災害が発生したときに落下物から頭を保護できる「防災頭巾」。簡単に装着できるうえ、軽く持ち運びやすいのがメリットです。日本防炎協会に認定されたモノや耳穴付きのモノなど、さまざまな製品が販売されています。
ただし、耐衝撃性やサイズなどが製品によって異なるため、どれを選ぶべきか迷ってしまいがちです。そこで今回は、おすすめの防災頭巾をご紹介。選び方のポイントも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
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防災頭巾の選び方
衝撃への強さをチェック
落下物や飛来物などから頭を守る役割のある防災頭巾は、衝撃に強いモノを選ぶのがポイントです。中綿が多いモノは、クッション性が高く落下物が当たった際の衝撃を和らげやすいのでおすすめです。中綿が多いかどうかは生地の厚みで判断できます。
なかには、防災頭巾内部にプロテクターや頭頂部に特殊なパッドを搭載したモノもあります。安心して避難するためにも、衝撃への強さはしっかりチェックしておきましょう。
日本防炎協会認定品かどうか
公益財団法人日本防炎協会が定めた防炎性能試験と審査に合格した「日本防炎協会認定品」の防災頭巾なら、より安心して使用できます。認定品は耐炎性が高く、避難の際に火災が発生したとしても炎が燃え移りにくいのが特徴です。
また、防災頭巾の審査は通常の防炎性能試験を行っています。なお、認定品には「防炎製品ラベル」が縫い付けられています。認定品かどうか確認する際にはラベルの有無をチェックしてみてください。
サイズをチェック
防災頭巾を選ぶ際はサイズ選びも重要です。防災頭巾はサイズに融通が利く場合が多いものの、大人用と子ども用とではフィット感が異なります。また、子ども用の製品のなかでも、幼児用や小学生用などでサイズが分かれています。
子ども用防災頭巾のサイズの目安としては、幼児から小学校低学年までなら縦は約40~44cm、横は約26~30cm程度のモノ、小学校高学年から中学生までなら縦は約42~46cm、横は約28~32cm程度のモノを選ぶのがおすすめです。なお、サイズが合っていないモノはしっかり頭を守れない可能性があるため注意が必要です。
耳穴が付いているか
防災頭巾は頭をすっぽりと覆うため、周りの音などが聞こえにくくなります。音が聞こえにくいと避難指示や周りの状況がわかりにくく、逃げ遅れる可能性があり危険です。
耳穴が付いている防災頭巾は、穴がないモノよりも周囲の音や声が聞き取りやすいのがメリットです。ただし、耳穴は小さく音がはっきりと聞こえるわけではありません。避難する際には音を聞きとるよう意識することも重要です。
首まで保護できる長さかどうか
防災頭巾は頭はもちろん、顔や耳も守れるのがメリットです。なかには、首まで保護できるように肩口までの長さになっているモノもあります。首まで長さのあるモノは、災害時に飛来物が首に当たって怪我をすることを予防できるのが魅力です。
また、炎が髪に燃え移ることも予防可能なため、火災時にも役立ちます。よりしっかりと安全対策をしたい方は長さもチェックしてみてください。
防災頭巾のおすすめ
クツワ(Kutsuwa) 子供用防災ずきん KZ002
表生地と中綿に燃えにくい素材を採用した防災頭巾です。より安心して使える日本防炎協会認定品。肌あたりがソフトな日本製の生地を使用しています。本体サイズは高さ43×幅28×奥行8cm、重さは250g。前ツバが付いているので、前方からの飛来物を予防できるのが魅力です。
また、ゴム周りにも難燃生地を使用しています。耳穴が付いているため、周囲の音を聞きやすいのもメリット。椅子に取り付けて座布団や背もたれとしても使えます。名前欄が付いており、緊急時に必要情報を確認しやすいのもおすすめのポイントです。
クツワ(Kutsuwa) プーマ 防災ずきん PM351B
カモフラージュ柄のデザインがカッコイイ防災頭巾です。落下物や危険物などから頭をしっかり保護できるように厚い中綿を入れています。難燃加工が施された生地と中綿を使用しているので、より安全に配慮したモノを使いたい方にもおすすめです。
本体サイズは高さ42×幅29×奥行8cm、重さ280g。飛来物から顔を守れる折りたたみ式前ツバを搭載しています。また、耳穴も付いているため、周囲の音や声を聞き取りやすいのも特徴です。さらに、名前欄付きで避難時に名前確認がしやすい仕様です。
学校の椅子の背もたれに取り付けられるほか、座布団としても使用可能。緊急時にすぐ取り出して使えるモノを探している方もチェックしてみてください。
デビカ 防災ずきんハイグレード 143543
学童文具や家庭文具、教材製品などを販売している「デビカ」の子ども用防災頭巾です。たっぷりの中綿を使用しており、衝撃に強いのが特徴。日本防炎協会認定で、難燃加工素材を使用しています。
本体サイズは幅30×奥行7×高さ43cm。外の音が聞こえやすいよう耳穴も付いています。また、取り外しが簡単にできるゴムバンドが付いており、椅子に取り付けて座布団のように使えるのが魅力です。
マスクなどを収納できる内ポケットも付いています。ポケットのサイズは約幅18×高さ10cmです。名前ラベルが外側上部に付いており、ひと目で確認しやすいのもポイント。安全性だけでなく、機能性にも優れたおすすめの防災頭巾です。
プッパプーポ(PUPPAPUPO) 防災頭巾 イブル モロッカン
くすみカラーの生地とアクセントの刺繍がおしゃれな防災頭巾です。綿100%のふんわりとした生地で肌あたりがよいのが魅力。長めのタイプで頭部だけでなく、肩まで保護できます。あご部分には平ゴムを採用しているため、簡単に着脱が可能です。
本体サイズは約28×42×6cm。240gほどと軽量ながらたっぷりと中綿が入っているのもメリットです。手洗いができるのでお手入れを楽に行えます。耳穴が付いており、周囲の音が聞こえやすいのもポイント。見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
デビカ 防災ずきんアルミ 143515
耐熱耐火アルミ加工素材を生地に使用した子ども用の防災頭巾です。裏地や芯材にも防炎規格をクリアした難燃素材を採用しています。頭部には衝撃吸収力に優れたクッション材を使用。日本防炎協会認定品なので安心して使えるのもポイントです。
本体サイズは幅26×奥行5×高さ45cm。周囲の音が聞き取りやすい構造になっています。また、暗い場所でも目立ちやすい反射材が付いているのもメリット。マスクなどが収納できる内ポケットやネームタグも搭載。肩や後ろ襟までカバーできる長さがあり、広範囲をカバーしたい方にもおすすめの防災頭巾です。
カラフルキャンディスタイル(COLORFUL CANDY STYLE) 防災頭巾 椅子固定ゴム付き N443
かわいいデザインの防災頭巾です。しっかりとした厚みのある中綿クッションが頭だけでなく、首や肩までカバー。衝撃からしっかりと守れます。
本体は約縦42×横31×厚み7cmと園児から小学校高学年まで対応したサイズ。あご部分のストッパー付きゴムバンドは長さの調節が可能で、ワンタッチで着脱できます。耳穴付きなので、外の音を聞きやすいのもメリットです。
また、ゴム部分を椅子に取り付ければ座布団としても使用できます。
アーテック(Artec) 多機能 防災ずきん 003976
肩まで保護できる長さのある防災頭巾です。素材には難燃性ポリエステルを使用しているのがメリット。面ファスナーで簡単に着脱できます。また、耳穴付きで装着時に周囲の音が聞き取りやすい仕様です。
本体サイズは28×42cm、重さは220g。内ポケットにはマスクや絆創膏を入れられます。使わないときは椅子の背もたれに取り付けられるほか、座布団としても使用できます。肌触りがよいので、避難時の簡易まくらとして使えるのもおすすめのポイントです。
ナカバヤシ(Nakabayashi) 防災ずきん チェック柄 BZ-102
チェック柄がおしゃれな防災頭巾です。肩までしっかり保護できる長めサイズ。あごのゴム付近に笛がついており、災害時に居場所を知らせるのに役立ちます。収納入れも付いているので素早く笛を取り出せます。
本体サイズは幅27×奥行6×高さ40cm、笛を含んだ重さは270g。表地と裏地にはポリエステル、中綿には難燃ポリエステルを使用しています。また、周囲の音や声が聞こえやすいよう耳穴が2つ付いています。
名札が付いており、避難先で名前の確認がしやすいのもメリット。普段は椅子の座布団や背もたれとして使えるので、いざという時に取り出しやすいのもおすすめのポイントです。
ファシル(FACIL) 日本防炎協会認定品 幼児用プレミアム防災ずきん
本体サイズ32×26×6cmの幼児用防災頭巾です。洗濯性能試験・衝撃吸収性試験・防炎性能試験に合格した日本防炎協会認定品。洗濯機で丸洗いができるので楽にお手入れができるのもメリットです。
側地には難燃ポリエステルを使用。あごのシャーリングゴム部分にも側地と同じ難燃性繊維を採用しています。表も裏もキルティング仕上げで、洗濯しても中綿が偏りにくい仕様です。また、周囲の音を聞き取りやすい耳穴も付いています。
名札部分はポケットになっているため、マスクなども入れられます。機能的な防災頭巾を探している方にもおすすめです。
ガマカ工業 防災ずきん 専用カバーセット
表地に難燃生地「カネカロン」と中綿に難燃綿を使用した日本防炎協会認定品の防災頭巾です。燃えにくく火災時にも安心して使用可能。約28×42cmと小学生向けのサイズです。
また、専用カバー付きで保管しやすいのもメリットです。防災頭巾と専用カバー両方に名前欄があり、取り違えにくいのもポイント。カバーのゴム部分を椅子にかければ座布団や背もたれとしても使えます。
さらに、耳穴が付いており、被っていても周囲の音を聞き取りやすい仕様。イエロー・ピンク・ブルーの3色をラインナップしています。
エムール アルミ防災頭巾 gk-31-4000 Mサイズ
アルミ蒸着処理を施した軽く燃えにくい生地を使用している防災頭巾です。燃えても液状にならずやけどを予防できる「カネカロン」を採用した日本防炎協会認定品。中綿にも高い難燃性を持つ「スーパーエクター」を使用しています。
避難指示を聞き取りやすい耳穴が付いているのも特徴。本体サイズは約28×42cmです。首元のゴムにより頭にしっかりフィットするのも魅力。非常時にサッと取り出しやすいように椅子にかけられるゴムも付いています。
大明企画 防災頭巾 SLタイプ 90079
肩までしっかり覆えるタイプの防災頭巾です。落下物や火の粉などから首までしっかり保護できます。髪の長い子どもへの使用にもおすすめ。本体サイズは約54×25cm。柔らかな生地を採用しているため、被り心地がよいのも魅力です。また、外部の音が聞き取りやすい耳穴も付いています。
畳めば椅子などに固定もできるので、緊急時にすぐ取り出せます。外側に名前を書ける場所があり、防災頭巾を脱がなくても名前を確認できて便利。日本防炎協会認定品なので燃えにくく安全性に配慮されているのもポイントです。
モリピロ(MORIPiLO) 防災頭巾
6歳の子どもから大人まで使えると謳われている防災頭巾です。日本防炎協会認定品なのが特徴。飛来物などから顔をガードできるツバを搭載しています。口まで覆える構造なので、よりしっかりと顔を保護できるのが魅力です。
外側に縫い付けられた名札には氏名に加え、学校名・年・組・血液型・連絡先も記入が可能。避難所でもひと目で名前などの情報が確認できて便利です。耳穴が付いており、音を聞き取りやすいのもポイント。手洗いできるので、お手入れが簡単な防災頭巾を探している方にもおすすめです。
インテリア夢工房 防災ずきん専用カバー付 L
専用カバー付きで洗濯もできる防災頭巾です。本体は46×30cmと小学校高学年から大人まで使用できるサイズ。外の音や声を聞き取りやすいよう耳穴が付いています。
また、外側に住所や電話番号、氏名、血液型などを記載できる名札が縫い付けられているので、ひと目で名前を確認できて便利です。約35cmの椅子掛け用ゴムバンドが付いており、座布団として使っているときもズレにくいのが魅力。シンプルながらおしゃれなモノを探している方にもおすすめの防災頭巾です。
ブレイン(BRAIN) アルミ防災頭巾 BR-936
防炎性能試験・洗濯性能試験・衝撃吸収性試験をクリアした日本防炎協会認定品の防災頭巾です。衝撃吸収性の高い素材を採用。落下物などからしっかりと頭部をガードします。
また、装着しているときに周囲の音を聞き取りやすいよう耳穴が付いているのが特徴。本体サイズは小学生から大人まで使用できる約51×約28cmです。氏名や住所、保護者名、電話番号などが記載できる名札が縫い付けられているのもポイントです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 防災頭巾 BZN-300
難燃剤コーティングを施したナイロンを使用した防災頭巾です。裏地には不織布を採用。本体サイズは約幅28×奥行42×高さ3cm、重さは約160g。しっかりと頭を守りたい方におすすめです。
比較的リーズナブルなのもポイント。安い価格ながらしっかりと頭部をガードできるおすすめの防災頭巾です。
非常時に身の安全を守れるよう1つは備えておきたい防災頭巾。安全性を重視したいなら、中綿がたっぷり入ったモノや日本防炎協会認定品の記載があるモノがおすすめ。子ども、大人それぞれのサイズに合ったモノかどうかもチェックしておきましょう。本記事で紹介した製品を参考に、使いやすいモノを見つけてみてください。