夜空に輝く月や星を観察できる「天体望遠鏡」。扱いやすいモノも展開されており、子供と一緒に天体観測が楽しめます。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの子供向け天体望遠鏡をご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
- 目次
- 子供向け天体望遠鏡の選び方
- 子供向け天体望遠鏡のおすすめメーカー
- 子供向け天体望遠鏡のおすすめ|人気
- 子供向け天体望遠鏡のおすすめ|初心者向け
- 子供向け天体望遠鏡のおすすめ|高性能
- 子供向け天体望遠鏡のおすすめ|安い
子供向け天体望遠鏡の選び方
倍率をチェック

By: biccamera.com
子供向け天体望遠鏡を選ぶ際は、倍率をチェック。倍率は低倍率・中倍率・高倍率に分けられます。低倍率のモノは視野が広くて明るく、星を見つけやすいのがメリット。高倍率だとより遠くを観測できるものの、像が暗くなりぼやける点に注意が必要です。
月を観測したい場合は、倍率を50〜100倍にするのがおすすめ。見たい天体の種類を考慮して、天体望遠鏡の倍率を確認してみてください。
架台をチェック
子供でも扱いやすい経緯台

By: biccamera.com
架台の一種である経緯台は、望遠鏡を上下左右に動かせるシンプルな仕組み。初めて天体望遠鏡を使う子供にとって、直感的に操作できるのが魅力です。
扱いやすく、短時間で使い方をマスターしやすいのがポイント。セッティングも簡単で、準備に手間がかかりません。ハンドルが握りやすく動きがスムーズなモノを選ぶと、観測をより快適に楽しめます。
本格的な観測には赤道儀

By: biccamera.com
赤道儀は、天体の動きを追尾できる架台です。地球の自転軸と平行になるよう極軸を合わせて設置することで、天体を自動追尾できる仕組み。天体観測を本格的に楽しみたい子供に適しています。
一度天体を捉えると、同じ天体を長時間観測し続けられるのがメリット。星は常に動いているため経緯台では頻繁に調整が必要ですが、赤道儀では継続観測が可能です。天体写真を撮影する際にも適しています。
しかし、赤道儀は設置に極軸合わせなどの専門知識を要するうえ、操作もやや複雑。初めは大人と一緒に使うのがおすすめです。
鏡筒をチェック
準備・手入れがいらない屈折式

By: biccamera.com
屈折式望遠鏡は、レンズを使用して光を集める仕組み。密閉構造の鏡筒で、ホコリの侵入を防げます。日常的な分解掃除が不要で、子供でも手軽に使えるのが魅力です。設置後すぐに観測を始められるのもメリット。初めての天体観測に適しています。
鏡筒内の空気の動きが少なく、気流の影響を受けにくいのもポイント。望遠鏡本体と同じ方向に接眼レンズがあり、見たい天体を探しやすい構造も特徴です。天体観測だけでなく、バードウォッチングなど地上観察にも活用でき、多目的に楽しめます。
天体がきれいに見える反射式

By: amazon.co.jp
反射式望遠鏡は、凹面鏡を使って光を集めて像を作る仕組みです。鏡筒の横にのぞき口があり、反射した光で天体を観察します。レンズではなく鏡を使用しているため製造コストが抑えられており、同じ口径なら屈折式より比較的安価に入手可能です。
色収差がなく、鮮明でクリアな天体像を楽しめるのが魅力。大口径化しやすく、暗い星雲や星団もはっきり観察できます。
天体観測を本格的に楽しみたい子供におすすめ。しかし、鏡筒の横からのぞく構造なので天体の向きと望遠鏡の向きが一致せず、操作には慣れが必要です。
のぞき穴ファインダー付きがおすすめ

By: biccamera.com
のぞき穴ファインダーとは、望遠鏡で天体を探しやすくするための装置。手前の穴からのぞき、筒先にある穴の中心に目的の天体を合わせると、望遠鏡の視界に入る仕組みです。
調整不要のシンプルな構造で、子供でも天体を探しやすいのが魅力。月や惑星などの天体を素早く捉えられます。天体観測しやすいモノを探している方は、のぞき穴ファインダー付きの天体望遠鏡をチェックしてみてください。
撮影するならスマホホルダー付きが便利

By: biccamera.com
天体撮影をしたいなら、スマホホルダー付きの天体望遠鏡がおすすめ。観察した天体を簡単に撮影できます。天体望遠鏡を初めて使う子供でも、美しい天体写真を撮りやすいのが魅力です。
撮影した写真を自由研究や科学レポートなどに活用できるのもポイント。天体を観測するだけでなく記録を残したい方は要チェックです。
値段で選ぶ

子供向け天体望遠鏡は、価格によって性能と使いやすさが異なります。自由研究で使うなら、低価格帯の簡易タイプがおすすめです。本格的な観測を行いたい場合は、中価格帯〜高価格帯の天体望遠鏡を検討してみてください。
1万円前後の安い望遠鏡は軽量なモデルも多く、扱いやすいのが魅力。数万円台の高いモデルは高性能かつ耐久性に優れているモノもあり、長期的な使用に適しています。
子供向け天体望遠鏡のおすすめメーカー
ビクセン(Vixen)

By: amazon.co.jp
ビクセンは日本の光学機器メーカー。天体望遠鏡だけでなく双眼鏡や顕微鏡など、さまざまな光学製品を展開しているのが特徴です。
子供向け天体望遠鏡では、「モバイルポルタ」や「ポルタⅡ」シリーズなどがラインナップ。使いやすいフリーストップ式架台を採用したモノもあり、天体望遠鏡初心者でも簡単に扱えます。
ケンコー・トキナー(Kenko Tokina)

By: biccamera.com
日本の光学機器メーカーであるケンコー・トキナー。カメラレンズ・フィルター・双眼鏡など多彩な製品を扱っており、ユーザーのさまざまなニーズに応えています。
子供向け天体望遠鏡には「SKY WALKER」シリーズなどがおすすめ。操作はもちろん、組み立ても簡単なモノが揃っているため、天体望遠鏡の入門モデルとして適しています。
池田レンズ工業

By: amazon.co.jp
池田レンズ工業は、1923年に創業した老舗の光学機器メーカー。主に拡大鏡の製造・販売で知られています。長年培った光学技術を活かし、天体望遠鏡や双眼鏡など幅広い製品を手がけているのが特徴です。
「リゲル60」などの子供向け天体望遠鏡をラインナップ。操作性と品質どちらも優れており、本格的な天体観測が楽しめます。
子供向け天体望遠鏡のおすすめ|人気
ビクセン(Vixen) モバイルポルタ A70Lf
口径70mmのアクロマート屈折レンズを搭載した天体望遠鏡です。本体と三脚を合わせた重量は約4.9kgと軽量。折りたたみ式の三脚で、コンパクトに収納できます。
直感的に操作できるフリーストップ式経緯台を採用。また、全周でスムーズな微動操作ができるハンドルを備えています。鏡筒を支えるマルチアーム構造により、機材の干渉を防ぎながらさまざまな観測スタイルに対応可能です。
焦点距離が900mmと長いのが魅力。別売りのスマートフォンアダプターを使えば、天体写真の撮影も楽しめます。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) Sky Explorer SE-AT100N
10cm口径のニュートン反射式鏡筒を搭載した天体望遠鏡です。天体を自動で追い続ける追尾機能を備えているのが特徴。星や惑星などが視野から外れにくく、長時間にわたって観測を楽しめます。F4.5の明るさで、星雲から惑星まで幅広く観測可能です。
コンパクトな卓上型設計で、設置や持ち運びは簡単。架台と鏡筒はワンタッチで接続できます。初心者でもスムーズにセットアップできるのがメリット。水平軸・高度軸にエンコーダーを内蔵し、モーター駆動と手動操作を切り替えながら使えるのも魅力です。
本製品は、単3形乾電池8本で駆動する仕様。場所を選ばず使えます。自宅のベランダなどで天体観測を始めたい子供にもおすすめの望遠鏡です。
池田レンズ工業 リゲル60
小学生の子供でも扱いやすい屈折式天体望遠鏡です。60mm径のアクロマートレンズを採用。月のクレーターや土星の環などを観察できます。鏡筒と三脚は軽量設計で、持ち運びやすいのが魅力です。
星の動きに合わせて微調整できる2つのハンドルを搭載。シンプルな操作で星を追いかけられるため、天体観測初心者も安心して使用できます。
K20mmとF6mmの2つの接眼レンズに加え、スマートフォン用アダプターも付属。月や惑星などの撮影に役立ちます。また、イラスト入りの天体ガイドブックが同梱されているのもポイント。星座や天体の知識を深めながら観測を楽しめるおすすめのアイテムです。
子供向け天体望遠鏡のおすすめ|初心者向け
セレストロン(CELESTRON) StarSense Explorer LT 80AZ
スマートフォンと連携して星空を簡単に観測できる天体望遠鏡。専用アプリ「StarSense Explorer」をダウンロードしたスマホを望遠鏡に取り付け、画面に表示される矢印に従って鏡筒を動かすだけで、さまざまな天体を見つけられます。ゲーム感覚で星探しを楽しめるため、子供にもおすすめです。
口径80mm、焦点距離900mmの屈折式鏡筒を採用しており、集光力は肉眼の約131倍を実現。付属の接眼レンズとバローレンズを組み合わせることで、36倍から180倍まで4段階の倍率で観測できます。高倍率観測にも対応し、土星の環や木星の縞模様など惑星の細部も観測可能です。
池田レンズ工業 レグルス60
色収差を抑えた60mmのアクロマートレンズを採用した入門用の天体望遠鏡。星像のにじみを軽減し、30倍から100倍まで3種類の倍率で天体をクリアに観察できます。鏡筒重量は0.56kgと軽量で、持ち運びにも便利です。
のぞき穴ファインダーを搭載。複雑な調整が不要で、星を見つけやすい設計です。上下・水平方向の動きで天体を追いかけられます。
スマホアダプターが付属しており、天体写真の撮影が行えるのもメリット。本製品には、イラスト付きの天体ガイドブックが同梱されています。
スコープテック ラプトル50
総重量約1.5kgの軽量コンパクト設計で、持ち運びが簡単な天体望遠鏡です。50mmの対物レンズが人間の目の約50倍の光を集めます。月のクレーターや惑星をシャープな像で観察できるのがメリットです。
のぞき穴ファインダーとフリーストップ式の経緯台架台を採用。初めての方でも直感的に操作可能です。また、20mmと8mm、2種類の接眼レンズが付属。倍率を切り替えて観察できます。安定感のある金属製の三脚もポイントです。
子供向け天体望遠鏡のおすすめ|高性能
セレストロン(CELESTRON) Astro Fi5 SCT
127mm口径のシュミットカセグレン式を採用した天体望遠鏡です。焦点距離1250mmの長焦点設計が特徴で、惑星観察に適しています。平均透過率は83.5%で、鮮明かつコントラストの高い像を楽しめます。
Wi-Fi機能を内蔵し、専用アプリ「Sky Portal」でスマートフォンから操作可能です。12万個以上の天体情報から、見たい天体をタップするだけで自動導入する仕様。初心者でも簡単に天体観測を始められます。シンプルな操作性と高い光学性能を両立しているおすすめのモデルです。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) MOEBIUS 55望遠鏡セット
口径55mm、焦点距離600mmの屈折式モデルです。マルチコートが施されたアクロマートレンズで、鮮明な天体像を実現します。アルミ削り出しパーツを採用した分割式鏡筒システムにより、持ち運びがしやすい設計です。
フリーストップ式経緯台と微動ハンドルを用いており、操作はスムーズ。安定して固定できるのも特徴です。また、680〜1100mmまで調整できるステンレス三脚が付属。観測姿勢に合わせて高さを変えられます。
ビクセン(Vixen) 天体望遠鏡 AP-AE81M
本格的な天体観測が楽しめるエントリーモデルのアイテム。コンパクトながらも光学性能にこだわっており、クリアに星空を観測できます。
高度目盛と方位磁針を備え、初心者でも極軸合わせをスムーズに行えるのがポイントです。また、8段階調光が可能な赤い暗視野照明によって、夜間の操作性が向上。自動消灯機能があり、電池の無駄な消耗を防げます。天体の自動追尾機能により、長時間の観測もサポートするのが魅力です。
子供向け天体望遠鏡のおすすめ|安い
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) SKY WALKER SW-50A
天体観測と地上観察の両方に対応する屈折式望遠鏡。天体観測用の「天頂ミラー」と地上観察用の「正立プリズム」が付属しています。標準搭載のスマートフォンアダプターを使って観察した内容を写真や動画に残せるのも魅力です。
同梱の3種類のアイピースで、18倍・28.8倍・90倍と倍率を切り替えられます。月のクレーターがはっきりと見える性能を実現しているのも特徴です。
本体は約275g、三脚を含めても約1.1kgと比較的軽量で、子供でも簡単に持ち運べます。ガイドブックと星座早見盤が付いており、観察前の学習にも役立つのがメリットです。
ミザールテック(MIZAR-TEC) Aries AR-50
50mmクラスのレンズを搭載した卓上式天体望遠鏡。見やすい倍率設定により、初心者でも天体を観察しやすいのが魅力です。地上観察用アダプターが付属し、風景や動物などの地上観察にも対応します。
コンパクトサイズで、設置場所を選ばないのもポイントです。また、持ち運びが容易なため屋外での使用にも便利。天体観測に興味がある子供へのプレゼントにもおすすめのアイテムです。
ACUTER OPTICS MAKSY60
学習に役立つマクストフカセグレン式の望遠鏡です。鏡筒のカバーを開けると、望遠鏡内部の構造や光の反射の仕組みを視覚的に学べます。
口径は60mm、焦点距離は750mmで、月のクレーターなども鮮明に観察可能。天体だけでなく地上の観察にも重宝します。また、標準で37.5倍の倍率を実現。さまざまな観測対象に対応できます。
スクリーンアイピースや中身が見えるアイピースなど、充実した付属品が魅力です。専用スマートフォンアダプターを使えば、手軽に天体写真の撮影も楽しめます。わずか422gの軽量ボディで、持ち運びにも便利です。
天体学習などにも役立つ子供向け天体望遠鏡。倍率・架台・鏡筒など、仕様は製品によってさまざまなので、観測したい天体に合わせて選ぶのがおすすめです。予算を考慮するのも重要なポイント。本記事を参考に、ぜひぴったりなモデルを見つけてみてください。