地震や台風などの災害時に、ガラスの飛散を防ぐガラス飛散防止フィルム。万が一の際に割れたガラスの破片が飛び散るのを防ぎ、ケガのリスクを軽減します。製品によってUVカット率や厚みなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ガラス飛散防止フィルムのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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ガラス飛散防止フィルムとは?

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ガラス飛散防止フィルムは、窓ガラスに貼って使用するポリエステル製のフィルムです。地震や台風などの災害でガラスが割れた際に、破片が周囲に飛び散るのを防ぐ効果が期待できます。破れにくい素材と強力な粘着剤で、破片をフィルムにしっかり付着させるのがポイントです。
ガラス破片の飛散や落下が抑えられるため、怪我の防止や避難経路の確保などに繋がります。フィルムの厚さは50μm前後の製品が多く、長期間にわたって効果が持続するため、防災対策として備えておくと安心です。
なかには、紫外線をカットする機能を備えたモノや、目隠しや結露防止などを付加したモノもあるのでチェックしてみてください。
防犯フィルムとの違い

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ガラス飛散防止フィルムと防犯フィルムは、使用する目的が異なります。飛散防止フィルムは、ガラスが割れた際の破片の飛び散りを防ぎ、安全性を高められることが主な目的です。一方、防犯フィルムはガラスの破壊を防ぎ、空き巣などの侵入を防止する効果が期待できます。
フィルムの厚さにも差があるのが特徴。飛散防止フィルムの厚さが約50~100μmなのに対し、防犯フィルムは約200~400μmと厚手です。厚みがあるほどガラスの破壊耐性が高まるため、防犯目的の方は厚手のフィルムを選んでみてください。
ガラス飛散防止フィルムの選び方
ガラスの大きさに合う厚みかどうか

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製品を選ぶ際には、ガラスの大きさに合わせてフィルムの厚みを選ぶことがポイントです。小~中サイズの窓ガラスには、厚さ50μm程度のフィルムがぴったり。1辺が2mを超えるような大きなガラスや、面積が2m²を超える窓には、70~100μm以上の厚いフィルムがおすすめです。
また、フィルムは厚みがあるほど、万が一ガラスが割れたときの飛散防止性能や耐久性が高まります。防犯効果の向上も期待できて安心です。
ただし、フィルムが厚すぎると貼るのが難しくなる場合もあるため、施工性も考えて選びましょう。自宅のガラスのサイズや用途に合わせて、ぴったりの製品を探してみてください。
内貼りか外貼りタイプかどうか

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ガラスフィルムには、室内側に貼る「内貼り」タイプと屋外側に貼る「外貼り」タイプがあります。内貼りは風雨や汚れに直接さらされないため劣化しにくく、耐用年数が長いのが魅力です。
一方で、「外貼り」タイプは耐候性に優れています。ただし、紫外線や雨風の影響を受けやすく、耐用年数は内貼りより短くなる傾向があります。環境によっては変色や剥がれが起こりやすい点も注意しましょう。施工する場所の環境や目的に合ったタイプを選ぶことが重要です。
貼りたいガラスに対応しているかどうか

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飛散防止フィルムを選ぶときは、自宅の窓ガラスの種類に対応しているか確認することが大切です。表面がツルツルした平滑な板ガラスであれば、幅広いフィルムを貼れます。
しかし、網入りガラスや、表面に模様がある凹凸ガラスには注意が必要。製品によっては貼れなかったり、飛散防止効果が限定的になったりする場合もあります。
JIS規格の製品がおすすめ

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ガラス飛散防止フィルムを選ぶとき、ひとつの基準となるのがJIS規格です。特に「JIS A 5759」という規格に適合した製品は、安全性と品質が公的に保証されています。
万が一ガラスが割れた際の飛散を防ぐためにも、信頼できる基準を満たした製品を選ぶことがポイントです。製品を探す際には、「JIS A 5759適合品ラベル」の表示があるかを確認してみてください。
あると便利な機能をチェック
UVカット機能

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日差しによる影響が気になる方には、UVカット機能付きのフィルムがおすすめです。紫外線による家具や床の色あせなどを予防できるのがメリット。製品のなかには紫外線を99%以上カットするモノも展開されています。
UVカット機能を持つフィルムは、透明度が高いタイプが多く、室内の明るさを保ちながら紫外線を防げるのが魅力。窓からの景色を損なわずに、日焼け対策ができます。
また、製品によっては遮熱・断熱機能や防虫効果などを備えたモノもあるのでチェックしてみてください。
目隠しタイプ

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外からの視線が気になる方や、プライバシーを保護したい方には目隠しタイプがぴったりです。すりガラス風や曇りガラス風のデザインが、室内の様子を見えにくくしてくれます。光は通すため、部屋の明るさを保ちながらプライバシーを確保できるのがポイントです。
多くの目隠しタイプは、ガラス飛散防止機能やUVカット機能を兼ね備えています。外からの視線を遮ることで防犯対策にもつながるため、安心して過ごせる空間づくりに役立ちます。
デザインも、シンプルなすりガラス風から虹色に輝くモノまでさまざまです。さらに、粘着剤を使わないタイプを選べば、貼り直しや再利用もできて便利です。
遮熱・断熱機能

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夏の暑さや冬の寒さ対策には、遮熱・断熱機能付きのフィルムが活躍します。夏は赤外線や日射熱の侵入を抑え、冬は室内のあたたかい空気が外へ逃げるのを防ぐのが魅力です。
また、多くの製品が紫外線も99%以上カットするため、家具や内装の色あせ防止にも有効。遮熱フィルムは熱の侵入を防ぐ効果が、断熱シートは熱の出入り全般を抑制する役割があります。
簡単に剥がせるタイプ

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賃貸住宅に住んでいる方や、季節ごとにフィルムを貼り替えたい方には、簡単に剥がせるタイプがおすすめです。粘着剤を使わず静電気で吸着する製品や、水で貼る製品が多く、剥がしたときに跡が残りにくいのが特徴です。
貼り直しができるため、初めての方でも気軽に挑戦できます。ただし、フィルムを貼る前にはガラス面をきれいに拭き、平滑な状態にしておくことが重要です。凹凸のあるガラス面には向いていないので注意しましょう。
貼り付けの際は、ガラスに水をたっぷり吹きかけてからフィルムを貼り、ゴムベラなどで水と空気を抜くと、きれいに仕上がります。
ガラス飛散防止フィルムのおすすめ
ニトムズ(Nitto) ガラス飛散防止シート 凹凸面用 M6080
凹凸面のガラスにもしっかり密着する飛散防止シート。ポリカーボネート素材で、地震や台風の際にガラスの破片が飛び散ることを防ぎます。UVカット機能も備えており、紫外線から室内を守る効果も期待できます。
グレー色のシートで、幅960×長さ1800mmサイズ。すりガラスや凹凸ガラスなど、平滑でない表面にも使用できます。
専用ヘラが付属しており、石けん水を使った簡単な水貼り施工で、DIYでも取り付けが可能。窓ガラスの防災対策をしたい方におすすめです。
ニトムズ(Nitto) ガラス飛散防止シート 平滑面用 M6120
ガラス破損時の飛散を効果的に防ぐシートです。ポリエステル素材にアクリル系粘着剤を採用。強力な接着力で剥がれにくく、長期間安心して使用できます。透明タイプなので、視界を妨げずに防災対策を行えるのが魅力です。
UVカット機能により紫外線を効果的に遮断し、室内の日焼けや家具の劣化も予防。幅480×長さ1800mmのサイズで、一般的な窓ガラスに対応できます。専用ヘラが付属しているため、貼り付け作業も簡単。地震対策や安全性を重視する方におすすめです。
アサヒペン(Asahipen) UVカット ガラス飛散防止シート UH-11 92X180
JIS規格に適合した飛散防止性能を備えるガラスシート。紫外線を約99%カットすると謳われているのが特徴です。室内の色あせを防ぎ、ガラスが割れても破片の飛散を抑制する効果が期待できます。透明タイプで使いやすいのもポイントです。
本製品は、裏面の粘着フィルムをはがして貼る仕様。約92×180cmサイズで、透明ガラスや網入りガラスなど平らな面への取り付けが可能です。
ペットの引っかき傷にも強いため、住宅や店舗の窓ガラスの安全対策を検討している方に適しています。
プロテオール(PROTEALL) 窓用フィルム
多機能性を追求したすりガラス調の窓用フィルム。PVCとPET素材を使用し、UVカットを実現しながら、ガラス飛散防止と断熱効果も兼ね備えています。水貼りタイプなので、位置調整が簡単で貼り直しも可能です。
目隠し効果により外からの視線をしっかり遮断します。サイズは約44.5cm×200cmから90cm×400cmまで16種類展開。室内の明るさを保ちながら日射熱をカットするため、エアコンの省エネ効果も期待できます。
DUOFIRE ガラスフィルム DS001W
プライバシーを守りながら光を取り込む、すりガラス調の窓用フィルム。艶消し白色の上品なデザインで、外からの視線を遮りつつ室内を明るく保ちます。静電気吸着タイプなので接着剤不要で、水だけで簡単に貼り付けできるのが魅力です。
UVカット機能により紫外線から保護し、断熱効果で冷暖房効率の向上も期待できます。貼り直し可能なため、失敗してもやり直せて初心者でも安心。浴室や玄関などのプライベート空間の目隠し対策を考えている方におすすめです。
RISUKAI 窓用フィルム t641-l-1
高機能な多目的窓用断熱フィルム。PET素材に特殊加工を施し、UV遮断率99%を達成しながら断熱・遮熱・結露防止・ガラス飛散防止の機能を1枚で実現します。透明度を保ちながら外からの熱をカットし、室内の快適性を向上します。
水貼りタイプで、専用ヘラが付いているため初心者でも貼りやすいのが特徴。複層ガラスや網入りガラスにも対応し、さまざまな窓に使用できます。紫外線による家具の劣化や結露によるカビを防ぎたい方におすすめです。
ノムラテック 保険付・凹凸ガラス専用防犯フイルム 680ミクロン N-2268
凹凸ガラス専用に設計された防犯フィルム。厚み680μmの丈夫な構造でガラスの強度を高められます。A3サイズで2枚入りのため、窓の大きさに合わせて使用可能です。
素材にはポリカーボネートを採用。すりガラスや半透明ガラスにも対応しており、室内の採光性を保ちながら防犯対策を強化できます。自宅の防犯性能を手軽に向上させたい方におすすめの製品です。
Coavas 防犯フィルム
多層構造で防犯性能を高めた窓用保護フィルム。ガラスの強度を向上させ、侵入者による打ち破りを遅延させる効果があります。透明性が高く、室内の採光や外観を損なわないのが魅力です。
台風や地震などの自然災害時にも破片の飛散を防止し、安全性を確保。耐衝撃性に優れており、激しい衝突などに対してもガラスを保護します。住宅やオフィスの防犯対策を強化したい方におすすめです。
KTJ 窓用フィルム
プライバシー保護とUVカットを両立する窓用フィルム。マジックミラー効果により昼間は外からの視線を遮断し、優れた紫外線カットで室内の色あせを防ぎます。水貼りタイプで扱いやすく、きれいに剥がせるのが魅力です。
万一のガラス破損時には飛散防止機能も発揮。自宅やオフィスの目隠し対策と紫外線対策を同時に検討している方におすすめです。
Rabbitgoo 窓ガラス目隠しフィルム
静電気吸着式の目隠しフィルムです。独自の技術により外からの視線を完全に遮断しながら、UVカット率99%以上を実現。水貼りタイプなので貼り直しが可能で、跡が残らないため賃貸住宅でも安心です。
ガラス飛散防止機能も備えており、万が一の事故や災害時の安全性も確保されています。幅広いサイズ展開により、さまざまな窓に対応可能。プライバシーを重視する方におすすめです。
ガラス飛散防止フィルムの上手な貼り方

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ガラス飛散防止フィルムを貼る前にはスプレーボトルやヘラ、カッターといった必要な道具をそろえましょう。準備ができたら、ガラス面をスクレイパーなどで清掃します。フィルムはガラスのサイズより3~5cmほど大きめにカットしておくと、後の作業がスムーズです。
施工液である石けん水をガラス面だけでなく、保護シートを剥がしたフィルムの粘着面にもスプレーしてください。保護シートを剥がすときは、セロテープをフィルムの角に貼ると簡単。施工液が多いほどフィルムが滑りやすくなり、位置の調整も容易になります。
フィルムをガラスに貼り付けた後は、ヘラを使い中心から外側に向かって気泡と水分をしっかり押し出します。もし気泡が残っても、施工液が乾く前なら貼り直し出来るので安心です。
ガラス飛散防止フィルムは、災害時の安全対策に欠かせないアイテム。製品によってはUVカットや目隠しといった付加機能を備えているモノもあります。フィルムの厚みや貼りやすさも重要な選択基準となるため、用途や窓の環境に合わせて選ぶことが大切です。ぜひ本記事を参考に、自分に適したアイテムを探してみてください。