「シューズカバー」とは、その名の通り、靴を覆うアイテムのこと。一般的にはスニーカーや革靴を汚さないようにするのが目的ですが、ロードバイクなどのスポーツサイクルの分野においては、より走りやすさを追求するためのアイテムとして知られています。

そこで今回は、ロードバイク用におすすめのシューズカバーをご紹介。あわせてシューズカバーの種類や選び方についても解説するので、参考にしてみてください。

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シューズカバーの種類

ロードバイク用のシューズカバーは「オーバーシューズ」とも呼ばれ、ビンディングシューズの上から被せるのが特徴。ちなみに「ビンディングシューズ」とは、足とペダルとを固定する専用シューズのことで、ロードバイクにおいてはペダリングの効率化を図りたい際に用いられます。

装着方法としては靴下・シューズカバー・ビンディングシューズの順で、シューズカバーを捲し上げて、ビンディングシューズを履き、シューズカバーを覆いかぶせるのがポイントです。

なお、ビンディングシューズの足裏の踏み付け部分(前足部)にはクリートと呼ばれる留め具が、かかと部分(後足部)にはスパイクが用意されており、シューズカバーはそれらを考慮して穴が空いていたり、マジックテープで留めたりする仕様になっています。製品によって違いがあるので、購入する際はチェックしておきましょう。

ジッパー・ベルクロ型

シマノ(SHIMANO) H2O シューズカバー S1100R

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チャックを用いたジッパータイプやマジックテープ仕様のベルクロ型のシューズカバーは「オーバーシューズ」とも呼ばれ、生地を伸ばさずともスムーズに履けるのが特徴です。

特に空気抵抗や軽さに配慮した素材を採用している場合は、生地の伸縮性があまり期待できないので、ジッパーやベルクロが用いられています。

ソックス型

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ソックス型は伸縮性の高い素材を採用している事が多いシューズカバー。その名の通り「オーバーソックス」とも呼ばれるタイプで、伸縮性があるほか、足への密着度が高く、快適にペダリングできるのが特徴です。

なお、クリートのある部分やスパイクのあるかかと部は縫製による穴あき仕様となっているので、ソックス型のシューズカバーを履く際はしっかりとバーツ部分が出るか確認しておきましょう。

シューズカバーの選び方

用途で選ぶ

防寒

ディフィート(DeFeet) SLIPSTREAM

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ロードバイクなどのスポーツサイクリングに関わるアイテムは軽量性や通気性に配慮しているモノが多く、寒さに堪える場合があります。

ただ、シューズカバーの場合には冬のサイクリングにも対応できるよう、防風性や保温性に配慮したアイテムもラインナップしているので、防寒対策が可能です。

足先の冷えが気になる方は、製品に記載されている「着用目安温度」や「想定温度」などを確認しておきましょう。

防水

ヴェロトーゼ(VELOTOZE) トール シューズカバー

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雨などの悪天候時でもロードバイクを走らせたい場合は、シューズカバーの生地に撥水性を付加してあるかや、撥水性に優れた素材を用いているかを要チェック。

また、晴天時のサイクリングであっても、使用後はシャワーなどを用いてシューズカバーを水洗いしたり、洗濯したりすることも考えられるので、丸洗いできるかどうかも確認しておきましょう。

空気抵抗軽減

パールイズミ(PEARL IZUMI) コーティングシューズカバー

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ロードバイクに乗る際は、車体はもちろん、ペダルなどの各種バーツから、ウェアやヘルメットなどのアイテムまで、いかに走行中の空気抵抗を減らせるかが重要となります。

シューズカバーに関しては、表面にポリウレタンコーティング加工を施すなど、高いエアロ効果が期待できる製品がおすすめ。特にロードバイクで高速・長距離走行をしたい方や、疲れにくいサイクリングを求める方は、空気抵抗を低減させる加工が施されているかをチェックしておきましょう。

サイズをしっかりチェック

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シューズカバーのサイズはS・M・Lなどで表記され、センチサイズに換算して選ぶことになります。ただし、大きさの詳細はメーカーによって違いがあり、例えばLサイズであっても、シマノであれば26.5〜27.8cm、パールイズミであれば26〜27.5cmと若干サイズが異なるので、購入する際は確認しておきましょう。

なお、製品によってはセンチ単位とは別の数値が記載されている場合もありますが、これはフレンチサイズまたはユーロ表記と呼ばれるもので、ヨーロッパで普及しているもの。同じ数字のものでも多少のバラつきはありますが、例えば「42」であれば26.5~27cmが一応の目安となります。フレンチサイズの表記は、海外メーカーの製品に採用されていることが多いので、留意しておきましょう。

シューズカバーのおすすめメーカー

シマノ(SHIMANO)

シマノ(SHIMANO) シューズカバー S2000D

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数多くの自転車パーツを取り扱っている「シマノ」。日本のブランドでありながら、世界的にも信頼度が高く、プロからアマチュアまで幅広いユーザーから支持されています。

ビンディングシューズや、それに対応するシューズカバーのラインナップが豊富なのもポイント。品質が高いため、安心して使用できるのも魅力です。

パールイズミ(PEARL IZUMI)

パールイズミ(PEARL IZUMI) レイン レーサー シューズカバー

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「パールイズミ」は自転車競技ウェアを取り扱う日本の老舗メーカー。オリンピックにおいては日本ナショナルチームに供給しており、メダル獲得に貢献するなど、数々の実績を残しています。

シューズカバーに関してはラインナップが豊富で、外気温に合わせたアイテムセレクトができるのもポイント。保温性や機能性を重視したい方はぜひチェックしておきましょう。

ディフィート(DeFeet)

ディフィート(DeFeet) Pre-Cut Shoe Cover

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「ディフィート」は1992年にアメリカのノースカロライナ州で誕生したスポーツソックスを取り扱うメーカー。 足の部位ごとに素材を変えたり、編み方を工夫したりすることで、機能性や耐久性を向上させているのが特徴です。

カラーラインナップが豊富で、蛍光色などのビビッドなカラーが揃っているのもポイント。ファッショナブルにビンディングシューズをカバーしたい方にもおすすめです。

ロードバイク用のシューズカバーのおすすめ

シマノ(SHIMANO) シューズカバー S2100D

シマノ(SHIMANO) シューズカバー S2100D

シッパータイプのシューズカバー。生地の表面にポリウレタンコーディングを施しており、防水性に優れているのが特徴です。

靴底はジグザグステッチによるバインダーテープ仕様で、しっかりとフィットするのもポイント。ジッパーの内側には1.5cm幅のストームフラップが用意されており、防風性にも配慮しています。

ショート丈なので、ロードバイクはもちろん、乗り降りの頻度が多いMTB用のビンディングシューズとも相性良好。汎用性の高いおすすめアイテムです。

シマノ(SHIMANO) シューズカバー S2000D

シマノ(SHIMANO) シューズカバー S2000D

想定気温が-5~5℃とロングシーズンで使えるシューズカバー。厚さ2mmのストレッチネオプレンを採用した薄手仕様ながら、足首周りには冷気の侵入を防ぐ防風ジッパー、靴底にはフォット感を高めるジグザクステッチ仕様を採用し保温性に配慮しているのが特徴です。

かかと部分には視認性の高い蛍光素材のラージリフレクターがあり、安全性に配慮しているのもポイント。ロードバイクだけでなく、MTBでも兼用できるおすすめモデルです。

シマノ(SHIMANO) ソフトシェルシューズカバー S1100X

シマノ(SHIMANO) ソフトシェルシューズカバー S1100X

ストレッチ性に優れた薄手のシューズカバー。素材に伸縮性の高いネオプレンを採用することによって、脱着しやすいのが特徴です。

撥水コーディングを施してあるのもポイント。つま先は3Dのトゥボックス仕様で、幅広のビンディングシューズにも対応できるので、MTB用のシューズカバーを探している方にもおすすめです。

シマノ(SHIMANO) H2O シューズカバー S1100R

シマノ(SHIMANO) H2O シューズカバー S1100R

防水コーディングが施された薄手シューズカバー。裏地を起毛仕様にすることで、保温性を高めているのが特徴です。

つま先にアナトミック立体裁断を採用しており、しっかりフィットするのもポイント。細身のロードバイク用のビンディングシューズにも対応できます。満足度の高いシューズカバーを探している方はぜひチェックしておきましょう。

シマノ(SHIMANO) ソフトシェル シューズカバー S1100R

シマノ(SHIMANO) ソフトシェル シューズカバー S1100R

防風性が期待できるソフトシェル素材に撥水コーディングを施したシューズカバー。伸縮性の高いネオプレンを採用しておりストレッチ性に優れているため、スムーズにセットできるのが特徴です。

つま先は3Dのトゥボックスのデザインを採用しており、幅広のビンディングシューズにも対応。靴底はミクローズドソール仕様となっており、フィット感がありながらも、ビンディングの機能性を損なうことなく使用することができます。

パールイズミ(PEARL IZUMI) コーティングシューズカバー

パールイズミ(PEARL IZUMI) コーティングシューズカバー

ポリウレタンコーティング加工を施したジッパータイプのシューズカバー。防水性に配慮できるほか、走行時の空気抵抗軽減にも効果が期待できるので、ロングライドに対応できるアイテムを探している方におすすめです。

本製品はシューズカバーの丈は14.5cmで、カラーは5色をラインナップ。なお、ホワイトのみ18.5cmのロングタイプも揃っています。

>パールイズミ(PEARL IZUMI) レイン レーサー シューズカバー

パールイズミ(PEARL IZUMI) レイン レーサー シューズカバー

ストレッチ性のある素材を採用し、フィット感のあるジッパータイプのシューズカバー。ファスナーはプッシュすることでロックできるので、長距離走行でも安心して使えるのが特徴です。

足裏のクリート部分とスパイクが当たる部分には事前にホールが空いているので、特に手を加えることなく履くことができます。シューズカバーのなかでもシンプルな仕様のアイテムを探している方におすすめです。

パールイズミ(PEARL IZUMI) レイン シューズカバー

パールイズミ(PEARL IZUMI) レイン シューズカバー

着脱が簡単なベルクロを採用したシューズカバー。防水性が高いほか、ややゆとりあるサイズ感なので、カジュアルシューズにも使えるのが特徴です。

かかと部分の外側には再帰反射加工が施されており、夜間の視認性に配慮しているのもポイント。レインウェアと合わせても違和感がないので、アウトドアシーンで使えるのも魅力です。気軽に雨対策ができるシューズカバーを探している方はぜひチェックしておきましょう。

パールイズミ(PEARL IZUMI) プレミアムシューズカバー

パールイズミ(PEARL IZUMI) プレミアムシューズカバー

外気温0℃まで対応できると謳われているシッパータイプのシューズカバー。素材に防風性と遠赤外線効果が期待できる「ウィンドブレークチタニウム」を採用しており、保温性が高いのが特徴です。

ファスナーは引き手を押すことでロックがかかる仕様なので、不意に下がってきてしまうことがありません。足裏はベルクロ仕様になっているので、脱着が容易なのもポイントです。

そのほか、先端から足の甲にかけては中綿が施されていたり、つま先裏にはカイロが入るポケットが用意されていたりするのも魅力。暖かさを追求したい方におすすめのモデルです。

ディフィート(DeFeet) Pre-Cut Shoe Cover

ディフィート(DeFeet) Pre-Cut Shoe Cover

保温性の高いメリノウールを生地素材に採用したソックス型シューズカバー。伸縮性が高く履きやすいほか、足にしっかりフィットするので、快適にペダリングできるのが特徴です。

しっかりとステッチ処理が施されているので、耐久性も良好。靴下を二重に履いているような感覚なので、寒さが厳しいウィンターシーズンでもロードバイクに乗りたい方はぜひ試してみてください。

ディフィート(DeFeet) SLIPSTREAM

ディフィート(DeFeet) SLIPSTREAM

防寒対策におすすめのソックス型シューズカバー。カラーラインナップが豊富なので、気軽に履けるアイテムを探している方におすすめです。

なお、本製品はあらかじめクリートとヒール部分に穴が空いていないので注意しましょう。一般的にビンディングシューズの靴底にはクリートと呼ばれる留め具が、かかと部分にはスパイクが用意されています。

多くのシューズカバーは穴が空いていたり、ベロクロ仕様になっていたりします。しかし、本製品は足裏にトリムラインが用意されており、ユーザー自身でそのラインに沿ってカッティングして、クリート部分とヒール部分を調整可能。自分のシューズにフィットしたシューズカバーが欲しい方におすすめのモデルです。

フットマックス(FOOTMAX) シューズカバー

フットマックス(FOOTMAX) シューズカバー

リーズナブルな価格が魅力のソックス型シューズカバー。カラーラインナップも豊富なので、気軽にシューズカバーを用意したい方におすすめです。

本製品の足底は各社のクリートに対応したメーカー独自開発のCGS(クリートガイドシステム)を採用。ユーザー自身でカットして使用するタイプなので、微調整が可能なのも魅力です。

素材にナイロンを使用しており、伸縮性は良好。また、つま先部分とかかと部が補強されているので耐久性にも配慮されています。コスパ重視でシューズカバーを選びたい方はぜひチェックしておきましょう。

ヴェロトーゼ(VELOTOZE) トール シューズカバー

ヴェロトーゼ(VELOTOZE) トール シューズカバー

素材にシリコンや天然ゴム(ラテックス)を採用したシューズカバー。防水性に優れているほか、タイトなので、走行時の空気抵抗軽減にも効果が期待できるのが特徴です。

カラーはシンプルなブラックやホワイトはもちろん、レッド・ピンク・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルーなどもラインナップしているので、ウェアや自転車と色を合わせて、ファッショナブルに履けるのも魅力です。

BBB BWS-02 ウィンター ヘビーデューティOSS シューズカバー

BBB BWS-02 ウィンター ヘビーデューティOSS シューズカバー

防寒性能に優れたジッパータイプのシューズカバー。素材にはウェットスーツなどに採用される「ネオプレン」を採用しており、寒さから足をしっかり保護してくれるのが特徴です。

靴底はベルクロ仕様となっており、取り外しが容易なのもポイント。かかと部分には反射素材が備わっているので、夜間でもほかの車や自転車からの視認性が高く、安心して走行できます。

温かさと耐久性を兼ね備えたシューズカバーを求めている方はぜひチェックしておきましょう。

BBB BWS-04 ハードウエア シューズウォーマー

BBB BWS-04 ハードウエア シューズウォーマー

素材に防水性と防寒性の高いネオプレンを採用したハイエンドモデルのシューズカバー。脱着はジッパー仕様で、タイトに履けるのが特徴です。

つま先と土踏まずには耐久性の高い「ケブラー」を使用しており、安心して履き続けられるのもポイント。秋冬で使う本格仕様の防寒シューズカバーを求めている方におすすめです。

R250 防水シリコンシューズカバー

R250 防水シリコンシューズカバー

ジッパー型やベルクロ型でもなく、ソックス型でもない珍しいシリコン仕様のシューズカバー。伸縮性が高く、軽量な点が特徴です。

着用方法もほかのタイプのシューズカバーと異なり、履いているビンディングシューズに被せるだけなので、容易にセッティングできるのもポイント。

なお、足裏のクリート部分とスパイクが当たる部分には事前にホールが空いていないので、自分でカットする必要があることは留意しておきましょう。

レリック(RERIC) ダグ 防水シューズカバー

レリック(RERIC) ダグ 防水シューズカバー

同社オリジナルの無縫製技術によって作られた耐久性の高いソックスタイプのシューズカバー。防水フィルムを貼り合わせおり、悪天候時でも使えるのが特徴です。

生地は伸縮性が高く、しっかりとしたフィット感が得られるのもポイント。風もブロックしてくれるので、秋冬の防寒対策にも最適です。しなやかで履きやすいのも魅力。長く使えるシューズカバーを探している方はぜひチェックしておきましょう。