スピーカーを瞬時に切り替えられる「スピーカーセレクター」。スイッチ操作だけで音楽に適したスピーカーに切り替えられるアイテムとして重宝されています。音質重視の高性能な製品が数多く登場しているため、自分の用途に合わせて選ぶことが大切です。
そこで今回、おすすめのスピーカーセレクターをピックアップしました。選び方も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
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スピーカーセレクターとは?
スピーカーにはジャズ向きやクラシック向き、テクノ向きなどがあり、音楽に合わせてプラグを抜き挿しするのは非常に面倒です。スピーカーセレクターがあれば、再生する音楽に合わせて瞬時にスピーカーを切り替えられます。
基本的にスイッチやダイヤルを操作してスピーカーを切り替えますが、なかにはリモコンを使って遠隔操作できる製品もラインナップされているのでチェックしてみてください。
スピーカーセレクターの選び方
インプットとアウトプットの数をチェック
複数のアンプを使い分けるなら複数インプット
スピーカーセレクターのなかには、複数インプットに対応している製品があります。複数のインプットに対応していれば、複数のアンプを使い分けることが可能です。
たとえば、真空管アンプとトランジスタアンプを用意することで、アーティストやジャンルに応じてアンプを切り替えられます。音楽の幅が広がるので、自分好みのオーディオ空間を作りたい方におすすめです。
また、複数アンプの切り替えをメインにしたいなら、専用機器のラインセレクターを購入するのも選択肢のひとつ。用途に適したモノを選びましょう。
スピーカーの数に合ったアウトプット数を
スピーカーセレクターは、複数のスピーカーを切り替えるための製品。そのため、接続したいスピーカーの数に合ったアウトプット数を選ぶことが大切です。
スピーカーの数は、左右一対で1系統と表します。2系統のスピーカーを切り替えたいなら、2系統以上に対応するモデルを選ぶようにしましょう。
将来的にスピーカーの数を増やす予定なら、アウトプット数に余裕を持たせる必要があります。ただし、スピーカーを増やすほど物理的なスペースが必要なので、あらかじめ設置スペースを確保できるか確認しておくのがおすすめです。
端子形状をチェック
スピーカーセレクターを購入する前に、端子形状をチェックしておきましょう。端子形状には、バラ線・Yラグ・バナナプラグなど、さまざまな種類があります。
すでにスピーカーやアンプを持っている方は、現在使っているオーディオ機器のプラグ形状を確認してみてください。対応したモノを選べば、付属品などを購入する手間と出費を抑えられます。
ヘッドホン端子の有無をチェック
ヘッドホン端子はアンプに搭載されているのが一般的です。単純に音楽を楽しみたいならアンプのヘッドホン端子から聴くだけでも十分。ただし、複数のスピーカーとヘッドホンの音を聴き比べたいときは、スピーカーセレクターを通して聴くのがおすすめです。
スピーカーの性能を確認するのに便利なので、ヘッドホン端子の有無もチェックしてみてください。
同時出力可能系統数をチェック
複数のスピーカーを同時に鳴らしたいなら、同時出力できるスピーカーセレクターがおすすめです。複数のスピーカーを同時に出力することで音に深みが生まれ、立体感のあるオーディオ空間を楽しめます。
しかし、同時出力するとアンプに負荷がかかりやすいので要注意。こまめなメンテナンスが必要な点は留意しておきましょう。
スピーカーセレクターのおすすめ
FX-AUDIO スピーカーセレクター PW-1
スタンダードな性能とリーズナブルな価格が特徴のスピーカーセレクターです。本体前面に操作スイッチを搭載しているため、スピーカーの切り替えをスムーズに行えます。
アンプ1台にスピーカー2台、あるいはスピーカー1台にアンプ2台と、組み合わせによって使い分けられるのも魅力。内部はケーブルを使用していない構造なので、劣化によって断線する心配がありません。また、サイズは66×84×27mmとコンパクトなため、省スペースでの設置が可能です。
FX-AUDIO スピーカーセレクター PW-6J
便利なリモコン付きのスピーカーセレクターです。ソファなどでくつろぎながら音楽を楽しみたい方におすすめ。手元で気軽にスピーカーを切り替えられます。音楽ジャンルや気分にあわせて頻繁にスピーカーを切り替えたい場合にも便利です。
背面の端子は、バナナプラグ対応の金メッキタイプを採用しています。電源はDC12VのACアダプターのほか、DC5VのmicroUSBからの給電が可能。仕事用のデスクなどでも電源が取りやすく、柔軟な設置に対応していることも魅力です。
レトロな雰囲気のLED表示もポイント。真空管アンプなどと組み合わせて使いたい方にもおすすめです。
オーディオデザイン スピーカーセレクター HAS-3S
最大3系統の切り替えに対応したスピーカーセレクターです。真空管からトランジスタまで幅広いアンプに対応しています。端子形状は、バラ線・Yラグ・バナナプラグの接続が可能です。
配線材には高純度OFC線を採用。くわえて、入出力端子は金メッキ仕様なので、音質だけではなく耐久性にも優れています。
スピーカー端子の間隔は、上下35mm、横22mmと余裕があるため、端子間のショートが起きにくいのも魅力。パワーアンプの破損事故を引き起こす心配が少なく、安全性に配慮されています。
オーディオデザイン アンプ・スピーカーセレクター HAS-33S Pro
3系統の入出力に対応したスピーカーセレクターです。複雑なシステムもシンプルに構築できます。アンプとスピーカーの切り替えはロータリースイッチ式です。
純銅製フレームを使用した大容量スイッチや、オーディオ用のOFC線材を使った内部配線など、音質へのこだわりも魅力です。アルミ削り出しのツマミなど、高級感のある見た目もポイント。ハイエンドなオーディオと組み合わせた際も違和感を覚えにくく、オーディオラックにしっかりと馴染みます。
コネクターの間隔は横方向に22mm、縦方向に35mmと余裕があることも特徴。配線ミスなどによりショートする心配が少なく、貴重なアンプやスピーカーも安心して使用できます。コネクターはバナナプラグにも対応しています。
Felimoa スピーカーセレクター OH-46a
シンプルな設計で直感的に操作できるスピーカーセレクターです。本体前面にはプッシュ式の入出力切り替えボタンがあり、切り替え音の干渉を軽減しながら安定した音質を実現します。さらに、ヘッドホン端子を搭載しているのも魅力です。
オーディオステレオ端子が本体の裏側に配置されており、コード類をすっきりまとめられるのもポイント。最大4系統の切り替えに対応する高性能なモデルです。
Pyle スピーカーセレクター PSS4
インプット最大1系統、アウトプット最大4系統に対応するスピーカーセレクターです。チャンネルごとにオン・オフのスイッチが搭載されています。さらに、複数のスピーカーを同時出力できるのもポイントです。
操作ボタンは本体前面に設置。直感的に扱える設計のため、操作しやすいのも魅力です。使い勝手のよいモデルなので、初心者もぜひ購入を検討してみてください。
Pyle 4ch スピーカーセレクターシステム PSLSW4
アメリカのオーディオメーカー「PYLE」のスピーカーセレクターです。出力4系統で、複数台のスピーカーを接続したい方におすすめ。入力は2系統で、オーディオをすっきりとまとめられます。
出力の各チャンネルにボリュームノブが付いていることが特徴。スピーカーの違いによるボリュームの差をコントロールできるため、複数スピーカーの聴き比べをしたい方にもおすすめです。ロータリー式のノブを採用しているので、設定が視覚的にわかりやすいこともポイント。直感的な操作も可能です。
マットな黒を基調としたシックなデザインも魅力。さまざまなスタイルのオーディオシステムに馴染みます。コネクターはバナナプラグ対応で、接続しやすさも考慮されています。
Hydra Ace スピーカーセレクター HA-ZH10
アルミニウム合金製シェルを採用したスピーカーセレクターです。ノイズを軽減した高品質の信号伝送を実現しているのが特徴。ナチュラルでクリアなサウンドを楽しめます。
最大6系統に対応しているのも魅力。スピーカー6台とアンプ1台、またはスピーカー1台とアンプ6台まで接続できます。複数のスピーカーを切り替えたい方は、ぜひ購入を検討してみてください。
COSMOWAVE スピーカーセレクター AST-SP3TG2
高音質と高い操作性を実現したスピーカーセレクターです。内部配線には「高級オーディオ線モガミHI-FIケーブル」を採用。また、オーディオ向けの銀ハンダを使用するなど、内部構造までこだわっています。
フロントパネルにはロータリースイッチを搭載。直感的に操作できるシンプルな設計も魅力です。端子形状はバナナプラグに対応しています。
SOLUPEAK アンプ・スピーカーコントローラー P2
直感的に使えるスピーカーセレクターです。コントロールは左右に動くトグルスイッチのみ。スイッチを切り替えることにより、左右それぞれに接続したスピーカーから出力されます。切り替えが素早く行えるため、スピーカーの聴き比べにもおすすめです。
端子は金メッキが施されているなど、品質の高さもポイント。バナナプラグにも対応しており、接続も簡単に行えます。内部の配線はUL1015 14AWGワイヤーが使われており、パワフルなアンプとも接続可能。各チャンネルの定格出力は100W RMSです。
本体サイズは約15×10×4.6cmとコンパクト。オーディオラックのちょっとしたスペースに設置できます。
Shiwaki LINEPAUDIO 6ウェイスピーカーアンプセレクター
多くのスピーカーを接続したい方におすすめのモデル。6系統の出力に対応しているのが特徴。各チャンネルにオン・オフボタンを搭載したシンプルな作りで、簡単にスピーカーをコントロールできます。
最大で12AWGのケーブルに対応しています。また、多チャンネルながら、比較的リーズナブルな価格もポイント。出費を抑えつつ、多くのスピーカーの音の違いを楽しめます。
Adwits 2ウェイスピーカーコントロール
2系統の出力が可能なシンプルなスピーカーセレクターです。サイズは約奥行13×横15×高さ5cmとコンパクトで、卓上に設置して使いたい方におすすめ。天板は丸みを帯びており、圧迫感が少ない仕様です。
各チャンネルにオン・オフスイッチが付いたシンプルな構造で、気軽にスピーカーを切り替えられます。両方をオンにしての使用にも対応しており、2系統のスピーカーを同時に鳴らしたい方にもおすすめです。
スピーカー接続用の端子はシンプルなプッシュ式で、AWG9ゲージのオーディオ裸線に対応しています。各チャンネルの定格出力は150W RMS。4~16Ωのスピーカーを接続可能です。
SENWIKATIN 2-Way Speaker Selector
コストを抑えたい方におすすめの2系統のスピーカーに対応したスピーカーセレクター。それぞれのスピーカーにオン・オフスイッチが付けられており、直感的に操作できます。鳴らしているスピーカーが視覚的にわかりやすいこともポイントです。
サイズは約奥行11×横13×高さ4.5cmとコンパクト。オーディオラックのちょっとした隙間にも設置できます。デスク上で小型スピーカーを切り替えて使いたい方にもおすすめ。重さは約470gと軽量です。
スピーカーケーブルの接続口はシンプルなプッシュ式。なお、太めのケーブルを使うと接続できない可能性があることには留意が必要です。
ROLE スピーカーセレクター SP-24
約21×20×6cmとコンパクトサイズながら、2系統の入力と4系統の出力に対応したスピーカーセレクターです。2台のアンプと4対のスピーカーで、合計8パターンの組み合わせを楽しめます。複雑なシステムを手軽に構築できます。
プッシュスイッチで直感的な操作が可能。切り替えも簡単に行えます。天板にコネクターを配置した、ややメカニカルなデザインもポイント。また、底部には滑り止めのパッドを備えているなど、使い勝手のよさも考慮されています。
スピーカーセレクターの登場により、ますますオーディオの楽しみ方が広がりました。製品ごとにインプット・アウトプット数や端子形状など対応状況が異なるため、切り替えたいスピーカーの数や種類に合わせて選ぶことが大切です。スピーカーセレクターの購入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。