チェロを演奏する方には必須のアイテムである「チェロケース」。大切な楽器を保護するだけでなく、持ち運びの負担を軽減する重要なアイテムです。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、チェロケースのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
チェロケースの価格相場

チェロケース選びで気になるのが価格相場です。一般的に初心者向けのエントリーモデルでは1万円台から購入可能。プロ仕様やハイエンドモデルになると20万円以上が相場です。
ソフトケースは軽量で手頃な価格が魅力。1万円台から購入できるモノが中心です。一方、ハードケースは耐久性や保護性に優れていますが、最低でも6万円程度からとやや高額。特に、軽量化されたカーボン製モデルは20万円以上するモノもあります。
一般的には軽量で、耐久性に優れた素材を使用している製品ほど高価格になる傾向があります。また、収納ポケットの充実度や湿度調整機能などによっても価格は変動するもの。予算と使用環境に合わせて選ぶのがおすすめです。
チェロケースの選び方
ケースの種類をチェック
ハードケース

By: soundhouse.co.jp
ハードケースは強固な外装を持つチェロケースで、主にグラスファイバーやカーボン素材で作られています。厚みのある外装と緩衝材によって、楽器を衝撃や環境変化から守る高い保護性能が特徴です。
ハードケースのチェロケースの魅力は、優れた楽器保護能力と耐久性。落下や衝撃から楽器を守るほか、温度や湿度の急激な変化からもチェロを保護可能です。また、雨天時の移動でも安心して持ち運べるため、プロ奏者や頻繁に移動する演奏者に適しています。
価格は約8万円から20万円以上とやや高額ですが、その分性能が高くコスパは良好です。
ソフトケース

By: amazon.co.jp
ソフトケースはナイロンやポリエステルなどの布素材で作られたケース。厚手の布地と内部のクッション材で作られており、ハードケースに比べて柔らかい構造となっています。
軽量なモデルが多く、長時間の持ち運びも負担になりにくい点が魅力。価格も1万円台からと比較的安価なため、初心者や練習用として2本目のケースを探している方にぴったりです。
しかし、保護性能はハードケースに劣るので、雨天時の移動や頻繁な輸送には不向き。主に室内での保管や近距離の移動、晴れた日の持ち運びなど、限定的な用途に適しています。
重量をチェック

By: amazon.co.jp
チェロケース選びで重量は重要なポイント。チェロ本体だけでも約3kgあり、そこにケースの重さが加わるため、持ち運びの負担を軽減するには軽量なケースを選ぶのがおすすめです。
一般的なハードケースは3kg後半〜4kg程度ありますが、軽量モデルのなかには2kg台のモノもあります。ソフトケースはさらに軽く、多くが1〜2kg台と持ち運びに適しています。公共交通機関を使う頻度が高い方や、子どもが使用する場合は特に軽量タイプがおすすめです。
しかし、軽量モデルほど高価格になる傾向があります。予算と移動頻度のバランスを考慮した選択が大切です。
持ち運び方をチェック

By: amazon.co.jp
チェロケースの持ち運び方には、主に手持ちタイプ・ショルダータイプ・リュックタイプの3種類があります。近年は複数の持ち運び方に対応できる設計を採用し、状況に応じて使い分けられるモノが主流です。
特にリュックスタイルで背負えるケースは、持ち運びが容易。両手が自由になるため、公共交通機関での移動や階段の上り下りが楽になります。また、重量が背中全体に分散されるので、長距離の移動でも負担になりにくいという利点があります。
ケース選びでは、ストラップの幅や厚み、調節機能もチェックしましょう。クッションパッドが付いたストラップは肩への負担を軽減できます。また、身長に合わせてストラップの長さを調節できる機能があるかどうかも重要なポイントです。
小物入れ用ポケットの有無をチェック

By: stringscase.com
チェロ演奏に必要なアクセサリーをまとめて持ち運ぶためには、ケースの収納ポケットが欠かせません。松脂や弓、チューナー、楽譜など、演奏に必要なアイテムを1つのケースにまとめることで、忘れ物を防げ、移動の効率も上がります。
なお、チェロケースによってポケットの構造や数は異なります。なかには、弓専用の収納スペースが付いたモデルもあり、大切な弓を安全に保管可能です。
ポケット選びでは、使用する小物の量に合わせた容量と、ポケットの開閉のしやすさをチェックするのがおすすめ。必要な小物を全て収納できるか事前に確認しておくと安心です。
カラー・デザインをチェック

By: amazon.co.jp
チェロケースにはレッド、ネイビー、グリーンなど豊富なカラーバリエーションがあります。また、メタリックカラーやマット仕上げなど、個性的なデザインを採用したモデルも増えています。
チェロケースを選ぶ際は、自分の好みに加えて使用環境も考慮しましょう。プロの演奏会では落ち着いたデザインが無難ですが、学生やアマチュア奏者なら好みの色を選ぶとモチベーションアップにつながることも。加えて、汚れが目立ちにくい色味や、傷が付きにくい素材を採用しているかも注目ポイントです。
チェロケースのおすすめメーカー
ゲバ(GEWA)

By: rakuten.co.jp
ゲバはドイツの老舗楽器メーカー。弦楽器からアクセサリーまで幅広い製品を展開しており、品質の高さで世界中から支持を集めています。
ゲバのチェロケースは、機能性とデザイン性のバランスが取れているのが特徴。また、価格帯は幅広く、デザインや機能に応じて選べます。初心者からプロまで、幅広い層に対応したラインナップが魅力です。
BAM

By: rakuten.co.jp
BAMはフランス発のケース専門メーカー。1980年の設立以来、おしゃれなデザインと高い機能性で人気を集めています。
BAMのチェロケースは軽量性と保護性能の高さが特徴。特にハイテックシリーズは軽量性に優れています。
豊富なカラーバリエーションも魅力で、演奏者の個性に合わせた選択が可能。価格帯はやや高めなものの、プロ奏者や品質にこだわる方に適しています。
イーストマン(Eastman)

By: soundhouse.co.jp
イーストマンは世界中から支持を集めている弦楽器専門メーカーです。高品質で手頃な価格の製品を提供しているのが特徴。伝統的な製法と現代の技術を融合させた製品作りに定評があります。
イーストマンは、グラスファイバーやカーボンを使用した軽量モデルのチェロケースを主にラインナップ。品質と価格のバランスがよく、初めての本格的なケース購入にも適しています。
カーボンマック(Carbon Mac)

By: amazon.co.jp
カーボンマックは、日本発のケース専門メーカー。カーボンマックのチェロケースは、軽量性と丈夫さを両立した設計が魅力です。
特にカーボンを使用したモデルは、軽量ながら強度が高く、チェロを持ち運ぶことが多い方にも適しています。豊富なカラーバリエーションも特徴で、好みに合わせて選択可能です。
価格帯は比較的手頃で、コストパフォーマンスの高さもポイント。2本目のケースを探している方にもおすすめのブランドです。
チェロケースのおすすめ
カーボンマック(Carbon Mac) チェロケース CFC-2S
新素材カーボンコンポジットを採用したチェロケースです。約3.6kgという軽さながら、強度を備えているのが魅力。マットな質感のサテン仕上げで高級感も兼ね備えています。
ショルダーストラップを装着すれば持ち運びも快適。また、ストラップは長さ調節も可能です。
底部には5つの足が付いており、安定性を確保。肩への負担を軽減するクッションパッドなど、快適さにもこだわって作られているケースです。
イーストマン(Eastman) スタンダードPlus チェロケース

グラスファイバー製の軽量ハードチェロケースです。重量は約4.1kg。スリムなフォルムが特徴で、移動時の取り回しもスムーズです。
弓ホルダー2本分と小物ポケットを備え、必要なアイテムをすっきり収納できます。また、2本のショルダーストラップが付属。片手持ちや背負い持ちなど状況に応じた持ち方が選べるため、長距離の移動も快適です。
ネイビーやブラック、ワインレッドなど豊富なカラーバリエーションから好みに合わせて選択可能。湿気や水分に強い素材を採用しており、さまざまな環境でチェロを守れるおすすめのハードケースです。
ゲバ(GEWA) Air 3.9 チェロケース
耐久性と軽量性を両立させた高品質チェロケース。熱可塑性樹脂の採用により、約3.9kgの軽量ボディながら強固な耐衝撃性を実現しています。また、アルミバーが上蓋に配置され、大切なチェロの駒や指板をしっかりと保護します。
パッド入りカスタムフィットのサスペンションシステムがチェロを衝撃から守り、安全な持ち運びをサポート。スライド式マグネットタイプの弓ホルダーにより弓の脱落を防げるうえ、出し入れもスムーズに行えます。また、3桁のダイヤル錠により、高いセキュリティ性能も備えているのがポイントです。
本革製ハンドルと2か所に取り付け可能なショルダーストラップで、リュックのように背負うことも可能。レッド・ブラック・ブルーなど豊富なカラーバリエーションから選べ、デザイン性も優れています。大切な楽器を安全に持ち運びたいチェロ奏者におすすめの製品です。
BAM Hightech L’opera OP1006XlN Soft Touch Black CELLO CASE
高級感あふれるチェロケース。優れた断熱性で大切なチェロをしっかり守れます。
約3.9kgという軽量設計により、持ち運びの負担を軽減するのもメリット。収納ポケットも備えています。また、付属のストラップを使えば、移動時も楽に持ち運び可能です。
ソフトタッチブラックの洗練された外観も魅力。高い機能性とスタイリッシュなデザインが融合した製品です。頻繁に楽器を持ち運ぶ方におすすめのケースです。
東洋楽器 チェロバッグ
厚さ15mmのウレタン生地でチェロを守るソフトチェロケース。重量は約1.7kgと持ち運びやすく、演奏会場への移動にも役立つ実用的な仕様です。
弓や楽譜を収納できる便利なポケットを備えており、必要なアイテムをまとめることが可能。加えて、フロント面にはアクセスしやすい弓ケース用ポケットを配置しています。
ブラウン・ネイビー・ブラック・ベージュ・グレーなど、バリエーション豊かなカラー展開も魅力。自分好みのカラーを選びたい方にもおすすめのチェロケースです。
東洋楽器 チェロケース プリュームファイバー
グラスファイバーの柔軟性と耐久性を兼ね備えた日本製チェロケース。独自の樹脂繊維配合により、約3.8~4kgという軽量ボディでありながら、優れた耐衝撃性を実現しています。
リュックタイプの設計で、2本のショルダーストラップとループストラップが付属。移動時の負担を軽減します。内部には弓2本と付属品を収納可能です。さらに、上部ポケットには松脂や弦も収納できます。
カラーバリエーションも豊富。おしゃれさと機能性を両立しているモノを選びたい方におすすめのチェロケースです。
TAYTHI チェロケース
チェロの安全な持ち運びをサポートするハードケースタイプのチェロケース。衝撃に強い外装により、大切なチェロを守れます。持ち運びの負担をやわらげる軽量設計で、移動時のストレスを軽減します。
充実した収納スペースを備え、弓などの必需品をすっきり整理可能。また、ストラップは2本付属しています。
4/4サイズのチェロに対応した製品。価格も比較的安いため、学生にもおすすめです。
チェロケースの売れ筋ランキングをチェック
チェロケースのランキングをチェックしたい方はこちら。
チェロケースは保護性能だけでなく、重量や持ち運び方といった使い勝手も重要です。加えて、演奏会や練習への移動頻度、使用環境を考慮して選ぶのがおすすめ。用途に合わせて適切なケースを選ぶことで、チェロを長く愛用できます。