フィッシングラインのなかでも後発と言える「エステルライン」。ナイロン・フロロカーボン・PEと比べて使われるシーンが限られているため、これまではそれほど注目されていませんでしたが、極細ラインを使用するエリアトラウトやアジングアングラーの増加に伴い、1ジャンルとして確立しつつあります。

そこで今回は、アジングで使われるエステルラインのおすすめ製品をご紹介。気になる方はぜひチェックしてみてください。

アジング用エステルラインとは?

By: 34net.jp

エステルラインとはポリエステル素材のラインのこと。素材自体は衣類の繊維などで知られていますが、釣り糸としては硬くて伸びが少なく、高感度なのが特徴です。

伸びのないラインといえばPEが代表的ですが、エステルも同様。ただし、PEは水に浮きますが、エステルはそれ単体で沈みます。比重は1.14のナイロンと1.78のフロロカーボンの中間で、1.38が目安。使用時のイメージとしては高比重タイプのPEに、ハリやコシがプラスされた感じです。

素材自体はそれほど新しいモノではありませんが、細いラインを使うエリアトラウトやアジングで注目され、ラインナップが増加傾向。普及し始めた当初はエキスパートアングラーから好評でしたが、スプールへの馴染みが悪さやアワセ切れのトラブルが多発するなど懸念点もあり、使い手を選ぶラインとも言えます。なお、使用する際はPEラインと同じようにリーダーを組むのが一般的です。

アジング用エステルラインの選び方

太さで選ぶ

By: tict-net.com

アジングでエステルラインを使う場合は、より繊細さが求められるシーンなので、「タフコンディションであること」「極端に軽いジグ単を使う」「足場が安定したオカッパリから狙う」など、条件が限られています。

エステルラインの太さは1g前後のルアーを使用するとなると0.3号が基準。そこにリーダー0.8〜1号をセットするのがおすすめです。なお、ラインブレイクが頻発する恐れがあるので、ドラグ調節はかなりシビア。ゆるゆるの状態からフッキングがキリギリ決まるセッティングにしておきましょう。

強度で選ぶ

By: sunline.co.jp

ラインを表す単位には、糸自体の太さを示す「号数」と、引っ張り強度を示す「lb(ポンド)」の2つがあります。メーカーによって表記の有無は異なりますが、ナイロン・フロロカーボンライン・PE・エステルどれも同じです。

なお、エステルラインの場合は号数に加えて、DIA(mm)という直径の太さを示す単位も頻出。また、引っ張り強度はどこまでの負荷に耐えられるかを指したものなので、lbだけでなくgでも表示されます。号数=DIA(mm)、lb=gとなり、同じ太さであってもメーカーや製品によって引っ張り強度は異なってくるので、注意しておきましょう。

例えば、0.2号・DIA0.074mm・1.15lb・強度523gのエステルラインと、0.2号・DIA0.074mm・1.05lb・強度480gのエステルラインでは、前者のほうが糸として強く、後者のほうが弱いことになります。気になる方はぜひ意識してみてください。

アジング用エステルラインのおすすめ

よつあみ(YGK) チェルム アンバーコード SG D-PET 失透ピンク

しなやかで巻き癖がつきにくい

「失透ピンク」と呼ばれるパステルピンクをラインカラーに採用したエステルライン。しなやかさがあり、巻き癖がつきにくいのが特徴です。

また、飛距離が稼げるのもポイント。さらに感度もよく、タフコンディション時の繊細なアタリもしっかりと取れます。太さは0.2号1lbから0.5号2.4lbまでラインナップ。比較的扱いやすいので、アジングで初めてエステルラインを使いたいという方にもおすすめです。

よつあみ(YGK) チェルム アンバーコード SG S-PET 失透グリーン

視認性と結節強度が高いエステルライン

カラーに「失透グリーン」と呼ばれるパステルグリーンを採用したエステルライン。視認性が高いのはもちろん、結節強度も高く、安心してキャストできるのが特徴です。

また、ラインの太さに対して引っ張り強度が高いのもポイント。例えば、0.2号・DIA0.079mm・1.1lbは注目すべき数値です。太さは0.2号1.1lbから0.5号2.5lbをラインナップしています。

バリバス(VARIVAS) アジングマスター エステル

糸フケが出にくくラインをコントロールしやすい

比重1.35のアジング用エステルライン。風が吹いている日でも糸フケが出にくく、細い番手でもストレスなくラインをコントロールできるのが特徴です。

本製品のカラーはクリアですが、シリーズには鮮やかで視認性の高いレッドアイもラインナップ。なお、ラインナップは色合いだけでなく号数のほか、ポンド数(lb)や強度(g)も太さによって異なります。購入する際はしっかりと確認しておきましょう。

サンライン(SUNLINE) ソルティメイト 鯵の糸

高強度かつ使いやすいアジング用エステルライン。極小ジグヘッドでも糸の張りを感じやすく、潮の変わり目や繊細なバイトもしっかりと捉えられるのが特徴です。

また、大型の尺アジを仕留められるほどの粘り強さを兼ね備えているのも魅力。糸巻き量は240mと大容量なのもポイントです。

本製品のカラーは光量少なめでも視認性の高いフラッシュイエローを採用。なお、同シリーズには太陽光に当たると青く膨張して見えるナイトブルーも用意してあります。ラインのカラーにこだわりたい方はぜひ使い比べてみてください。

ユニチカ(UNITIKA) ナイトゲーム THE アジ エステル

アジング専用に開発されたやや硬めのエステルライン。アジ特有の繊細な極小バイトも取れるよう、高感度に仕上がっているのが特徴です。

また、吸水性が低く、劣化にも配慮。比重は1.41と同素材のなかでは高めで、よりリグを沈めやすいのもポイントです。太さは0.2号・0.25号・0.3号・0.4号をラインナップ。カラーはナチュラルクリアなので、視認性よりも水馴染みを意識したい方におすすめです。

ゴーセン(GOSEN) ルミナシャイン

イエロー・ピンク・パールの3色ラインナップを揃えているエステルライン。視認性が高く、ライトゲーム全般に使えるのが特徴です。

イエローとピンクは特殊な塗料を採用した蛍光色。パールはクリアカラーのラインが紫外線反応で紫色に変化するよう特殊な染料で着色されています。

太さはいずれも0.2号1.1lbから0.6号3lbを用意しており、選択肢は豊富。比較的リーズナブルな価格帯も魅力で、コスパも良好です。

サーティフォー(34) ピンキー

ラインカラーに鮮やかなピンクを採用したエステルライン。光量少なめでも見やすく、漁港などの常夜灯周りのナイトゲームで使いやすいのが特徴です。

比重は1.38で、極小ジグヘッドでの操作性も良好。ほとんど伸びがないので、繊細なアタリも逃さず反応できます。太さは0.2〜0.6号をラインナップしており、0.25号のような細分化された番手も用意。興味がある方はぜひチェックしておきましょう。

ティクト(TICT) ジャックブライト

視認性の高いライトグリーンカラーを採用したエステルライン。特殊染料によって糸表面から光を集光した明るい彩度によって、ナイトゲームでもしっかりと目視できるのが特徴です。

トレースコースを意識したいときはもちろん、流れに乗せて誘うナチュラルドリフトでも活躍。太さは0.2〜0.5号がラインナップしており、いずれも糸巻き量は200m巻きとなっています。

ダイワ(Daiwa) 月下美人 TYPE-E 白

ライトゲーム用のアイテムが揃う同社「月下美人」シリーズのエステルライン。操作性と感度が高く、扱いやすいのが特徴です。

カラーは昼夜を問わず使える白色で、視認性にも配慮。素材としてはしなやかでありがら適度な張りもあり、極小リグでもしっかりとリトリーブできます。太さは0.2号1lbから0.5号2.5lbまでラインナップ。細かく刻めるので、購入を検討する際はそこもおさえておきましょう。

シマノ(SHIMANO) サイトレーザー EX エステル CL-L75Q

視認性の高い蛍光グリーンやオレンジをラインカラーに採用したエステルライン。手元の感度でアタリが取れるほか、目視でも確認しやすく、ラインの変化でバイトに反応できるのも特徴です。

太さは0.2〜0.5号をラインナップ。なお、糸巻き量は240m巻き、中間の120mラインにはマーキングが施され、使い勝手にも配慮されています。

メジャークラフト(Major Craft) 弾丸ライトゲーム AJIポリエステル

魚種専用のアイテムが豊富に揃う「メジャークラフト」のアジング用エステルライン。オーソドックスな仕様で、低伸度かつ高感度に仕上がっているのが特徴です。

カラーはナイトゲームで視認性が高いイエローを採用。太さは0.2号1lbから0.5号2.5lbまでラインナップされていますが、いずれもラインは200m巻きとなっています。

ラインシステム(LINE SYSTEM) 鯵ING PET

比重1.41のアジング用エステルライン。自重が高いのはもちろん、吸水性がほとんどなく、軽量のジグヘッドヘッドリグでも素直にフォールするのが特徴です。

太さは0.3〜0.6号をランナップ。ラインカラーは蛍光オレンジで見やすいので、アジングでの使用のほか、管釣りのエリアトラウトで使うのもおすすめです。