炒め物や揚げ物はもちろん、料理の風味付けとしても使える調味料「オリーブオイル」。さまざまな楽しみ方ができるため、最近では毎日の食生活に取り入れている方も多い人気商品です。
そこで今回は、オリーブオイルのおすすめ商品や選び方をご紹介します。気になる方はチェックしてみてください。
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- 目次
- オリーブオイルとは?
- 偽物と本物のオリーブオイルの違い
- オリーブオイルのおすすめランキング|エキストラバージンオリーブオイル
- オリーブオイルのおすすめランキング|ピュアオリーブオイル
- オリーブオイルのおすすめランキング|高級
- オリーブオイルの売れ筋ランキングをチェック
- オリーブオイルの選び方
- オリーブオイルを使ったおすすめレシピ
オリーブオイルとは?
オリーブオイルは、オリーブの果実から得られた油のことです。International Olive Council(IOC)という国際機関では、オリーブオイルはオリーブの樹の果実のみから採油されたモノで、溶剤の使用や再エステル化などの処理を一切行わずに採油されたオイルと定義。ほかのいかなる種類のオイルも混入してはならないと定めています。
菜種油やひまわり油のような種由来の油とは異なり、オリーブは果実にオイル分が含まれているのが特徴。オリーブは1000種類以上あるといわれ、品種や収穫時期によってオイル分が異なります。
成熟前の青い実はオイル分が少なく、青から紫、紫から黒へと成熟が進むにつれて色が濃くなると同時に、オイル分の含有量が増加。実の重さ約1~15gに対して、約9~30%オリーブオイルが含有されているといわれています。
偽物と本物のオリーブオイルの違い
日本で販売されているオリーブオイルに偽物と本物があるといわれているのは、国際基準(IOC)と日本の基準(JAS)が異なるためです。IOCの基準はバージンオリーブオイルだけでも、酸度が0.8~3.3%で4つに分類。精製オリーブオイルやピュアオリーブオイルなどを合わせると、9つの基準が定められています。
JASは、オリーブオイルと精製オリーブオイルの2種類のみです。JASよりもIOCのほうが厳しく基準を制定。国際基準を満たさないモノでも日本ではエキストラバージンオリーブオイルと名乗れてしまい、偽物や本物という論争が発生する原因となっています。
日本で販売されているオリーブオイルは、原料のオリーブにどのようなモノが使われているのかさかのぼっての確認が難しいのが現状。オリーブオイルの中に安価なひまわり油が混入しているケースもあるといわれていますが、混入の有無を突き止めるのは難しいとされています。
オリーブオイルのおすすめランキング|エキストラバージンオリーブオイル
第1位 メルカード・ポルトガル(Mercado Portugal) CARM プレミアム オーガニック エキストラバージン オリーブオイル
自社畑で収穫したオリーブの果実を24時間以内に搾って製造されているオリーブオイルです。オリーブの果実は収穫した瞬間から酸化が進んでしまうため、できるだけ短時間で搾油し品質の高さを保っています。
搾ったオリーブオイルは、全工程低温管理のコールドプレスで製造。ノンフィルターのため、数ヵ月の時間をかけて不純物を沈殿させた後に瓶詰めしています。本商品は、オーガニック認証と原産地呼称保護(PDO)認証を受けているのもポイントです。
酸度は、国際基準の0.8%を大きく下回る0.1〜0.2%。青りんごのような香りが感じられます。内容量は500ml、賞味期限は約1年間。酸度の低い高品質なオリーブオイルを探している方におすすめです。
第2位 アルチェネロ(alce nero) 有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ドルチェ
有機栽培で作られた南イタリア産のオリーブの果実を使用したオリーブオイルです。プーリア・シチリア・カラブリアの3州で、農学者と生育状況に合わせて手入れをしています。本商品は、有機JAS・EU有機認定を受けているのもポイントです。
収穫したオリーブの果実を24時間以内に、コールドプレス状態で圧搾して製造。クセがなくマイルドな香りのため、幅広い料理に活用できます。内容量は500ml、賞味期間は製造から18ヵ月間。スープ・パン・サラダ・肉・魚料理におすすめのオリーブオイルです。
第3位 ネターサ(NETASA) フィンカ・ラ・バルカ 燻製オリーブオイル
燻製職人が、伝統的な製法で15日間かけて燻製したオリーブオイルです。燻製にはセイヨウヒイラギガシを使用。熟しきっていない若いバナナのような香りが特徴です。肉・魚・野菜にかけると、燻製の香りをまとったワンランク上の味わいに変化します。
オリーブの果実は、アルベキーナ種を100%使用。苦味が少なく、マイルドな味わいが特徴で、酸度は0.15%以下のエキストラバージンオリーブオイルです。内容量は250ml。料理に燻製の香りをプラスさせたい方におすすめのオリーブオイルです。
第4位 オリタリア(OLITALIA) シチリアIGP エキストラバージンオリーブオイル
地中海に位置する島、シチリアで栽培されたオリーブの果実から製造されているオリーブオイルです。本商品は、地理的表示保護認証であるIGPを取得しています。野菜や青い果実をほうふつとさせるフレッシュな香りと、上品な甘味が特徴です。
苦味が少なく、サラダやカルパッチョなどの料理と相性がよい味わいに仕上げています。内容量は500ml。IGP認証を受けたオリーブオイルを探している方におすすめです。
第5位 アルベルト(ALBERTO) アルベルトさんのオリーブオイル オレンジラベル エキストラバージン
イタリア・シチリア州で栽培されたオリーブの果実から製造されたオリーブオイルです。オリーブは、早摘みグリーンオリーブのビアンコリッラ種を100%使用しています。
手摘み、早摘みで収穫したオリーブの果実を3時間以内の短時間で、コールドプレス製法で圧搾。ノンフィルター「ナチュラルデカンタ製法」で、時間をかけて丁寧に製造しています。
料理や素材本来の風味を邪魔しない繊細な味わい。酸度は0.18%で、サラダ・豆腐・刺身など、冷たい料理にかけて食べるのがおすすめです。内容量は250ml。かわいい黒猫のラベルが目印のオリーブオイルです。
第6位 自然風土 アホエンにんにくオリーブオイル スタンダードふんわりソフト
香川県の契約農家で栽培されたにんにくを加えたオリーブオイルです。エキストラバージンオリーブオイルににんにくを加え、低温で時間をかけて煮詰めているので、高濃度のアホエンが含まれています。アホエンは、にんにくに含まれる化合物の一種。アホ(ajo)は、スペイン語で「にんにく」の意味です。
アホエンは熱に弱く、80℃で壊れてしまうため、加熱調理には向かないので注意が必要。サラダやパスタにかけるほか、トーストにかけるとほんのりガーリックの香りが広がるガーリックトーストが楽しめます。
防腐剤を使用していないのもポイントです。内容量は120mlで、賞味期限は1年間。アホエンを摂取したい方や、料理にガーリック風味をプラスしたい方におすすめのオリーブオイルです。
第7位 バジェステル(Ballester) エキストラバージンオリーブオイル
内容量が5Lの大容量のオリーブオイルです。オリーブの主な産地は、スペイン南部のアンダルシア地方。オヒブランカ・ピクアル・アルベキーナ種を主に使用しています。複数の品種を絶妙なバランスでブレンドして、奥行きのある複雑な味わいに仕上げているのもポイントです。
各品種のブレンドは「カタドール」と呼ばれる一流の職人が行い、毎年変わらない味を提供し続けています。渋味・辛味・甘味がバランスよく感じられ、パンやパスタはもちろん、大容量サイズのため揚げ物に活用するのもおすすめです。
注ぎ口を上に引っ張り出し、空気穴のふたを開けてから注ぐだけの簡単仕様に作られています。注ぎ口が引っ張り出せるので、液だれしにくい設計。業務用サイズの大容量のオリーブオイルを探している方にぴったりです。
第8位 日清オイリオグループ BOSCO エキストラバージンオリーブオイル
新鮮な早摘みグリーンオリーブの果実を搾って製造されているオリーブオイルです。オリーブの産地は、主にイタリアやギリシャ。フルーティーさが感じられる華やかな香りと、味わい深さが特徴です。
オイルの酸化を防ぎおいしさを長持ちさせるため、特許製法の「酸化ブロック製法」を容器に採用。容器内のキャップから液面までの酸素を抜き、窒素を充填させて酸化を防いでフレッシュさを保っています。
賞味期限は2年間です。瓶は50g・228g・456g、1滴から注げるフレッシュキープボトルは145g・320g、PET容器は684gを展開しています。搾りたてのフレッシュな味わいにこだわりたい方におすすめのオリーブオイルです。
オリーブオイルのおすすめランキング|ピュアオリーブオイル
第1位 日清オイリオグループ BOSCOオリーブオイル Pure & Mild
純度の高いオリーブオイルをブレンドし、まろやかでさっぱりとした味わいに仕上げたオリーブオイルです。オリーブの果実は、イタリアやギリシャ産のモノを使用しています。オイルの酸化を防ぐ酸化ブロック製法で製造されているのもポイントです。
瓶は50g・228g・456g、PET容器は684gを展開しています。油切れがよいワンタッチキャップを採用。液だれしにくい設計です。
ラベルは、光沢のあるフィルム素材。はがしやすくリサイクルしやすい仕様です。賞味期限は1年6ヵ月間。幅広い料理に手軽に使えるオリーブオイルを探している方におすすめです。
第2位 モニーニ(MONINI) ピュアオリーブオイル アンフォーラ
アーモンドをほうふつとさせる香りと、美しい黄金色が特徴のオリーブオイルです。原産国はイタリアで、素材の味と調和するクセのないまろやかな味わい。優れた技術で精製したオリーブオイルに、エキストラバージンオリーブオイルをブレンドして製造されています。
内容量は500ml。100年以上の歴史を持つモニーニのオリーブオイルは、世界70ヵ国以上で愛用されています。オーナーが毎日オリーブオイルをテイスティングし、味わいをチェックしているのもポイント。世界中で愛されているオリーブオイルです。
第3位 グランマエストロ・ピュア・オリーブオイル
地中海で太陽の光をたっぷり浴びて育ったオリーブを搾油したオリーブオイルです。料理の味を邪魔しないまろやかな味わいのため、幅広い料理に活用可能。エキストラバージンオリーブオイルをブレンドしているので、オリーブの濃厚な香りが感じられます。
原産国は、イタリア・スペインです。内容量は5Lの大容量タイプ。賞味期限は3ヵ月以上のモノが届きます。日本専用に開発された本商品は、コストパフォーマンスに優れたオリーブオイルを探している方におすすめです。
第4位 日清オイリオグループ 日清さらっと軽~いオリーブオイル
酸化に強いオレイン酸を約70%含有したオリーブオイルです。本商品は、オリーブオイル100%で製造されています。苦味や辛味がなく、どのような料理にも合わせやすいクセのない味わいが特徴。しつこさがなく爽やかな味わいのため、和食に合わせるのもおすすめです。
瓶入りは145g、PET容器は350g・600g・800gを展開しています。賞味期限は1年6ヵ月間です。特許技術「酸化ブロック製法」で、酸化を防いでいます。和食とも相性がよいオリーブオイルを探している方におすすめです。
・2本セット 350g
・1本 600g
第5位 カークランドシグネチャー(KIRKLAND SIGNATURE) リファインドオリーブオイル
エキストラバージンオリーブオイルを15%ブレンドしたオリーブオイルです。原産国はスペイン。クセがなく、マイルドな味わいのため、幅広い料理に活用できます。
内容量は2.7kgの大容量サイズ。揚げ物・ロースト・グリル・ソテーなどにおすすめです。賞味期限は、製造から2年間。日々の調理でオイルを大量に使用する方にぴったりの大容量のオリーブオイルです。
オリーブオイルのおすすめランキング|高級
第1位 モア(MORE) エキストラバージン オリーブオイル アイコノ
早摘みグリーンオリーブのフラントイオ種98%、コラティーナ種1%、セヴィラーナ種1%を使用したオリーブオイルです。オリーブの果実は、収穫後厳選したモノだけを4時間以内に搾油。フレッシュなグリーンオリーブの香りが広がった後に、スパイシーさと甘味が感じられます。
酸度は0.17%。厳しい検査を実施しているため、酸敗臭や発酵臭などは一切感じられず、まろやかな風味が楽しめます。遮光性とデザイン性を兼ね備えたブラックのボトル入りで、紫外線吸収率は0.01%です。内容量は500ml。世界各国でさまざまな賞を受賞した品質の高いオリーブオイルです。
第2位 エグレヒオ(egregio) オーガニック エキストラバージンオリーブオイル
有機栽培のオヒブランカ種とピクアル種をブレンドしたオリーブオイルです。オリーブの果実は、スペインオリーブアンダルシア自治州で栽培されました。
2種類のオリーブをブレンド。安定した味や香りを維持しています。フルーティー・グリーンオリーブ・アーティチョークなどをほうふつとさせる複雑ながらもバランスのとれた風味が特徴です。
内容量は500ml。国際オリーブコンテストOLIVE JAPANで最優秀賞や金賞を受賞しています。EUオーガニック認証・有機JAS認証・DOP・BRC認定・IFS認定など、さまざまな認定を受けているオリーブオイルです。
第3位 ビオレア(BIOLEA) エキストラバージンオリーブオイル 3本セット
3種類のフレーバーを詰め合わせたオリーブオイルです。フレーバーは、ノーマル・レモン・オレンジ。フルーティーさと、ほのかな辛味が後味に広がるオリーブオイルにレモン・ビターオレンジをまるごと圧搾しています。香料は一切使用せず、素材が持つ自然な香りを楽しめるのが魅力です。
オリーブの果実は、ギリシャ南方の地中海に面したクレタ島アストリカスで栽培。先祖代々受け継がれた単一農園で栽培されたコロネイキ種を使用しています。
伝統的な石臼圧搾りや、コールドプレス製法を用いて時間をかけて丁寧に製造。液だれ・酸化防止キャップを採用しているため、使いやすく品質を維持できるのもポイントです。内容量は各250ml。おしゃれなボックス入りで、料理好きな方へのギフトにおすすめのオリーブオイルです。
第4位 アンドレイ(ANDRAY) ANDRAY オリーブオイル
チュニジア国立オリーブ協会公認の上質オリーブオイルです。オリーブの果実は肥料には頼らず、光・土・水の自然の恵みだけで栽培。収穫後すぐにオリーブを搾っているため、酸度は約0.2%です。
フルーティーな香りとクセがなくサラリとしたテクスチャー。内容量は150mlです。ホワイトを基調としたボトル容器で、おしゃれなキッチンになじみやすいのもポイント。少量サイズのオリーブオイルを探している方におすすめです。
第5位 ベルトーリ(BERTOLLI) エキストラバージンオリーブオイル
世界各国にファンを抱えるオリーブオイルです。新鮮なオリーブのみを使用。フルーティーな味わいが広がり、そのままかけるだけで食材本来のおいしさを引き出します。原産国はイタリアです。
賞味期限は、製造日から18ヵ月間。内容量は500mlです。緑色の瓶に入っています。世界中で愛される品質のよいオリーブオイルを探している方におすすめです。
・1本 500ml
・2本セット 500ml
第6位 東洋オリーブ 小豆島産エキストラバージンオリーブオイル 手摘み
日本のオリーブ発祥の地として知られる、香川県小豆島産のオリーブを使用したオリーブオイルです。ミッション種・ルッカ種・マンザニロ種・ネバディロ種・ブランコ種を日本人の味覚に合うようにブレンド。みそ・しょうゆ・塩こうじなど、和の調味料とも相性のよいフルーティーで上品な味わいに仕上げています。
しっかりと熟したオリーブの果実を1粒ずつ手摘みで収穫しているのもポイントです。賞味期限は、製造日から1年6ヵ月間。みそ汁や冷奴にかけてコクをプラスするのもおすすめのオリーブオイルです。
第7位 アルドイノ(ARDOINO) エキストラヴァージンオリーブオイル フルクトゥス
花のような甘美な香りが感じられるオリーブオイルです。オリーブは、タジャスカ種を使用。商品名の「フルクトゥス」は、後味がフルーティーという特徴から名付けられています。ノンフィルター製法で、時間をかけて自然に不純物を沈殿させ、上澄みのみを瓶詰め。酸度は0.28%です。
内容量は750ml。高級感のあるゴールドのパッケージもポイントです。オリーブの味がダイレクトに伝わるマリネやサラダにおすすめ。香り豊かでフルーティーなオリーブオイルが好みの方にぴったりです。
オリーブオイルの売れ筋ランキングをチェック
オリーブオイルのランキングをチェックしたい方はこちら。
オリーブオイルの選び方
オリーブオイルの種類で選ぶ
オリーブオイルは大きく分けて、バージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルに分けられます。バージンオリーブオイルは、オリーブの実を搾ってろ過しただけの一番搾りオイル。エキストラバージンオリーブオイル・バージンオリーブオイル・オーディナリーバージンオリーブオイル・ランパンテバージンオリーブオイルの4種類に分けられます。
ブレンドするオイルの種類や酸度によって決まり、イタリアでは法律で厳密に分類。酸度は、遊離オレイン酸の割合を指し、低いほど酸化しにくく安定しています。
エキストラバージンオリーブオイル
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの果実をそのまま搾ったバージンオリーブオイルのなかでも一番品質がよいモノが分類されます。酸度は0.8%以下で、オリーブオイル特有の香りと味わいを感じられるのが魅力です。
原料や製造者のこだわりにより、ノンフィルター製法や早摘みグリーンオリーブを使用したモノもラインナップ。ノンフィルター製法は、静置で水分と固形物を沈殿させてから上澄みを取り分けるので、豊かな風味が広がります。
オリーブの実が熟す前に収穫する早摘みグリーンオリーブは、フレッシュな風味でポリフェノールを豊富に含んでいるのが特徴。1つの実から搾れる油の量が熟したオリーブの実より少ないため、より多くの原料を必要とし希少性が高いオリーブオイルです。
ピュアオリーブオイル
ピュアオリーブオイルは精製したオリーブオイルに、バージンオリーブオイルをブレンドしたモノです。酸度は1.0%以下。エキストラバージンオリーブオイルと比べると、味や香りは控えめなので、オリーブオイルの香りが苦手の方にもおすすめです。
バージンオリーブオイルよりも控えめな風味のため、食材の味を際立たせたい料理や、揚げ物などにぴったり。比較的手頃な価格で販売されており、アヒージョのようなオイルを大量に使用する料理にも向いています。
料理に合わせて味わいや香りを選ぶ
オリーブオイルから感じられる味は、辛さや酸味、苦味など。料理に合わせて、素材のおいしさを活かせるオリーブオイルを選んでみましょう。
例えば、バゲットやサラダなどの味が薄めの料理には、素材のおいしさを引き立てる、さらっとした風味が豊かなエキストラバージンオリーブオイルが合います。
苦味や辛味などの味が強く刺激のあるオリーブオイルは、素材の味の強さに負けず、コクや旨みをサポートします。肉料理やにんにくをしっかりきかせた料理にぴったりです。
原産国をチェック
オリーブの主要な産地はスペイン・イタリア・ギリシャです。なかでも、スペインは生産量世界1位とされるオリーブオイル大国。世界の生産量のうち、約50%を占めるといわれています。スペイン産のオリーブオイルは、まろやかな風味が持ち味。さまざまな料理と合わせやすいのもポイントです。
イタリアはオリーブオイルの消費量が世界1位。多くの地域でオリーブを栽培しており、栽培品種は600種類以上ともいわれています。地域によって気候が異なるため、同じ品種でもバラエティ豊かな味わいを楽しめるのがメリット。そのほか、雨量が少なくオリーブの栽培に適したチリ産のモノもあります。
容量で選ぶ
オリーブオイルは時間が経つにつれて酸化が進み、品質が低下します。おいしく味わうためには、開封して2ヵ月以内に使い切れる容量を選ぶのがポイントです。
一人暮らしの方や使用頻度が低い方には、150〜250ml程度のミニボトルがおすすめ。家族の人数が多い家庭や使用頻度が高い方には、1L以上の大容量ボトルが適しています。暗くて涼しい場所で保管し、フレッシュなうちに使い切ることが大切です。
賞味期限をチェック
オリーブオイルをはじめとする植物油の賞味期限は、容器の材質によって異なります。着色ガラス瓶や缶入りの場合、標準的な賞味期限は製造から約2年が目安。透明のガラス瓶は製造から約1年半、プラスチック容器は製造から約1年とされています。
より新鮮なオリーブオイルを楽しめるように、賞味期限を短く設定している商品もおすすめです。各社が設定している賞味期限は、ラベルやパッケージなどを確認してみてください。
認証マークの有無もチェック
オリーブオイルには、さまざまな認証を受けている商品があります。オーガニック商品を探している方は、「EUオーガニック認証」や「有機JAS認証」マークが付いているモノをチェックしてみてください。
「PGI」や「IGP」などの「地理的表示保護認証」マークは、特定地域の特産品であることを証明しています。伝統的な製法で作られたオリーブオイルを楽しみたい方には「DOP」や「PDO」などの「原産地呼称保護認証」を取得したモノがおすすめです。
密閉性・遮光性が高い容器のモノを選ぶ
オリーブオイルは、酸化によって風味や品質が低下します。酸化を促進する主な要因は、空気・光・高温の3つ。オリーブオイルを購入する際は、空気や光と触れないように配慮された密閉性・遮光性の高いモノを選んでみてください。
空気や光を通しにくいのは、ガラス製やステンレススチール製の容器です。黒や緑などの色が付いた遮光瓶や、缶入りのモノが適しています。プラスチック製の容器を選ぶ場合は、空気と直接触れにくい構造を採用したモノがおすすめです。
ギフトに最適な詰め合わせセットも人気
詰め合わせセットは、お歳暮・内祝いなどさまざまなシーンで活用できて人気を集めています。おしゃれなパッケージのオリーブオイルは、感謝の気持ちも伝わりやすく目上の方への贈り物にもぴったり。健康や美容意識が高い方への贈り物にも適しています。
種類の違うオリーブオイルが入っている詰め合わせセットであれば、香りや味の違いを堪能できるのも魅力。セット商品に、どのような味わいのオリーブオイルが入っているのかもチェックしておきたいポイントです。
オリーブオイルを使ったおすすめレシピ
オリーブオイル釜玉うどん
1人分の材料は、冷凍うどん1玉・卵1個・しょうゆ大さじ1・オリーブオイル大さじ1・かつお節4g・万能ねぎ好みの量。熱湯でうどんをゆで、水気を切った後、器に入れます。
卵・しょうゆ・かつお節・万能ねぎを、うどんの上にトッピング。仕上げに、オリーブオイルを上から回しかければ完成します。調理時間が短く、手軽に作れるオリーブオイルを使ったレシピです。
野菜たっぷりヘルシースープ
2人分の材料は、キャベツ1/4玉・玉ねぎ1個・にんじん1本・大根1/4本・しめじ1/2株・ブロッコリー1/2株・トマト1個・塩こうじ適量・オリーブオイル適量。材料の野菜全てを食べやすい大きさの四角形にカットします。
大きな鍋に、玉ねぎ・にんじん・キャベツ・大根を入れて、野菜がひたひたになるまで水を入れて10分程度加熱。鍋の野菜がやわらかくなったら、ブロッコリー・しめじ・トマトを入れてさらに5分間煮込みます。火を止め、塩こうじで味を整えた後、器に盛りオリーブオイルを回しかければ完成です。
しっとりやわらかタンドリーチキン風
2人分の材料は、鶏むね肉1枚・ガラムマサラ大さじ1・にんにく1片・しょうが1片・乾燥バジル適量・塩コショウ適量・オリーブオイル大さじ2です。ピクミン・カルダモン・チリパウダーなどのスパイスは適量。にんにくとしょうがは、すりおろしておきます。
鶏むね肉以外の材料をビニール袋に入れた後、一口大にカットした鶏むね肉を投入。鶏むね肉をもみこみ、1~2時間冷蔵庫で寝かせ下味をつけます。オリーブオイル(材料外)を引いて熱したフライパンで、鶏むね肉を中火で加熱。中まで火が通れば完成です。
風味付けや料理に活躍するオリーブオイルは、注目を集めている調味料です。豊かな香りのモノやまろやかな味わいのモノまでさまざまな種類があります。用途や好みに合わせて、自分にぴったりのオリーブオイルを選んでみてください。