スピーカーを瞬時に切り替えられる「スピーカーセレクター」。スイッチ操作だけで音楽に適したスピーカーに切り替えられるアイテムとして重宝されています。音質重視の高性能な製品が数多く登場しているため、自分の用途に合わせて選ぶことが大切です。
そこで今回、おすすめのスピーカーセレクターをピックアップしました。選び方も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
スピーカーセレクターとは?
スピーカーにはジャズ向きやクラシック向き、テクノ向きなどがあり、音楽に合わせてプラグを抜き挿しするのは非常に面倒。スピーカーセレクターがあれば、再生する音楽に合わせて瞬時にスピーカーを切り替えられます。
基本的にスイッチやダイヤルを操作してスピーカーを切り替えますが、なかにはリモコンを使って遠隔操作できる製品もラインナップされているのでチェックしてみてください。
スピーカーセレクターの選び方
インプットとアウトプットの数をチェック
複数のアンプを使い分けるなら複数インプット
スピーカーセレクターのなかには、複数インプットに対応している製品があります。複数のインプットに対応していれば、複数のアンプを使い分けることが可能です。
たとえば、真空管アンプとトランジスタアンプを用意することで、アーティストやジャンルに応じてアンプを切り替えられます。音楽の幅が広がるので、自分好みのオーディオ空間を作りたい方におすすめです。
また、複数アンプの切り替えをメインにしたいなら、専用機器のラインセレクターを購入するのも選択肢のひとつ。自分の用途に適したモノを選びましょう。
スピーカーの数に合ったアウトプット数を
スピーカーセレクターは、複数のスピーカーを切り替えるための製品。そのため、接続したいスピーカーの数に合ったアウトプット数を選ぶことが大切です。
スピーカーの数は、左右一対で1系統と表します。2系統のスピーカーを切り替えたいなら、2系統以上に対応するモデルを選ぶようにしましょう。
将来的にスピーカーの数を増やす予定なら、アウトプット数に余裕を持たせる必要があります。ただし、スピーカーを増やすほど物理的なスペースが必要なので、あらかじめ設置スペースを確保できるか確認しておくのがおすすめです。
端子形状をチェック
スピーカーセレクターを購入する前に、端子形状をチェックしておきましょう。端子形状には、バラ線・Yラグ・バナナプラグなど、さまざまな種類があります。
すでにスピーカーやアンプを持っている方は、現在使っているオーディオ機器のプラグ形状を確認してみてください。対応したモノを選べば、付属品などを購入する手間と出費を抑えられます。
ヘッドホン端子の有無をチェック
ヘッドホン端子はアンプに搭載されているのが一般的です。単純に音楽を楽しみたいならアンプのヘッドホン端子から聴くだけでも十分。ただし、複数のスピーカーとヘッドホンの音を聴き比べたいときは、スピーカーセレクターを通して聴くのがおすすめです。
スピーカーの性能を確認するのに便利なので、ヘッドホン端子の有無もチェックしてみてください。
同時出力可能系統数をチェック
複数のスピーカーを同時に鳴らしたいなら、同時出力できるスピーカーセレクターがおすすめです。複数のスピーカーを同時に出力することで、音に深みが生まれて立体感のあるオーディオ空間を実現します。
ただし、同時出力するとアンプに負荷がかかりやすいので要注意。こまめなメンテナンスが必要になる点を留意しておいてください。
スピーカーセレクターのおすすめ
ラックスマン(LUXMAN) スピーカーセレクター AS-55
高剛性のアルミ筐体を使用したスピーカーセレクターです。信号の切り替えに20Aの大容量ロータリースイッチを採用しており、最大3系統の切り替えに対応。高音質を追求したディスクリート設計の高品位モデルです。
アース回路ごとに切り替える音質重視設計を採用しているのも魅力。アースとループを介してのノイズを軽減するのが特徴です。また、スピーカー端子にはバラ線・Yラグ・バナナ端子に対応する高純度の金メッキを使用しています。品のあるデザインもポイントです。
ラックスマン(LUXMAN) スピーカーセレクター AS-50R
大型スピーカーリレーにより、最大3系統の切り替えを実現したスピーカーセレクターです。スピーカー3台とアンプ1台、またはスピーカー1台とアンプ3台まで接続できます。
切り替えには本体のスイッチだけではなく、リモコン操作にも対応。離れた場所から操作できるのも魅力です。さらに、端子形状はバナナプラグを採用。プラグの間隔が広いので、抜き挿しをスムーズにおこなえます。
ラックスマン(LUXMAN) スピーカーセレクター AS-5III
最大4系統を切り替えられるスピーカーセレクターです。4台のスピーカーと1台のアンプ、もしくは1台のスピーカーと4台のアンプに対応。ディスクトリート配線を採用しているので、音質重視のサウンドを楽しめます。
ヘッドホン端子を搭載しているのも魅力。スピーカーを切り替えながら、ヘッドホンを使って聴き比べできます。音質にこだわりたい方はチェックしてみてください。
SWEETECH スピーカーセレクター XW-GEN266_JP
コンパクトな設計を採用したスピーカーセレクターです。本体サイズは、13.5×8.5×3.5mm。電源不要かつ持ち運びに便利なのが特徴です。
インプット最大1系統・アウトプット最大2系統に対応。また、コンパクトながら完全密閉メタル構造なので、強い抗干渉能力を実現しています。切り替え時に発生しやすいノイズが軽減されているのも魅力です。
FX-AUDIO スピーカーセレクター PW-1
スタンダードな性能とリーズナブルな価格が特徴のスピーカーセレクターです。本体前面に操作スイッチを搭載しているため、スピーカーの切り替えをスムーズにおこなえます。
アンプ1台にスピーカー2台、あるいはスピーカー1台にアンプ2台と、組み合わせによって使い分けられるのも魅力。内部はケーブルを使用していない構造なので、劣化によって断線する心配がありません。また、サイズは66×84×27mmとコンパクトなため、省スペースでの設置が可能です。
ORB Pure Audio スピーカー/アンプセレクター MC-S0 Nova
音の再現性に優れたスピーカーセレクターです。外部ノイズや振動を防ぎやすい筐体設計により、オーディオ機器が持つ本来のサウンドを楽しめます。
高品位のロータリースイッチを採用しているのも特徴。銀メッキ処理を施すことで、高い接触信頼性を実現しています。よりクリアで美しい高音を伝えることが可能です。また、スイッチにはノンショーティング切り替え方式を採用しており、操作性にも優れています。
ORB Pure Audio スピーカー/アンプセレクター MC-SW Superior
高品位パーツを使用した最大3系統対応のスピーカーセレクター。重量感のある筐体は外部からの振動を軽減するため、オーディオ機器が持つ本来の音質を伝えやすいのが特徴です。
切り替えスイッチには、銀メッキ処理を施したロータリースイッチを採用。接触抵抗の安定性を向上させることで、スムーズな切り替えを実現します。また、端子形状は、バラ線・Yラグ・バナナプラグの3種類に対応。幅広いオーディオ機器に使用できるのもポイントです。
オーディオデザイン スピーカーセレクター HAS-3S
最大3系統の切り替えに対応したスピーカーセレクターです。真空管からトランジスタまで幅広いアンプに対応しています。端子形状は、バラ線・Yラグ・バナナプラグの接続が可能です。
配線材には高純度OFC線を採用。くわえて、入出力端子は金メッキ仕様なので、音質だけではなく耐久性にも優れています。
スピーカー端子の間隔は、上下35mm、横22mmと余裕があるため、端子間のショートが起きにくいのも魅力。パワーアンプの破損事故を引き起こす心配が少なく、安全性に配慮されています。
COSMOWAVE スピーカーセレクター AST-SP3TG2
高音質と高い操作性を実現したスピーカーセレクターです。内部配線には「高級オーディオ線モガミHI-FIケーブル」を採用。また、オーディオ向けの銀ハンダを使用するなど、内部構造までこだわっています。
フロントパネルにはロータリースイッチを搭載。直感的に操作できるシンプルな設計も魅力です。端子形状はバナナプラグに対応しています。
WYVERN スピーカーセレクター SP-24B
インプット最大2系統・アウトプット最大4系統に対応したスピーカーセレクターです。1台あれば複数の機器と接続できるため、自分好みの組み合わせでオーディオを楽しめます。
端子形状は、バナナプラグを採用。イヤホンジャックのように抜き挿しできます。また、フロントに5つのスイッチが搭載されたシンプルな構造なので、操作しやすいのもポイントです。
Felimoa スピーカーセレクター OH-46a
シンプルな設計で直感的に操作できるスピーカーセレクターです。本体前面にはプッシュ式の入出力切り替えボタンがあり、切り替え音の干渉を軽減しながら安定した音質を実現します。さらに、ヘッドホン端子を搭載しているのも魅力です。
オーディオステレオ端子が本体の裏側に配置されており、コード類をすっきりまとめられるのもポイント。最大4系統の切り替えに対応する高性能なモデルです。
Pyle スピーカーセレクター PSS4
インプット最大1系統・アウトプット最大4系統に対応するスピーカーセレクターです。チャンネルごとにON/OFFのスイッチが搭載されています。さらに、複数のスピーカーを同時出力できるのもポイントです。
操作ボタンは本体前面に設置。直感的に扱える設計のため、操作しやすいのも魅力です。使い勝手のよいモデルなので、初心者の方もぜひ購入を検討してみてください。
Hydra Ace スピーカーセレクター HA-ZH10
アルミニウム合金製シェルを採用したスピーカーセレクターです。ノイズを軽減した高品質の信号伝送を実現しているのが特徴。ナチュラルでクリアなサウンドを楽しめます。
最大6系統に対応しているのも魅力。スピーカー6台とアンプ1台、またはスピーカー1台とアンプ6台まで接続できます。複数のスピーカーを切り替えたい方は、ぜひ購入を検討してみてください。
スピーカーセレクターの登場により、ますますオーディオの楽しみ方が広がりました。製品ごとにインプット・アウトプット数や端子形状など対応状況が異なるため、切り替えたいスピーカーの数や種類に合わせて選ぶことが大切です。スピーカーセレクターの購入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。