冷凍した食材をすばやく解凍したり、できたての料理の粗熱をとったりするときに使える「解凍プレート」。電子レンジや水道水などを使わずに済むので、便利でエコなアイテムです。
今回は、使いやすくておすすめのアイテムをご紹介。選び方についても解説します。解凍プレートにはさまざまな製品があるので、本記事を参考にぜひ探してみてください。
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解凍プレートを使うメリット
解凍プレートは、熱伝導率の高い素材で作られたプレートのこと。凍った肉・魚・野菜などをのせておくと、通常よりスピーディーに解凍できます。
電子レンジや流水を使った解凍方法もありますが、溶け方にムラがあったり水道光熱費がかかったりすることがネックです。解凍プレートを使えば、ランニングコストをかけずにムラなく食材を溶かせます。
また、熱を放出する効果もあるため、料理の粗熱をとりたい場合にも便利。ラップに包んだご飯やプラスチック製の食品保存容器に移したカレーなどをすばやく冷まし、冷蔵庫や冷凍庫に入れたいときにもぴったりです。
解凍プレートの選び方
素材はアルミニウム製がおすすめ
解凍プレートを選ぶときは、使われている素材をチェックしましょう。特におすすめなのは、アルミニウムを使った製品です。
優れた熱伝導率を有するアルミニウムは、解凍プレートに多く採用されています。また、リーズナブルなアイテムも多く、気軽に試せるのもメリットです。
ほかにも、天然石や銅などを使用したアイテムもラインナップされています。予算やデザインを考慮してセレクトしてみてください。
サイズをチェック
解凍プレートのサイズは、一度に溶かしたい食材の量や大きさにあわせて選ぶのがおすすめです。
家族が多く大量の食材を一度に解凍したい場合は、横幅25cm以上のアイテムが向いています。基本的には厚みのあるモノのほうが、よりスピーディーな解凍が可能です。なお、大きく厚いモノは製品自体が重たくなる点に留意しておきましょう。
プレートにのせる食材があまり多くない場合は、幅20cm以下のアイテムがぴったり。取り回しやすく、使った後に洗いやすいのがメリットです。なかには、分解したり立てたりして、コンパクトに収納できる製品も販売されています。
溝の有無をチェック
解凍プレートには、溝があるタイプとフラットなタイプがあります。溝があるタイプは、肉や魚を溶かした際に出るドリップが、食材に再び付着しにくいのがメリットです。
また、溝を作ることで食材と触れる面を増やし、より解凍スピードをアップしています。急速解凍できる製品を探している場合は、溝のあるタイプがおすすめです。
一方で、溝にドリップが入ると洗い流せずメンテナンスが大変なことも。洗いやすいアイテムが欲しい場合は、溝のないフラットなタイプがぴったりです。
裏面の形状をチェック
解凍プレートを選ぶときは、裏面の形状もしっかりと確認してみてください。製品のなかには、裏面に凹凸の付いているアイテムがあります。表面の溝と同様に、表面積を増やしてすばやく溶かすために付けられているため、解凍スピードを重視する方におすすめです。
なかには、裏面に水受けトレーを備えたアイテムも販売されています。水やぬるま湯を入れて使用すれば、さらにスピーディーな解凍が可能です。
パーツが分解できるかどうか
トレーや脚などのパーツが付属している製品は、分解できるかもチェックしたいポイント。解凍プレートは肉や魚のドリップが入りやすいアイテムのため、パーツの隅々まで洗えるモノがおすすめです。
また、分解してメンテナンスをするのが面倒な方は、パーツが付いていないシンプルなデザインの製品をセレクトすることも検討してみてください。
フタ付きタイプなら衛生的に使える
衛生的に使いたい方は、フタがセットになっている解凍プレートがおすすめです。キッチンは食材の破片や水などが飛びやすい場所のため、気になる方はフタがあるアイテムを選びましょう。
解凍に時間がかかる食材でもフタをしておけば汚れが付着しにくく、衛生的に使えます。また、夏のコバエ対策になるのもおすすめポイントです。
解凍プレートのおすすめメーカー
杉山金属
金物の街として知られる新潟県燕市にある、キッチン・ハウスウェアのメーカーです。自社アイテムだけでなく、金属加工の技術を活かしたOEM製品の製造も行っています。
杉山金属が手掛ける解凍プレートは、裏面に凹凸を付けたモノやフタを備えたモノなど、使い勝手にこだわっているアイテムが豊富です。また、デザイン性が高くそのままテーブルに出せるアイテムも展開されています。
藤田金属(FUJITA KINZOKU)
大阪府八尾市にあるアルミニウムやスチール製の家庭用品を手掛けるメーカー。金型製造から販売まで一貫して行う、こだわりの製品作りが魅力です。また、独創的な発想のオリジナルアイテムを多く製造しており、国内外の賞を受賞しています。
藤田金属の解凍プレートは、日本の工場で丁寧に作られたクオリティの高いアイテムをラインナップ。日々の生活に心のゆとりをもたらすような製品を多く製造しています。
大蔵製作所(OHKURA SEISAKUSHO)
昭和元年創業の歴史ある企業で、主に道路標識・駅の案内版・ステンレス柵・手すりなどを製造。そのほかにも、一般家庭向けのキッチンアイテムやインテリアグッズを取り扱っており、「クラスサイン」というシリーズを展開しています。
大蔵製作所の解凍プレートは、アルミニウムの特徴を生かしたアイテムをラインナップ。素材のリサイクルも推進しており、環境に優しいアイテムを選びたい方にぴったりです。
解凍プレートのおすすめ
杉山金属 解凍皿 Newクイッ君 KS-3181
裏面に凹凸のある底面特殊形状を採用した解凍プレートです。空気に触れる表面積が広いため、解けムラが少なく、食材をキレイに解凍できます。
また、解凍だけでなく、あたたかい料理の粗熱とりにも使用可能です。作り置きやお弁当を作るときにも活躍します。さらに、熱伝導率の高いアルミニウム合金で作られているため冷凍トレーとしても活躍。肉や魚を短時間で冷凍でき、溶かしたときに出るドリップを抑えられます。
サイズは幅25×奥行21.5×高さ2.7cmと食材をのせやすいサイズ。重さは約700gで片手でも扱える製品です。
杉山金属 解凍ディッシュプレート KS-3123
裏面に凹凸を付けた、アルミニウム合金製の解凍プレート。サイズは幅30×奥行20×高0.8cm、重量は約1033gです。
また、表面はセラミック塗装がされており、かっこいいデザインなのもうれしいポイント。解凍プレートとしてだけでなく、料理を盛りつけるおしゃれな皿としても活躍します。
サラダ・刺身・そうめんなどの冷たい料理を盛りつけるのもおすすめ。一緒に氷をのせるとよりプレートが冷え、さらに効果的に使用できます。
藤田金属(FUJITA KINZOKU) びっくり解凍エコちゃん 958606
優れた熱伝導率を有するアルミニウム製の解凍プレート。ドリップの流出を抑えつつ、スピーディーに食材を解凍できるため、素材の旨味を保ち続けられます。
また、粗熱とりにも使えるので、忙しい朝にお弁当を作るときにも便利です。サイズは約30×18.5×1.5cmで、いくつかの食材を同時にのせることも可能。本体の重さは約605gです。
大蔵製作所(OHKURA SEISAKUSHO) 解凍ハサミンファイン 2枚セット
食材を挟んで使うアルミ製の解凍プレートです。熱伝導率に優れており、表と裏の2面から熱を伝えるので、スピーディーに解凍が進みます。また、お弁当に入れるご飯やサラダ用のじゃがいもなどを挟めば、短時間で粗熱をとることも可能です。
さらに、2枚のプレートをまとめるピンチが付属しているのもおすすめのポイント。使わないときは立てて収納できるため、狭いスペースにもしまえます。サイズは約幅13×奥行19.6×高さ約1.6cm、重さは約250gと軽量です。
富士商(Fujisho) Felio 解凍プレート F7502
溝があり、肉や魚のドリップをキャッチする解凍プレートです。アルミ合金で作られており、冷凍されたモノをスピーディーに解凍できます。状況により変化しますが、90gの肉の解凍目安時間は約15分。サイズは約長さ33×幅22×厚さ2cmと大きめです。
さらに、シートまな板が3枚セットになっており、やわらかくなった食材を調理できるのもうれしいポイント。1枚ずつカラーが異なるので、肉・野菜・魚と使い分けられます。
それぞれのアイテムに穴が開いているため、フックに引っかけて収納も可能。新生活をスタートさせるタイミングで購入するのにもおすすめの製品です。
カクセー(Kakusee) エコ解凍容器 解凍番 304010
主に、洋食器や家庭雑貨などを扱う会社が展開している解凍プレートです。本体内部にセットされているアルミニウム合金製のプレートに、食材をのせて使用します。
また、プレートには取っ手が付いており、本体から外して洗いやすい点もメリット。さらに、フタを備えているため、時間をかけて解凍するときにも、食品を虫やゴミから守ります。本体の大きさは約幅31×奥行19.4×高さ9cm、プレートの大きさは約幅23.3×奥行16.7×高さ0.6cmです。
スマイル(SMILE) 解凍プレート ロール型 2枚セット SE2110
4本のアルミニウムのプレートを、シリコンカバーで連結している解凍プレートです。プレートの上に食材を置くのはもちろん、食材に巻き付けて使うことも可能。2枚のプレートがセットになっているため食材を挟んで解凍できます。
また、スリットにドリップが落ちていくので、美味しさをキープできるのもメリット。プレートにはアルマイト加工が施されており、ニオイや汚れがつきにくい仕様です。シリコン部分とアルミプレートは分解でき、隅々まで洗えます。
さらに、使用しないときは小さく折りたためるのもおすすめのポイント。全体のサイズは約幅30.4×奥行15×高さ1.7cmです。
ランドスケープ(LANDSCAPE) 解凍プレート
解凍・冷凍・粗熱とりの3WAYで使える解凍プレートです。板厚0.4cmのアルミニウムで作られており、熱伝導率に優れています。
スピーディーに解凍するだけでなく、肉や魚などをのせて冷凍庫に入れれば、すばやく凍らせられるのもポイントです。サイズは約30×18.5×1.5cmで、大きな食材ものせられる幅広のシルエット。重さは約600gなので、取り回しやすい重さです。
電気やガスを使用しないため自宅での使用はもちろん、キャンプやバーベキューなどのアウトドアでも活躍します。
アカオアルミ(AKAO) 冷凍トレー WLI0201
すっきりしたデザインの解凍プレートです。軽く、タフな硬質アルミで作られています。優れた耐食性や耐摩耗性を有しており、長く使えるアイテムを探している方におすすめ。ニオイがつきにくいのもメリットです。
サイズは約幅60.4×奥行40.4×高さ2cmと大きめで、一度にいくつかの食材をのせたいときに向いています。熱伝導率が高く、食材をすばやく冷やせるので、冷凍トレーとしても活躍。スピーディーに凍らせて、肉や魚の鮮度をキープしたいときにも便利です。
ファミリー・サービス・エイコー クッキングマット 解凍くんDX2 GK-100KC
食材を短時間で解凍でき、ドリップの流出が少ない解凍プレート。チタンと銀の特殊コーティング加工を施しているため食材を衛生的に扱えるのもポイントです。
サイズは、従来品より2倍大きくなった約長さ34.7×幅24.7×高さ1.3cm。複数の食材を同時にのせたい場合や、大きな肉・魚を解凍したい場合にぴったりです。
さらに、シリコン製の脚は取り外し可能で、メンテナンスしやすいのも特徴。片面に魚のイラストが描かれているので、裏表の判断も容易です。表は魚、裏は肉など使い分けもできます。
食材をすばやく溶かすことで、時短が叶う解凍プレート。アイテムによっては、料理の粗熱とりや冷凍トレーとして使えるモノもあります。製品を選ぶときは、素材・サイズ・形状などをチェックしましょう。メンテナンスのしやすさも確認したいポイントです。本記事を参考に、自分が使いやすいアイテムを探してみてください。