姿勢を保ちながら座ることで、手軽にトレーニング効果が期待できる「バランスボール」。日常生活から本格的なトレーニングまで、幅広いシーンで活躍するフィットネスアイテムです。
サイズ展開をはじめ、スペックや付属品などは、製品によってさまざまな種類が展開されています。そこで本記事では、バランスボールのおすすめアイテムと合わせて、製品選びのポイントを解説。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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バランスボールを使うメリットとは?
バランスボールは、本格的なトレーニングやストレッチ目的での使用はもちろんのこと、椅子の代わりとして使えます。日常生活のなかに、気軽にトレーニングを取り入れられるのが大きなメリットです。
不安定なボールの上に座ることで、身体が姿勢をキープしようとするため、体幹の強化などに繋がります。また、普段使わない筋肉に刺激を加えやすいのも魅力です。
場所を問わず扱いやすいアイテムなので、自宅だけでなく、オフィスでの使用にもおすすめ。忙しくてトレーニングする時間が取れない方など、普段運動不足を感じている方にぴったりのアイテムです。
バランスボールの選び方
身長に適したサイズをチェック
バランスボールのトレーニング効果を高めるためには、自分の身長に適したボールサイズを選ぶことが重要です。サイズが合っていない場合、十分な効果を得られなかったり、ケガに繋がったりする可能性があります。
具体的な目安は、身長150cm未満であれば直径45〜55cm、身長150〜170cmであれば直径55〜65cm、身長170〜180cmであれば直径65〜75cm、身長180cm以上であれば直径75〜85cmのモノを選んでみてください。
乗り心地が変わる表面の質感をチェック
バランスボールは、使用している素材や加工方法によって、乗り心地が変化します。特に本体表面の質感は、乗り心地や使いやすさに大きく影響するポイントです。自分の使用用途を踏まえたうえで、事前にチェックしておきましょう。
表面がツルツルしているモノは、柔らかい手触りなのが特徴。ただし、トレーニングの際に滑りやすいと感じる場合があります。一方、表面がザラザラしているモノや、滑り止め加工が施されたモノは、優れたグリップ力を備えています。
トレーニング経験が少ない方は、ケガを防止するためにも、表面が滑りにくいバランスボールを使用するのがおすすめです。
耐荷重をチェック
バランスボールは、製品によって耐荷重が定められているのが一般的。なかでも、トレーニング用・椅子用のどちらにもしっかり対応できる、耐荷重300kg前後のモデルがおすすめです。
耐荷重100kg前後のモデルは、トレーニング用としては不安定なものの、椅子代わりに使用する分には問題ありません。
トレーニングをメインに使用する場合は、本体に自分の体重を超える負荷がかかることを考慮しておきましょう。耐荷重500kg前後のモデルであれば、激しいトレーニングも安心して行える高い耐久性を備えています。
自分の体重や使用用途を踏まえて、適したスペックのモノを選んでみてください。
便利な付属品をチェック
安定して収納に便利な土台
はじめてバランスボールを使用する方や、バランスを取るのが苦手な方には、土台が付属しているモデルがおすすめです。バランスボールと土台を合わせて使用することで、本体が転がりにくく、安定感が向上します。
なお、土台が付いているモデルは、付いていないモデルに比べて、価格が高い傾向にある点に注意。また、土台なしのバランスボールよりも、負荷がかかりにくい点に留意しておきましょう。
トレーニング効果を高めたい場合や、バランスボールに座り慣れてきた場合は、土台を外して使用するのがおすすめです。
トレーニングの幅が広がるチューブ
トレーニングの幅を広げたい場合には、チューブが付属しているモデルがおすすめです。チューブには、土台に装着して使用するタイプのほか、バランスボール本体の側面に装着して使用するタイプがあります。
バランスボールとチューブを合わせて使用することで、腕・肩・胸などの上半身も効率的に鍛えることが可能。バランスボールを活用して、全身運動を行いたい方におすすめの付属品です。
すぐに使い始めるなら空気入れ付きを
バランスボールは、使用前に空気を入れて、膨らませる必要があります。購入後、すぐに使用したい場合は、空気入れ付きのモデルをチェックしてみてください。
空気入れの種類は、手で使うハンドタイプのほか、足踏み式のフットタイプがあります。できるだけ楽に空気を入れたい方は、ハンドタイプよりも、より手軽に扱えるフットタイプがおすすめです。
なお、本体に入れる空気量はボールサイズを問わず、全体の8割程度が目安。座ったときに、身体がやや沈む程度です。空気量に過不足があると、トレーニングが行いにくくなったり、腰への負担が大きくなったりする可能性があるため、注意して調節しましょう。
カバー付きならインテリアにも馴染みやすい
バランスボールのなかには、本体の上からカバーを被せて使用するモデルも展開されています。
カバーが付いたバランスボールは、高級感があるうえ、インテリアとして部屋に馴染みやすいのが大きな魅力。主に椅子代わりとして使いたい方や、おしゃれなデザインにこだわりたい方におすすめの仕様です。
ただし、本格的なトレーニング用として使いたい方には、カバーが邪魔になることも多いため、不向きといえます。自分の使用用途を考慮して、カバーの有無をチェックしてみてください。
バランスボールのおすすめ
東急スポーツオアシス(TOKYU SPORTS OASIS) バランスボール リングとポンプ付 e-oasis
初心者でも扱いやすい、固定リング付きのバランスボール。安定感があるため、バランス感覚に自信がない方でも安心して使用できます。部屋に置いておく際に、転がって邪魔にならないのも便利です。
耐荷重が300kgあり、椅子代わりとしてはもちろん、高負荷のエクササイズにも対応可能。実際に、ジムのレッスンやトレーニングにおいて、長年使用されてきた実績があります。幅広いシーンで活用できるモデルを探している方におすすめです。
サイズは、45cm・55cm・65cm・75cmの4種類を展開しています。自分好みのモノが見つかりやすい、豊富なカラーバリエーションも魅力のひとつ。さらに、ハンドポンプが付属しているため、空気を入れてすぐに使用できるのも嬉しいポイントです。
コナミスポーツクラブ(KONAMI SPORTS CLUB) ボディボール
全国的にスポーツジムを展開する「コナミスポーツクラブ」が手掛けるバランスボールです。表面のグリップ力にこだわって作られており、手足と本体がフィットしやすいのが魅力。腕や脚を使ったエクササイズをより快適に行えます。
また、身体が沈み過ぎないよう、適度な反発力を備えているのもポイントです。あえて不安定な環境を作り出し、負荷をかけやすいのがメリット。体幹まわりの筋力や、バランス力を向上させたい方におすすめのモデルです。
本モデルは、耐荷重300kgのスペックを備えています。また、2種類のサイズを展開しており、55cmの場合はパールホワイト、65cmの場合はパールブラックと、色分けされているのが特徴です。
エレコム(ELECOM) バランスボール HCF-BB
ハードなトレーニングにも耐えられる、耐荷重500kgの高耐久バランスボール。穴が開いてしまった場合でも、破裂せずにゆっくりと萎む「アンチバースト」という安全設計が施されているのもポイントです。
空気を入れるのに便利な、専用のハンドポンプが付属。本体サイズは、55cm・65cmの2種類を展開しています。いずれも、インテリアに馴染みやすいカラーリングであることから、落ち着いた雰囲気のバランスボールを探している方におすすめです。
エレコム(ELECOM) ドーナツ型バランスボール HCF-BBDLIV
座るだけで簡単に体幹トレーニングの効果が期待できるバランスボールです。ドーナツ型の珍しい形状により、安定した座り心地を実現。耐荷重が120kgであることから、椅子やクッションとして使用するほか、軽い運動やストレッチに使いたい方にもおすすめです。
一般的なバランスボールに比べてコンパクトなため、部屋に置いても圧迫感を抑えられるのが魅力。さらに、部屋に馴染みやすいカラーリングを採用しているのも嬉しいポイントです。
本体はM・Lの2サイズを展開しており、Mサイズは身長約145〜165cm、Lサイズは身長約160〜180cmの使用範囲を推奨。空気入れ用のポンプのほか、スペアの空気栓が付属しています。
uFit Balance Ball
おしゃれなカバー付きで、自宅だけでなく、オフィスにも馴染みやすいバランスボール。オフィスチェアとして、バランスボールを取り入れたい方におすすめのモデルです。カラーバリエーションは、ブルー・グレー・ブラウンの全3種類を展開しています。
カバーは手洗いが可能であることから、清潔感をキープしやすいのも大きな魅力。汚れても簡単にお手入れできるため、使用場所にとらわれにくいのがメリットです。
本製品は、椅子代わりとして使いやすいデザインでありながら、耐荷重300kgのスペックを備えています。さまざまな使用方法に対応可能なので、仕事の合間のストレッチをはじめ、トレーニングでしっかりと身体を動かしたい方にぴったりです。
URBNFit ハーフバランスボール
片側を平面にすることで、高い安定性を実現した半円型のバランスボール。平面部分には、滑り止めの床パッドを搭載しており、トレーニング中にズレにくい仕様です。土台付きのモノよりも、さらに安定感のあるモノを探している方におすすめです。
なお本製品は、平面側を上にしての使用も想定して設計されているのが特徴。平面側を上にした場合は上半身を、球面側を上にした場合は体幹・脚・腰などのトレーニングに適しています。
また、グリップが付いて握りやすい抵抗バンドが付属しているのも嬉しいポイント。バランスボールだけでも効率よく負荷をかけられます。
スパイス(SPICE OF LIFE) ジェリーフィッシュチェア WKC
「ジェリーフィッシュチェア」という名前の通り、クラゲのような形状のバランスボール。台座と本体を合わせてカバーすることで、個性的で可愛らしいフォルムを実現しています。
また、カラーバリエーションが豊富な点も魅力です。単色でシンプルなデザインのほか、ドット柄や木目調など、さまざまな種類が展開されています。インテリアのアクセントにもなる、おしゃれなモデルを探している方におすすめです。
カバーの素材には、伸縮性に加えて、光沢感のある「スパンデックス生地」を採用。手洗いも可能で、清潔感をキープできるのが嬉しいポイントです。
一般的なバランスボールと異なり、転がることがないため、テレビ視聴や読書などと合わせた「ながら運動」にぴったり。普段の生活に取り入れるだけで、よい姿勢を意識しやすいのがメリットです。
ナマラ(Namala) ストラップバランスボール55cm NA6456
付属のストラップを装着することで、チューブトレーニングも行えるバランスボール。本体表面の2箇所に、輪っか状のフックが搭載されており、ストラップを直接固定できるのが特徴です。
体幹はもちろんのこと、上半身のトレーニングや全身運動も幅広くこなせるため、フィットネスメインで使いたい方におすすめ。なお、ストラップを外し、一般的なバランスボールとして使用することも可能です。
本体のサイズは直径約55cm、重量約1kg。使用体重150kgの制限があります。フットタイプの空気入れが付属しているため、使用前の準備を楽に行えるのが嬉しいポイントです。
アルインコ(ALINCO) エクササイズボール WBF
運動マニュアル付きで、初心者でも安心して使い始められるバランスボール。さまざまな運動方法が記載されているうえ、空気を入れるエアーポンプが付属しているので、購入してすぐにエクササイズを行えます。
耐荷重が150kgかつ、しっかりとした弾力があるため、幅広いトレーニングやストレッチに活用できるのが魅力です。サイズのバリエーションは、一般的な55cm・65cm・75cmのほか、子供用としてもおすすめの30cmも展開されています。
山崎実業 vivora シーティングボール ルーノ シェニール
ソファのような手触りが魅力のカバー付きバランスボール。デザインはもちろんのこと、質感やカラーリングも洗練されており、オフィスやリビングなど、さまざまな場所に馴染みやすいのが魅力です。
カバーの底面に「フロアリング」を搭載することで、使わないときでも自立しやすいよう配慮されています。また側面には、握りやすい取っ手が付いているため、持ち運びや移動も簡単です。
本体の耐荷重は約120kgで、オットマンや椅子代わりとして使用したい方におすすめ。カラーバリエーションは、ブルー・チャコールグレー・ベージュの全3種類を展開しています。
D&M THERABAND エクササイズボール SDS
厚みがある「ポリ塩化ビニール」素材を使用しすることで、高い耐久性を備えたバランスボールです。
穴が開いてしまったときでも、ゆっくりと空気が抜ける構造であることから、安心して使用できるのが魅力。トレーニングやストレッチはもちろん、リハビリ用としてもおすすめです。
本体のサイズは、45cm・55cm・65cm・75cmの全4種類を展開。付属品には、スペアを含む2個の栓や栓抜き、エクササイズマニュアルが揃っています。そのほか、自転車の空気入れを流用するためのアダプターが付いているのも便利なポイントです。
山善(YAMAZEN) バランススツール HBS-48
スツールやオットマンとしても使える、台座一体型のバランスボールです。台座も含めて覆えるカバーと、おしゃれなカラーリングにより、部屋に置いても馴染みやすいのが魅力。カラーバリエーションは、グレー・ネイビー・ベージュの3色を展開しています。
台座の底面には、ネジ式のアジャスターを搭載。ネジを回して高さを微調整することで、小さなガタつきまで軽減できるため、安定性にこだわりたい方におすすめのモデルです。
本体サイズは、幅45×奥行45×高さ48cm、重量3kg。耐荷重80kgのスペックを備えています。ハンドポンプが付属しているため、すぐに使用できるのが嬉しいポイントです。
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バランスボールの使い方
バランスボールで軽い運動をしたい方には「バウンディング」がおすすめです。バランスボールの上で身体を弾ませることで、体幹や足など、多くの筋肉を使えるのが魅力。気軽に運動量を増やせます。
また、バランスボールのトレーニングとして一般的なのが体幹、いわゆる「プランク」です。両肘を本体に乗せて、両つま先を床に付け、身体を一直線にして30〜60秒キープします。床で行う一般的なプランクに比べて、より高い強度で行えるのがメリットです。
椅子代わりにバランスボールを使用する場合は、背筋を伸ばし、骨盤を立てるイメージで座るのがポイント。さらに、視線は下ではなく前に固定することで、安定感が高まります。力を抜いて座るだけでは運動効果が薄れるため、正しい姿勢を心掛けましょう。
自宅やオフィスなどで、手軽に使用できるバランスボール。さまざまな仕様のモデルが展開されているなかで、より高いトレーニング効果を引き出すためには、自分の体格や使用用途に適したモデルを選ぶことが重要です。購入を検討されている方は、本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのアイテムを見つけてみてください。