家庭菜園や小さな畑の手入れに役立つ小型耕運機。手作業では大変な耕運を手軽に行えるので、作業の負担を軽減できます。コンパクトで扱いやすいモデルもあり、家庭菜園初心者にもおすすめです。製品によって耕運幅やパワーなどが異なるため、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、小型耕運機のおすすめモデルをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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小型耕運機の選び方

動力で選ぶ

燃料が不要で使いやすい電気式

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電気式の耕運機には、コード式と充電式の2種類があります。燃料が不要で、コンセントに繋いだり充電したりすれば使える手軽さが魅力です。燃料補給の手間やメンテナンスが少ない点もメリットです。

排気ガスが出ないため、住宅地での使用にも適しています。静かで環境にやさしい耕運機を探している方におすすめ。しかし、ガソリン式に比べてパワーが劣るので、広範囲の作業や硬い土壌に対しては向かない場合があります。

パワーが必要ならガソリン式

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ガソリン式耕運機は、主に4サイクルエンジンが搭載されており、高いパワーを持っています。そのため、硬い土や湿った土でも耕運作業が可能です。しっかりと土を耕したい方に向いています。

燃費効率がよいモデルもあり、長時間の作業にもおすすめ。しかし、騒音や排気ガスが発生するので、住宅地での使用には配慮が必要です。また、定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に使えます。

燃料交換が簡単なガス式

ガス式の耕運機は、カセットガスボンベを燃料として使用します。燃料交換はボンベを差し替えるだけと簡単。チョーク操作が不要で、スロットルレバーの操作だけで始動・停止できる点が魅力です。

燃料の保管も容易で、排気ガスや騒音が少ないため住宅地でも使いやすいのがポイント。1本のガスボンベで約1時間の作業が可能なモデルもあります。しかし、ガソリン式に比べてパワーが劣る点はデメリット。広い畑や硬い土壌には不向きな傾向があります。

耕運方式で選ぶ

しっかり耕すならリア・ロータリー式

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リア・ロータリー式は、耕運機の後ろ側に回転刃が付いているタイプです。機体に重量があるため土に深く食い込み、硬い土もしっかりと耕せます。直進性に優れているのもポイントです。

エンジンの重みがロータリーに伝わりやすく、ハイパワーで耕運作業が可能。一方で、方向転換がしにくいという側面もあります。また、ロータリーが足元に近いため、作業時の安全性には十分注意しましょう。

隅々まで耕すフロントロータリー式

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フロントロータリー式は、耕運機の前側に回転刃が付いています。安全性が高いとされ、足が巻き込まれる危険性が少ないのも特徴のひとつ。狭い場所や複雑な地形でも、隅々まで効率的に耕せます。

軽い力で方向転換が可能で、初心者の方でも扱いやすいタイプです。重心が安定している反面、土に深く食い込む力はリア・ロータリー式に比べて弱い傾向があります。そのため、深い耕運にはあまり向きません。

初心者におすすめな車軸ローター式

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車軸ローター式は、車軸にローターが付いており、コンパクトで持ち運びやすいのが特徴です。操作が簡単で、耕運機を初めて使う方にもおすすめ。ほかのタイプより比較的安価な製品が多い点も魅力です。

小型なので家庭菜園や狭い場所での使用に適しています。しかし、ほかのタイプに比べてパワーが劣るため、重い土壌には不向き。また、タイヤがないタイプは長距離の移動が大変ですが、後ろに移動用のタイヤが付属しているモデルもあります。

畑の面積や土壌に合わせて馬力・耕幅を選ぼう

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家庭菜園など100平方メートル以下の畑には、3~5馬力で耕幅40~50cm程度の耕運機を選ぶのがひとつの目安です。畑の広さに合わせて、効率よく作業できる馬力と耕幅のモノを選びましょう。大きすぎると取り回しが大変になることもあります。

硬い土や粘土質の場合は、3馬力以上の馬力が大きい機種が必要です。一方、やわらかい土や砂質土壌なら、軽量で馬力が小さめの機種でも十分に対応できます。土壌の状態をよく確認してみてください。

耕幅が広いほど一度に耕せる面積が増えますが、機体は大きく重くなる傾向があります。また、ハンドルの形状にはY字型やループハンドルなどがあり、それぞれで操作のしやすさが変わるので、あわせてチェックするのがおすすめです。

車に積むなら折り畳みサイズをチェック

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折りたたみ機能がある耕運機は、車での運搬や収納が容易になる点が魅力です。特に車軸ローター式は軽量かつコンパクトなモデルが多く、折りたたみ可能な製品も豊富にあります。移動が多い方には便利な機能です。

車載を考える場合は、折りたたみ機能の有無だけでなく、折りたたんだ際の全長・幅・高さも確認しましょう。複数の畑を移動する場合や、保管場所が限られている場合に折りたたみ機能は重宝します。軽自動車のトランクに積めるサイズのモノもあるので、チェックしてみてください。

小型耕運機のおすすめメーカー

マキタ(MAKITA)

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マキタは電動工具を多数展開する人気メーカーです。同社の小型耕運機は充電式。高トルクで、硬い土壌もしっかり耕せるパワーを備えているのが魅力です。

軽量で持ち運びやすい製品や、移動用の車輪付きモデルもラインナップ。防水機能があり、雨の日に使いやすい製品も揃っています。

クボタ(Kubota)

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クボタは大阪府大阪市に本社を置く農業機械の老舗メーカー。トラクターなどの農業機械や建設機械を多数展開しているのが特徴です。

コンパクトで軽量な小型耕運機もあり、初心者でも扱いやすいのがメリット。バッテリー式モデルも揃っており、比較的静かで住宅地でも気兼ねなく使えます。耐久性に優れているのも魅力です。

小型耕運機のおすすめ

マキタ(MAKITA) 充電式管理機 MKR001GZ

マキタ(MAKITA) 充電式管理機 MKR001GZ

手軽に畑を耕せるバッテリータイプの小型耕運機。40Vmaxバッテリー駆動で、50mlエンジン式と同等のパワーを発揮するのが特徴です。排ガスゼロと低騒音設計により、住宅街や早朝でも周囲に配慮して使えます。クリーンな環境作りに貢献する園芸ツールです。

高トルク2段減速ギアを搭載しており、硬い土壌もしっかり耕せるため家庭菜園にぴったり。防水設計なので、突然の雨でも使用できます。また、移動用車輪とたためるハンドルでコンパクトに収納できるのもポイント。野菜作りを気軽に始めたい方や環境に配慮しつつ園芸作業をしたい方におすすめです。

クボタ(Kubota) Midy Smile-mini 耕うん機 TMS200

クボタ(Kubota) Midy Smile-mini 耕うん機 TMS200

ガソリンエンジンを搭載した超軽量小型耕運機。わずか22kgの軽さなので女性や高齢者でも簡単に持ち運びができ、取り回しも容易です。575mmの耕幅と140mmの耕深で、家庭菜園にぴったりなサイズ感。コンパクトながら2.2馬力のパワフルなエンジンを内蔵しています。

菊座式のハンドル高さ調整と左右回転機能により、作業者の体格や畑の状態に合わせた使い方が可能。約60分連続で運転できるため、10~50坪の菜園管理に適しています。これから家庭菜園を始めたい方や、体への負担を減らして畑作業を楽しみたい方におすすめです。

山善(YAMAZEN) 18V充電式 コードレス 耕運機 CV-1825

山善(YAMAZEN) 18V充電式 コードレス 耕運機 CV-1825

手軽に土を耕せるコンパクトな小型耕運機。18Vバッテリー駆動なので電源コードに縛られず、排気ガスの心配もなく静かに作業できます。約3.9kgの軽量ボディと伸縮式ポールで取り回しは容易。作業幅200mm、耕運深さ80mmで、家庭菜園にぴったりです。

5段階の角度調整と安全設計で使いやすさに配慮しています。約60分の連続運転が可能で充電は約2時間。花壇の手入れや野菜作りなど、小規模な園芸作業を手軽に楽しみたい方におすすめの小型耕運機です。

ナカトミ 電気耕運機 電気カルチベータ ERC-15D

ナカトミ 電気耕運機 電気カルチベータ ERC-15D

コンセントに繋ぐだけですぐに使える小型耕運機。電気式なので排ガスゼロ・低騒音で、住宅街でも気兼ねなく使えます。燃料やオイルの交換は不要でメンテナンスも簡単。また、金属製泥除けカバー付きのため石の跳ねを防げます。ミニサイズで小回りが利くので取り回しは快適です。

1050Wの強力モーターで土をふかふかに耕します。タイヤ付きで、移動はスムーズ。ハンドルは折りたたみタイプで、車のトランクや物置にも収納可能です。30分の定格運転時間で約20坪の広さを耕せます。これから家庭菜園を始めたい方や、作業の負担を減らしたい方におすすめです。

ナカトミ エンジン耕運機 ERC-43DQ

ナカトミ エンジン耕運機 ERC-43DQ

排気量43mlの2サイクルエンジンを搭載した本格派小型耕運機。17kgの軽量設計と折りたたみ機能が特徴で、持ち運びや収納はスムーズです。耕幅は300mmで、耕深は130mm。ナタ爪刃採用により土の反転性に優れ、硬い土壌にも対応できる高い耕運能力を発揮します。

移動用タイヤと手元スイッチが付属し、初心者でも操作は簡単。家庭菜園にぴったりなコンパクトサイズで、約30坪(約100m²)の耕運に対応します。折りたたみハンドルがあり、車への積み込みも容易。ベランダ菜園から小規模な家庭菜園まで、さまざまな場面で活躍する実用的な小型耕運機です。

アルミス 電動耕運機 耕す造 AKT-500WR

アルミス 電動耕運機 耕す造 AKT-500WR

パワフル性能で硬い土も効率よく耕せる小型耕運機です。500Wの強力モーターとナタ刃を搭載。作業幅は30cmで、深さ22cmまでしっかり土を掘り起こします。約7.4kgの軽量設計で、扱いやすいのがメリット。家庭菜園の土作りをサポートします。

コンパクトなボディと使いやすいハンドル設計で、取り回しはスムーズ。電源コード式で安定した出力が持続します。花壇の整備から野菜作りまで、本格的な家庭菜園を楽しみたい方におすすめの小型耕運機です。

Mrupoo 充電式耕うん機 HY-9010

Mrupoo 充電式耕うん機 HY-9010

コードレスタイプのミニ耕運機。バッテリーは別売りで、マキタのバッテリーも対応します。屋外電源が不要な充電式で、畑の場所を問わず自由に耕しやすいのがメリット。耕運幅・耕運深はそれぞれ100mmです。

約105~128cmで高さを調整できるハンドルがあるのもポイント。身長に合わせて変えられるので、さまざまな体型の方が快適に作業できます。重量は約2.7kgで手軽に扱いやすいのも魅力。小規模な家庭菜園から花壇の手入れまで、幅広い用途で使いたい方におすすめです。

BCOM 充電式 電動 耕うん機 JDC-40MA

BCOM 充電式 電動 耕うん機 JDC-40MA

排気ガスゼロで使えるバッテリー駆動式の小型耕運機です。ボディの重量は約8kg。電動式なので住宅地でも気兼ねなく使用できます。耕幅は約36cm、耕深は約18cmで、家庭菜園に十分な作業能力を発揮。車輪付きでスムーズに移動できる使い勝手のよさが魅力です。

マキタ18V互換バッテリーを2個使う36V駆動システムを採用し、硬めの土壌もしっかり耕せるパワーを実現。燃料補給や排気ガスの心配がなく、メンテナンスは簡単です。初めて耕運機を使う方や、限られたスペースで家庭菜園を楽しみたい方に適しています。

Seesii 電動耕運機 家庭用 K18

Seesii 電動耕運機 家庭用 K18

庭や畑の土作りにぴったりな小型耕運機です。3段階変速機能と4枚刃を搭載。最大225mmの耕運幅で、効率よく作業できます。扱いやすい3.6kgの軽量設計も魅力です。

コードレス式なので電源のない場所でも活躍。マキタ18Vバッテリーにも対応します。家庭菜園や花壇の手入れをする際、雑草が絡んでも取り外して掃除しやすく、メンテナンスは簡単。小さな菜園スペースで土作りを始めたい方におすすめです。