ワインの三大生産国として、イタリア・フランスに続くスペイン。古くから存在するワインブランドが多いのが特徴です。加えて、「スペインワイン」は高級ワインのほかに、手にとりやすい低価格のモノも選べるのが魅力です。

そこで今回は、スペインワインのおすすめ商品をご紹介します。おすすめワインの選び方や品種・産地の特徴なども掲載。ぜひ好みに合わせたスペインワインを見つけてみてください。

スペインワインの特徴とは?

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スペインワインは、種類の豊富さが特徴です。スペインワインの原料として主に使われるブドウの品種は約20~30種類。原料に使われるブドウの品種以外にも、ブドウは産地ごとに異なる特性を持つため、豊富な種類のワインが生まれます。

スペインワインは、飽きにくい味わいが魅力。味の特徴として、赤ワインは果実とタンニンの風味が強く感じられるフルボディが多く、白ワインはやわらかな口あたりでフルーティーな風味が多いことが挙げられます。

スペインワインは、コストパフォーマンスの高い商品が多いことでも知られているのが特徴。比較的低価格のワインでも伝統を重視した製法で造られていることが多く、品質のよいワインをお得に入手したい方におすすめです。

スペインワインの選び方

好みに合った色をチェック

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スペインワインを選ぶ際は、ワインの色から選ぶのがおすすめです。赤ワインは濃厚な味わいのフルボディタイプが多め。ただし、長期間じっくり熟成した伝統的なモノから果実のフルーティーさを強く感じる軽い味わいのモノまで、バランスの度合いはさまざまです。

白ワインはフレッシュで豊かな果実味が特徴。鮮やかなピンク色が特徴のロゼは、ブドウの完熟度合いによって味わいが異なるのがポイントです。スペインワインには赤や白、ロゼのほかにも、カヴァと呼ばれるスパークリングワインやアルコール度数の高い酒精強化ワインのシェリーなどがあります。

産地をチェック

リオハ

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古代ローマ時代からワイン造りが始まったとされているリオハは、テンプラニーリョという品種を使った赤ワインが有名です。オークを使った長期熟成が伝統として伝わっており、上品な味わいのスペインワインが楽しめます。

産地はエブロ川流域で東西に長く、西側は西岸海洋性気候、東側は地中海性気候。湿度のバランスが一定に保たれているため、ワイン造りに適しているのが特徴です。リオハは、厳しい基準をクリアした産地にのみ与えられる「原産地呼称(D.O)」をスペイン国内で最初に取得しています。

カタルーニャ

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スペイン北東部のカタルーニャは地中海とピレネー山脈の間に位置しており、地中海性の気候が特徴です。D.Oに認定された産地が多く、品質のよさも魅力のひとつ。バルセロナ南部のペネデスが主な産地で、フルーティーな風味が豊富な白ワインを多く生産しています。

伝統的な製法で造ったワインをはじめ、最近では新しい手法を取り入れた赤ワインもあるのがポイント。高級ワインの産地としても有名です。スパークリングワインと同じ製法で造られるカヴァは、約95%がカタルーニャで生産されています。

ルエダ

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白ワインの産地として有名なのが、スペイン北西部のルエダです。標高が600~780mあり、昼と夜で気温の差が激しい大陸性の気候が特徴。ドゥエロ川近郊の畑では、ヴェルデホという品種が特に多く栽培されています。

近代の醸造技術や機器によるフレッシュな味わいの辛口白ワインが多め。1980年にヴェルデホの割合が50%以上の白ワインに対してD.Oの認定を受け、2008年には赤とロゼもD.Oの認定を受けました。単一の品種で造るワインが多いため、品種ごとの特性をしっかり味わいたい方におすすめです。

アンダルシア

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スペイン南部にあるアンダルシア州は、シェリーの発祥地として知られている地域です。地中海性気候、大陸性気候、海洋性気候が入り混じるため、ブドウの生育状況はさまざま。したがって、ワインの特徴にも地域ごとに多種多様な違いが現れます。

シェリーとはワインにブランデーを加え、アルコール度数を高めた酒精強化ワインの一種です。特有のコクが楽しめるのが魅力。シェリーは甘口から辛口まで、ひとくくりにできない味わいがあります。好みに合わせて選べるのがポイントです。

ブドウの品種をチェック

テンプラニーリョ

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テンプラニーリョは、赤ワインで使われる黒ブドウの品種です。栽培面積は世界4位を誇り、9割以上がスペインとポルトガルで栽培されています。同じスペイン国内でも産地によって風味に差が出ますが、酸味とタンニンがバランスよく感じられるのが特徴。繊細な味わいも魅力のひとつです。

プラム・なめした皮・梅干し・ブラックベリー・ミックススパイスと称される華やかなアロマが感じられます。テンプラニーリョと一緒にブレンドする品種も生産地によってさまざま。奥深い風味で、樽熟成したワインが好みの方におすすめの品種です。

ガルナッチャ

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しっかりしたコクと程よい酸味が楽しめる、黒ブドウの品種です。ほんのり甘みが入り混じった果実味のある風味。酸味が控えめのため、果実の重厚なおいしさが堪能できます。やわらかさもガルナッチャならではの味わいです。

ほかの品種とブレンドしても、ボディのスタイルにやわらかなコクを与えるのがポイント。ドライプルーン・クローブ・チョコレート・イチジクなどの香りが感じられます。ほほ肉・すね肉を使った煮込み料理のほか、スパイスをきかせた羊料理ともよく合う品種です。

アルバリーニョ

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イベリア半島北西部が原産の白ブドウ品種です。白ワインに使われるブドウのなかでも、高級な品種といわれているのが特徴。海に近い畑でよく栽培されています。潮風に吹かれて育つため、適度なミネラル感を含むのが魅力です。

白ワインは魚介類と合うのが有名ですが、海のワインと称されるアルバリーニョを使ったワインは魚介類と特に相性ぴったり。種類を問わず、多くの魚料理によく合います。ダシのきいた煮物や天ぷらなど、日本の定番料理と合わせるのもおすすめです。

マカベオ

カタルーニャ地方で、主にカヴァの原料として使われる白ブドウです。地域によって呼称が異なり、リオハやアラゴン州ではビウラとも呼ばれます。高級品種の白ブドウで、長期熟成用にも適しているのがポイント。果実のフルーティーさが際立つ、豊かな香りが特徴です。

産地ごとに特徴が異なり、なかには柑橘系の香りが感じられるモノもあります。しっかりした味わいで、酸味をバランスよく含んでいるのも魅力のひとつ。かすかに苦みもあるので、辛口の白ワインが好みの方におすすめです。

熟成年数をチェック

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スペインワインを選ぶときは、産地や品種のほかに熟成年数をチェックするのも大切です。ワインは熟成期間をおくごとに味わいの複雑さに深みが出るのが特徴。スペインでは赤・白・ロゼ・カヴァそれぞれで熟成期間に応じた呼称があり、ラベルの表記で確認できます。

熟成期間が長いグラン・レセルバは赤で60ヵ月、白とロゼで48ヵ月、カヴァで30ヵ月以上、レセルバは赤で36ヵ月、白とロゼで24ヵ月、カヴァで14ヵ月以上熟成したモノ。クリアンサは赤で24ヵ月、白とロゼで18ヵ月以上熟成したモノを指します。赤と白では、樽熟成の期間が定められているのがポイントです。

スペインワインのおすすめ

マルケス・デ・リスカル(Marques de Riscal) ティント レセルバ

1858年創業の老舗メーカーが手掛ける、リオハ産の赤ワインです。フルボディスタイルで渋みの強さが特徴。バニラのような香りが漂います。華やかで上品な味わいで、タンニンの風味も適度に感じられるため、後味の残りやすさも魅力のひとつです。

焼肉やビーフシチューと合わせるのがおすすめ。原料には樹齢15年以上のテンプラニーリョ・グラシアノ・マスエロを使っています。熟成度合いはレセルバ。樽でたっぷり2年間熟成した後、瓶で1年以上熟成させています。

マルケス・デ・リスカルはスペイン王室御用達とも称されているほか、2013年にはアメリカのワイン専門誌で優れた成果をあげたとして表彰されている生産者。しっかり熟成したスペインワインを楽しみたい方におすすめです。

マルケス・デ・リスカル リスカル(Marques de Riscal) テンプラニーリョ

アメリカン・オーク樽で熟成した、特有の深みが楽しめる赤ワインです。タンニンの風味が余韻として残る、しっかりした味わいが魅力。かすかに香ばしさも漂います。程よい渋みのある味わいで、ミディアムボディとフルボディの中間に位置するスタイルです。焼肉や焼鳥など、濃いタレと合わせるのに適しています。

産地はスペイン内陸部のカスティーリャ・イ・レオン州です。原料にはテンプラニーリョとシラーを使用。一定の基準を満たしたブドウのみを手摘みで収穫しています。メイン料理と相性のよいスペインワインを探している方におすすめです。

ボデガス・サン・アレハンドロ(Bodegas San Alejandro) エヴォディア 赤

1962年に設立した協同組合のワイナリーが造る赤ワインです。標高が高いアラゴン州が産地。降水量が少なく昼夜の気温差が激しい結果、果実のフルーティーさをしっかり引き出す赤ワインが造られました。原料にはガルナッチャを100%使用しています。

樹齢100年を超えるブドウもあり、なめらかな口あたりに仕上がるのがポイントです。後味に残る果実の風味も魅力のひとつ。ミディアムボディのスタイルです。本商品もスパイシーさのなかに、カシス・ワイルドチェリーのような香りが感じられます。繊細な味わいを楽しみたい方におすすめのスペインワインです。

クネ(Cune) クリアンサ

1879年創業、世界からも注目されている生産者が手掛ける赤ワインです。なかでも本商品は特に人気で、スペイン国内での販売量と金額で1位を達成しています。生産地はリオハ。果実の味わいが堪能できるスタンダードな風味です。

アメリカン・オーク樽で12ヵ月熟成しているため、華やかな口あたりが楽しめます。スパイスの香ばしい香りや、程よい酸味も入り混じるのがポイント。バランスがよいミディアムボディで、ポークソテーや鶏のトマト煮込みと相性ぴったりです。

原料の品種はテンプラニーリョが85%、残りの15%がガルナッチャとマスエロ。樹齢30~40年のブドウをこだわって使っています。幅広い料理に合わせられるスペインワインを探している方におすすめです。

ベガ・シシリア(VEGA SICILIA) ウニコ

ブドウの品質がよい年にしか造られない、希少性の高い赤スペインワインです。レッドチェリー・プラム・ブルーベリー・バニラ・クローヴのようなアロマが感じられます。濃いアロマの香りは、10年の長い熟成期間を経て造ったワインならでは。果実の風味もしっかり凝縮しており、洗練された味わいが楽しめます。

生産地はリベラ・デル・ドゥエロ。海抜700~900mで育った、テンプラニーリョとカベルネ・ソーヴィニヨンを原料に使っています。ワイン好きの方にはもちろん、特別な高級スペインワインなので、贈答用にもおすすめです。

ビネルヒア(Vinergia) カンポス デ ルス 白

ワインのプロ2人が手掛ける白ワインです。産地はカリニェナ。原料にはマカベオを50%、シャルドネを40%、マスカットを10%使っています。パイナップルや桃によく似た果実の香りに、ジャスミンやハーブの香りがかすかに感じられるのが特徴です。

辛口の心地よい味わいが口の中に広がるのがポイント。シャルドネならではの甘み・酸味・渋みに加え、マカベオの爽やかな風味を堪能できるのが魅力です。白ワインなので魚料理とよく合いますが、なかでも酸味のきいたマリネに適しています。地域ならではの特徴を生かしたスペインワインを味わいたい方におすすめです。

ロジェール・フェルナンデス ビオンタ アルバリーニョ

大西洋沿岸に位置するガリシア州産の辛口白ワインです。原料はアルバリーニョ。潮風に吹かれたブドウは、ワインに程よい塩気とミネラルの風味を生み出します。ミネラルをたっぷり含んだような塩っぽさは、海辺の生産地ならでは。口の中に広がるみずみずしい味わいが特徴で、しっかりした酸味とうま味が続きます。

熟成したリンゴや白桃のような香りを楽しめるのも魅力です。産地はスペインのなかでもさかんな漁業地域で、本商品も魚介系の料理と相性ぴったり。複雑味のある味わいなので、うま味をたっぷり含んだ魚介ともよく合います。魚介以外にも、塩気がきいた肉料理と合わせるのもおすすめ。キレのある風味のスペインワインです。

トーレス(TORRES) ヴェルデオ

スペインワインのなかでも名門と称されるブランドが手掛ける白ワインです。世界で最も称賛されるワインブランドにも選出されており、生産者にこだわりたい方におすすめ。産地は、スペイン国内で白ワインの二大生産地のひとつといわれているルエダです。

原料にはヴェルデホを100%使用。グレープフルーツ・パッションフルーツ・芝生などのアロマが特徴です。果実の風味が生きた、フレッシュな味わいが楽しめます。なめらかな口あたりで、果実味・酸味・コクのバランスがよいのも魅力です。

おすすめの料理は、天ぷら・蒸し鶏・カルパッチョ・マリネなどで、魚介類だけでなく肉類にもよく合います。爽やかな料理と合わせるのがおすすめ。さまざまな料理と合わせられる、ミディアムボディのスペインワインです。

フレシネ(Freixenet) コルドン ネグロ

世界でも特に有名なカヴァとして知られるワインブランドが手掛ける、カヴァのスペインワインです。産地はカタルーニャ。原料にはパレリャーダ・マカベオ・サレーロを使っており、ブドウの品質が生きた澄んだ味わいが特徴です。

シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法を取り入れており、コクと余韻がたっぷり感じられます。低温発酵したパレリャーダは華やかな風味で、程よいアクセント。キメ細かい泡も魅力のひとつです。レモンやシトラスに似たすっきりした酸味の辛口テイスト。お祝い用として特別なスペインワインを選びたい方にもおすすめです。

クロ・モンブラン(CLOS MONTBLANC) プロジェクト・クワトロ・カヴァ

多くの星付きレストランから注目されているワイナリーのスペインワインです。モダン・スパニッシュとして不動の人気を誇っています。リンゴやグレープフルーツのほかに、バターと卵をたっぷり使ったフランス伝統の菓子パン「ブリオッシュ」のようなアロマが特徴です。

ミディアムボディのなめらかな口あたり。酸味・果実味・コクがバランスよく感じられます。上品な風味は、エビフライ・蒸し鶏・生ハムと相性ぴったり。カタルーニャ産で、原料にはマカブー・チャレッロ・パレリャーダ・シャルドネを使っています。全体を銀色で覆った華やかさは、贈答用のスペインワインにもおすすめです。

ロジャーグラート(Roger Goulart) カヴァ プラチナ ドゥミ・セック レセルバ

1882年創業、名門のカヴァ生産者が手掛ける白のスペインワインです。ペネデス産で、原料にはチャレッロ・マカベオ・パレリャーダを使用。一番搾りのみを使っており、やや甘口の上品な風味が特徴です。後味には洋梨・桃と称される、まろやかで新鮮な果実感が口の中に広がります。

すっきりした酸味もあり、バランスのよい味わい。ミネラルも程よく感じられます。瓶内二次発酵の後18ヵ月じっくり熟成したレセルバの熟成度合いも魅力のひとつ。素材はエビ・ホタテ貝・豚肉・フルーツから、味付けはホワイトソース・塩焼・カスタードクリームなど、幅広い料理、味付けに合うスペインワインです。

エナーテ(ENATE) ロサード・カベルネ・ソーヴィニヨン

スペイン国内の星付きレストランでも採用される、実力派のワイナリーが造るロゼのスペインワインです。ブドウの重みでつぶれて抽出された果汁のみを使って製造しています。果実の濃厚な風味が魅力。濃い赤色の見た目通り、しっかりした味わいが後味まで長く続きます。

ライトボディとミディアムボディの中間にあたる風味で、酸味に比べてコクと果実感がやや強め。生産地はソモンターノです。原料にはカベルネ・ソーヴィニョンを100%使用。スペインでも多くの人に愛されています。ラム肉のグリル、トマトを使ったピザやパスタと合わせるのがおすすめです。

ボデガス・グティエレス・コロシア(Bodegas Gutierrez Colosia) シェリー コロシア オロロソ

アンダルシア産、辛口シェリーのスペインワインです。酸化熟成しているため、フルボディの赤ワインによく似た風味が特徴。雑味が抑えられており、まろやかで品のよい味わいです。赤ワイン同様、ステーキや煮込み料理、しっかり熟成したチーズとよく合います。

原料には樹齢約30年のパロミノを100%使用。オーク樽を使って、約9年じっくり熟成しています。2019年には「ギーア・ペニン」で91点の評価を受けているのも魅力のひとつ。アルコール度数が高めのスペインワインを楽しみたい方におすすめです。