腕・手首・握力などを鍛えるのに役立つ「パワーボール」。コンパクトで持ち運びやすく、場所を必要としないためどこでも手軽にトレーニングできる人気の筋トレグッズです。タイプや機能性などさまざまなので、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パワーボールのおすすめアイテムをご紹介。選び方のポイントや使い方も併せて解説するので、自分にぴったりなモノを見つけてみてください。
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パワーボールとは?
パワーボールとは、手首・前腕・指などを鍛えられる筋トレグッズのことです。野球ボールほどの大きさで、リストボール・スナップボール・ツイストボールとも呼ばれています。
パワーボール内部にローターが内蔵されており、ローターが回転する際に発生するジャイロ効果を活用して鍛えるのが特徴。回転数が上がるほど負荷が向上して、トレーニング強度を上げられます。
手のひらで握って手首を回すだけなので、スペースを必要としないのがメリット。持ち運びもしやすいため、自宅やオフィスなど場所を選ばず鍛えられます。また、軽量なので初心者も使いやすく、非衝撃トレーニングツールで筋肉を傷めにくいのもポイントです。
スポーツ・楽器演奏のパフォーマンス向上やリハビリ、気分転換などさまざまな用途で活躍。手軽に使えるうえ、レベルに合わせながら効果的なトレーニングが行えるアイテムです。
パワーボールの選び方
2種類のスタートタイプから選ぼう
初心者でも使いやすい「オートスタート」
オートスタートタイプは、スターターであるコードが付いていないのが特徴です。指で矢印方向へぜんまいのように巻いて、指を離せば自動的にスタート。回転に合わせて手を動かすことでジャイロの原理が働いて、負荷がかかります。
コードを巻き付ける手間がかからないため、初心者でも簡単に扱えるのがメリット。また、コードをなくす心配がなく、保管も楽に行えます。近年主流のタイプで、効率よくトレーニングしたい方におすすめです。
コスパ重視なら「コードスタート」
コードスタートタイプは、コードをローターに巻き付けたあとに引っ張ることでスタートします。コードをまっすぐ勢いよく引けばローターが回転するので、あとは回転に合わせて腕を動かせば負荷がかかるのがポイントです。
また、オートスタートタイプより価格がリーズナブルなのがメリット。コストを抑えたい方やパワーボールの効果を試してみたい方などにおすすめです。
筋力に合わせて重量を選ぼう
パワーボールはアイテムによって重さが異なります。パワーボールの負荷はおもにローターの回転によって生み出されますが、パワーボール自体の重さも影響するのがポイント。筋力レベルに合った重さを選ぶことが大切です。
初心者や筋力に自信がない方は、190~250g程度の軽いパワーボールがおすすめ。体への負担が小さいため、正しく扱いやすいのがメリットです。
パワーボールに慣れた方や中・上級者は、250g以上のパワーボールが適しています。大きな負荷をかけられるので、効果的なトレーニングをサポート。さらに、上腕筋や肩周りの筋トレにも活用できて便利です。
継続的にトレーニングをするなら最大負荷をチェック
回転数が上がるほど負荷が向上するパワーボールには、最大負荷が設定されています。回転数は「rpm」で表記されていますが、使われている素材や構造によって負荷の強度が異なるため、「kg」で確認するのがおすすめです。
一般的には、最大負荷が15kg前後あれば十分なトレーニングが可能です。一方、継続してトレーニングするなら、最大負荷が40~50kg程度のパワーボールがぴったり。筋力レベルが向上しても、買い替えずに長く愛用できるのがメリットです。
手の大きさに合うサイズを選ぼう
パワーボールを選ぶ際は、サイズ感もチェックしておきましょう。パワーボールは大きな動作を必要とせずに使えますが、手に合ったサイズでないと滑ったり落としたりする恐れがあります。しっかり握れて効果的にトレーニングできるモノを選ぶことが大切です。
一般的に、成人男性なら直径7cm前後、成人女性なら直径5~6cmを目安にするのがおすすめ。硬式テニスボールが直径約7cmで、硬式野球ボールが直径約7.3cmなので、選ぶ際の参考にしてみてください。
また、サイズが変われば、鍛えられる筋肉も微妙に変わります。指や手首には細かい筋肉が多いため、本格的に鍛えたい方は握りやすい範囲で複数持ちすると、効率よく鍛えることが可能です。
便利な機能をチェック
周りを気にせず使える静音タイプ
パワーボールは使用する際に音が発生しやすいので、静音機能を備えたモデルが数多く販売されています。静音性を備えていれば夜間やオフィス・ジムといった人が多い場所でも使いやすく、周囲を気にせず好きなタイミングでトレーニングできるのがメリットです。
静音設計を採用したモデルは、高機能なローター技術などを用いているため動きも滑らかな傾向にあるのがポイント。振動やがたつきを抑えながら、スムーズに鍛えられるのも魅力です。
回転数を把握できるカウンター機能付き
カウンター機能を搭載したパワーボールは、使用中の回転数をチェックしながらトレーニングできるのがメリットです。数字で強度を把握できるので、効率のよいトレーニングをサポート。さらに、モチベーション維持にも役立つのが魅力です。
なかには、回転数やスピードを測定するのに加えて、最高回転数や秒数ごとの回転数をディスプレイに表示するモデルもあります。本格的なトレーニングを行いたい方や、細かく記録をつけながら楽しみたい方におすすめです。
楽しくトレーニングできる発光タイプ
パワーボールのなかには、発光機能を備えたモデルもラインナップされています。回転すると発光して、回転数に応じて色が変わるのが特徴。トレーニング強度を目視で確認しやすいのに加えて、楽しみながらトレーニングできるのが魅力です。
部屋を暗くすれば光が周囲を照らす様子を見やすく、モチベーション維持にも役立ちます。また、遊び感覚でトレーニングできるため、子供と一緒に楽しみたいときにもぴったりです。
持ち運びに便利なケース付き
スペースを必要とせず、すき間時間を有効活用しながら手軽にトレーニングできるのがパワーボールの魅力のひとつ。パワーボールは軽量コンパクトで携行性に優れた筋トレグッズですが、ケースが付属していればオフィスやジムなどへ手軽に持ち運べます。
ホコリや汚れが付着するのも予防できて便利。オフィスやジムなど、外出先でもパワーボールを使いたい方はケースの有無をチェックしておきましょう。
また、手首にかけられるストラップが付いていれば、ちょっとした移動の際も落とす心配が少ないのもメリットです。万が一、トレーニング中に手から落下させても安心。周囲に配慮しながら安全にトレーニングしやすいのがポイントです。
パワーボールのおすすめ|オートスタート
NSD Spinner PB-688AC
カウンター機能を搭載したパワーボールです。実際の回転数やローターの回転速度を表示するため、負荷強度を把握できて便利。さらに、トレーニング測定モードと最高回転数測定モードも含めた、4つのモードを使い分けられるのが魅力です。
トレーニング測定モードは、30秒・60秒・90秒から選択して、決められた秒数に応じてトレーニングすると最後にローターの総回転数を表示。最高回転数測定モードでは、最も高い回転数のデータを記憶します。
トレーニング成果を実感しやすく、モチベーション維持に効果を発揮。オートスタートタイプで操作が簡単なので、本格的に鍛えたい方だけでなく初心者にもおすすめです。
直径は約7cmで、重さは約264g。回転数が5000prmだと負荷が約7.39kg、10000rpmであれば約28.66kgの負荷でトレーニングできます。
NSD Spinner PB-688AMLC
発光タイプのパワーボールです。回転する速度に応じてLEDライトが赤・青赤・青の順番に変化。色によって回転数を把握できるので、トレーニングに集中しやすいのがメリットです。
カウンター測定機能も備えており、回転数を確認できて便利。トレーニング測定モードなど4つのモードを搭載しているため、メリハリのあるメニューをこなせます。
直径は約7cmで、重さは約270g。回転数5000rpmで約5.92kg、10000rpmで約27.98kgの負荷でトレーニングできます。オートスタート・カウンター機能・発光機能を備えた3in1タイプ。高機能モデルを探している方におすすめです。
NSD Spinner NSD Metallic Spinner PB-888E
電動セルフスタート機能を搭載したパワーボールです。ボタンを押すだけでスタート回転をサポートするため、あとはスピードと同調させながら手首を回すだけでトレーニング可能。素早くトレーニングをはじめたい方や、スタートが苦手な方におすすめです。
直径が約8cmで、重さが約548g。回転数5000rpmでは負荷が約14.86kg、10000rpmでは約57.22kgと、高負荷トレーニングにも対応できます。また、握りやすい設計を採用しているので、しっかりホールドできるのが特徴。負荷の調節がしやすいのもポイントです。
カウンター機能を搭載しているため、回転数を数字で把握できるのが魅力。トレーニング測定モードや最高速度測定モードなども備えているので、効率のよいトレーニングやモチベーション維持に役立ちます。
RPM Sports NSD パワーボール 280Hz Autostart Classic
280Hz高性能ローターを搭載しており、優れた静音性を発揮するオートスタートタイプのパワーボールです。夜間でも周囲に人がいるところでも使いやすいため、時間や場所を選ばず好きなタイミングでトレーニングできます。
バランスのとれた滑らかな回転を実現。振動が少なく、優れた使い心地を味わえます。スポーツ・楽器のパフォーマンス向上からリハビリまで幅広い用途で活躍するので、上級者にも初心者にもおすすめです。
直径は約7cm・重さは約260g・最大回転数18000rpmで、16kg相当の負荷をかけられます。高性能ながら、価格が比較的安いのもうれしいポイントです。
RPM Sports NSD パワーボール 280Hz Autostart Fusion Pro
オートスタート機能・デジタルカウンター機能・発光機能を搭載したパワーボールです。回転数によってLEDの発光色が3段階に変化。色でも数字でも回転数を把握できて便利です。
280Hz高性能ローターを採用しているため、音や振動を抑制。周りへ配慮できるので、場所や時間を気にせずトレーニングできて便利です。素材には、ミリタリーグレードのポリカーボネートシェルを採用。丈夫で耐久性が高いため、長く愛用できます。
直径は約7cmで、重さは約270g。最大回転数は18000rpmなので、18kg相当の負荷をかけられます。滑らかな回転で扱いやすいうえ、見た目も楽しめるため、子供と一緒に楽しみたい方におすすめです。
Uciy パワーボール
回転数8000rpmで約14kg相当の負荷をかけられるオートスタートタイプのパワーボールです。最大負荷は30000rpmまで上げられるため、高負荷トレーニングも可能。直径が約7cm、重量は約254gと初心者も扱いやすい重さです。
振動が少ない、バランスのとれた滑らかな回転を実現。静音性にも優れているので、時間や場所を選ばずトレーニングできて便利です。また、回転速度に応じて色が変わるLEDを搭載。負荷を確認しやすいうえ、楽しみながら使えるのが魅力です。
ストラップが付いているため、安心してトレーニングしやすいのがポイント。収納バッグが付属して持ち運びも簡単なので、外出先でもトレーニングしたい方におすすめです。
ACEFITS ツイストボール
ボディにグリップ力が高いゴムバンドが付属したパワーボールです。手の滑りを予防しながらしっかり握りやすいため、安心してトレーニングしやすいのが魅力。直径は約7cmと扱いやすいサイズ感なので、握力に自信がない方にも適しています。
スムーズでパワフルな回転を実現するため、ハードなトレーニングからリハビリまで活躍。静音性に優れているので、好きなタイミングで使えて便利です。長時間のトレーニングにも対応できる高強度設計を採用。使い勝手のよいモノを選びたい方におすすめです。
Four Piece パワーグリップ
リーズナブルな価格で手軽に使えるオートスタートタイプのパワーボールです。難しい動作は不要なので、はじめてパワーボールを使う方でも扱いやすいのが魅力。慣れてくれば「ながら運動」もでき、効果的な筋トレやシェイプアップをサポートします。
静音性に優れているため、夜間やオフィスでも使いやすいのがポイント。時間や場所を気にせず、好きなタイミングでトレーニングできます。また、回転が滑らかなので、しっかり握りやすいのもメリットです。
筋トレからリハビリまで、筋力レベルや用途を問わず幅広い層に対応しているのが特徴。コスパ重視の方にもおすすめです。
db-gym アスリート用スナップボール
本格的なトレーニングが可能なパワーボールです。低速回転時はダンベル約10kg、中速回転ではダンベル約30kg、高速回転はダンベル約60kg相当の負荷を実現。自宅やオフィスでのすき間時間を活用しながら、手首・腕・指などを効果的に鍛えられます。
素材にはアルミ合金を採用しており、重量が約410gと重たいのが特徴。一般的なパワーボールより重さがあるため、高い負荷をかけられます。また、強度も優れているので、長く愛用できるのがポイントです。
ストラップが付いており、安心して使いやすいのもメリット。プロ仕様なので、上級者や高負荷トレーニングを行いたい方におすすめです。
パワーボールのおすすめ|コードスタート
NSD Spinner PB-688
直径約7cmのコードスタートタイプのパワーボールです。トレーニングに必要な持ち方や握力を研究して設計しているため、握りやすいのが特徴。負荷調節がしやすく、スムーズなトレーニングを実現します。
回転数が5000rpmで約8kg、10000rpmで約30.91kgの負荷でトレーニング可能です。本体の重量は約232gで、筋力レベルが上がっても使いやすいのがポイント。また、本体カバーには丈夫なポリカーボネートを採用しているので、長く愛用できます。
回転中に軸がブレにくいため、腕に余分な振動が伝わらないのがメリット。滑らかな回転により、優れた静音性も発揮します。価格もリーズナブルなので、はじめてパワーボールを購入するという方におすすめです。
RPM Sports NSD パワーボール 280HZ Classic Blue
最大回転数が18000rpmで最大負荷が16kgのパワーボール。本体重量は約260gあるので、本格的なトレーニングに対応できるコードスタートタイプを探している方におすすめです。
280Hz高性能ローターを採用しているため、優れた静音性を発揮。時間や場所を問わず使いやすいのがメリットです。また、バランスのとれた滑らかな動きで振動も少ないので、スムーズなトレーニングをサポートします。
スターターコードが2本付属。筋力アップからリハビリまで、幅広い用途で活躍します。
ラ・ヴィ(La-VIE) パワーリスト 3B-1075
「回転球が暴れだす」と謳うほどの高速回転で、手首・腕力・握力のトレーニングに役立つパワーボールです。コードを引っ張ることで縦回転が発生し、横回転を加えることで回転数がアップ。直径約7cmで重量は約220gと、初心者も扱いやすいサイズ感です。
本体カバーには、丈夫なポリカーボネートを採用しています。長く愛用しやすくて価格も安いため、コスパ重視の方におすすめ。気軽に使えるので、パワーボールの効果を試してみたい方にもぴったりです。
鉄人倶楽部(IRONMAN CLUB) トレーニングローラーハンドボール IMC-59
耐久性に優れたポリカーボネートを採用したコードスタートタイプのパワーボールです。直径は約6.9cmで重さは約220g。使いやすいサイズ感に加えてシンプルな設計を採用しているため、手軽にトレーニングできるのが魅力です。
回転に沿って手首をローリングさせれば、遠心力パワーで重量感が増大。手首・前腕部・指の筋肉・握力を効果的に鍛えられます。性別や体格などを問わず使いやすいモデルを探している方におすすめです。
ボディスカルプチャー(BODY SCULPTURE) スピンボール
ストラップが付属したパワーボールです。手首に引っ掛けてトレーニングすれば、万が一手から離れてしまっても落下を予防。仕事の合間などすき間時間を使ってトレーニングしたいときや、ちょっとした移動時にも安心しやすいのがメリットです。
最大回転数は約12000rpmで、重さは0.31gとやや重め。本格的なトレーニングに対応しやすいうえ、筋力レベルが向上しても使えて便利です。また、一定の回転数を超えると、LEDが点灯。楽しみながらトレーニングできて、モチベーション維持にも役立ちます。
ボディの中央にはラバーを搭載。滑り止め効果を発揮するため、しっかり握りながら効率のよいトレーニングをサポートします。自宅・オフィス・ジムなど、さまざまな場所で使えるモノを選びたい方におすすめです。
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パワーボールの使い方
オートスタートタイプのパワーボールは、矢印マークを上向きに持った状態で、矢印の方向に10~15回程度回します。指を離すとローラーが回転するので、ボールの回転に合わせながら手首を回してトレーニングをはじめましょう。
コードスタートタイプは、ローターの穴にコードを挿し込んだあと、ローターの溝に沿ってしっかり巻き付けます。コードを7cm程度残すまで巻き付け、コードを引っ張るとスタート。溝に対して平行に強く引っ張ると、スムーズに回転しやすいのがポイントです。
両タイプは、ローターが回っているときに手首を回さないでいると、負荷がかかる方向を把握可能。負荷がかかっている方向に合わせ、ブランコを漕ぐようなイメージで手首を回すのがうまく扱うコツです。慣れるまでは難しく感じるケースもありますが、コツを掴めば初心者でも簡単にトレーニングできます。
手軽に手首・腕・指などを鍛えられるパワーボール。さまざまなタイプや機能性を備えたアイテムが販売されていますが、筋力レベルや手の大きさに合ったモノを選ぶことが大切です。自宅でもオフィスでも時間や場所を選ばず使える便利な筋トレグッズなので、お気に入りのパワーボールを見つけてみてください。