スキューバダイビングを行う際に必要なアイテムのひとつである「ダイビングフィン」。水中をスムーズに泳ぎ、快適なスキューバダイビングを楽しむために、種類やサイズなどをチェックして選ぶのがポイントです。
そこで今回は、ダイビングフィンの選び方やおすすめのモデルをご紹介します。各タイプの特徴も解説するので、ぜひ自分に合ったダイビングフィンを選ぶための参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
ダイビングフィンの種類
ストラップフィン
ダイビングブーツを履いた状態で使用するストラップフィン。かかと部分に備わっているストラップによりサイズ調節ができうえ、バックルを使って簡単に着脱できるのが特徴です。ダイビングスーツとブーツが一体となっているドライスーツを着用する場合にはストラップフィンを使用します。
海に入るときにだけ着用でき、素足やダイビングフィンを履いた状態で歩く必要がないのもポイント。ビーチを移動する際も歩きやすく、岩場などで足を怪我するリスクも軽減します。
フルフットフィン
かかとの部分から足ヒレまでが一体になったタイプのフルフットフィン。一体化により足とフィンの密着感が高く、水中でスムーズに動きやすいのが特徴です。力を効率よくフィンに伝えやすいため、水中での推進力も期待できます。
また、フルフットフィンは素足はもちろん、薄手のブーツやソックスを履いた状態での着用も可能。ビーチなどを歩く際の怪我を避けるためにも、シーンによってブーツやソックスと併用するのがおすすめです。
ダイビングフィンの選び方
自分の足にフィットするサイズをチェック
ダイビングフィンを選ぶ際には、サイズをチェックして選ぶのが重要。大きすぎるサイズでは隙間が生まれ、キックする力が効率よく伝わらず、推進力の低下に繋がります。海水や砂などの異物も隙間に入ってきやすく、快適に着用しにくいのもデメリットです。
また、小さすぎるタイプでは締めつけが強くなり、足を痛める恐れもあるため注意が必要。そのため、隙間が生まれたり締めつけが強すぎたりしないように、自分の足にフィットするサイズかを確認して選びましょう。
フィンの長さをチェック
フィンの長さをチェックし、自分に合ったタイプを選ぶのもポイント。フィンが長くなるほど水をかく面積も大きくなり、推進力も高くなるのが特徴です。その反面、サイズも大きくなるため重量も増し、特に初心者の方にとっては扱いにくく負担がかかりやすくなる面もあります。
フィンが長いモノは少ない回数のキックで大きく進めるので、深く広範囲での遊泳など、本格的なスキューバダイビングを楽しみたい方におすすめ。フィンが短いタイプは軽量でスムーズにキックがしやすく、初心者の方でも扱いやすいのがメリットです。
ブレードの幅と形状をチェック
フィンで水をとらえて押し出す平面部分はブレードと呼ばれ、幅が広くなるほど高い推進力を生みます。しかし、その分だけ水を押す抵抗が大きくなるため、キックに強い力が必要です。推進力や扱いやすさを考慮したうえで、自分に合ったブレードの幅で選びましょう。
また、先が割れたように分かれたスプリットフィンや、一部分に穴が設けられたジェットフィンといったブレード形状のタイプも展開。スプリットフィンやジェットフィンは、推進力は低くなるものの水からの抵抗を軽減するので、脚力に自身がない方や負担を抑えたい方におすすめです。
素材をチェック
ダイビングフィンの素材には、ゴム(ラバー)・プラスチック・カーボン・ファイバーグラスなどを用いたタイプが多く展開されています。それぞれの素材によって備わっている特徴が異なるため、自分のスタイルや使いやすさに応じた素材のモノを選ぶのがポイントです。
ゴム製は弾力性に優れており、重量は大きくなる傾向があるものの、しなりがよく高い推進力を生み出せるのが特徴。プラスチック製は加工がしやすい特性から、さまざまなデザインのモデルが展開されています。また、軽量なので扱いやすく、持ち運びに便利なのも魅力です。
カーボンは優れた耐久性を備え、長く愛用したい方に適した高級素材。ファイバーグラス製も比較的耐久性に優れ、カーボン製よりも価格が抑えられているため、コスパの高さを重視する方におすすめです。
ダイビングフィンのおすすめ
ソルテック スイム(Soltec‐swim) ハイドロテック2フィン スイム
V字型のサイドエッジがバランスのよいキックをサポートし、高い推進力を生むダイビングフィン。フィンブレードは、足や足首に不自然なねじれが生じるのを防ぐアシンメトリーの形状となっており、安定した泳ぎを実現します。
かかとの部分に備わっているストラップは程よい収縮性で足にフィットし、靴擦れなどで足を痛めるリスクも軽減します。カラーも、グリーン・オレンジ・パープルなど幅広いラインナップから選択可能です。
機能性を重視しつつ、好みのカラーで選びたい方にもおすすめのダイビングフィンです。
ガル(GULL) スーパーミューフィン
スキューバダイビング・シュノーケリング・スキンダイビングなどの用品を手掛ける老舗の人気ブランド「GULL」が展開する高性能なダイビングフィン。フットポケット・ブレード・リブにそれぞれ硬質が異なるラバーを素材に採用した、フルフットフィンです。しなやかでパワフルな推進力を生みだします。
ブレード先端にカットラインが施された形状により、水切れがよくキックの連続動作がスピーディに行えるのが魅力です。また、フットポケットには3次元ポケットラインを採用しており、アキレス腱部周辺のホールド性に優れ、高いフィット感を得られます。
スピードや力強さ加え、軽快な操作性を求める方にもおすすめのダイビングフィンです。
ガル(GULLl) ミューサイファー
フルフットタイプのようなフィット感に着脱のしやすさを兼ね備えた、ストラップタイプのダイビングフィンです。長いソールと高く設計された甲のブーツポケット構造により、足全体を包み込むようにフィット。フィンに力を伝えやすく推進力を高めます。
さらに、短めに設計されたミドルレンジブレードが、軽快で効率のよいフィンワークを実現。また、先端が突起したラバー形状のため、強いキックでもフィンがスムーズに抜けやすく、軽やかなフィンワークで推進力へと繋げます。
サイズは、S・M・Lのラインナップがあるため、自分の足に合わせて選びやすいのもポイント。取り扱いがしやすく、操作性やキック力にも優れたダイビングフィンとしておすすめのモデルです。
ツサ(tusa) LIBERATOR X SF5000/SF5500
ブレードの素材に「TUSAフレックス」を採用したプラスチック製のダイビングフィン。柔軟性に優れており、スムーズなキックをサポートします。初心者の方や脚力に自信がない方でも安定して推進力が生みだしやすいのが魅力です。
サイズは長さ59.8×幅22.5cmのレギュラーと、長さ56.8×幅21.4cmのスモールを展開。目安として、レギュラーは足のサイズ24~28cm、スモールは足のサイズ22~26cmの方に適しています。
通産省グッドデザイン部門別大賞も受賞している、洗練されたデザインもスタイリッシュでおすすめ。カラー展開も豊富で、好みの色でおしゃれにダイビングを楽しみたい方にもぴったりのモデルです。
アポロ(apollo) バイオフィン・プロ SP
高い反発力を発揮する天然ゴムにより、効率よく推進力を生みだすダイビングフィン。さらに、先割れ形状のブレードを採用したスプリットフィンのため、抵抗を抑え水中を切り分けるようにスムーズなキックをサポートします。
また、「スプリングストラップ」を備えており、簡単に着脱できるうえに優しく足にフィットするのもポイント。ストラップを固定するパーツには耐久性に優れるステンレススチールが使われているので破損しにくく、安心して遊泳が楽しめます。
負担を軽減して効率よくキックの推進力を高めたい方におすすめのダイビングフィンです。
オマー(OMER) スティングレイ デュアルカーボン ロングフィン
ブレードの素材に、優れた耐久性を備えるカーボンファイバーを採用したダイビングフィン。特殊な技術を用いた製造によりブレード樹脂全域にカーボンファイバーを完全に浸み込ませています。
フットポケットとの接続部分に補強が施されており、耐久性を向上。また、広い面積を備えるロングタイプのブレードにより、キックの推進力を高めます。
ブラックベースにレッドカラーのコントラストが映えるスタイリッシュなデザインも魅力。高性能でおしゃれなモデルを着用し、本格的なダイビングをかっこよく楽しみたい方におすすめです。
リーダーフィンズ(LEADER FINS) ロングフィン ファイバーグラス
強度が高いファイバーグラス製のブレードで、劣化や破損に強いダイビングフィン。ロングタイプのブレードを採用しているため、1回のキックで大きく進む優れた推進力を備えています。軽いキックで進みやすいのも特徴です。
サイズ展開も豊富なため、自分の足に合わせて選べます。また、半透明で鮮やかな模様が施されたデザインも魅力。おしゃれなうえ、高い耐久性や推進力も兼ね備えているダイビングフィンを愛用したい方におすすめのモデルです。
アクアラング(Aqualung) Apeks RK3 HDフィン
弾力性に優れるTPE素材の採用により、効率よく推進力を生みだすダイビングフィン。ハードなシーンにも対応できる頑丈さも兼ね備えています。コンパクトなショートブレードなので取り回しがしやすいのも魅力です。
ベント付きのブレードは、水への抵抗を減らし、推進力を増大させるよう角度が設計されています。また、フットポケットのストラップは脱着しやすく、かじかんだ手や厚めのグローブをしたままでもスムーズに操作可能です。
フィールドア(FIELDOOR) ストラップフィン ワイドタイプ
ワイドなブレードにラバーを採用したことにより、軽い力で優れた推進力が生みだせるストラップタイプのダイビングフィン。ストラップにはワンタッチで固定できるバックルを搭載しており、脱着もスムーズにできて便利です。サイズ調節も簡単に行えます。
また、サイドリブの素材にポリプロピレンを採用することで本体を軽量化し、持ち運びがしやすいのもポイント。さらに、シューキーパーが付属しているため、型崩れなどを防いで保管しておけます。高い推進力はもちろん、使い勝手のよさを重視する方にもおすすめのダイビングフィンです。
マレス(mares) X-STREAM
洗練されたデザインがおしゃれなダイビングフィン。カラーは豊富なバリエーションがラインナップされているので、自分の好みに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
また、フットポケット全体的に小さな穴が設けられており、水流を効率よく逃し、抵抗を軽減します。さらに、推進力を高める「チャンネルスラストテクノロジー」や、バタ足キックのロスを抑える「OPB(オプティマイズド ピボティング ブレード)システム」など、フィンワークをサポートする機能が搭載されています。
高性能でデザイン性の高さも併せ持つダイビングフィンを求める方におすすめのモデルです。
ストラップフィンにフルフットフィンなどのタイプやブレードの形状など、幅広い種類のモデルが展開されているダイビングフィン。採用されている素材やサイズなどもチェックし、スタイルに応じて使いやすいタイプを選ぶのがポイントです。今回の記事を参考に、ぜひ自分に合ったダイビングフィンを見つけてみてください。