左右のチャンネルを分離させる仕組みを採用した「バランス接続対応イヤホン」。アンバランス接続と比べて信号の干渉が少ないため、クリアな音で再生できます。
高音質なサウンドを楽しめるバランス接続イヤホンは種類が多く、どれを選ぶか迷ってしまいがちです。そこで今回は、バランス接続イヤホンのおすすめモデルをご紹介。選び方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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バランス接続とは?
イヤホンで音楽を聴く際、ケーブルの中は、音の情報を持った電気信号が通過しています。電気信号に反応してスピーカーが震えることにより、音が出力。電気信号の通り方にはアンバランス接続とバランス接続の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
アンバランス接続とバランス接続の大きな違いは、電気信号の通り道。アンバランス接続はL側とR側の信号を分けて送り出した信号が、戻る過程では同じ道を通って帰ってきます。一方、バランス接続は、左右独立したチャンネルにそれぞれ音声信号が別々に流れる仕組み。L側とR側の信号が混ざらないのがポイントです。
アンバランス接続に比べ、バランス接続は信号が干渉しにくいので、音がクリアに聴こえやすいメリットがあります。
バランス接続対応のイヤホンの選び方
プレイヤーに合った接続端子のモノを選ぶ
バランス接続対応イヤホンを選ぶ場合は、繋げるオーディオプレイヤーに合った接続端子を搭載しているかチェックするのが重要です。バランス接続用の端子として一般的なのは、2.5mmジャックと4.4mmジャック。オーディオプレイヤーによって対応している端子が異なるので、購入前にジャックの種類を確認してみてください。
リケーブルに対応しているか
リケーブルとは、イヤホンに元々ついているケーブルを取り外し、代わりにほかのケーブルを取りつけることです。イヤホン本体とケーブルの組み合わせを変えて、音質を変化させることができます。また、ケーブルが断線した場合のリペアとしても活用できるのが特徴です。
アンバランス接続ケーブルとバランス接続ケーブルが同梱されているリケーブル対応イヤホンなら、気軽に接続方式の切り替えができるため便利。ぜひチェックしてみてください。
ドライバーの種類をチェック
ダイナミック型
ダイナミック型は、電気信号を受けたコイルが「ダイアフラム」と呼ばれる振動板を振動させることで、音を生み出す仕組み。広く普及している一般的なタイプです。低価格な製品の多くがダイナミック型を採用しています。
ダイナミック型は、低音が力強く響きやすいのが特徴。ずっしりと重みのある音圧を楽しみたい方におすすめです。また、ダイナミック型のなかにはデュアルドライバー型もあります。2基のドライバーを搭載しており、音に広がりを出せるのがポイントです。
バランスド・アーマチュア(BA)型
バランスド・アーマチュア型は、電気信号を受けたコイルが「アーマチュア」と呼ばれる小さな鉄片を振動させ、音を鳴らす仕組み。補聴器用に開発されたシステムを、オーディオ用に改良しているのが特徴です。
ダイナミック型と比較して、中高域がクリアに聴こえて繊細な音を楽しめるのも魅力。また、ダイナミック型に比べて小型なのもポイントです。振動板に金属を使用しているため、耐久性が高く、プロユースのイヤーモニターにも用いられています。
ハイブリッド型
ハイブリッド型は、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型の2つを搭載したイヤホンです。2種類のドライバーの長所を兼ね備えているため、パワフルかつ繊細な音を楽しめます。低音から高音までカバーできるのも特徴です。
また、音の繋がりが滑らかなのも魅力。音楽のジャンルによって使い分けるのがおすすめです。
変換ケーブルが付属していると使いやすい
バランス接続イヤホンのなかには、さまざまなプラグに対応するための変換ケーブルが付属している製品もあります。音楽によって使い分けたい方や、さまざまなデバイスに接続したい場合は、付属品の有無も確認してみてください。
また、ケーブルの種類も注目ポイント。接続するプレイヤーに合うプラグを搭載したケーブルがついているかを確認しましょう。
バランス接続をするときの注意点
プレイヤー側もバランス接続に対応している必要がある
バランス接続は、L側とR側の信号をそれぞれ送り出し、別々のルートで帰ってくる仕組みを採用しています。イヤホンのケーブル側が対応しているのはもちろんですが、プレイヤー側もバランス接続に対応している必要がある点に注意。製品のスペックなどを確認して、バランス接続に対応したプレイヤーかどうかをチェックするのが大切です。
ジャックの種類を間違えやすいので注意
バランス接続は、専用プラグをイヤホンジャックに差し込んで使用します。一般的なのは、2.5mmと4.4mmの端子です。
2.5mm4極プラグは多くの製品に採用されているのが特徴。左右から発する音を細かく分離して混線を軽減し、透明感のある音を再現します。4.4mm5極プラグは、より原音に近い音を再現可能です。
ジャックの種類を間違えるとバランス接続が使用できないため、オーディオのジャックの形状を確認したうえで使用してみてください。
ワイヤレスではバランス接続は使用できない
イヤホンケーブルの接続方法には有線と無線の2種類がありますが、バランス接続はケーブルを介した通信方法なので、基本的にワイヤレス接続はできません。そのため、ワイヤレスイヤホンを使いたい場合は、バランス接続以外のモデルを選ぶ必要がある点に留意しましょう。
バランス接続対応のイヤホンおすすめモデル
ソニー(SONY) ステレオヘッドホン IER-M9
BA型ドライバーを5基搭載したバランス接続対応のイヤホンです。ボーカルや各楽器の細かなニュアンスもしっかりと再現できる繊細なサウンドを実現。そのほか、不要な振動を抑制する「マグネシウムインナーハウジング」や、自然な高音域の再生を可能にする「オプティマイズドサウンドパス」構造などを採用しています。
ハウジングには軽量なマグネシウム合金を使用しているので、装着性も良好です。加えて、高剛性が高いためハードな環境でも安心して使用できます。
ケーブルはリケーブルに対応しており、4.4mmバランス標準ケーブルと3.5mmステレオミニケーブルが同梱。ケーブルには高音質を実現するために、銀コートOFC線や高音質はんだ、金メッキプラグを採用しています。
ソニー(SONY) ステレオヘッドホン IER-Z1R
人気の高いフラッグシップモデルのバランス接続対応イヤホン。3つのドライバーユニットを組み合わせた「HDハイブリッドドライバーシステム」を採用しているのが特徴です。低~中音域は口径12mmのダイナミック型ドライバーが担当しており、深みのある低音と繊細さを両立しています。
高音域はマグネシウム振動版を採用したBA型ドライバーが担当。微細な音もしっかりと聴き取れます。加えて、超高音域を担当する口径5mmのダイナミック型ドライバーにより、音の空気感まで感じ取れるクリアなサウンドを実現。また、音場も広く、音の分離感も優れています。
ケーブルは着脱式なので、リケーブルが可能です。4.4mmバランス標準ケーブルと3.5mmステレオミニケーブルが同梱されています。そのほか、合計13種類の豊富なイヤーピースと専用のハードケースが付属するのも魅力のひとつです。
ソニー(SONY) ステレオヘッドホン IER-M7
原音を忠実に再現する高音質なサウンドを再生できる、バランス接続対応のイヤホン。本モデルは、BA型ドライバーを4基搭載したマルチBAシステムを採用しています。加えて、「真鍮音導管」や不要な振動を抑えられる「マグネシウムインナーハウジング」など、高音質を実現するための技術や機能を数多く搭載しています。
再生周波数帯域は5~40000Hzで、インピーダンスは24Ωです。筐体は遮音性を追及して造られているので、周囲の騒音を抑制し、音漏れも軽減できます。イヤーピースは、独自開発の「トリプルコンフォートイヤピース」を含む、豊富な合計13種類が同梱されています。
ケーブルは着脱式。4.4mmのバランス標準ケーブルと3.5mmステレオミニケーブルの2種類が付属します。
ソニー(SONY) 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-Z5
ワイドレンジなハイレゾ対応イヤホン。大口径の16mmダイナミックドライバーとBAドライバーを2基組み合わせたハイブリッド構成を採用。全音域にわたってバランスよく再生でき、楽曲の細かなニュアンスもしっかりと再現可能です。
空間表現を忠実に再現できる「360 Reality Audio」に対応しているのも魅力のひとつ。ケーブルは着脱式で、バランス接続にも対応しています。対応の別売りケーブルとつけ替えて、音質の向上やサウンドの変化を楽しめるのもメリットです。
付属のケーブルには、形状記憶樹脂を芯材に用いたアジャストフリーイヤーハンガーを搭載。耳に合わせてハンガーの形状を自由に変えられるので、より快適で安定したフィット感が得られます。絡みにくいセレーションケーブル仕様で、持ち歩きが快適。付属しているキャリングケースも持ち運びに便利です。
フィーオ(FiiO) イヤホン FA7S
BA型ドライバーを6基搭載しているバランス接続対応イヤホンです。高域・中域・低域にそれぞれ最適化したドライバーを採用。迫力のある低音から繊細な高音まで再生できる高音質なサウンドを実現しています。
ケーブルはMMCXコネクターによる着脱に対応。付属ケーブルの長さは約120cmで、2.5mmバランス・3.5mmアンバランス・4.4mmバランスの交換可能なプラグを採用しています。さまざまなデバイスと接続できるので便利です。
ステンレス素材を採用したユニークなシェルデザインも魅力。表面にはPVDコーティング処理が施されており、優れた耐久性を備えています。
フィーオ(FiiO) イヤホン FD3 Pro
口径12mmのダイナミック型ドライバーを搭載した、バランス接続対応のイヤホンです。再生周波数帯域は10~40kHzで、ハイレゾ認証も取得済み。加えて、上位モデルと同じDLC振動版を採用しているので、音の歪みも抑えられています。
より自然な音の鳴り方を実現する、独自のセミオープン構造を採用しているのもポイントのひとつ。また、鼓膜への負担を抑える効果も期待できるので、長時間快適に音楽を楽しめます。
筐体にはアルミニウム・マグネシウム合金を採用しており、高級感のある美しいデザインに仕上がっています。ケーブルはMMCXコネクターを採用しており、リケーブルが可能。2.5mm・3.5mm・4.5mmのプラグが同梱しているため、手軽につけ替えができます。
アステル&ケルン(Astell&Kern) AK ZERO2 IRV-AK-ZERO2
4種類のドライバーからなる「Quad-brid」設計を採用した、バランス接続対応の高級イヤホンです。高域用に、平面駆動型ドライバーを応用した「マイクロ・レクタンギュラー・プラナードライバー」を採用。クリアでありながらも臨場感のあるサウンドを再現できます。
中低域は、合計4基のBA型ドライバーが担当。歪みの少ないサウンドを実現しています。低域・超高域の再生には、ピエゾトランスデューサーを搭載した口径10mmのダイナミック型ドライバーを使用。深みのある重低音に加え、ピエゾトランスデューサーが超高域用のスーパーツイーターの役割を果たします。
さらに、アルミニウムハウジングを採用することで、不要な振動もしっかりと抑制。ケーブルはMMCXコネクターによるリケーブルに対応しています。4.4mmバランスケーブルと3.5mmアンバランスケーブルが付属するのが魅力です。
ゼンハイザー(SENNHEISER) 有線イヤホン IE 900
透明感のあるナチュラルなサウンドが特徴のバランス接続対応のイヤホンです。新開発の「フラッグシップTrueResponseトランスデューサー」を搭載。不要な共振と歪みを最小限に抑えることで、安定感の高い音質を実現しています。
アルミブロックの削りだしを使用した美しいハウジングも魅力です。標準で3.5mmケーブルと、2.5mmと4.4mmのバランスケーブルを付属。使用機器に合わせて使い分けが可能です。
豊富なイヤーピースが付属しており、個人の耳に合ったフィット感を追求できます。数千回の折り曲げテストをおこなったケーブルと、堅牢なMMCXコネクター部分もポイント。耐久性にも優れているので、長く愛用できます。
ゼンハイザー(SENNHEISER) 有線イヤホン IE 600
バランス接続に対応した人気モデルです。ドライバーユニットにはダイナミック型の「7mm TrueResponseトランスデューサー」を採用しており、クリアな高音域とあたたかみのある中低音域を実現しています。臨場感のあるボーカルが楽しめるのも魅力のひとつです。
筐体は人間工学に基づいて設計されており、耳に快適にフィット。耐久性にも優れています。ケーブルはMMCXコネクターによる着脱に対応。リケーブルして音の変化を楽しみたい方にもおすすめです。
オーディオテクニカ(audio-technica) インナーイヤーヘッドホン ATH-CM2000Ti
開放感のあるサウンドを楽しめるインナーイヤー型のイヤホン。軽快な装着性を実現し、耳への負担が少ないので、長時間でも快適に音楽をリスニングできるのが特徴です。
直径15.4mm HDドライバーを採用し、ワイドレンジで高解像度再生を実現しているのもポイント。高輝度チタニウムを全面に採用しているため、優れた音響特性と高剛性を兼ね備えています。
直径4.4mm5極プラグを採用した、1.2mバランスケーブルが付属。さらに、汎用性の高い3.5mmステレオミニプラグの1.2mコードも同梱しているので、さまざまな機器で使用できます。
オーディオテクニカ(audio-technica) ハイブリッド型インナーイヤーヘッドホン ATH-IEX1
ダイナミック型とBA型を組み合わせた、ハイブリッド型のバランス接続対応イヤホンです。ダイナミック型ドライバーは、口径9.8mmと8.8mmのドライバーが向かい合うように配置した「DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS」構造を採用。音の歪みを抑え、忠実なサウンドの再生を実現しています。
BA型ドライバーは2基搭載しており、正確な高音域を再生。高剛性に優れたフルチタニウムの筐体を採用しているのもポイントのひとつです。優れた装着性と高い質感を両立しています。ノズル部分は、イヤーピースの位置を2段階で調節できるように設計。好みや聴こえ方に合わせて細かく変えられます。
独自開発の「A2DC」コネクターによるケーブルの着脱にも対応。ケーブルは、4.4mm5極バランスケーブルと、3.5mmステレオミニケーブルの2本が同梱するので、接続デバイスなどに合わせて使い分けできます。
ドゥーヌトップサウンド(DUNU-TOPSOUND) Studio SA6 MK2
6基のBA型ドライバーを搭載したバランス接続対応のイヤホン。分離感に優れた自然なサウンドを再生できます。本体にはサウンドに変化をつけられるチューニングスイッチも搭載。スイッチをONにすれば、低音が強化されたパンチのあるサウンドが楽しめます。
筐体はハンドメイドで組み立てられており、質感や色味が個体ごとに異なる木製パネルを搭載。高級感あふれる美しい外観も魅力のひとつです。
そのほか、高音質なサウンドを実現するために、高品質なケーブルを採用。リケーブルにも対応しています。さらに、特許取得済みの「Q-Lock Plus」機能により、プラグ部分を交換可能。4.4mmバランスプラグと3.5mmシングルエンドプラグが同梱しています。
ドゥーヌトップサウンド(DUNU-TOPSOUND) HAYABUSA ULTRA
エレガントなミラーブルー仕上げのデザインが印象的なバランス接続対応イヤホン。ステンレススチール製ハウジングの高級感あふれる輝きも魅力です。リチウム・マグネシウム金属振動板を採用した「第2世代ECLIPSEダイナミックドライバー」により、高音質なサウンドも実現しています。
3.5mmアンバランスと4.4mmバランスをワンタッチで切り替えられる「Q-Lock Liteスワップ可能プラグ」を搭載。さまざまな再生デバイスで使いたい方にもおすすめです。ステンレス製と金メッキ真鍮製の2種類のノズルが付属し、好みに合わせてサウンドを微調整できます。
キューディーシー(qdc) Dmagic Solo QDC-DMAGIC-SOLO
3Dプリントによる筐体を採用したバランス接続対応のイヤホン。人間工学に基づいて設計されているので、耳に快適にフィットします。透明感と立体感のあるおしゃれなデザインに仕上がっているのも魅力のひとつです。
ドライバーユニットには、口径8mmのダイナミック型ドライバーを1基搭載しています。パワフルでありながらも、繊細なサウンドを再生可能。再生周波数帯域は10~30000Hzで、インピーダンスは18Ωです。
ケーブルは2pinによるリケーブルに対応しています。付属するケーブルは、プラグ部分を交換可能です。3.5mm3極アンバランス・2.5mm4極バランス・4.4mm5極バランスの3種類が付属します。
キネラインペリアル(Kinera Imperial) 5BAドライバー インイヤーモニター Skuld
高音域用・中音域用・低音域用の合計5つのBA型ドライバーを搭載したバランス接続対応イヤホン。ワイドレンジをフラットな周波数特性でカバーしており、さまざまなジャンルの音楽を快適に楽しめます。
付属ケーブルのプラグには4.4mmバランス接続を採用。リケーブルの接続部には5000時間以上の耐久性を持つと謳われる、互換性の高い2Pinコネクタを採用しています。また、市販の2Pinコネクタタイプのリケーブルを使用することで、2.5mmバランス接続や3.5mmアンバランス接続にも対応可能です。
北欧神話における運命の女神「Skuld(スクルド)」をモチーフとした、ユニークかつおしゃれなデザインも魅力です。光の下で幻想的な光を放つシェルもポイント。耳につけるファッションアイテムとしてもおすすめです。
シャンリン(SHANLING) 5ドライバーハイブリッドイヤホン ME600
2基のダイナミックドライバーと3基のバランスド・アーマチュアドライバーを組み合わせた、ハイブリッド型のバランス接続対応イヤホンです。2種類の異なるドライバーにより、パワフルながら繊細さもあわせ持つサウンドを再生。低域から高音域まで、バランスの取れた高音質サウンドを楽しめるおすすめモデルです。
3種類のサウンドチューニングノズルが付属しており、楽曲や好みに合わせて音質をカスタマイズできるのも特徴。ハイレゾ音源の再生にも対応しています。MMCXコネクタ搭載でリケーブルにも対応し、万一断線しても簡単に交換できて安心です。また、3.5mmと4.4mmをデバイスに応じて切り替えられるモジュールプラグを採用しています。
ヌアール(NUARL) Overture
独自のシングルフルレンジ・ダイナミックドライバー搭載のバランス接続対応イヤホン。高品質なドライバーやパーツ、デュアルチャンバー構造を組み合わせてコンパクトながらパワフルな低域の量感を再現しています。第3世代ETLモジュールを前後室に搭載した「ハイブリッドHDSS」により、クリアで立体感のあるサウンドを再生するのも特徴です。
剛性に優れたステンレス採用の高級感あふれる外観もおすすめポイント。500Hz以下の低音を3dBずつ調節できる4種類のノズルが付属しており、自分好みのサウンドにチューニングできます。3種類の抗菌イヤーピースが付属し、衛生的に使いたい方にもぴったりです。
ラディウス(radius) ドブルベ ヌメロキャトル W n°4 HP-TWF41
2.5mm4極プラグ搭載のバランス接続用ケーブルが付属しているイヤホンです。徹底してノイズ対策をおこなった高純度単結晶銅ケーブルを採用し、同シリーズの特徴である全帯域にわたる再現性の高さを引き出しているのが特徴。S/N比も向上しており、繊細さと臨場感を融合した高音質サウンドを楽しめるおすすめモデルです。
遮音性に優れているカナル型で、周囲が騒がしい環境でリスニングに集中したい場面にもぴったり。ハイレゾ音源の再生に対応し、高音質にこだわりたい方にも適しています。
ラディウス(radius) ドブルベ シリーズ HP-W20
削り出し加工で成形したステンレススチール製のバランス接続対応イヤホン。ステンレススチールの余分な振動を抑制する特性に合わせて、ドライバー本来の音を最大限に活用するチューニングを施しています。デザインに張りやくびれを持たせた、ラグジュアリーな雰囲気も魅力です。
2枚の振動板を同軸に配置する「DDM方式ドライバー」とピエゾセラミック技術の融合により、臨場感あふれる高音質サウンドを楽しめるおすすめモデル。耳の奥でフィットする独自形状の「ディープマウントイヤーピース」を採用し、密閉性を高めています。4.4mm5極バランスケーブルと3.5mm3極アンバランスケーブルが付属し、デバイスに合わせて使い分けできるのも便利です。
ビーキューアイズ(BQEYZ) Winter Ultra 骨伝導インイヤーモニターイヤホン
ダイナミックドライバーに骨伝導ユニットを組み合わせたバランス接続対応イヤホンです。骨伝導ユニットの伸びやかな高域とダイナミックドライバーの音場の広い中低域による、高音質なサウンドを再生するおすすめモデル。高周波骨伝導のクリアな高域を楽しめます。
特性の異なる3種類のイヤーピースが付属し、サウンドの好みや楽曲に合わせて選択可能。3.5 mmと4.5mmの交換式プラグでさまざまなデバイスに対応します。優雅な曲面デザインと明るいブルーを合わせたデザインも魅力です。
マドゥー (MADOO) 有線イヤホン Typ821
プッシュプル型マイクロプラナーマグネティックドライバー「Ortho」を搭載しているバランス接続対応イヤホンです。振動板の前後に5個ずつ配置した磁石により、優れたバランスとレスポンスのよいサウンドを実現しています。
アジア地域で300人分の男性の耳型を収集し、形状を最適化しているのもおすすめポイント。心地よいフィット感と上質なデザインを両立しているのが魅力です。3.5mm3極L字金メッキプラグと4.4mm5極L字金メッキプラグが付属し、デバイスに合わせて使い分けできます。
ベイヤーダイナミック(beyerdynamic) XELENTO REMOTE
ハイレゾ音源対応の「TESLA.11ドライバー」を搭載しているバランス接続対応イヤホンです。音楽のディテールを最高レベルに高めていると謳っており、高音質なサウンドを求めている方におすすめ。ドイツにある本社で丁寧に手作りしている、こだわりの仕上がりも魅力です。
人間工学に基づいたデザインで、ナチュラルな装着感を実現しているのもポイント。耳の後ろにケーブルを配置し、ケーブルノイズを防ぐ工夫をこらしています。周波数帯域10~50000Hzの広帯域で高音質なサウンドを楽しめる点にも注目です。
番外編:バランス接続対応のDAP
ソニー(SONY) ウォークマンZXシリーズ NW-ZX707
堅牢性に優れたアルミ切削筐体のボディを採用したDAP。内部に無酸素銅切削ブロックを採用しており、力強い低音と透明感のあるサウンドの再生を可能にしています。
自社開発のフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載しており、最大11.2MHzのDSDネイティブ再生と、最大384kHz/32bitのリニアPCM再生に対応。さらに、PCM音源をDSDに変換できる「DSDリマスタリングエンジン」や、圧縮音源をハイレゾ相当の高音質にアップスケーリングして再生できる「DSEE Ultimate」などの機能も搭載しています。
バランス接続は、4.4mmバランス接続に対応。画面は5インチサイズのタッチパネル仕様で、OSはAndroid OSを採用しています。スマホに近い感覚で操作でき、Google Playストアからアプリのダウンロードも可能です。
フィーオ(FiiO) デジタルオーディオプレーヤー M15S
人気モデル「M15」を基にオーディオ性能をアップグレードしたDAP。DACチップにはフラグシップモデルの「ES9038PRO」を搭載しており、DSD256とPCM最大384kHz/32bitの再生に対応しています。
DC電源に接続して、据え置きに近い性能を発揮できる「第二世代DC給電モード」を搭載しているのも特徴のひとつ。DC給電モード時は「デスクトップモード」を選択することで、バッテリーの消耗を抑えられます。
接続端子には、2.5mmバランス端子・4.4mmバランス端子・3.5mmシングルエンド端子を搭載。そのほか、USB DAC機能やBluetoothレシーバー機能に対応しているのも便利なポイントです。
アステル&ケルン(Astell&Kern) A&norma SR35 IRV-AK-SR35
DACチップ「CS43198」を4基搭載したQuad DAC構成のDAP。空間表現能力に優れた高解像度なサウンドが楽しめます。また、「Quad DACモード」と「Dual DACモード」の切り替えにも対応。音質を優先する場合はQuad DACモード、バッテリーの持ちを優先する場合はDual DACモードが役に立ちます。
接続端子には、2.5mm4極バランス・4.4mm5極バランス・3.5mm3極アンバランスを搭載。ゲインは2段階で調節できるので、インピーダンスの高いイヤホンやヘッドホンも鳴らせます。
Dual DACモードであれば、最大約20時間の長時間再生ができるのもメリットのひとつ。そのほか、デュアルバンドWi-Fi機能やBluetooth機能にも対応しています。
左右独立したアンプから正相と逆相の音声信号が流れる、バランス接続対応イヤホン。アンバランス接続よりも信号による干渉が少ないので、音がクリアに聴こえやすいメリットがあります。比較的低価格なエントリーモデルも多数登場しているため、用途や目的に合わせてアイテムを選んでみてください。