ケージの中や椅子の下など、種類によってさまざまな場所に取り付けられる「猫用ハンモック」。愛猫がくつろげる場所を作りたいときや、お昼寝用の場所を作りたい場合に便利な製品です。しかし、設置方法やサイズ、素材などが多種多様で、選ぶ際に迷ってしまう場合も少なくありません。
そこで、猫用ハンモックのおすすめ製品をご紹介します。猫用ハンモックを使うメリットや、選び方も解説するので、愛猫にぴったりのモノを探してみてください。
- 目次
- 猫用ハンモックのメリット
- 猫用ハンモックの選び方
- 猫用ハンモックのおすすめ|ナスカンタイプ
- 猫用ハンモックのおすすめ|吸盤タイプ
- 猫用ハンモックのおすすめ|置き型
- 猫用ハンモックの売れ筋ランキングをチェック
猫用ハンモックのメリット

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猫が、高いところや狭いところが好きなことは有名です。見晴らしがよく高いところで獲物を見定めたり、狭い場所で身を隠したりしたことが、現在の猫にも野生時代の名残としてあるといわれています。ハンモックは高い・狭いの両方の基準を満たしており、猫の習性に合ったアイテムです。
また、高いところに設置するため、冬の冷たい床や下に溜まった冷たい空気を避けられます。さらに、夏に使いやすい素材を使用したベッドもあるので、季節問わず使用可能です。
猫用ハンモックの選び方
設置方法で選ぶ
ケージ内や椅子の下などに取り付ける「ナスカンタイプ」

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ナスカンとは、上のフック部分と下のカンと呼ばれる部分で成り立っている取り付けパーツです。支えに引っかけられるのが特徴。ケージや椅子の下などに、ハンモックを取り付けたい方におすすめです。ハンモックの場所を移動したい場合などにも、取り外しが楽にできます。
ケージの大きさに合わせて調整できる場合も多く、ケージ内の空間を有効活用できることも特徴です。種類やサイズも豊富にあります。ゆらゆらと揺れるものも多いので、取り付ける際は安定している場所が必要です。
窓に貼り付けられる「吸盤タイプ」

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吸盤タイプは、ひなたぼっこが好きな猫におすすめです。ガラス窓に吸盤を密着させることで、ハンモックを固定し使用します。揺れる場所が苦手な猫でも使いやすいこともポイントです。
ベッドのようにクッションが敷かれているモノや、隠れ家のように囲いが付いているモノなどもあります。なお、ひとつのハンモックに多くの猫が乗りすぎたり、耐荷重を超える猫が乗ったりすると落ちる場合があるため、注意が必要です。また、しっかりと安定させるためにも凹凸がない窓ガラスに取り付けましょう。
床に置けて安定感がある「置き型」

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ハンモックのなかでも、安定感を得られるのが置き型です。直接床に置くことで、落ちる可能性も少ないので、シニア猫でも楽にハンモックへ乗れます。地面に近いので、警戒心が強い猫にもおすすめです。ベッドのように平たいモノから、支柱が爪とぎになっているモノ、ボウル型のモノまでさまざまな種類があります。
ハンモックのフレーム部分が、木製や金属製で、おしゃれな製品が多いことも魅力。部屋のインテリアとしても使えます。日の当たる場所など、なるべく猫が好きな場所に設置しましょう。
耐荷重で選ぶ

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耐荷重とは、製品に対してかかっても問題のない、最大の重量のことです。耐荷重を超えてしまうと、製品が壊れてしまう可能性があります。猫の体重だけでなく、猫がハンモックに乗る際にかかる負荷も考慮して選びましょう。
猫が乗った衝撃で落ちたり、ハンモックの上で休憩中に破損したりすると、思わぬけがにつながります。事故を防ぐためにも、猫の体重を把握しておくことが大切です。成長途中の猫の場合、体重の変動で耐荷重を超えてしまうこともあります。成長しても使いたいなら、3~5倍の耐荷重のモノを選びましょう。
サイズで選ぶ

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ハンモックを選ぶ際は、猫の体格よりひと回り大きめのサイズがおすすめです。ぴったりのサイズだと、猫がくつろぐ際、窮屈に感じる可能性があります。一方、広すぎると落ち着かなくなり、猫がハンモックを使わない場合もあるので、注意が必要です。
なお、ベッドとしても使う場合、体を伸ばして寝る猫もいるので、体を伸ばした際のおおよその身長を知っておきましょう。体を伸ばして寝る猫には四角型が、丸めて寝る猫には丸形やボウル型が向いています。
素材で選ぶ
衛生的に使いやすい「ポリエステル」

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頻繁に洗濯できる製品を探している場合には、ポリエステルを使用したモノがおすすめです。耐久性・速乾性に優れているので、洗濯機で洗っても縮みにくく、すぐに乾いてくれます。
繰り返し洗っても型崩れが起こりにくいため、定期的に洗濯でき、衛生的な状態を保ちやすいこともポイント。なお、汚れやにおいが付きやすい素材なので、洗濯する際は、においや汚れの強いモノとは分けて洗いましょう。
通気性が高い「メッシュ」

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メッシュ素材は網目状になっており、風や空気を通しやすいことが特徴です。通気性が高く、サラサラとした手触りがポイント。長時間使用しても蒸れにくいので、夏用のハンモックにおすすめです。伸縮性も高いので、ハンモックの中でくつろいだり、寝返りを打ったりもできます。
抜け毛が付きにくく、お手入れが楽なのも魅力。網目状になっているので、猫の爪が引っかからないように注意しましょう。
あたたかくて冬にぴったりな「フリース」

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フリースとは、ポリエステルの1種からできた起毛素材のことです。繊維が立ち上がっているので、繊維同士の間に空気が溜まり、あたたかいのが特徴。保温性が高いため、外の冷気を防ぐだけでなく、内側の熱を逃がさないようにしてくれます。冬用のハンモックにおすすめです。
肌触りが柔らかく、滑らかなこともポイント。猫が快適に過ごしやすい素材です。裏面が夏向けのポリエステルになっている、リバーシブルタイプのハンモックにすれば、1年を通して同じハンモックが使えます。
コットンやリネンなどの「天然素材」

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天然素材とは、人工的に作られた繊維ではなく、自然界からとれた繊維を使って作られる素材です。天然由来なので、肌への負担が少なく済みます。丈夫なものが多く、一度購入したら長持ちするのもポイント。吸湿性・保湿性ともに優れているため、夏でも冬でも使えます。
天然素材では、コットンやリネンなどが有名です。コットンは、ふんわりと優しい手触りが特徴。通気性・吸水性が高いので、長時間使用しても蒸れにくいのも魅力です。リネンは、丈夫で長持ちしやすいことが特徴。繊維の中に空洞があり空気を溜めるため、保温性・通気性が高く、1年を通して使えます。
お手入れのしやすさで選ぶ

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手入れがしやすいと、ハンモックを清潔に保ちやすいのがポイント。洗濯機で洗濯しても問題ない生地は、洗う手間も少ないので、忙しい方におすすめです。速乾性の高い生地なら、猫がうっかりハンモックを汚してしまっても、サッと洗って乾かせます。
よく周囲を汚してしまう猫の場合、カバーが変えやすいかどうかもチェックポイントです。頻繁に洗う場合は、カバーやクッションが変えにくいと、洗うのに時間がかかってしまいます。
猫用ハンモックのおすすめ|ナスカンタイプ
ネココ(necoco) キャットハンモック W25149
リバーシブル仕様の生地が特徴の、キャットサークル・ケージ専用ハンモックです。片面が汚れの付きにくい生地、もう片面が保湿性の高いフリース生地なので、季節や気温に合わせて使用できます。
ベルト部分にはアジャスターが付いており、約9.5~16cmの間で調整可能です。猫の成長に合わせてケージの大きさが変わっても、ベルトの長さを変えればそのまま使えることがポイント。慣れないうちはベルトを長くして低い場所で、慣れたら短くして高い場所でと、高さ調整も楽にできます。
ボンビアルコン(Bonbi) キャットファンモック・ラウンド
猫ベッドを吊り下げたような形が特徴的なハンモックです。中央の猫が座る部分には中綿が入っています。周りを囲う形なので、ハンモックに乗ったあと、寝転んだ際などにうっかり飛び出しにくいこともポイント。また、ナスカンを使わずに、そのまま置いて猫ベッドとしても使えます。
耐荷重は6kgまで対応しているので、大きめの成猫でも利用可能です。
マルカン(MARUKAN) キティハンモックマット ボア CT-335
もこもことしたボア素材があたたかいハンモックです。寒い時期にも、猫があたたまれる場所を確保可能。ボア部分についた毛などの汚れは、毛の柔らかい掃除用ブラシなどを使えば落とせます。
大きさは幅45×奥行き32cm。ベルトは27.5~48cmと長さの範囲が広く、ハンモックの張り具合を自由に調整可能です。猫の成長に合わせて徐々に高くするなど、フレキシブルな使い方ができます。吊り下げるケージが変わっても、長さを変えるだけで以前と同じように使用可能です。
ネコセカイ(necosekai) フック付きキャットハンモック NCS-55709
表面がポリエステル、裏面がデニム生地でできているハンモックです。全体的に優しく柔らかい生地で、上品さがあります。裏面にデニム生地が使われていることによる、しっかりとした丈夫な作りもポイント。さらに、ポリエステル部分の周りには、サラッとした肌ざわりが特徴のマイクロファーが使われています。
約50cm角の正方形なので、大型の猫も使いやすいことが魅力。ポリエステル部分には「necosekai」のロゴが刺繍されており、デザインもおしゃれです。ナチュラルカラーで、落ち着きあるハンモックの雰囲気は、インテリアとしても合います。
アドメイト(Add.Mate) 包まれにゃんモック A25746
名前の通り、包まれるような立体的構造が特徴のハンモックです。ハンモックの各辺中心部分に立体縫製があり、猫がハンモックに乗ることで、包まれるような形になります。内側の生地は、肌触りがよくあたたかいフリースです。ゆらゆらと揺れながら包まれるので、猫も快適に使えます。
ベルトは約9.5cm~16cmの間で調整可能です。アジャスターを動かすだけなので、ケージの大きさに合わせてハンモックを付けられます。ハンモック全体は約42cm四方の正方形で、耐荷重は8kgです。大型の猫にも適しています。
PEOPLE&PETS ペットハンモック B083RW6Y8N
リバーシブル仕様で、オールシーズン使えるハンモックです。片面はデニム生地となっており、通気性がよく、丈夫で夏にぴったり。もう片面のソフトボアは、柔らかくふんわりとした手触りで、冬におすすめです。
ナスカン部分はアジャスターで長さを調節可能。さらに、ナスカンで留めるだけでなく、ベルト紐を棒や隙間に通し、輪っかのようにして固定することも可能です。ケージだけでなく、椅子の下などにも取り付けられます。品質のよい金具や生地を使用しており、安定感があることもポイント。猫が落ち着いて睡眠をとれます。
猫用ハンモックのおすすめ|吸盤タイプ
K&H ペットプロダクツ(K&H Pet Products) EZ MOUNT WINDOW BED KHBD6094
ダイヤルねじ式の吸盤が特徴的なハンモックです。吸盤マウンティングシステムを採用しており、ダイヤルねじを回すだけで、窓ガラスにしっかりと密着します。夏の直射日光や、冬に発生しやすい結露に触れても、吸盤が取れにくいこともポイントです。耐荷重は20kgまでと、大型猫でも乗れます。
窓に貼り付けるだけなので、キャットタワーを置くスペースがない場合、代わりになることもポイント。ハンモックの中にはクッションが敷かれており、猫のベッドとしても使えます。インナークッションは丸洗い可能です。
ペットセレクト(PETSELECT) ひなたニャンコ 6900003001
囲われる形で穴が開いており、家のように出入りできる猫型のハンモックです。4カ所の吸盤をダイヤルで締めて固定し、使用します。日当たりのよい窓に取り付ければ、猫専用のひなたぼっこ空間が完成。ハンモックにはふかふかのクッションが敷かれているため、ゆっくりとお昼寝もできます。
さまざまな形の製品がラインナップされているので、複数個あれば、段々に並べたり猫ごとに設置したりと、好きなようにセッティング可能です。
ピダン(pidan) 猫用ウィンドウベッド B08CR3Z13S
布部分が、天然素材のコットンリネンでできているハンモックです。柔らかく滑らかな素材で、猫がリラックスタイムを楽しめます。段ボール製の爪とぎがついていることもポイント。ハンモックの上に置いて使用できます。ハンモックを使わないときは、爪とぎを床に置いて使うことも可能です。
また、ベルトには、収納用のスナップボタンが付いています。ハンモックを使わない場合は、窓に貼り付けたままスナップボタンをはずし、ベルトで固定して収納可能。あまり場所をとらずに保管できます。
CatRomance 猫窓ベッド SSMMDC01DG20CW-MKJP
4つの大きな吸盤で支える、カーペット生地のハンモックです。ハンモックのすぐ下に2つ、反対側から斜め下にかけて支柱があり、その先にも2つの吸盤があります。頑丈な作りで、耐荷重は18kgのため、大型の猫でも使用可能。ハンモック下の吸盤を付けたあと、残りの吸盤を支柱に付けて窓に貼るだけと、設置も簡単です。
ハンモックは、カーペット生地で柔らかく、通気性がよいこともポイント。さらに、カーペット生地は、あたたかみのある松の木で囲まれています。なお、ハンモックは囲いのないオープンスタイルです。そのため、猫が体全体を使って、ひなたぼっこできます。
キャティーマン(CattyMan) 絶景リゾートテラス B07P7MLHZQ
名前の通り、猫が外の景色を見るために使いやすい猫用ハンモックです。好きな高さに取り付けられるのが特徴。複数個揃えれば、窓専用階段のようにも使えます。鳥や空、虫など、外の景色を見ることが好きな猫におすすめです。
設置は、3つの吸盤をガラス窓にしっかり貼るだけと、簡単にできます。耐荷重は10kgです。
猫用ハンモックのおすすめ|置き型
JUNSPOW ペットハンモック junsmc
メッシュ素材で通気性がよく、土台から取り外しもできるハンモックです。メッシュ素材のハンモック部分は、独自の生地でできており、抗菌効果が期待できるのが特徴。ダニやノミ、カビなどを防ぐ効果があるといわれています。また、ハンモックは土台から取り外せるので、手入れも簡単です。
速乾性もあり、水洗いした場合は、日陰に短時間干しておけば乾きます。頑丈なデザインのため、屋内だけでなく屋外でも使用できることがポイント。猫との外出時、外でのベッドとしても使えます。土台は組み立て式なので、使わないときは小さく畳んで、押し入れやバッグなどに収納可能です。
ペットセレクト(PETSELECT) キャットラウンジ 6870012001
安定感ある台形のフレームと、広々としたスペースが特徴のハンモックです。台形フレームはしっかりとした構造のため、大型の猫が乗っても安定します。フレームの組み立ては、木材を組み合わせ、ハンモックと合わせるだけと、簡単にできることがポイントです。
ハンモック部分は54cm四方の正方形で、ゆったりとしたスペースを確保できます。ハンモックは取り外して、洗濯機で丸洗い可能です。素材はポリエステルでできており、1年を通して猫が快適に過ごせます。ハンモックの模様は幾何柄で、さまざまなインテリアになじみやすいデザインです。
フレームの木材やハンモックの生地は、ベビー用品にも使われる素材を使用しており、赤ちゃんのいる家で使えることも魅力。高さはシニアの猫でも乗り降りしやすい17cmです。
オットスタイル(ottostyle.jp) 木製キャットハンモック B07Z4Q4S38
ふかふかとしたクッションが気持ちよい、木製のハンモックです。クッションは手触りのよいマイクロファイバー生地でできています。ボリュームがしっかりあり、ふかふかなので、猫もゆったりと寝られることがポイント。汚れてしまった場合は、手洗いできます。
木製の土台部分は、4つのパーツをはめ込むだけで組み立て可能です。工具もいらず、折りたたみも簡単にできるので、自宅だけでなく、外出時の持ち運びにも便利。角は丸く加工されているので、けがをしにくいことも魅力です。土台の向きによって、ハンモックを高くしたり低くしたりできます。
ボンビアルコン(Bonbi) どこでもcatハンモック 4977082731152
家具の上などに設置できる、突っ張り型のハンモックです。支柱の中心に、ボウル型のハンモックをつけて使用します。家具の上に登るのが好きな猫におすすめです。ハンモックはしっかりとした作りなので、猫が入ってもたゆまずに使えます。
50~73cmの隙間があれば、棚の上など、家電以外の好きな家具の上に設置可能です。突っ張り棒でしっかりと固定できます。白の支柱にオレンジのハンモックと、シンプルな色合いなので、さまざまなインテリアに合いやすいこともポイントです。
オットスタイル(ottostyle.jp) キャットツリー ミニ ハンモック B075TWKBN3
小型キャットタワーのような見た目のハンモックです。子猫でも使えるコンパクトサイズで、支柱部分は爪とぎにもなっています。両脇2本の支柱で支えているので、強度と安定感に優れているのもポイントです。
ハンモックの内径は約34cm。子猫が入っても余裕のある、ゆったりとしたサイズです。ハンモックの角は、けがをしにくいように、丸く加工されています。さまざまな部屋のコーディネートに合う、シンプルなベージュカラーです。
猫用ハンモックの売れ筋ランキングをチェック
猫用ハンモックのランキングをチェックしたい方はこちら。
猫用ハンモックは、何よりも愛猫が気に入るハンモックにすることが大切です。また、ハンモックに初めて挑戦する場合は、低いところに設置しましょう。猫がハンモックに慣れてきたころに、少しずつ高くすることがおすすめです。ぜひ愛猫お気に入りのハンモックを見つけてみてください。