布に絵が描ける「布絵の具」。無地のTシャツやエコバッグに布絵の具を使ってイラストを描けば、オリジナルグッズ作りが楽しめます。DIYやリメイクなどの道具としても便利に使用可能です。
そこで今回は、布絵の具の選び方とおすすめのアイテムをご紹介します。お気に入りの布絵の具を見つけて、ぜひ作品作りを楽しんでみてください。
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布絵の具とは?
布絵の具とは、名前のとおり布に絵を描くための専用絵の具。綿や麻、ポリエステル、デニム、皮などのさまざまな素材に接着する工夫が施されているので、一般的な絵の具で描くには難しい布素材も綺麗に彩色できます。
アート作品の制作やTシャツのリメイク、DIY、子どもの工作などにもおすすめ。ラインナップが豊富で、筆描きやステンシル向けなど描き方に合った絵の具もあるため、使いたい生地や絵の描き方に合ったモノを使うとスムーズに制作を行えます。
布絵の具の選び方
色をチェック
布絵の具は、各メーカーから豊富なカラーがラインナップされています。布絵の具をとりあえず試してみたい方は、赤・青・黄・緑などの基本的なカラーから使い始めるのがおすすめです。
初心者からステップアップしたい方は、カラーを増やしていくと表現の幅がより広がります。基本的な色に微妙なニュアンスが加わったカラーや、ゴールド・シルバー、ラメ系、ネオンカラーなどがラインナップ。なかには日本の伝統色など、こだわりのアイテムもラインナップされています。
複数色のセットがおすすめ
これから布絵の具を購入したい方は、複数色のセットが便利です。10色前後のセットだと、赤・青・黄・黒・白などの基本色が網羅されているモノが多く、すぐに作品作りに取りかかれます。
色の違いを活かした作品作りにチャレンジしたい方には、より多くのカラーがセットになったモノがおすすめです。40色以上のセットもあるので、ぜひチェックしてみてください。
熱処理の必要があるかチェック
製品によっては、イラストを描いた後、定着のためにアイロンがけをするモノもあります。より手軽に使えるのは、顔料に合成樹脂などを混ぜることにより、熱処理が必要ないタイプ。子どもと一緒に作品を作りたいときなど、安全性に配慮したいシーンにおすすめです。
気軽に布絵の具を楽しみたい方は、熱処理が要らない布絵の具を中心にチェックしてみてください。
布絵の具のおすすめ|セット
ぺんてる 布描き絵の具 ステンシル付 ファブリックファン スタンダード FFWE-15
子どもにもおすすめの定番布絵の具です。水彩絵の具のように馴染みやすく、濃淡やグラデーションを綺麗に表現できるのが魅力。顔料に合成樹脂や安定剤を混ぜているのでアイロンがけが必要なく、素早くペイントを行えます。
全5枚のステンシルシートが付いているのもポイント。シートのとおりにハートや星型を塗りつぶせば、誰でも手軽にマークを描けます。アルファベットや動植物のシルエットもあり、学校用品のデコレーションや工作におすすめです。
セットの色数は15色。定番の赤・青・緑・黄色などのほか、金・銀もラインナップされています。一部の色は単体でも販売されているので、使い切った場合も補充可能。布絵の具初心者におすすめです。
ターナー色彩(TURNER COLOR) 布えのぐ 20ml チューブ入り 12色セット NU02012C
老舗塗料メーカーのターナー色彩が展開している定番の布絵の具です。12色入りで、1セットあれば多くの色をカバーできるのが特徴。容量は各20mlで、綿や麻、ポリエステル、デニムなどの素材と相性のよい製品です。
熱処理が必要ないので、手軽にイラスト制作を行えるのもポイント。1~2日で完全乾燥し、乾燥後は洗濯も行えます。洗ってもゴワつきのない仕上がりになるため、TシャツやスニーカーなどのDIYにもおすすめです。
ただし、ペイントした衣類のドライクリーニングは不可。クリーニングが必要なモノには使用しないように注意しましょう。
ターナー色彩(TURNER COLOR) 布えのぐ 20ml 12色セット 日本の伝統色 NUJ2012C
古くから日本文化で親しまれてきた伝統色をセットにした布絵の具です。セットは全12色で、藍鼠色や露草色など、一般的な赤や青の絵の具より落ち着いた色合いのモノがラインナップされています。
トートバッグや巾着、布製ブックカバーなどのハンドメイド作品を作りたい方におすすめ。ステンシルなどでワンポイントを入れるだけでも雰囲気が出るので、和風小物などを作るのが趣味の方にもぴったりです。
同社の通常色シリーズと組み合わせて使用するのもおすすめ。表現の幅が広がり、さまざまなテイストのイラストを描けます。一般的な布絵の具に慣れてきた方や別の色に挑戦したい方におすすめです。
ターナー色彩(TURNER COLOR) 布用絵の具 ステッチカラー 20ml 通常色 全8色セット
刺繍のようなかわいい模様やイラストを描きたい方におすすめの布絵の具です。乾くと立体感が出る絵の具を採用しており、刺繍風ペイントを行えるのが特徴。ペンのような感覚で直接布に絵を描け、パレットや筆を用意する必要がありません。
相性のよい素材は綿・ポリエステル・ナイロンなど。公式サイトには、イラストを上手く描くためのコツやなぞり描き用の図案データも掲載されているので、絵を描くのが苦手な方でも手軽に作品を制作できます。
3時間以上自然乾燥させるだけで利用できるのも嬉しいところ。セットには金や銀などの華やかな色も入っており、さまざまな布製品のアレンジに活用できます。単体では全12種類のラインナップ。必要に応じて買い足してみてください。
ターナー色彩(TURNER COLOR) フラッグカラー 12色セット FL20012C
体育祭や文化祭用のフラッグ作りにおすすめの布絵の具です。旗専用の絵の具として開発されている製品で、水に薄める必要がなく、お皿などに出してすぐにイラスト制作を始められます。
塗料特有の匂いを感じにくいのも魅力のひとつ。水性絵の具でキツイ匂いを感じにくく、長時間の作業も快適に行えます。カラーは全12色。1つあたり200mlの大容量モデルで、大きな旗にもおすすめです。
また、環境に配慮したスパウトパックを採用しているのもポイント。樹脂の使用量を抑えた製品で、捨てるときにかさばりにくいのがメリットです。
カラーマーケット 布用絵の具 プチかけるくん! 蛍光 7色セット
蛍光色だけを集めた珍しい布絵の具セットです。レッド・ブルー・グリーンなどの定番色の蛍光カラー版で、子どもの工作にも人気。水に薄めると毛糸などの着色にも利用できる便利な製品です。
赤ちゃんや乳幼児の衣類にも使用できる原料を採用しており、安心して利用できるのもポイント。熱処理が必要なく、3日ほど自然乾燥をすれば洗濯も行えます。急ぎの場合はドライヤーなどで乾かせるので、状況に応じて使い分けが可能です。
全7色の蛍光布絵の具をセット。1個あたり20gと少量で、試し描きしてみたい方にも向いています。基本色のセットや100g入りの大容量モデルも展開しているので、用途に合わせて購入してみてください。
Mont Marte 布絵の具 ファブリックペイント12色 PMHS0076
Tシャツやクッション、キャンバススニーカーなどのDIYにぴったりな布絵の具です。20ml×12色のセットで、コスパに優れているのが魅力。混色にも対応し、絵の具を混ぜ合わせて自分の好きな色でペイントも可能です。
乾燥したあとであれば、重ね塗りも可能。ただし、定着には熱処理が必要なので、子どもがいる家庭などは注意が必要です。アイロン後は冷水による洗濯が可能。普段着るTシャツなどにイラストを描きたい場合にも向いています。
シャトルアート(Shuttle Art) 布用絵の具 18色セット
60ml×18色入りのお得な布絵の具セットです。よく使用する基本の12色に加えて、メタリックカラー2色、ネオンカラー2色、パステルカラー2色が同梱されているのが特徴。1セット購入すれば、さまざまなテイストのイラストを楽しめます。
3枚のステンシルやパレット、ペイントブラシが付属しているのも嬉しいポイント。わざわざ筆を用意する必要がなく、すぐに制作を始められます。アクリル絵の具のような質感で発色がよく、鮮やかな色合いが好きな方におすすめです。
一度乾くと水に溶けにくくなるので、繰り返し洗濯をしても、ペイント割れが起きにくいのが魅力のひとつ。アイロンなどの熱処理が必要なく、自然乾燥だけで使用できます。相性のよい素材は綿や麻、ポリエステル、デニムなどです。
シャトルアート(Shuttle Art) 布用絵の具 3D 立体 66色セット
コスパを重視したい方におすすめの布絵の具です。クラシック×39色、ネオン×7色、メタリック×14色、ラメ入り×4色、夜光×2色の計66色がセットになっているのが特徴。容量は使い切りやすい約30mlです。
ペンタイプで、直感的に絵が描けるのが魅力。筆を使った混色や重ね塗りにも対応しており、さまざまな用途で使用できます。子どもへのプレゼントや遊び用にもおすすめです。
また、布に描いた場合も熱処理の必要がなく、乾燥した後であれば洗濯も可能。さまざまなカラーリングを楽しみたい方におすすめです。
ハマナカ(HAMANAKA) 布用えのぐ ファコ6色セット ペールカラー H414-230-2
ステンシルアートが好きな方におすすめの布絵の具です。コーラルピンク・クリームイエローなどの淡い色合いの絵の具が6色セットになった製品で、1つ購入すればさまざまな作品に利用できます。
1個あたりの容量は約6ml。直接筆で絵を描くにはやや物足りない量ですが、ワンポイントで使用するステンシルであれば、十分に活用できます。価格が安いので、試しに使ってみたいという方にもおすすめです。
単品では、約20ml入りのモデルも展開。ステンシルプレートとセットになったモノも展開されています。6色セットや3色セットなどバリエーションも豊富なので、作りたいモノのイメージに合わせて購入してみてください。
ぺべオ(pebeo) フィンガーペイント・テキスタイルセット メタリック&パール色 634190
筆を使わず、指で描ける布用絵の具です。皮膚に浸透しないと謳われた成分で作られているほか、誤飲対策のためにヨーロッパの安全基準に合格した苦味成分が配合されています。絵の具をのせた指を動かすだけで描けるので、3歳以上の小さな子どもにもおすすめです。
天然繊維の生地に適しており、綿・麻・シルク地などに描けます。メタリック系・パール系のカラーの6色セットで、混色もできるため、カラフルな作品作りにぴったりです。
絵の具が乾いたあとに生地の裏側からアイロンをかけることで、絵の具が布に定着し、洗濯もできます。また、肌や衣類に付着した絵の具は石鹸水で洗い落せるので、気軽にフィンガーペイントを楽しみたい方にもおすすめの布用絵の具です。
布絵の具のおすすめ|単色
ぺべオ(pebeo) 布用絵具 濃色生地にも描ける セタカラー
フランスで生まれた発色の美しさが魅力の布絵の具です。一般的な絵の具より顔料濃度が高く、美しい色合いを楽しめるのがポイント。筆を使って描くだけでなく、ステンシルなどにもおすすめです。
ラインナップが豊富なのも嬉しいところ。透明色や不透明色、光沢色、パール色などさまざまな種類があり、それぞれ多彩なカラーを展開しています。容量も45mlと250mlの2モデルあるので、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
本製品は定着のために約5分のアイロンがけが必要。撥水加工を施した生地は色落ちしてしまう特性もあるので、事前に使いたい生地との相性を確認しておくのが大切です。
ぺべオ(pebeo) セタカラー3Dグリッター
筆を使わずに直接絵を描ける布絵の具です。ラメが含まれており、キラキラ輝く線やドットを描けるのが特徴。立体的な膨らみのある線も描けるので、衣類のワンポイントやドットアート制作などにぴったりです。
布以外の素材に塗布できるのも特徴。紙や木、ガラス、金属などに対応しています。布製品に塗布した場合は、72時間以上自然乾燥すれば洗濯できますが、絵の具が浸透しにくい素材では、絵の具がはがれてしまう恐れがあるので注意が必要です。
カラーは5種類。ラメの入っていない通常色モデルやメタルカラーなども展開しています。ドットを組み合わせたイラストを描きたい方におすすめです。
ぺべオ(pebeo) 布に描ける絵具 水性グッタ
シルクペインティングにもおすすめの布用絵の具です。チューブから絵の具を出しながら、筆を使うことなく直接生地に描けます。ノズルの先端が細いため、点や細い線も描きやすいのが特徴。シルクペインティングの輪郭を描く場合に向いています。
絵の具が生地に浸透しやすいと謳われているのもポイントです。天然繊維の生地に適しているので、シルク以外に、コットンや麻の布に使用したい方にもおすすめ。アイロンをかけることによって、布に絵の具を定着させられます。
墨運堂 絵の具 布書液 極 布描き用 15664
書画用品を扱う墨運堂が販売している布絵の具です。水墨画のように渋いイラストを制作したい方や墨独特の濃淡やぼかし、滲みなどを楽しみたい方におすすめ。薄手の布から厚手デニムまで、さまざまな生地に対応しています。
内容量が70mlと多いのも嬉しいところ。カラーは赤・青・黃・白・黒の5種類で、混色にも対応しています。水で希釈するタイプで色の濃さが調整しやすく、幅広い表現が可能です。
熱処理が必要なく、自然乾燥のみで使用できるのもポイント。ただし、裏写りする可能性があるので、絵を描くときは下に新聞紙を敷くようにするなどの注意が必要です。
デコアート (DecoArt) 布用水性アクリル絵具 DSS2OZ-88
革製品にも使用できる便利な布絵の具です。レザー、合皮、キャンバスなどの素材に対応しており、多くの布製品に使用できるのが魅力。59ml入りで価格が安く、コスパを重視したい方におすすめです。
顔料を配合した水彩アクリル絵の具なので、アイロンによる熱処理は不要。自然乾燥のみで色を定着でき、48~72時間ほど乾かしてから裏返して洗濯すれば色落ちのリスクも大幅に軽減できます。ラインナップも豊富で、布や革に絵を描きたい方におすすめです。
クラフトワークスkyoto 布専用絵の具くらカラー 黒地用
黒地用に開発された不透明水彩の布絵の具です。色をのせるのが難しい暗めの生地に鮮やかな絵を描けるのが魅力。白地用のモノもあり、素材の色に合わせて使い分けできるのも嬉しいところです。
容量のラインナップも豊富で、16・45・90・250・480gなどを展開。45gタイプのモノは価格が安いので、試しに使ってみたいという方や複数色使いたい方にもおすすめです。
本製品は一般的に衣類のプリントなどで使用されている顔料を主成分としているため、安心して利用可能。塗り心地にこだわって作られており、スムーズにイラスト制作を行えます。
・45g
・250g
ターナー色彩(TURNER COLOR) アクリル絵具 イベントカラー
学校や子ども会のイベントで飾る旗などを作る場合に使える布におすすめの絵の具です。乾かせば耐水性になるので、雨や水がかかっても色が滲んだり落ちたりしにくいのがメリットです。
カラーを豊富に展開しているうえ、色彩にこだわりたい方にもおすすめ。水で薄めることなくそのまま描けるので、色鮮やかに仕上がります。また、布だけではなく、紙・木・石・粘土・ペットボトルなどを含むさまざまな素材に描くことが可能です。容量は170mlですが、色によっては500ml・550mlも展開しています。
デコアート(DecoArt) SoSoft メタリックファブリックペイント DSM19
光沢感を表現するのにぴったりな布用絵の具。鮮やかなゴールドやシルバーなどのカラーを展開しているのが魅力です。また、自然乾燥させるだけで絵の具が布に定着するため、手軽に使用できます。
完成した作品は裏返して弱を選択すれば洗濯ができるため、衛生的に保てます。洗っても色が変わりにくく、絵の具がはがれたり硬くなったりしないと謳われているのがメリット。作品の色合いが長持ちしやすい布用絵の具を探している方におすすめです。
比較的手に取りやすい価格なので、布絵の具を試してみたい方もチェックしてみてください。
カラーマーケット 布用絵の具 かけるくん! デニム
デニム風の作品に仕上げられる布絵の具。天然の藍と繊維質が配合されています。デニムのような色合いと生地感を表現したい方におすすめ。擦れて白くなったデニム生地を補修するのにも使えるため、幅広い用途で活躍します。
筆で描けるので、通常の絵の具と同じ感覚で使用できます。重ね塗りをすることで徐々に濃く塗ることができるため、かすれた色合いを活かしてヴィンテージ感を出したり、グラデーションを表現したりできるのが魅力。布以外に木にも描けるので、作品の幅を広げられます。
自然乾燥もしくはドライヤーによって乾かすだけで、絵の具を布に定着させることが可能。ひと味違った作品を作りたい方におすすめです。
布にイラストが描け、モノ作りが楽しめる布絵の具。基本的な色のほかに、ラメ入りやネオンカラーなどを組み合わせて使えば、表現の幅が広がります。本記事を参考にして自分にぴったりの布絵の具を見つけ、オリジナル作品作りにチャレンジしてみてください。