりと固定したい場合の使用におすすめです。
屋外で使用するなら防水性にも注目
屋外での使用など、濡れる可能性がある場合には防水性にも注意して選びましょう。養生テープには、耐水性を高めたタイプもあります。高い耐水性を備えたタイプであれば水を通しにくく、雨などで濡れても剥がれにくいため、ブルーシートや車両カバーなどを固定する際に便利です。
台風に大雨といった、災害への対策にも有効。また、キッチンなどの水まわりに使用する場合にも、水に濡れても剝がれにくい養生テープを用いるのがおすすめです。
用途に合わせて色を選ぶ
養生テープは、透明・黒・緑・白など、さまざまな色が展開されています。そのため、養生テープを選ぶ際はそれぞれの用途に合わせて、色をチェックするのもポイントです。
透明や白の養生テープは目立ちにくいため、目につきやすい場所など、なるべく貼っている部分を目立たせたくない場合の使用に適しています。また、使用する対象の色に近いタイプの色で選ぶのも、同化させて目立ちにくくするのに有効です。
黒などの濃くてはっきりした色の養生テープは、マーキングといった貼っている部分を目立たせたい場合に向いています。数種類の色を使い分ければ、印を差別化できて目立たせやすいのでおすすめです。
幅広い用途で便利に使える養生テープは、各メーカーよりさまざまな種類が展開されています。素材やサイズなどをしっかりとチェックして、作業目的に合ったアイテムを選びましょう。今回の記事を参考に、ぜひ用途に適した養生テープを選び、効率よく快適な作業を行ってみてください。