日本料理の決め手であるだし。だしを使った料理は手間がかかりそうでついつい避けてしまいますが、だしと醤油が合わさった「だし醤油」を使えば、料理のハードルが一気に下がります。
また、現在はだし醤油の種類も豊富で、原料も一般的な昆布やかつお節だけでなく、牡蠣やあご、しいたけなどさまざま。そこで今回は、だし醤油のなかでも特に人気の高いおすすめ商品をご紹介します。
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だし醤油とは?
「だし醤油」とは普通の醤油に、主に魚介類から取っただしを加えた加工品のこと。醤油とだしが一緒になっているので、料理の手間を省けるのがだし醤油の魅力です。
だし醤油は日本料理に限らず、洋風の料理や手軽な時短料理など非常に幅広く、日常的に利用可能。
さらに、だし醤油は商品によって風味が少しずつ異なるので、だし醤油を変えるだけでも料理のバリエーションが豊かになります。だし醤油は通常の醤油と比べて塩分が控えめの商品が多いですが、だしの旨みがあり味気なさを感じさせないので、減塩中の方にもおすすめです。
現在はだしの種類が多く、ブランドごとに使われている原料や製法も大きく異なります。歴史のある醸造所からもだし醤油が販売されており、人気は年々急増。だしを使った本格的な料理も、だし醤油で簡単かつ手軽にできます。
だし醤油の選び方
だしの種類から選ぶ
昆布・かつお
だし醤油のなかでも特に種類が多く人気が高いのが、クセがなく使いやすい昆布・かつおだしの商品。使いまわしが効くので、基本のだし醤油として1本常備しておくと便利です。だしが決め手の煮物だけでなく、麺類のつゆにも応用できるのがポイント。
麺つゆは麺類との相性をよくするために甘味を加えてあるので、だし醤油を麺つゆとして用いる場合は、だし醤油にみりんを加えてみてください。
商品によってはだしが控えめで優しい味わいのモノも。家庭の味や用途によってだし醤油を使い分けてみてください。
あご
あごだしはトビウオを原料に作られ、だしのなかでも高級な部類に入ります。九州地方を中心に使われており、さっぱりとしながらコクのある味わいが特徴です。
だし醤油のなかでも甘味が強く、麺類やご飯との相性はピッタリ。麺つゆのほか、ラーメンや炊き込みご飯などによく使われています。味が優しいので、ほかの素材のよさを引き立てます。
一般的な醤油のようにはっきりとした茶色ではなく、透き通るような色味もあごだし醤油の特徴。かけ醤油として使うと、素材の見た目がグンときれいになります。最近ではリーズナブルな価格であごだしを楽しめる商品も販売されています。
牡蠣・ウニ
だしの素材そのものを味わうなら、牡蠣・ウニのだし醤油がおすすめ。だし醤油は調味料として使われるのが一般的ですが、牡蠣・ウニのだし醤油の場合は食材にかけてそのまま楽しむのに適しています。
牡蠣やウニの風味をそのまま味わえるので、卵かけごはんや冷奴が一気に豪華な味わいに。手軽にひと味付け加えられるので、もの足りなさを感じたときに便利です。
内容量をチェック
だし醤油を購入する際は内容量もチェックしてみてください。だし醤油の賞味期限は未開封の場合で1~2年ほど。あくまでも未開封の場合なので、開封後はなるべく早く使い切る必要があります。
さらに、だし醤油は通常の醤油より塩分量が控えめなことが多く、風味が抜けやすいので注意。自分の利用シーンや頻度に合った商品を選び、温度が安定している冷蔵庫で保管すると風味を保てます。
容器の素材によっても風味の抜けにくさに差があるので留意しましょう。パックは手軽ですがその分風味が抜けやすく、瓶商品は手間がかかるものの、風味が抜けにくいのがメリットです。
離乳食に使える商品も
だし醤油のなかには離乳食として、赤ちゃんでも安心して食べられる商品が販売されています。乳幼児用に作られているので、原材料や塩分に配慮されているのが特徴です。
赤ちゃんだけでなく高齢の方や血圧が気になる方など、健康に気を遣う方はぜひチェックしてみてください。
だし醤油のおすすめ商品
鎌田醤油 だし醤油
鎌田醤油が販売しているパック詰めのだし醤油。さば節・かつお節・昆布からだしを取っているので扱いやすく、初めてのだし醤油にぴったりです。
価格がリーズナブルで、200mlの小容量から購入できるのも魅力。だし醤油は開封すると風味が落ちやすいので、小容量の方が最後までだしの旨みを楽しめます。なお、使用頻度が高い方は、200mlのパックが数本入ったお得なセットがおすすめです。
料理の味付けはもちろん、かけ醤油としてや、薄めてつゆとしての利用も可能。だし醤油のなかでも人気が高く、家庭の味として多くの方に親しまれています。
鎌田醤油 低塩だし醤油
塩分を控えめにしたい方におすすめのアイテム。低塩タイプのだし醤油はどうしてももの足りなさを感じてしまうのがネックですが、醤油の香りとだしの風味でカバーしているのが本商品の特徴です。
だしの材料は通常のだし醤油と同じく、さば節・かつお節・昆布の3つを使っています。薄口で優しい味わいなので、減塩中の方だけでなく薄味がお好みの方にもおすすめです。
鎌田醤油 北海道 鮭節だし醤油
鎌田醤油オリジナルの「まんま鮭節」を使用しただし醤油です。まんま鮭節とはブナ鮭をまるごと1匹使った、鎌田醤油オリジナルの鮭節。ブナ鮭は河川付近でとれる成熟した鮭で、脂身が少ないのが特徴です。
通常のだし醤油よりも旨みが強いのがポイント。調味料として使用するほか、かけ醤油としてだし特有の風味を味わえます。冷奴や卵かけごはんなど、醤油を食品にかけてそのまま食べたい方におすすめです。
アサムラサキ かき醤油
大容量のだし醤油。牡蠣エキス・かつお節・かつおエキス・こんぶエキス・昆布・乾燥しいたけの6つの材料を贅沢に使用していながら、値段がリーズナブルなのが魅力です。
なお、鮮度が落ちやすいので、保存場所には注意が必要。味は醤油よりはだしに近く、本格的なだしとして活躍します。
ヒガシマル醤油 牡蠣だし醤油
ヒガシマル醤油の牡蠣だし醤油です。ボトルに工夫が施されており、開封後でも90日間は鮮度が続くとされているのが特徴。ボトルがプラスチックなので扱いやすく、処分しやすいのも魅力です。
薄口の醤油を使用しており、通常の濃い口醤油と比べて塩分を25%カット。塩分カットだけでなく、素材の味や色を活かしているのも魅力です。また、長年続く醸造所のだし醤油が、家庭で使いやすく改良されています。
甘みとコクが強いので、煮物や照り焼きなど甘みが必要な料理に使うのがおすすめです。
キッコーマン いつでも新鮮 旨み広がるだししょうゆ
だし醤油の入門におすすめの商品です。国産の原料からだしを取っており、かつお本枯節・まぐろ節・真昆布の3つでコクと深い味わいを実現しています。濃い口しょうゆに比べて塩分がカットされているので、健康に気を遣う方にもおすすめのアイテムです。
また、キッコーマンの商品は独自の鮮度ボトルで最後まで美味しく味わえるため、数本ストックしておくと料理の幅が広がります。
キッコーマン いつでも新鮮 あごだししょうゆ
甘みの強いだし醤油です。厳選された国産焼きあごをメインに、キッコーマン独自の発酵だしを加えて、より旨みを感じられるように改良されています。
あごだししょうゆは醤油の色が薄く、素材の見た目を活かせるのが特徴。かけ醤油や漬物、卵かけごはんなど、醤油が決め手の料理に使えます。時間をかけて味を付ける料理にもよく馴染み、ほかの食材や調味料を邪魔しません。
本商品も醤油の風味よりだしが強くなっているので、だしの代わりとしてさまざまな料理の隠し味になります。
キッコーマン いつでも新鮮 削りたてかつお節香るしょうゆ
初めてのだし醤油としておすすめの商品です。だしのなかではクセのないかつお節を使用しているので、普通の醤油の代わりとして、さまざまなシーンで活躍します。
削りたてのかつお節は旨みだけでなく、香りが非常に豊かなのが特徴。国産のかつお節に2種類の醤油を加えて、より多くの料理に合うように改良されています。
完成した料理にひと味足したいときや、もの足りなさを感じるときに使用してみてください。
古代柱醤油醸造元 あごだし
古代柱醤油醸造元のあごだし醤油は、昔ながらの製法で作られているのが特徴。原料にもこだわりがあり、隠岐の島で採れたあごを使用しています。乾物にした際にタンパク質が分解されてアミノ酸になり、旨みが強くなるあごは、昔からだしを取るのに使用されてきました。
本格的な製法ながら、価格がリーズナブルなのもポイント。丁度よい容量で、容器の処分に困らないのも魅力です。
薄口醤油がベースになっている優しい味わいが特徴で、コクと甘みが上手く釣り合っています。
古代柱醤油醸造元 しじみだし
しじみだしを使用しただし醤油。原料のしじみを1年以上自然発酵させるなど、時間をかけて作っているのがポイントです。だし原料のしじみ・かつお節・昆布は国産のモノを使っています。
しじみは島根県宍道湖産の朝採れしじみ、かつお節は鹿児島県枕崎産、昆布は北海道産のモノを厳選して使用し、独自のブレンドで旨みを抽出。
製法も非常に複雑で凝っており、濃い口醤油と本みりん、てんさい糖で作った「かえし」と呼ばれるつゆをだしの原料と合わせています。古代柱醤油醸造元がこだわりを持って作った商品です。
寺岡有機醸造 寺岡家のたまごにかけるお醤油
寺岡有機醸造から販売されている、卵との相性に特化しただし醤油です。会社の名前にもある通り、有機食品にこだわりがある方におすすめ。容器が小さめで食卓に常備しやすいサイズです。
原料は有機濃い口醤油・かつお節・昆布に加え、広島県産の牡蠣エキスを使用。みりんが旨みのアクセントになっており、卵の味をより引き立てます。瓶詰なので鮮度が長持ちするのも魅力です。
ワンランク上の卵かけごはんが味わいたい方はチェックしてみてください。
マルキン かき醤油
マルキンから販売されている牡蠣が主役のだし醤油。広島県産の牡蠣をふんだんに使用し、かつおと魚醤で風味と深みを加えています。
「和のオイスターソース」というキャッチコピーの通り、料理だけでなくかけ醤油としても活躍。焼き物や炒め物、揚げ物に直接かけても美味しい万能的なだし醤油です。塩分控えめで、ベースにも引き立て役にもなります。
ヤマサ 北海道昆布しょうゆ 塩分カット
塩分に配慮された汎用的なだし醤油。塩分が合計で9%カットされており、健康に配慮している方におすすめです。
昆布特有のまろやかな旨みが特徴。原料にもこだわりを持っており、北海道産の昆布を使用しています。1Lの大容量ボトルで使い勝手がよいので、常備しておくのにもぴったりです。だしが主張しすぎないので、つゆとしても重宝します。
鮮度を保ちやすい600mlの少量ボトルも販売されているので、使用する用途や頻度によって使い分けてみてください。
ウェルカムジョン万カンパニー だしが良くでる宗田節
醤油の量を調節して好みのだし醤油が作れるキット。醤油の注ぎ足すことで1年間、容量にして約2リットルのだし醤油を作れます。
作り方も手軽で、お好みの醤油をボトルに注いで2週間冷蔵庫で熟成させるだけ。ボトルの中には宗田節がそのまま入っているので、最後までだしの風味を感じられるのがポイントです。風味は本格的なかつおだしで、無駄な原料は使わず、かつお節の旨みだけを贅沢に楽しめます。
チョーコー醤油 だし入り かけ醤油
濃い口醤油をベースにしながら、塩分を抑えているのが魅力のだし醤油。だしとしてかつお節と昆布を使用しており、さまざまな食材に利用できます。
塩分控えめな商品ですが、甘口タイプのかけ醤油なので、味がしっかりと感じられるのが特徴。容量は小さめの400mlで、食卓に常備して日常的に使うのに適しています。本商品は、魚介の風味が強いため、特に刺身と好相性です。
歯舞漁業協同組合 はぼまい昆布しょうゆ
昆布だしの原料と製法に特にこだわりを持っている商品。昆布は歯舞産の天然一等品で、水だし製法により旨みが強いのが魅力です。
昆布を水の段階から入れ、火を加えることで、昆布の旨みを余すことなく抽出しているのが特徴。昆布の収穫からだしの製造まで、プロの職人が手間暇をかけて作っているこだわりのだし醤油です。
手軽に本格的な昆布だしが楽しめる、コアなファンが多い人気のアイテムなのでチェックしてみてください。
B&D JAPAN ベビー根昆布だし醤油
防腐剤・保存料不使用、遺伝子組み換え大豆不使用など、乳児のためにこだわりを持って作られた商品です。栄養価にも配慮されており、栄養価の高い根昆布だけでなく、鉄分も加えています。
約5か月の乳児から使用可能で、内容量100mlの使い切りタイプです。容量が小さいので鮮度を保ちやすいのも魅力。塩分だけでなく、国産原料限定など、徹底して乳児向けに作られているので、安心して使用できます。
トモエ 厚岸かきしょうゆ
北海道産の大豆から作った醤油に、北海道産の牡蠣を合わせた人気のだし醤油。明治24年に創業してから130年、長きにわたって家庭に醤油を届けてきた福山醸造が手掛けた商品です。
厚岸は漁業が盛んで、年中牡蠣が採れることで有名。また、使用している原料にもこだわりがあり、化学調味料は一切使用していません。原材料にこだわりたい方におすすめの商品です。
笛木醤油 金笛 新 春夏秋冬だしの素
寛政元年より200年あまりの伝統を持つ笛木醤油から販売されているだし醤油。内容量が1Lあるので、惜しみなく使用できるのがポイントです。さまざまな料理に合いますが、特におすすめなのが煮物。具材に味がしっかり浸み込みます。
有機栽培の金笛丸大豆醤油に、かつお節・しいたけ・昆布だしを加えており、シンプルかつ本格的な味わい。塩気も甘みも控えめで、主張しすぎない味が特徴です。
いそはま本舗 雲丹醤油
ウニを原料にしただし醤油。ウニ本来の風味が豊かで、ご飯と好相性。また、日本料理だけでなく、パスタソースなどに混ぜても使えます。
ウニの舌に残るような濃厚さを残しつつ、だし醤油として仕上げているのがポイント。内容量は少なめですが、濃厚な味なので少量使うだけでもしっかりと味わいを楽しめます。
空知舎 黒の雲丹醤油
創業より90年以上の歴史を持つ醤油蔵との共同開発によって作られたウニ醤油です。北海道産の濃厚な練りウニをふんだんに使用。2019年から2020年にかけて、モンドセレクション金賞など4つの賞を受賞しています。
ご飯にかけてウニご飯を味わうのはもちろん、焼きおにぎりや冷やし中華、素麺のタレなど、さまざまな料理がだし醤油1本で贅沢に楽しめるのが魅力です。
だし醤油を使ったおすすめレシピ
うどん
家にだし醤油があれば、茹でるだけのうどんも少し凝った風味に仕上がります。時間がないとき、料理に手間をかけたくないときに便利です。
使い方は、ゆでたてのうどんに好みの量をかけるだけ。加えて、生卵をからめれば、釜玉うどんにもなります。
卵焼き
普通の卵焼きの調味料をだし醤油に変えるだけで、風味の深いまろやかな味わいの卵焼きに仕上がります。素材の味を活かす薄口ベースのだし醤油や、控えめな味わいのあごだし醤油が、卵との相性がよいのでおすすめです。
作り方は簡単で、いつも通り卵を溶いたらだし醤油を適量加えるだけ。だしを自分で取る必要がないので、朝の忙しい時間帯でも手軽に作れます。
煮物
時間がかかる煮物料理も、だし醤油があれば簡単に仕上がります。材料は煮物の具材にしたい肉や野菜とだし醤油・砂糖だけです。
濃いめのだし醤油を使うと、味がしっかり浸み込んで本格的な味に仕上がります。煮物はだしが重要で、だしによって味が決まるといっても過言ではありません。お好みのだし醤油を見つければ、家庭の味としてさまざまな料理に応用可能です。
煮物料理はバリエーションが豊かなので、旬の食材を使用したうえでだしを使い分けると、違う煮物料理が完成します。
だし醤油は料理に少量加えるだけで風味豊かに味変できるので、家庭に1本は常備しておきたい調味料。だしは日本古来の料理方法で、料理に深みとコクをもたらし、塩分を抑えてももの足りなさを感じさせません。こだわりを持って家庭の味のだし醤油を見つけてみてください。