乾燥した部屋にうるおいを与える「加湿器」。のどやお肌を乾燥から防いでくれるだけでなく、適度な湿度に保つことでウイルス対策にも効果が期待できる便利なアイテムです。

近年は性能や種類、デザインなどが多様化しており、個性的な製品も数多くリリースされています。特に注目が集まっているのが、おしゃれかつコンパクトなモノが多い“超音波式”。そこで今回は、超音波加湿器のメリット・デメリットとともにおすすめの製品をご紹介します。

超音波加湿器のメリット

加湿器は大きく分けて3種類のタイプがあります。水を沸騰させて加湿する「①スチーム式」、水に濡れたフィルターに風を当てて蒸発させる「②気化式」、人間の耳には聞こえない超音波によって水をミスト状にする「③超音波式」です。なお、スチーム式と気化式、またはスチーム式と超音波式を組み合わせた「ハイブリット式」というタイプもあります。

加湿器は、これらのタイプによって大きく性能や性質が異なります。比較検討をする際には、それぞれの違いを知ることが重要です。スチーム式は加湿力が高く、気化式は電気代が安いのが特長。そして超音波加湿器は、コンパクトさとリーズナブルな価格がメリットです。

コンパクト

超音波加湿器は、水を入れるタンクと振動を発生させるユニットがあれば作れるので、他の加湿器と比べてサイズがコンパクトです。設置スペースの節約になるのはもちろん、収納時にも便利。特にひとり暮らしの方におすすめのアイテムです。

リーズナブル

超音波加湿器は価格が比較的リーズナブル。スチーム式や気化式は1万円以上のものがほとんどですが、超音波式には5000円を切るモデルも少なくありません。また、消費電力が少ないのもポイントなので、月々の電気代を抑えたい方にもおすすめです。

吹き出し口が熱くならない

スチーム式は加湿するときに水を沸騰させるため、吹き出し口が高温になります。一方、超音波加湿器は白い水蒸気が出ますが、これは振動によって発生したミストなので、冷たくも熱くもありません。小さい子どもがいる家庭はもちろん、ペットを飼っている方も安心して利用できます。

超音波加湿器のデメリット

超音波加湿器の一番のデメリットは、カビや細菌も一緒に飛ばしてしまう恐れがあることです。水を超音波によって細かくして飛ばすので、同時にカビや細菌なども含まれている可能性があり、それらが空気中に放出されてしまいます。

細菌やカビの放出を防ぐためにも、最新の超音波加湿器では「フィルター」をつけて飛散を抑えているのが主流です。しかし、あくまで「抑える」だけですので、100%防げるわけではありません。また、通常のお手入れに加えてフィルターの定期的なメンテナンスも必要となるので注意が必要です。

普通の加湿器と違う点

スチーム式や気化式の加湿器は水を蒸発させているのに対して、超音波加湿器は「水を細かい粒子にして飛ばしている」という点で異なります。このとき、水に含まれるカルキなどの成分も一緒に飛んでしまい、お部屋に白い粉のような汚れが発生することがあるので、留意しておきましょう。

また、水に雑菌が含まれている場合、その菌も一緒に飛散してしまいます。超音波加湿器を使い終わったらタンクから水をしっかりと抜くのはもちろん、定期的に分解して清掃するなど、メンテナンスはしっかりと行いましょう。

超音波加湿器って危険なの?

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超音波加湿器内部がしっかりと掃除できていないとカビや雑菌が付着し、それらが空中に放出されることによって様々な健康被害が起こる可能性があります。その症例のひとつが「加湿器病」です。

加湿器病とは?

加湿器の水によって発生したカビや細菌が空気中に放出されると、部屋中に細菌がばらまかれてしまいます。特に超音波加湿器では放出する粒子も大きいため、細菌やカビを餌として繁殖するアメーバーなどが発生してしまうのが主なリスクです。

それらを吸い込むことによって加湿器病とも呼ばれる過敏性肺臓炎というアレルギー疾患が発生します。症例数は少ないですが、加湿器病を防ぐには1日1回はメンテナンスを行い、常に清潔に保っておくのがポイントです。

超音波加湿器のおすすめモデル

テクノス(TEKNOS) スチーム加湿器 3.7L丸型 EL-S051

スタンダードな機能を搭載した超音波加湿器。実勢価格3000以下とリーズナブルな価格ですので、はじめての加湿器としてもおすすめです。

3.7Lの大容量タンクを搭載し、木造の場合は5畳ほど、鉄筋の場合は7畳ほどの部屋に適しています。電気代は1時間あたり約7.2円と経済的です。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 超音波式加湿器 UHM-300P

インテリアにマッチするスタイリッシュデザインの超音波加湿器。アロマトレー付なので、お好きなアロマオイルを加えて香りを楽しめます。

調整スイッチは無段階なので、好みの加湿量に調整可能。抗菌タンクを採用しているため雑菌の繁殖を抑制し、衛生面にも配慮したおすすめモデルです。

アピックス(APIX) SHIZUKU touch+ AHD-015

タッチパネル式を採用したアロマ式超音波加湿器。付属の抗菌カートリッジで水槽内の雑菌繁殖を防ぎ、部屋中の空気を清潔に保ちます。無段階でお好みの加湿量を簡単に調節可能。

電気代は1時間あたりわずか約0.86円と経済的なので省エネ志向の方にもおすすめです。オフタイマーを搭載しているため、就寝中の使用にも最適です。

プリズメイト(PRISMATE) きれいなミストで加湿する アロマ超音波式加湿器 PR-HF005

実勢価格4000円程度とリーズナブルなフィルター付き超音波加湿器。抗菌カチオンAg+カートリッジが付属し、これを装着することでタンク内の雑菌の増殖を抑えます。

容量3.5Lのタンクは取っ手付きなので、給水時にも持ち運びやすい仕様です。付属のアロマパッドにアロマオイルをたらせば、ミストに香りが乗ってリラックス効果をプラスできます。アロマディフューザーと兼用で使いたい方にもおすすめです。

ダイソン(dyson) hygienic mist MF01

扇風機・加湿器が一体となった超音波加湿器。通常の超音波加湿器とは異なりスポンジやフィルターがないため、細菌が発生しにくい構造です。さらに、本体内でUV-Cライトを当てることで除菌する「ウルトラバイオレットクレンズテクノロジー」を搭載しています。

夏場は扇風機としても使えるので、オールシーズン活躍する優れモノです。音響工学に基づく静音性も魅力。「スリープタイマー」機能を搭載しているため、就寝時の使用にもおすすめです。

カドー(cado) 加湿器 HM-C610S

実勢価格4万円台のハイエンド向け超音波加湿器。独自開発の「ゼオクレア・テクノロジー」によってタンク内の水を抗菌しつつ、放出したミスとが空気中の浮遊菌を抑制します。

タンク内の抗菌カートリッジにはイオン交換樹脂を搭載。超音波加湿器の問題点だった、カルキ成分により壁や床に白い粉が付着することを改善しています。

吹き出し口が85.5cmと高いのも本製品の特長で、天井付近までミスとが舞い上がり、部屋全体を包みます。600ml/hのパワフルな加湿も魅力。本体幅は270mmとコンパクトですが、鉄筋の家屋で17畳、木造和室であれば10畳程度の広さまで対応します。衛生面とデザイン性を兼ね備えたおすすめモデルです。

ドウシシャ(DOSHISHA) mood DUSK-116CL

ウイルスや菌を除去しカビを抑制する二酸化塩素を発生させる「クレベリンLEDカートリッジ」搭載のハイエンド向け超音波加湿器。

抗菌カートリッジも付属し、水槽内の雑菌繁殖を抑えて清潔に保ちます。加湿のみならず、除菌・消臭・防カビ・ウイルス除去と1台で何役もこなしてくれるハイスペックモデルです。