災害時や停電時など、いざというときの備えに欠かせない防災用の寝袋。避難生活における睡眠の質を左右する、重要な防災アイテムのひとつです。しかし、製品によって素材や機能性などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、防災用の寝袋のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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防災用寝袋は必要?

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避難所の床は冷たく硬いため、支給される毛布や寝具だけでは十分な防寒対策にならない場合があります。自治体によって備蓄状況が異なり、全員に寝具が行き渡らない場合も少なくありません。体温を維持し、質のよい睡眠を確保するために防災用寝袋は重要なアイテムです。
特に、冬季や寒冷地での避難生活では寝袋を持っているかどうかが重要です。避難所だけでなく、自宅待機時や車中泊、停電時の寒さ対策にも役立ちます。
防災用寝袋の選び方
形状で選ぶ
マミー型

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マミー型は、ミイラのように身体に密着する形状で保温性に優れています。軽量でコンパクトに収納できるため、持ち運びが必要な場面や寒い季節の防災用におすすめです。
寒冷地や冬の防災用として推奨される形状。ただし、中で動きにくく、迅速な行動が必要な場面では不便なこともあります。価格がやや高めの場合が多い点も考慮しておきましょう。
封筒型

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封筒型は布団に近い形でゆったりとした作りのため、寝返りが打ちやすく快適に過ごせます。価格も比較的安価で手に取りやすく、防災用として導入しやすいタイプです。あたたかい季節や車中泊など、スペースに余裕がある場合に適しています。
しかし、保温性が低く、寒冷地や冬の使用には向きません。また、重くてかさばるため、持ち運びには不便な点を理解しておく必要があります。
中綿の素材で選ぶ
化学繊維

化学繊維は水濡れしても保温力が維持される優れた耐水性があります。丸洗い可能で速乾性が高く、お手入れが簡単なのが魅力です。メンテナンスの簡単さから防災用として実用性が高い素材です。
ボリュームとクッション性があり、布団のような包まれ感で寝心地がよいのもポイント。価格が安価で初心者でも手に取りやすく、ファミリー用にもおすすめです。ただし、重くかさばりやすく、羽毛ほどコンパクトに収納できない点に注意しましょう。
羽毛

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羽毛は軽量で高い保温力を持ち、少量でもあたたかさをしっかり確保できます。フィルパワーが高いほど効率的で、軽量でコンパクトに収納可能なため持ち運びにも優れています。防災用として重量とコンパクト性の面で非常に有効な素材です。
一方で、水に弱く濡れると保温力が大幅に低下してしまいます。お手入れには専用洗剤や手洗いが必要でメンテナンスが複雑です。価格は高めですが、長く使える高品質モデルが多く、費用対効果を考慮すると選択肢に入ります。
快適温度で選ぶ

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快適使用温度は、寒さを感じずに快適に眠れる温度の目安です。防災時に寒さを感じることなく休めるよう、避難先の気候に合わせて快適使用温度を基準に選ぶことが大切です。限界使用温度は寒さを感じるものの工夫次第で使用可能な温度ですが、快適に眠れる性能を重視しましょう。
基本的に、夏用(5~10℃)、3シーズン用(-5℃~5℃)、冬用(-5℃以下)の3種類があります。寒冷地なら冬用や3シーズン用の寝袋を選ぶのがおすすめ。長期間の避難生活になる可能性を考慮し、快適に眠れる性能を確保することが重要です。
持ち運びしやすいサイズ・重さを選ぶ

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持ち運びやすさを考慮すると、できるだけコンパクトなサイズ感のモノが扱いやすくておすすめです。重さも軽量なモノを選ぶと、持ち運びに便利です。
多くの製品は専用の収納袋付きで、空気を抜いてコンパクトにまとめられます。避難所や自宅での保管時に場所を取らないサイズ感を重視し、携帯性にこだわるならマミー型を選びましょう。
防災用寝袋のおすすめ|マミー型
コールマン(Coleman) タスマンキャンピングマミー L-15 2000022267
氷点下でも安心な保温性を追求した化繊寝袋。使用可能温度は-15℃で、冬の厳しい寒さに対応する快適性を備えています。マミー型設計により体にフィットしつつ、寝返りも打ちやすい仕様です。
表地・裏地・中綿すべてポリエステル素材で構成され、丸洗いが可能なためメンテナンスも簡単。ジップドラフトチューブやドローコードなど保温機能が充実しており、重量約3.4kgながら高い防寒性能を発揮します。
収納ケースが付属し、収納サイズは直径約31×49cmとコンパクト。本格的な冬キャンプを始めたい方におすすめです。
ベアーズロック(Bears Rock) マミー型センタージッパー寝袋-34℃ FX-453G
中空化学繊維の保温力で極寒期にも対応するマミー型寝袋。BRウォーム3D中空化学繊維を採用し、-34℃までの厳しい環境下であたたかさをキープします。内面の吸水性ふわさらポリエステル生地により、汗をかいても快適に過ごせるのが特徴です。
改良された大きな腕出し穴で、寝袋内での作業や飲食も楽に行えます。丸洗い可能な素材で型崩れしにくく、衛生的に使用可能。センタージッパー仕様で出入りがスムーズなうえ、温度調整もしやすい設計です。
展開時210×83cm、収納時45×34cmで重量約2.9kg。冬キャンプや車中泊で本格的な防寒対策を求める方におすすめです。
スナグパック(Snugpak) ソフティー エリート4 レフトジップ
寒冷地でも頼れる本格的な冬用シュラフ。英国アウトドアブランドSnugpakが独自開発したポリエステル中綿「Softie」を採用し、ダウンのような保温性を実現しています。快適温度-10℃まで対応するため、厳寒期のキャンプでも安心して眠れるのが魅力です。
独自のエクスパンダ・パネルシステムにより、ジッパーやフックで寝袋の幅と長さを調整できます。体にフィットして保温性を高めたり、ゆったりと寝返りを打ちやすくしたりと使い分けが可能。PARATEX Micro表地は防風性と撥水性に優れ、悪天候にも対応します。収納サイズは直径約24cmとコンパクトで持ち運びやすく、本格的な冬キャンプを楽しみたい方におすすめです。
ホークギア(HAWK GEAR) シュラフ マミー型
厳しい寒さに耐える高機能なマミー型寝袋。-15℃まで対応する優れた耐寒性能を備えており、厳冬期のキャンプでも安心して使用できます。汚れが気になるときは丸洗いできるため、長期間清潔に保ちやすいのも魅力です。
素材にはコットンファイバーを採用し、肌触りがよく快適な睡眠をサポート。簡易防水・防風仕様で、テント内での結露や外気の侵入を軽減します。オールシーズン使えるため、年間を通してアウトドアを楽しみたい方におすすめです。
Naturehike ダウン寝袋 シュラフ 860FP
高品質グースダウンで保温性を追求した軽量マミー型シュラフ。860フィルパワーのダウンを約380g使用し、優れた保温効率を実現しています。10Dナイロン製外生地は軽さと耐久性を両立した設計です。
約625gの軽量ボディながら快適使用温度2℃を確保。収納時は18×35cmとコンパクトになり、足元にはダウンを多めに配置して冷えやすい部分をしっかり保温します。
使用サイズは183×78cmで体にフィットするマミー型。登山やツーリングなど軽量装備にこだわる方におすすめの製品です。
ナンガ(NANGA) オーロラテックス ライト450DX
防水透湿性に優れた生地を採用した軽量ダウンシュラフ。表地には15デニールのオーロラテックスを使用し、湿気に強く結露しにくい構造です。スパニッシュダックダウン90-10%、760フィルパワーの高品質ダウンを450g使用しています。
快適使用温度は0℃で、春から秋まで幅広く対応できます。内部はボックスキルト構造とシングルキルト構造を使い分け、保温効率を向上。ファスナーには蓄光樹脂パーツを採用し、暗闇でも開閉しやすく設計されています。
重量約865g、収納サイズは直径14×長さ30cmとコンパクトなため、携帯性に優れています。3シーズンキャンプや登山で快適な睡眠環境を求める方におすすめです。
HOME COCCI マミー型 シュラフ
寝具メーカーが本格的に開発した高機能なシュラフ。側生地には210T高密度タフタを採用し、外気の寒さを遮断して寝袋内の温度をしっかりキープします。中綿は軽量な中空綿を使用し、繊維内に空気を溜めて保温性を高める仕組み。内生地にはソフト素材を使用しており、肌ざわりがよいのもポイントです。
撥水加工を施した側生地は水をしっかり弾き、汚れても丸洗いできるため、お手入れが簡単です。ダブルファスナーで足元だけ開けて通気性を調節でき、フード部分はドローコードで顔まわりのフィット感を調整可能。使用温度目安10~25℃で3シーズン対応し、キャンプやアウトドア、車中泊、防災用品として幅広く活用したい方におすすめです。
防災用寝袋のおすすめ|封筒型
コールマン(Coleman) パフォーマーlll C5 2000034774
洗濯機で丸洗いできる清潔さと使いやすさを両立したキャンプ用寝袋。快適使用温度5℃以上の封筒型デザインで、春から秋のアウトドアシーンで活躍します。同製品2つを連結してダブルサイズで使う機能や、スマホポケットなど便利な仕様が充実しています。
約80×190cmの使用サイズで寝返りを打ちやすく、重量約1.4kgの軽量設計により持ち運びも楽々です。収納時は約直径24×41cmのコンパクトサイズになり、付属の収納ケースですっきりと保管できます。
コールマン(Coleman) マルチレイヤースリーピングバッグ 2000034777
3つのレイヤーで温度調節できる多機能寝袋。アウトレイヤー・ミッドレイヤー・フリースを組み合わせることで、快適温度-5℃まで対応し、オールシーズン使用できます。幅90cmのゆったり設計で、布団のような寝心地を実現します。
封筒型の構造により、寝返りも容易。重量は約4.9kgとやや重めですが、専用キャリーケース付きで車中泊やファミリーキャンプでの移動に便利です。
各レイヤーは分離して洗濯できるため、長期間清潔に使用できる点も魅力。オールシーズン対応の高機能な寝袋を探している方におすすめのモデルです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) プレーリー 封筒型シュラフ M-3448
撥水加工を施した夏キャンプ向けの封筒型シュラフ。ポリエステルホローファイバー600gの中綿により、約15℃以上の環境で快適な睡眠をサポート。裏地にはマイクロファイバー素材を使用し、肌触りのよさを実現しています。
幅75×長さ185cmのゆったりサイズで、寝返りも自由に打てるのが魅力。重量約900gと軽量設計ながら、ジッパーを調節することで温度管理も可能です。2つ連結すればファミリー使用もでき、初めて寝袋を使う方におすすめの製品です。
スノーピーク(snow peak) 封筒型シュラフ BD-105GY
春夏キャンプにぴったりな初心者向けの封筒型シュラフ。横幅が広めで寝返りもしやすく、肌触りのよい素材で快適な睡眠をサポートします。ファスナーを全開にすれば掛け布団としても使えるため、汎用性が魅力です。
使用時は約196cmの長さで、重量は約1.8kgと軽量設計。丸洗いできるので清潔に保つことができ、グレー系の落ち着いた色合いがさまざまなキャンプスタイルに馴染みます。車中泊や自宅での来客用寝具としても活用できるため、キャンプデビューを考えている方におすすめです。
ベアーズロック(Bears Rock) 封筒型寝袋-6℃ MX-604
吸水性に優れたふわさらシートを使用した、あたたかく快適な封筒型の寝袋。中空化学繊維の中綿により、軽量ながら優れた保温性を実現。表地は190Tポリエステルを採用し、アウトドアでも安心して使える耐久性が特徴です。
展開時のゆったりとした約80cm幅により、ファスナーの開閉で簡単に温度調節が可能。フルオープンで敷布団やブランケットとしても活用できます。収納時は約39cm×23cmとコンパクトになるため、持ち運びもスムーズです。
3.5シーズン対応で、春夏のキャンプから災害時の備えまで幅広く活用できるため、アウトドア初心者の方にもおすすめの製品です。
Ohuhu 寝袋 封筒型 2人用 防水
ファスナーで連結と解体ができる便利な封筒型シュラフ。防水性を備えた210Tポリエステル素材の表地と、高品質なコットン300g/㎡の中綿を採用しており、保温性と快適な寝心地を実現しています。裏地にはポリエステルとコットンを組み合わせ、肌触りのよさが魅力です。
150cm×220cmのゆったりとしたサイズで、高い身長の方でも快適に使用できます。ダブルファスナー設計により温度調節も簡単で、収納時は48×30cmのコンパクトサイズ。ファミリーキャンプから車中泊、災害時の備えまで幅広く活用したい方におすすめです。
Naturehike LW180寝袋 洗える コンパクト
軽量とコンパクト性を重視した3シーズン用寝袋。中空糸の中綿を採用しており、保温性と速乾性を両立します。重量は約680gと軽量で、収納時は12×29cmまでコンパクトに圧縮できるのが魅力です。
ナイロン生地は肌触りがよく、快適使用温度22℃で春秋のキャンプに適したスペック。封筒型の設計で寝返りもしやすく、コンプレッションベルト付きの収納袋で持ち運びも簡単です。ソロキャンプやツーリングで軽量装備を求める方におすすめです。
Topfinel シュラフ
保温性と快適性を追求した封筒型シュラフ。縦210×横84cmのサイズで、1.4kgと1.8kgの2つの重量から選択可能です。快適使用温度は1.4kgタイプが11〜17℃、1.8kgタイプが6〜12℃に対応しており、幅広い季節での使用に適しています。
ダブルジッパー仕様により上下完全に開閉でき、暑いときは足元のみ開けるなど細かな温度調整が可能。キャンプや登山はもちろん、来客用布団や敷き布団としても活用でき、コンパクトに収納できるため持ち運びにも便利です。アウトドア活動や防災用品を探している方におすすめの製品です。
防災用の寝袋は、保温性だけでなく収納時のコンパクトさも重要なポイントです。避難場所の環境を想定し、季節を問わず使えるモデルを選ぶとより安心できます。自宅や車内に保管することも考慮し、自分や家族にとって扱いやすいモノを選びましょう。ぜひ本記事を参考に、自分に適したアイテムを探してみてください。