Nintendo Switchのゲームを録画したり配信したりする場合には、Switchで使える「キャプチャーボード」を利用するのが便利。ゲームの画面をパソコンに映してゲーム実況を行う場合にも適しています。

しかし、各メーカーから多様な製品が展開されており、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、Switchで使えるおすすめのキャプチャーボードをご紹介します。

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キャプチャーボードとは?

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キャプチャーボードとは、映像や音声の信号を取り込んでパソコンで使用できる形式の動画データに変換および保存するために使用する機器のこと。Nintendo Switchのような家庭用ゲームを接続すれば、ゲーム画面をパソコンで録画できます。

また、ゲーム画面をパソコン経由で配信できるのもポイント。パソコンでゲーム映像を録画し、編集ソフトで加工してYouTubeなどにアップロードできます。

Switchで使えるキャプチャーボードの選び方

パススルー機能の有無をチェック

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Switchのキャプチャーボードを選択する際は、「パススルー機能」の有無をチェック。パススルーとは、キャプチャーボードを通過する映像信号を遅延なくディスプレイに出力できる機能のことです。

パススルー機能のないキャプチャーボードを使うと、録画中はディスプレイに表示される映像が遅れてしまう場合もあります。特に、FPSや格闘ゲームなどでは一瞬のタイムラグが勝敗に大きな影響を与えてしまうので、あらかじめ確認しておきましょう。

ただし、パススルー機能を使う場合には、録画の確認や配信の設定を行うパソコン用のディスプレイに加えて、ゲームプレイ用の画面が追加で必要になります。ディスプレイを2台用意する必要はありますが、ゲームを快適にプレイおよび配信する環境を構築したい場合におすすめです。

外付けタイプか内蔵タイプかどうか

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キャプチャーボードには、「外付けタイプ」と「内蔵タイプ」の2種類が存在します。外付けタイプのキャプチャーボードは、USBで接続して手軽に使用できるのが魅力。複数のパソコンで使う場合はもちろん、ノートパソコンと接続する場合にも適しています。

一方で、内蔵タイプの製品は、パソコンのPCIeスロットに取り付けて使用するのが特徴。PCIe接続により高速データ転送が可能で、より安定した接続と低遅延を実現できます。

ただし、パソコンの内部にアクセスして取り付ける必要があるので、パーツ交換が苦手な場合には注意が必要。導入する際は、使用しているパソコンに空きスロットがあるかも事前に確認しておきましょう。

解像度・フレームレートをチェック

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ゲーム中の映像をキレイに録画または配信したい場合には、解像度やフレームレートにもこだわってキャプチャーボードを選択するのがおすすめです。

解像度とは、映像を表示する際に使用するピクセルの数を表すスペックです。フルHDや3840×2160の4K解像度に対応したモデルなどが展開されていますが、Switchが対応しているのはフルHDまで。キャプチャーボードは接続する機器の最大出力解像度に応じた製品を選択する必要があります。

フレームレートは、1秒間に表示される画像の数を表すスペックのこと。60fps・120fps・144fpsに対応したモノなどがありますが、Switchで使用する場合には60fpsに対応したモデルで十分です。

接続端子をチェック

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キャプチャーボードは製品ごとに備えている接続端子の種類や数が異なります。HDMIやUSB、ヘッドセット端子など接続端子には複数の種類が存在するので、事前にチェックしておきましょう。

HDMIは、高画質な映像信号を扱える接続端子。遅延も少ないので、Switchとキャプチャーボードを接続する端子として適しています。USBは、外付けタイプのキャプチャーボードをパソコンにつなぐ際に便利な端子。多くのパソコンがUSBポートを備えており、対応しやすいのがメリットです。

また、キャプチャーボードにボイススルー機能が搭載されている場合には、ヘッドセット端子を備えているのが一般的。ボイススルー機能に対応しているモデルであれば、プレイヤーの声をゲームの映像と同時に録音または配信できます。

エンコード方式をチェック

ソフトウェアエンコード方式

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ソフトウェアエンコード方式は、パソコンのCPUを使って映像を処理する仕組みです。映像の遅延が少なく、エンコード設定の自由度が高いのが特徴です。そのため、配信時の画質にこだわりたい方に向いています。

ただし、パソコンへの負荷が大きいため、高スペックなパソコンが必要になります。価格面では比較的安価なモデルが多いものの、パソコンの性能が不十分だと映像処理が追いつかない場合もあるため注意が必要です。

ハードウェアエンコード方式

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ハードウェアエンコード方式は、キャプチャーボード自体に搭載されたチップで映像を処理します。パソコンへの負荷が小さく、低スペックのパソコンでも安定して使用できるのが特徴です。

一方で、映像の遅延が起こりやすく、エンコード設定の自由度も低めです。また、専用チップを搭載しているため、価格は比較的高めになります。映像の遅延を気にする方は、パススルー機能付きの製品を選ぶことで遅延を軽減できます。

付属ソフトがあると生配信・動画投稿に便利

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多くのSwitch向けキャプチャーボードには専用ソフトが付属しており、ゲーム映像の録画や配信機能を利用できます。

ただし、製品によって付属ソフトの機能は異なり、専用ソフトが付属していない製品では、OBSなどの別途ソフトウェアが必要となる場合があります。配信や録画の機能については、購入前に製品の仕様を確認しておきましょう。

PC不要で使えるモデルも

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パソコンを所有していない場合には、キャプチャーボードのみで使用できるモデルを選択するのがおすすめ。PC不要で使えるキャプチャーボードは比較的コンパクトに設計されたモデルが多く、外出先に持ち運んでSwitchのゲームをプレイする場合にも適しています。

また、PC不要モデルの一部では、SDカードや外付けのストレージに対応している場合も。録画したゲームの映像をキャプチャーボードを利用して直接メディアに保存しておけるので、使い勝手にも優れています。加えて、専用の操作画面を備えているモデルであれば、簡単な動画の編集や設定変更にも対応が可能です。

ただし、パソコンを使用しないために、高度な編集や処理はできないので注意が必要。ゲーム映像の細かい調節や高度な編集を行う場合には、パソコンを使用するのがおすすめです。

Switchで使えるキャプチャーボードおすすめ

ロジテック(Logitec) ビデオキャプチャー LVC-LSWHDW6USD

ロジテック(Logitec) ビデオキャプチャー LVC-LSWHDW6USD

Switch本体がセットできるドック型のキャプチャーボードです。Switch専用に設計されており、本体に直接接続できるスタンドを備えているのが特徴。初めて購入するSwitch用のキャプチャーボードとしてもおすすめです。

パソコンとはUSB、テレビやディスプレイとはHDMIで接続が可能。フルHD解像度と60fpsのフレームレートに対応しています。また、HDMIパススルー機能が搭載されているのもポイント。FPSや格闘ゲームなど素早い操作が要求されるゲームジャンルを遅延なくプレイしたい場合にも適しています。

加えて、「Screen Recorder for Logitec」と呼ばれるソフトが付属しているのもメリット。ゲーム映像の録画や配信、編集などが行えるソフトです。

AverMedia Plug & Play 4K キャプチャー LIVE GAMER EXTREME 3 GC551G2

AverMedia Plug & Play 4K キャプチャー LIVE GAMER EXTREME 3 GC551G2

HDMIケーブルやUSBケーブルで簡単にSwitchやパソコンと接続できる外付けタイプのキャプチャーボードです。パススルー機能が搭載されており、遅延を抑えた画面を見ながらSwitchのゲームをプレイできるのが魅力。加えて、配信に使用する映像を超低遅延で表示できる点もメリットです。

また、Line-inやLine-outなどの端子を搭載しているのもポイント。音声をミキサーに出力したい場合はもちろん、ミキサーでミックスした音声を配信で使用したい場合にも便利です。

さらに、キャプチャー・配信用ソフトの「StreamingCenter」を利用すれば、YouTubeやtwitchなど複数のプラットフォームで同時に配信することも可能。気軽にSwitchのゲーム配信を行いたい場合にもおすすめです。

AverMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS

AverMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS

PC不要の単体録画モードに対応しているだけでなく、比較的持ち運びやすい形状に設計されているSwitch向けのキャプチャーボードです。パソコンを使ってゲーム映像の録画や配信を行うPCモードとキャプチャーボードのみで利用できる単体録画モードを使い分けできるのが特徴。単体録画モード使用時は、microSDカードに録画したデータを保存できます。

パソコンとの接続にはUSB端子を使用。ハードウェアエンコード方式に対応しており、パソコンにかかる負荷を抑えてゲームの録画や配信が楽しめます。

加えて、専用ソフトウェアの「RECentral」が付属しているのもおすすめのポイント。録画や動画共有などが簡単に操作できます。また、動画配信サービスのアカウントを登録しておけば、手軽にゲーム配信も行えます。

elgato HD60 X

elgato HD60 X

背面にはHDMIポート、前面にはオーディオ入力を備えたデスク上で使いやすいSwitch向けのキャプチャーボードです。SwitchとはHDMIケーブル、パソコンとはUSBケーブルで接続。ケーブル類が付属しており、別途購入する手間やコストも削減できます。

また、可変リフレッシュレートのVRR機能を搭載しているのも特徴。パススルー機能にも対応しており、ティアリングや遅延を抑えて美しい映像でSwitchのゲームが楽しめます。

さらに、OBSやXSplit、Zoomなど多彩なアプリで使用できるのもメリット。ゲームの録画や配信だけでなく、オンライン会議などで使える点もおすすめです。

elgato Game Capture Neo

elgato Game Capture Neo

プラグ&プレイで、Switchのゲーム映像を手軽に録画および配信できるキャプチャーボード。背面部分に備えているポートを使用し、Switchやパソコン、モニターにケーブル接続するだけで簡単に使えるのが魅力です。

また、前面にLEDライトを備えているのも長所。キャプチャが開始できる状態をライトで確認できる設計です。録画できるゲーム映像の解像度はフルHDに対応。60fpsのフレームレートで滑らかな映像が保存できます。

OSはWindowsとmacOSの両方に対応。所有しているパソコンのOSを問わず、使いやすい点もおすすめです。

MSL FORCE HDMI キャプチャーボード hc0126

MSL FORCE HDMI キャプチャーボード hc0126

比較的安い価格で購入できるコスパに優れたSwitchで使えるキャプチャーボードです。本体にUSBケーブルが一体化されており、パソコンのポートに直接差して使えるのがポイント。コンパクトかつ軽量にデザインされているので、外出先で使用する頻度が高い場合にも適しています。

USB端子には金メッキプラグを採用。コネクタ部分の根元には高品質な素材が使われており、高い耐久性も期待できます。ビデオキャプチャソフトは、OBS StudioやXSplitなど幅広く対応が可能。ZoomやTeamsに代表されるオンライン会議ソフトでも利用できます。

アイ・オー・データ(IODATA) HDMI/アナログキャプチャー GV-HDREC/E

アイ・オー・データ(IODATA) HDMI/アナログキャプチャー GV-HDREC/E

本体に操作画面を備えており、PC不要で使えるSwitch向けのキャプチャーボードです。ゲームの映像をフルHD解像度で録画し、本体のみで編集できるのが魅力。使わないシーンをカットしたり録画ファイルを結合したりできます。

録画した映像は、SDカードや外付けのHDDなどに保存が可能。長時間のゲーム映像を録画する場合にもパソコンなしで使えます。

加えて、AV入力変換ケーブルが付属しているのもポイント。Switchだけでなく、コンポジット端子を採用したレトロな家庭用ゲーム機で録画する場合にもおすすめです。

プリンストン(PRINCETON) PCレス HDMIスルー対応 ビデオキャプチャー+ライブストリーミングユニット UP-GHDAV2

プリンストン(PRINCETON) PCレス HDMIスルー対応 ビデオキャプチャー+ライブストリーミングユニット UP-GHDAV2

初心者でも簡単にSwitchのゲームで配信が始められるキャプチャーボードです。CyberLinkのソフト「ScreenRecorder4」のライセンスキーが付属。動画の保存やライブ配信などの操作が簡単に行えます。また、OBS StudioやXSplitなど知名度の高い動画配信ソフトにも対応しています。

加えて、本体にヘッドセット端子を備えているのもポイント。ゲーム配信時の映像に音声を重ねたい場合にも適しています。保存したゲーム映像は、SDカードにも保存が可能。パソコンなしで使用できる点もおすすめです。

アイ・オー・データ(IODATA) 4K/60p記録対応 ソフトウェアエンコード型 PCIeキャプチャーボード GV-4K60/PCIE

アイ・オー・データ(IODATA) 4K/60p記録対応 ソフトウェアエンコード型 PCIeキャプチャーボード GV-4K60/PCIE

ソフトウェアエンコード方式を採用した内蔵タイプのキャプチャーボードです。本製品は4K60fpsの映像を録画可能。PS5などのゲームをプレイする場合にも便利です。

さらに、本体にデザインされている「GigaCrysta」のロゴが美しく光るのもポイント。ゲーミングPCを組む際にライティングにこだわりたい場合にも適しています。

録画ソフトは、付属の「I-O DATA HD Mix Capture」が使用可能。操作画面がシンプルでわかりやすく、簡単に使える点もおすすめです。

AverMedia Live Gamer HD 2 C988

AverMedia Live Gamer HD 2 C988

パソコンに取り付けて使用する内蔵タイプのSwitchで使えるキャプチャーボードです。フルHD解像度と60fpsのフレームレートに対応。本製品をパソコンに搭載しておけば、HDMIケーブルでSwitchとパソコンを接続するだけで精細かつ滑らかなゲーム映像が録画できます。

また、パススルー機能に対応しているのもメリット。遅延のない映像で快適にゲームをプレイしたい場合にも適しています。本製品には、録画や配信、動画共有などを管理できる「RECentral」も付属。OBS StudioやXSplitなど、サードパーティのソフトでも使用できます。

加えて、3.5mm AUX入力端子を備えているのもポイント。音声機器と接続し、アナログ音声をキャプチャできる点もおすすめです。