本を持ち歩かずに読書を楽しめる「Kindle」。日頃使用しているスマートフォンやタブレット端末でも電子書籍を読めるため、購入するか悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Kindleの特徴や選び方について解説します。販売されているラインナップもご紹介するので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
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Kindleとは?
「Kindle(キンドル)」は、Amazonが展開する電子書籍や電子書籍リーダー、そして関連アプリなども含めたサービス全般の総称です。電子書籍リーダーであるKindle端末は、2007年に発売されました。
Amazonが提供する電子書籍は「Kindle本」と呼ばれ、アプリやブラウザを使用すればKindle端末以外にスマートフォンやパソコンでの閲覧も可能。一度購入したKindle本のコンテンツはクラウド上に保存されるため、本を紛失してしまう可能性はなく、読みかけの本を別の端末から見ることもできて便利です。
Kindle端末の特徴
見やすく目が疲れにくい
Kindle端末には、通常の液晶とは異なる「E-Ink(電子インク)」と呼ばれるディスプレイが搭載されています。日光の下でも日差しの影響を受けることなく、紙の本のように読むことが可能です。
また、スマートフォンやタブレット端末のようなバックライトではなく、目に優しいフロントライトを使用しているのもポイント。強い光が生じにくいため、長時間の使用にも向いているのが魅力です。
シリーズのなかでも安価な端末にもフロントライトが搭載され、暗い場所での見やすさが改善されています。屋外でも屋内でも、好きな場所で読書を楽しみたい方におすすめの電子書籍リーダーです。
バッテリーが長持ち
スマートフォンやタブレット端末のように、頻繁に充電する必要がないのもKindle端末の魅力です。搭載されているE-Inkディスプレイは、同じ画面を表示している間は電力をほとんど消費しません。ページをめくる画面切り替えのときだけ電気を使うため、省電力性に優れているのが特徴です。
そのため、一度の充電で数週間程度使用でき、紙の書籍と同じような感覚で扱えるのがメリット。普段はカバンの中へ入れっぱなしにしておいて、時間が空いたときにさっと取り出して読むなどの使い方がしたい方にもおすすめです。
読書に没頭できる
Kindle端末は読書を楽しむために必要な機能だけを搭載した専用機です。スマートフォンやタブレットのように、メールやメッセージの着信に邪魔されることなく読書に没頭できます。じっくりと時間をかけて読書を楽しみたい方におすすめの製品です。
軽くて持ち運びが楽
Kindle端末は軽量で、携帯性に優れているのも特徴です。重いモデルでも400g程度で、楽に持ち運びできます。
また、一般的な書籍データであれば、数千冊分を本端末内に保存可能。紙の書籍とほぼ変わらない重量の本体に膨大な数の本を詰め込んで持ち歩けるのも魅力です。
リーズナブルな価格
スマートフォンやタブレット端末と比較して、価格が安いのもKindle端末の魅力です。スマホより大きな画面で電子書籍を読みたい方や、お金をかけずに気軽に電子書籍を使ってみたい方はぜひ検討してみてください。
電子書籍リーダーならではの便利な機能
電子書籍リーダーならではの機能が使えるのもKindle端末の特徴。気になった箇所にマーカーを引く感覚でハイライトがつけられます。紙の本のように、ページの汚れや傷みを気にしなくてよいのがメリットです。また、文字サイズの切り替えができるのもポイント。自分が見やすい大きさを選べるため、スムーズに読書ができます。
さらに、本体に辞書機能を内蔵しており、読んでいる途中でわからない単語が出てきた際に、調べることが可能。スマートフォンや辞書を使う必要がないので便利です。
また、メモ機能は本を読んだ感想や思いついたアイデアなどを記録しておき、後で確認するなどの使い方ができます。ページに書き込みをしたい方におすすめの機能です。
Kindle端末のデメリット
カラー表示できない
Kindle端末の液晶画面は白黒表示のみで、カラー表示には対応していません。小説やエッセイなどの活字だけを読む方なら問題はありませんが、ファッション雑誌や料理雑誌など、カラーで表示しないと内容がわかりにくいモノを読みたい方にはやや不向きである点は留意しておきましょう。
読めるのはKindleストアで購入した書籍のみ
Kindle端末で読めるのは、Kindleストアで購入した電子書籍のみです。ほかのサイトで購入した本を読めない点は、購入前に理解しておきましょう。すでにKindle以外の電子書籍サービスを利用している場合は、それぞれのラインナップが重複していないかをチェックし、併せて活用できるかを検討してみてください。
本体容量の追加ができない
Kindle端末はiPhoneやiPadと同様に、後から本体容量の追加ができない機器です。ダウンロードした書籍が増えて容量が足りなくなっても、microSDカードや外付けHDDなどで増設できません。Kindle端末には容量の異なるモデルがいくつか揃っているため、購入時には後々のことをよく考えて自分に合うモノを選ぶようにしましょう。
Kindle端末の選び方
容量で選ぶ
自分が読みたい本を十分に保存できる容量のKindle端末を選びましょう。Kindle端末には8GB・16GB・32GB・64GBのモデルが展開されています。Kindle本などの電子書籍は、ジャンルによって必要な容量が異なるのが一般的です。
例えば、小説や自己啓発本などの活字が多い書籍は、1冊あたりの容量が小さいモノがほとんど。一方で、イラストが多い漫画や画像が多い雑誌・写真集などは、必要な容量が大きいのが特徴です。主に小説や自己啓発本などを読む場合は8GBもしくは16GBモデル、主に漫画や雑誌、写真集などを読む場合は32GBモデルがおすすめ。容量を気にせずたくさんの本を楽しみたい方は64GBを検討してみてください。
広告の有無で選ぶ
広告表示の有無もKindle端末を選ぶうえで大切な要素です。Kindle端末には、広告が表示されるモデルとされないモデルの2種類が展開されています。
広告表示モデルは、スリープ画面・ホーム画面下部・マイライブラリ画面下部の3箇所で広告が表示されますが、読書中に表示されることはないため、比較的ストレスに感じにくいのがポイントです。
一方で、広告非表示モデルは、広告表示モデルと比較して価格が少し上がります。コスパを重視したい場合は広告表示モデル、広告が気になる場合は広告非表示モデルがおすすめです。
画面の大きさや解像度で選ぶ
Kindle端末を購入する際には、画面の大きさや解像度も確認しましょう。大きな画面で読書を楽しみたい場合は「Kindle」「Kindleキッズモデル」以外のモデルがおすすめ。「Kindle」の画面サイズは6インチなのに対して、ほかのモデルは7インチ近い大きなディスプレイを搭載しています。より大きい画面のモデルを使いたい方は、10.2インチの「Kindle Scribe」を選んでみてください。
また、解像度は漫画や雑誌などのイラストおよび画像が多い書籍を読む際に大切な要素。Kindle端末の解像度は、どれを選んでも300ppiです。漫画や雑誌などにも十分対応できます。
防水性能で選ぶ
Kindle端末を選ぶ際は防水性能の有無も重要になります。防水性能を備えたKindle端末なら、水滴がかかったり水没したりしても端末内部への浸水を防御可能。水辺でも気にせず使えるので、旅行の際にプールサイドで電子書籍を読みたい方や、自宅のバスルームで風呂に浸かりながら読書を楽しみたい方にもおすすめです。
エントリーモデルに位置するKindleとKindle キッズモデル以外の端末は、最高クラスの防水性能であるIPX8に対応。水深2mまでの真水なら最長60分、水深25cmまでの海水なら最長3分まで耐えられます。プールやバスタブにうっかり落とした場合でも安心。キャンプなどのアウトドアシーンにも重宝します。
Kindle端末のおすすめモデル
アマゾン(Amazon) Kindle
シリーズ最小となる初心者向けのKindle端末です。重さ約158gの軽量コンパクトボディに6インチの画面を搭載。手の小さな方でも片手で持ちやすく、広告なしモデルながら価格が安いので、Kindle端末を初めて購入する方にもおすすめです。
エントリーモデルながら目に優しい「ダークモード」を搭載するのもポイント。E-ink画面に表示される文字と背景色の反転が可能です。明るさ調節用の4灯LEDと組み合わせれば、暗い室内でも目にかかる負担を抑えつつ快適に読書が楽しめます。
充電ポートに汎用性の高いUSB Type-Cを採用しているのも便利。1回のフル充電で最長6週間も利用できます。また、手頃な価格ながら容量16GBのストレージを内蔵しており、大量の小説や新書をまとめて持ち運び可能です。
アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite
優れたコスパでシリーズ屈指の人気があるKindle端末です。画面サイズが6.8インチに大型化しながら、重さ約205gの小型軽量ボディも両立。ページ送り時に指が引っかからないフラットベゼルデザインなので、ストレスなく読書が進められます。
IPX8の防水機能を備えているのもポイント。プールや風呂場などの水回りでKindle端末を積極的に使いたい方にもおすすめです。照明に合わせて画面の色合いを変える「色調調節ライト」も便利。就寝前も目に優しい色合いで読書が可能です。
フロントライトのLEDは17灯。画面の反射も抑えられているため、明るい屋外でも快適に視聴できます。なお、本Kindle端末は16GBのストレージ容量を搭載。広告が表示されないため、中断からもスムーズに読書を再開できます。
アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
シリーズを代表する高性能モデルのKindle端末です。人気のKindle Paperwhiteをベースに、ユーザー体験を高める便利機能を追加。内蔵ストレージが32GBに増加しているため、容量を気にすることなく漫画も大量に持ち歩きたい方にもおすすめです。
新しく追加された「明るさ自動調整機能」も便利。内蔵のセンサーで周囲の明るさを感知し、画面の輝度を自動で調節可能です。太陽光や照明でKindleを使用する場所の明るさが変わっても、特別な操作は不要で見やすい画面を保ち続けられます。
現行のKindle端末として、唯一「ワイヤレス充電」に対応するのもポイント。アンカーと共同開発した専用のワイヤレス充電スタンドを使えば、カバーを装着したままでも置くだけで充電可能です。ケーブル接続の手間を省きたい場合にも重宝します。
アマゾン(Amazon) Kindle キッズモデル
子供向けの機能を追加した、入門者向けのKindle端末です。手頃な価格ながら読書や学習に役立つ機能が充実。開閉でスリープ状態のON/OFFにも対応する、かわいいデザインのマグネットカバーも付属します。子供へのプレゼントとしてもおすすめです。
1000冊以上の子供向け電子書籍が1年間読み放題になるサービス「Amazon Kids+」とセットになっているのも特徴。期間終了後もサービスを利用し続けるには月額480円が必要になりますが、子供に読書習慣をつけさせたい場合などに重宝します。
2年間の限定保証が付帯するのも魅力。期間内なら落としたり濡らしたりして壊れても無料で取り替えられるため、小さな子供にも持たせやすくなっています。基本的なスペックはベースモデルのKindleと共通。明るさ調節などの機能も使用可能です。
アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite キッズモデル
上位モデルに位置する子供向けのKindle端末です。基本的な機能は通常モデルのKindle Paperwhiteと共通。使いやすさはそのままに子供の読書や学習に役立つ機能が追加されているため、子供により上質な読書体験をプレゼントできます。
IPX8の防水性能も完備。子供が誤って端末をプールや風呂に水没させた場合でも壊れにくいので、活発に動き回る子供にKindleを持たせたい方にもおすすめです。万一の故障時に役立つ2年間限定保証も付帯。安心できる状態で子供に使わせられます。
子供向けコンテンツが充実した「Amazon Kids+」の1年間ライセンスも付属。スマホの専用アプリから子供の読書進捗状況を確認できる「見守り機能」も利用できます。なお、本Kindle端末は容量を8GBと16GBの2種類から選択可能です。
アマゾン(Amazon) Kindle Oasis
ハイグレードな読書体験が味わえる本格派向けのKindle端末です。重さ約188gの軽量コンパクトボディに、7インチの大画面を搭載。端末を横に倒すと有効になる「自動画面回転機能」も備えているので、漫画を見開きで読みたい方にもおすすめです。
人間工学に基づいたデザインも人気のポイント。手で持ちやすいように、端末の裏側にはグリップの段差が設けられています。画面横にある2個のページ操作ボタンも便利。画面を指でスワイプすることなくページを送ったり戻ったりできるため、片手だけでスムーズに読書を楽しめます。
防水・色調調節ライト・明るさ自動調整などの各種便利機能も充実。フロントライトのLEDも25個に増えています。なお、本Kindle端末は容量8GBの広告つきモデルなので、リーズナブルな価格で上位機能が入手可能です。
アマゾン(Amazon) Kindle Scribe
デジタルノートとしても使える、多機能なKindle端末です。10.2インチの大型ディスプレイを搭載しながら、重さ約433gと携帯性は良好。「自動画面回転機能」にも対応しており、大画面を活かして漫画や雑誌も見開きで快適に読めます。
付属のプレミアムペンを使って画面に描画できるのも魅力。筆圧調整と傾き検知に対応し、消しゴムボタンやショートカットボタンも備えており、手書きメモからスケッチまで幅広く対応できます。マグネット着脱式なので、使用後は端末の側面に装着するだけで簡単に充電可能です。
作成したメモをKindle端末内でフォルダ管理できるのも便利。また、パソコンやスマホから送信したPDFやWord文書にコメントや付箋を追記可能です。選べる容量は16GB・32GB・64GBの3種類を用意。防水対応のため、屋外でも安心して使えます。
Kindle端末はリーズナブルな価格のモデルから、大容量のモデルまで、特徴の異なる製品から選べるのが魅力です。読みたい本の種類や冊数などを考慮して、自分に合ったKindle端末を見つけ、充実した読書ライフを送ってみてください。