ホームシアターや車載用のサラウンドシステムにおいて重要なのが「センタースピーカー」。音質の向上に役立つので、既存のオーディオ環境のレベルをワンランクアップさせたい方にとっては要チェックのアイテムです。

そこで今回はセンタースピーカーのおすすめモデルをランキング形式でご紹介。リーズナブルでお手頃価格の製品から至高の逸品と言えるハイエンドモデルまで網羅しているので、興味がある方はぜひご一読ください。

センタースピーカーとは?

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センタースピーカーとは、ホームシアターやカーオーディオにおける5.1chや7.1chのサラウンドシステムにおいて中央部に配置するスピーカーのこと。セリフやボーカルを明瞭に聴かせることが主な目的です。

ドラマや映画のセリフ、テレビの実況、ボーカルサウンドなど音声がはっきり再生できるのが特徴。さらには中央付近に定位(位置関係のこと)する楽器や効果音もクリアに聴こえるようになり、大幅に全体の音質を底上げできる優れものです。サラウンドの立体感の向上にもつながります。

形状としては横長の箱型がほとんど。製品ラインナップは豊富で、大きさや価格が幅広いので予算や環境に合ったモデルを慎重に選ぶ必要があります。

車載用のセンタースピーカーの必要性

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最近は自宅だけでなく、自家用車の音質環境を改善する方が増えてきていますが、カーオーディオは家庭用のオーディオとは違い、リスニングポジションを取るのが困難。オーディオ再生の重要な部分を占める「定位」が不正確になってしまいます。

そこで効果を発揮するのがセンタースピーカー。ボーカルサウンドが明瞭かつ自然に聴こえるようになるので、カーオーディオで音楽や映画をより高音質で楽しみたい方はセンタースピーカーの導入を検討してみてください。

取り付ける位置について

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センタースピーカーの設置は視聴位置の前方、さらに耳の高さに合わせられると理想的です。これはカーオーディオでも同様で、ダッシュボード付近の位置になります。ダッシュボードの前に置くのは邪魔になるので、ダッシュボードの上に置くのが現実的。自動車用のセンタースピーカーは薄型形状設計が多いので、ぜひ確認しておきましょう。

センタースピーカーの選び方

サイズで選ぶ

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スピーカーは一般的にサイズが大きくなるほど低音再生能力とスケール感が増す方向での高音質になります。ただ、置き場所や重さのバランスを考えることも重要です。

センタースピーカーの場合はテレビやスクリーンなどの映像機器の下に見える形で設置するのがほとんど。また、単独ではなくフロントスピーカーやリアスピーカーと合わせて音を出すので、テレビとスピーカーのサイズバランスは考慮するようにしましょう。

色、材質で選ぶ

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視聴する際はテレビやモニターがメインとなるので、センタースピーカーは名脇役。よって、見た目には煌々と存在感を示すのではなく、控えめさが求められます。色は落ち着いた黒や茶系、反射が気になるような光沢仕上げは避け、マットな仕上げのモノ、材質はオーソドックスで自然な木製がおすすめです。

スピーカーユニットの数で選ぶ

フルレンジスピーカー

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全音域を1種類のユニットだけで再生するスピーカー。価格は比較的安く、サイズはコンパクトにまとまっているのが特徴です。オーディオ用として見れば、低音、高音が物足りなく聴こえる面もありますが、他のスピーカーと合わせて鳴らすセンタースピーカーならこれでも十分です。サイズや予算を抑えたい方や初心者におすすめ。PC用にも最適です。

2WAYスピーカー

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高音用と低音用にユニットが2種類に分かれているスピーカー。センタースピーカーにはもっとも多いタイプです。オーディオ用としても音質は良好。高音用1基、低音用2基の使用が基本です。

製品ラインナップも豊富に取り揃っているので、大きさや予算の細かい要求にも対応可能。本格的にセンタースピーカーを導入したいなら、まずは2WAYスピーカーをおすすめします。

3WAYスピーカー

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低音、中音、高音にユニットが3分割しているスピーカーです。高級で大型のオーディオ用に見られるタイプで、2WAYを超える広帯域再生が可能。低音、中音に1基ずつ、低音に2基のユニットを使用するのが基本です。

ただ、センタースピーカーに3WAYは少なく、あっても高価で大型。高音質なのは確かなので、自宅をハイエンドクラスのオーディオ環境に整えたい方は検討の余地ありです。

センタースピーカーのおすすめメーカー

ダリ(DALI)

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北欧のデンマークに拠点を置くスピーカーメーカー。アコースティック楽器の再現性のよさに定評があり、日本でも大変人気があります。

自然なサウンドが持ち味であることはもちろん、シックで落ち着いた雰囲気の外見も魅力。なお、日本ではデノンのホームシアターの推奨スピーカーにもなっています。

ヤマハ(YAMAHA)

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日本を代表するオーディオメーカーにして世界的な楽器メーカー。1980年代からホームシアターのサラウンド再生に取り組んでおり、これまで培ってきたノウハウと技術が製品に反映されているのが特徴です。

センタースピーカーをはじめ、サラウンドスピーカーを豊富にラインナップしているのもポイントで、リーズナブルなモデルでも実力は十分。クオリティと価格のバランス重視でセンタースピーカーを選びたい方におすすめのメーカーです。

オンキヨー(ONKYO)

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日本を代表するオーディオメーカー。近年はホームシアター市場で高いシェアを獲得しています。オーディオ用に自社開発した高性能で、高音質なユニットを投入したホームシアタースピーカーをラインナップしています。ブルーレイ(BD)やUHD BDで採用されるハイレゾ音声を高音質に再生したいなら特におすすめです。

センタースピーカーのおすすめランキング17選

第1位 ヤマハ(YAMAHA) センタースピーカー NS-C210

リーズナブルな価格とコンパクトさでトップクラスの人気を誇るセンタースピーカー。クリアな中低域再生を実現するアルミコーン型ウーハーと100kHzもの高域再生が可能なバランスドーム型ツイーターを搭載した2WAY構成です。

サイズが340x105x132mm、重さは2kgと軽量。小型ながらも大型マグネットを使用することで高音質を追求しています。

ヤマハらしいバランスのよい音でエントリークラスからやや本格的なホームシアターまで対応可能。なお、しっかりしたフロントスピーカーとの組み合わせることでより快適なオーディオ環境を整えることができます。

第2位 ダリ(DALI) センタースピーカー ZENSOR VOKAL

繊細な表現力を持つウッドコーンのウーハーで、高周波再生能力に優れる軽量ツイーターを採用した2WAY構成のセンタースピーカーです。

インピーダンス6Ω、能率が88.5dBと鳴らしやすくアンプを選ばないので、低価格なAVアンプとの組み合わせにも向いています。もちろん、推奨組み合わせである「デノン」のアンプにぴったりです。

なお、ブラックアッシュとライトウォールナットの2色のカラバリは見た目の存在感に違いがあるので、購入を検討している方は事前にしっかりと確認しておきましょう。

第3位 オンキヨー(ONKYO) センタースピーカーシステム ブラック D-109XC

オンキヨーのセンタースピーカー。構成は2WAYで、低音用のウーハーユニットには、自社開発の「N-OMF振動板」を採用。豊かな低音を再生するとともに、振動板中央部の「砲弾型イコライザー」によって、音の滑らかさや反応性を向上させ、クリアなサウンドを再生します。

高音用のツイーターユニットには「バランスドーム型振動板」を使用し、ハイレゾ対応要件の40kHzを大きく超える80kHzなのもポイント。微細な音まで余すころなく鳴らします。仕上げは黒と木目から選択可能。能率が83dBと低めなので、アンプの選択には留意しましょう。

第4位 ソニー(SONY) 2ウェイ・スピーカーシステム SS-CS8

セリフの再生能力に優れたセンタースピーカーです。ソニー独自の「MRC(発泡マイカ)」素材を採用した、100mmのウーハーユニットと高域を実現する25mmソフトドームツイーターによる2WAY構成。素直で癖のないサウンドが持ち味です。

ツイーター部に施された形状の調整により、余分な音の反射の影響を抑え、特にクリアで明瞭なセリフを再生します。組み合わせるスピーカーには同社の「CSシリーズ」がおすすめ。デザインだけでなく、振動板、音質も揃えてあるので、シームレスなサラウンドや音楽再生が楽しめます。

第5位 デノン(DENON) センタースピーカー SC-C37

サイズが幅320x高さ100x奥行178mmのセンタースピーカー。再生周波数範囲は50Hz~60KHzとワイドレンジをカバーし、低音からハイレゾ対応の高音までしっかり対応できるのが特徴です。

小型で広帯域の代償として能率が82dBの低さ。力のあるアンプと組み合わせましょう。デノン製アンプが最もおすすめですが、駆動力の高いD級アンプ搭載機との使用もおすすめします。

第6位 オンキヨー(ONKYO) センタースピーカーシステム D-509C

高音質、高性能ながらハイコスパのセンタースピーカーです。ウーハーに130mm径「N-OMFコーン型ユニット」、ツィーターに30mm径「リング型ユニット」を採用した2WAY構成。100kHzまでの高域再生で、繊細かつハイクオリティなサウンドを鳴らします。

本格オーディオシステムに組み込んでも遜色のない実力モデルながら、価格は2万円以下とお得感が高いのもポイント。インピーダンスが4Ωなので、対応するアンプは本格的なモデルをチョイスしましょう。

第7位 ジェイビーエル(JBL) 2ウェイセンタースピーカー 密閉型 STAGE A125C

長年の実績とノウハウをいかしたセンタースピーカー。プロ用モニタースピーカーのために開発した、ホーン技術を高域ユニットに採用しており、音の広がりが充実しているのが特徴です。

ジャズやボーカルの再現性に優れるので、映画だけでなく音楽を存分に楽しめるのもポイント。88dBの高能率で、アンプにも配慮できます。おすすめのセンタースピーカーです。

第8位 ヤマハ(YAMAHA) ハイレゾ音源対応センタースピーカー NS-C700(BP)

音楽再生能力に優れた高品位なセンタースピーカーです。「総三方留め構造」によるリアルウッド突板仕上げの高剛性キャビネットを採用。不要共振を抑えたクリアな再生音と正確な楽器定位によって、音楽をリアルに聴かせます。

なお、見映えのよさもポイント。より充実したオーディオ環境を整えたい方は同シリーズのフロントスピーカーやリアスピーカー、サブウーファーの購入も検討してみてください。

第9位 デノン(DENON) センタースピーカー SC-C17

コンパクトなセンタースピーカー。幅250x高さ75x奥行130mmと国内メーカー製では最小クラスで、名脇役に徹したアイテムを探している方におすすめです。

2WAY構成で、再生周波数帯域は80Hz~60KHzとワイド。映画のサウンドも満足度の高い仕上がりです。本製品は小型で広帯域化であるものの、82dBと低能率。アンプには大出力で高品位なモデルを組みわせるのがおすすめです。

第10位 ダリ(DALI) センタースピーカー SPEKTOR VOKAL

115mm径ウーハー2基と25mm径のツイーターで構成された2WAYセンタースピーカー。「ウッド・ファイバー・コーン」ウーハーは振動板から発生する不要な共振を最小限に抑え、クリアな低音を発するのが特徴です。

シルク繊維をベースとしたツイーターは軽量。ウォルナット仕上げの落ち着いた雰囲気も好印象なので、音質クオリティの高さはもちろん、インテリアに映えるアイテムを求めている方におすすめです。

第11位 タンノイ(TANNOY) センタースピーカー MERCURY 7C

「タンノイ」の2WAYセンタースピーカー。木製キャビネットを活かした響きの美しいサウンドで、特にクラシック愛好家から人気を得ているのが特徴です。

本製品は91dBの高能率に加え、8Ωの高インピーダンスによりアンプの負担をさらに減らしています。アンプにあまり予算を掛けられない、出力が小さいという方にもおすすめです。

第12位 バウワース&ウィルキンス(B&W) センタースピーカー HTM71 S2

「バウワース&ウィルキンス」の3WAY構造を採用したセンタースピーカー。中音用振動板に織布にコーティングを施した素材を使うことにより、開放感のあるニュートラルなボーカルやセリフを発するのが特徴です。

コンピュータモデリング技術を使って開発されたウーハーは深みのあるダイナミックな低音を再生するのもポイント。インテリア性も良好で見映えのよさもおすすめポイントです。

第13位 モニターオーディオ(MONITOR AUDIO) センタースピーカー Silver C150

イギリスの人気スピーカーメーカー「モニターオーディオ」による2WAYセンタースピーカー。25mm径「C-CAMゴールドドームツイーター」は、低歪みで正確な高域再生が可能で、ストリングスや管楽器の鮮やかさや艶やかさが感じられるのが特徴です。

反応のよいサウンドを鳴らすメタル素材のウーハーは見た目も特徴的。能率90dB、インピーダンス8Ωとアンプに負担を掛けにくい設計もポイントです。密閉型設計により、背面の壁に近づけて設置しても低音が膨らみにくいのも魅力。やや派手さはありますが、使いやすさは良好のおすすめモデルです。

第14位 エラック(ELAC) センタースピーカー Debut C5

世界的なスピーカーエンジニアであるアンドリュー・ジョーンズ氏が設計したセンタースピーカー。軽量かつ強度が高い「アラミドファイバー」を用いたコーン型ウーハーと独自「ウェーブガイド」を用いたドーム型ツイーターを採用した2WAY構成です。

スムーズな低音と広がりのある高音のバランスは良好。本格スピーカーとしては価格を抑えた「Debut」シリーズはサラウンドにも対応したラインナップなので、音楽にも映画にもおすすめのアイテムです。

第15位 ケーイーエフ(KEF) センターチャンネルスピーカー Q650c

  

独自の発音ユニット「Uni-Q」を採用した3WAY構成のセンタースピーカー。通常はそれぞれ別の場所に配置される中音ユニットと高音ユニットを、同一線上に立体的に配置しているのが特徴です。音の広がりにも優れるので、映像素材の効果音も有効に響きます。

やや大きめの筐体による余裕のある低音再生とスケール感もポイント。満足度の高いセンタースピーカーを探している方におすすめです。

第16位 バウワース&ウィルキンス(B&W) センタースピーカー HTM1 D3

クオリティの高いサウンドを聴かせるセンタースピーカー。同社の最上級「800 Series Diamond」シリーズとして設計されたモデルです。

コストの制約を外して音質のみを追求。ツイーターには最高の物理特性を求めた結果、ダイヤモンドを使用しています。動作の正確さを実現した「コンティニウムコーン」と「エアロフォイルコーン」も相まって、リアルなサウンドを奏でるのが特徴です。100万円近い価格には驚かされますが、至高のセンタースピーカーを求めている方はぜひチェックしてみてください。

第17位 パイオニア(Pioneer) 2ウエイパワードAVセンタースピーカー TS-CH700A

高さ19mmという薄型の車載用センタースピーカーです。小型で両面駆動方式の「HVTユニット」を採用することにより、通常のダイナミック型ユニットでは困難な薄さを確保。黒を基調にしたシンプルなデザインはダッシュボードの上に置いても目立たず、使い勝手は良好です。

低歪率とハイパワーを両立した「Power MOS FET 50W ハイパワーアンプ」も付属。別途パワーアンプを用意する必要がないのもポイントです。

カロッツェリア製の5.1chサラウンド対応型の「サイバーナビ」との使用が推奨されていますが汎用性は高いので、車載用のセンタースピーカーを探している方におすすめです。