テニスボールは、テニスをプレーするのに必須のアイテム。一般的な硬式テニスボールは黄緑色の色合いでフェルトで覆われており、各製品で見た目の違いがほとんどありません。しかし、弾み方や打感、スピン性能などは製品によって大きく異なります。
そこで今回は、テニスボールの選び方とおすすめアイテムをご紹介。購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
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テニスボールの選び方
用途にあった種類をチェック
プレッシャーボール
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硬式用のテニスボールには、プレッシャーボールとノンプレッシャーボールの2種類が存在します。どちらのタイプも中身は空洞かつ、球状のゴムをフェルトで覆ったモノ。しかし、プレッシャーボールは、内部に空気圧を加えるためのガスが入っているのが特徴です。
プレッシャーボールは空気圧によりボールがよく弾み、爽快な打球感を楽しむことが可能。競技シーンにおいてもプレッシャーボールが採用されているので、一般的に、大会に出る方はプレッシャーボールで練習を行います。
プレッシャーボールは、中身の空気圧が抜けないよう、ボトル型のパッケージで密閉されているモノが主流。一度開封し、長期間使用していると次第にガスが抜けていき、弾みにくくなるのが懸念点です。試合と同じ打球感で打つためには、定期的に買い替える必要があります。
ノンプレッシャーボール
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ノンプレッシャーボールは内部にガスが入っておらず、ゴムの弾力のみで弾むタイプ。プレッシャーボールよりもゴムが厚いほか、比較的重量があり、打球感は硬いのが特徴です。
ゴムの弾力のみで弾む仕組みなので、プレッシャーボールのように密閉されたボトルではなく、ビニール製のケースなどに入れられて販売されているモノがほとんど。また、ノンプレッシャーボールは大会で使用されることもほぼありません。
ノンプレッシャーボールは、価格が比較的安く耐久性に優れているのがメリットです。ゴムや表面のフェルトが劣化するまで、買い替える必要がないのもポイント。ノンプレッシャーボールは、レジャー目的で遊びたい方におすすめです。
耐久性をチェック
テニスボールは、同じメーカーのモノでも製品によって耐久性が異なります。練習用として長期間使いたい方は、高耐久なテニスボールを選びましょう。初心者の方や、大会に出ることを想定していない方は、空気圧に影響されないノンプレッシャーボールを検討するのもひとつの手です。
中級者の方や上級者の方、競技シーンを想定した練習を行う方は、プレッシャーボールのなかから高耐久なモデルを選んでみてください。丈夫なプレッシャーボールは、フェルトが毛羽立ちにくかったり、ボールの空気圧が抜けにくかったりといった工夫が施されています。
ただし、大会が直前に迫っている場合は、耐久性を重視したモデルよりも大会で採用されているボールと同じモデルで練習するのがおすすめ。テニスボールによって弾み方や打感が異なるので、同じボールで慣れておく必要があります。
コスパをチェック
テニスボールは、製品によって価格帯が大きく異なります。練習用に多くのテニスボールを用意する必要がある方は、コスパに優れたモデルを検討してみてください。
ノンプレッシャーボールは入手してから長期間使えるので、コスパは良好。ただし、打球感が重たく、競技シーンではほとんど採用されていない点に留意しておきましょう。
また、プレッシャーボールのなかにも、比較的安く入手できるモノがあります。買い替えの手間をなるべく省きたい方は、練習向けに想定して作られた、高耐久かつ低価格なモデルを要チェック。
なお、大会で採用されているテニスボールは、品質に優れている分コストがかかってしまう傾向にあります。
テニスボールのおすすめ｜プレッシャーボール
ダンロップ(DUNLOP) フォート プレッシャーライズド テニスボール DFEYL2DOZ
1961年に発売されて以来、数多くの国内主要大会で採用されているプレッシャーボール。多くのテニスプレイヤーから人気のある、ダンロップのロングセラーモデルです。ボールの性能に個体差がないと謳われており、同じ感覚でプレーしやすい均一性が魅力。ある程度フェルト生地が摩耗しても、安定して飛ばせます。
打球感はマイルドで、ラリーを多く続けたい方にもおすすめ。ボトル1つにつき2球入りで、試合用のボールにもぴったりです。また、国際テニス連盟(ITF)や日本テニス協会の公認球のため、安心して使用可能。ボールが多く必要な方向けに、1ケース30ボトル入りのモノもラインナップされています。
ダンロップ(DUNLOP) HD プレッシャーライズド テニスボール DHDA4DOZ
プレーヤーの求める理想の練習球を目指し、柔らかさと軽さを追求したテニスボール。耐久性にも優れています。フェルトの摩耗を感じたら早めに交換する必要はありますが、ある程度摩耗しても安定した飛びを実現します。
国際テニス連盟公認球なのもポイント。試合での勝利を目指して、プレッシャーボールで本格的に練習に取り組みたい方におすすめです。
プラスチック使用量を削減するための取り組みがされているのも特徴。プラスチック製のフタを廃止し、紙製シュリンクラベルを使用しています。さらに、リサイクルPET素材を使用し、バージンプラスチックの使用量を減らしているのもポイントです。
ダンロップ(DUNLOP) セント・ジェームス・プレミアム プレッシャーライズド テニスボール STJAMESPRMA4DOZ
快適な打球感が長持ちするテニスボール。従来品よりも約1.5倍の長寿命化を実現しており、長く使える練習球が欲しい方におすすめです。日本テニス協会推奨球で、1ボトルあたり4球入っています。
プラスチック使用量を抑えたサステナブルな製品。プラスチック製のフタを廃止し、シュリンクラベルは紙製のモノに変更されています。
フェルトにはウール・ナイロン・コットンを組み合わせて使用。耐久性に優れており、ある程度摩耗しても安定した飛びを実現。ただし、フェルトの摩耗を感じたら早めに新しいモノと交換するのがおすすめです。
ダンロップ(DUNLOP) オーストラリアン オープン プレッシャーライズド テニスボール DAOAYL2DOZ
2019年から全豪オープンで使用されているテニスボール。ほかにも、女子テニス国別対抗戦などさまざまな国際大会で採用されています。世界最高峰の試合でも使われる高品質なテニスボールが欲しい方におすすめです。
コア素材にはゴム、フェルト素材にはウール・ナイロン・コットンを採用。内部に加圧したガスや空気を入れたプレッシャーボールで、内圧は約1.8気圧に高められています。
容器のプラスチック使用量を削減する取り組みがされているのも特徴。フタは紙製のモノを使用し、印刷・着色を最小限に抑えたデザインです。また、ボトル部分にはリサイクルPET素材を採用し、バージンプラスチックの使用量を減らしています。
ウィルソン(Wilson) チャンピオンシップエクストラデューディ テニスボール WRT100101
さまざまなサーフェスに対応する、ウィルソンの定番プレッシャーボール。価格もお手頃で、練習球としての使用やレジャー目的での使うのにもぴったりです。国際テニス連盟公認モデルのため、世界的にも人気があります。
数量は1ボトルにつき3球入りです。価格がリーズナブルなので、テニスサークルなどで多くのボールが必要な場合にも重宝します。
ウィルソン(Wilson) MINIONS テニスボール WR8202401001
人気キャラクター「ミニオンズ」とコラボしたテニスボール。テニスボールにはミニオンズのイラストと「Wilson×minions」のロゴが描かれています。また、ボトルにミニオンズのイラストが入っているのも魅力です。
1ボトルあたり3球入りで、国際テニス連盟公認のプレッシャーボール。かわいいデザインのテニスボールでモチベーションを高めながら思い切り練習したい方におすすめです。
ウィルソン(Wilson) ツアースタンダード テニスボール WRT103800
日本人向けに特別開発されたプレッシャーボールです。耐久性と撥水性に優れており、ボール内の空気圧が下がりにくい仕様。長期間の使用に適したモデルです。また、日本テニス協会・国際テニス連盟の公認球に選ばれているほか、全国高体連推奨の練習球でもあります。
湿気の多い日本では、ボールを保存しているだけでもフェルトが水分を吸収しまいがちです。本製品には撥水コーティングが施されており、乾いた状態の打感をキープ。多少の雨なら、ボールの重さはほとんど変化しないと謳われています。
また、フェルトの耐久性がよくボール内の空気圧が下がりにくいことから、長期間同じ状態で使いやすいのもポイント。高校や大学の部活で、ハードな練習を行う場合にもおすすめです。
ウィルソン(Wilson) USオープンエクストラデューティ テニスボール WRT1000J
海外・国内を問わず、多くの大会で採用されているプレッシャーボールです。本製品は、全米テニス協会(USTA)・国際テニス連盟・日本テニス協会の公認球。全米オープン大会使用球に選ばれているほか、全国高体連インターハイや選抜大会でも採用されています。
スピードとパワーを兼ね備えたトッププロのプレーにも耐えられる、高品質なフェルトを使用しているのも特徴。推奨サーフェスはハードコートですが、オールコートで使えます。内容量はボトル1つにつき2球入りです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) XT8 テニスボール
独自の天然ゴムを採用し、季節によるバウンドの変化を抑えたプレッシャーボール。低温時でも反発性能が低下しにくいほか、ハードヒットの繰り返しによるゴムのヘタリを少なく抑えたテニスボールです。
フェルトは柔軟なウール素材と摩耗に強いナイロンをバランスよく組み合わせており、高い耐久性を実現。環境に左右されにくく、快適にテニスを楽しめます。また、国際テニス連盟・日本テニス協会の公認球なのも魅力です。
内容量は、1ボトルにつき2球入り。さまざまなコートサーフェスでテニスをプレーする方におすすめです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) TOUR PRO BBATP4 テニスボール
コスパに優れた、練習球におすすめのプレッシャーボール。価格が安いので、ボールを多く必要とするテニスサークルやスクールでの使用にぴったりです。内容量は、1ボトルにつき4球入り。ボールの数が多いので、容器を捨てる手間が少なく済むのも嬉しいポイントです。
また、耐久性が高くボールがヘタりにくいのも特徴。リーズナブルなプレッシャーボールを探している方は、ぜひ検討してみてください。
ヘッド(HEAD) ツアーXT テニスボール 570824
国際テニス連盟や日本テニス協会に公認球として選ばれている、ヘッドの高品質モデルです。「インパクト・エンコアテクノロジー」を採用しており、ボールの柔軟性と耐久性を両立。フェルトにはスマート・オプティックフェルトを使用することで、視認性を向上しています。
打球感は柔らかく、安定したスピン性とコントロール性を実現。しっかりとした打球感を好む日本人向けのテニスボールとして設計されています。内容量は、1ボトルにつき4球入りです。
ヘッド(HEAD) HEAD PRO 571721
ATPワールドツアー・ファイナルで使用されている、高品質なプレッシャーボールです。エンコアテクノロジーにより、テニスボール内部の空気圧が抜けにくい設計。長時間安定したバウンドを実現し、使用感の劣化を低減します。
フェルトには高級素材のスマート・オプティックフェルトを採用しており、耐久性も良好。視認性も高く、さまざまな環境に対応できます。スピンがかけやすいのも特徴で、しっかりと回転をかける練習や、コントロール性を磨くのにもぴったりです。
内容量は1ボトルにつき4球入り。1球あたりの価格が安く、高品質なボールを複数用意したい方におすすめです。
ヨネックス(YONEX) ツアー TB-TUR4
柔らかい打球感が特徴のテニスボール。国際テニス連盟公認のプレッシャーボールで、世界基準の高い品質を満たしています。ヨネックスのテニスボールの最上位品「ツアープラチナム」に匹敵する打球感のモノを、コストを抑えて手に入れたい方におすすめです。
コア部分には天然ゴムを採用。また、フェルトはウールと合成繊維を組み合わせて使用しています。4球入りで、本格的な練習に取り組みたい方にぴったりです。
バボラ(Babolat) Team All Court x4 502081
テニスのレッスンなどでも使用されているテニスボール。コアには特殊な合成ゴムを採用しており、打球感に優れているのが特徴です。また、高品質な織りフェルトで覆うことで耐久性も高めています。
国際テニス連盟公認の高性能なプレッシャーボール。さまざまなシーンで使える、汎用性の高いテニスボールを探している方におすすめです。
テクニファイバー(Tecnifibre) X-ONE 60X1JP4X15
プロの大会でも使用されているテニスボール。国際テニス連盟・日本テニス協会公認球です。ほかにも、フランステニス連盟・オーストラリアテニス協会などでも公認されています。
コア素材には天然ゴム、フェルト素材にはウール・合成繊維を採用。また、1缶あたり4球入っています。プロ仕様のプレッシャーボールが欲しい方におすすめの製品です。
テニスボールのおすすめ｜ノンプレッシャーボール
ダンロップ(DUNLOP) スリクソンLP プレッシャーレス テニスボール SLP30BAG
優れた耐久性を備えながら、心地よい打球感を楽しめるノンプレッシャーボール。同社の「スリクソン HD」と同じニードルフェルトを採用しており、オムニコートやカーペットコートで毛羽立ちにくい設計です。
ノンプレッシャーボール特有のボールの重量感を軽減するために、コアを改良しているのもポイント。打球感が向上し、よりプレッシャーボールに近い感覚でテニスを楽しめます。
内容量は30球と多く、テニス初心者の方の球出し用として使うのにもぴったり。容器はファスナーつきのビニール製なので、持ち運びの際にテニスボールがこぼれる心配も少なく済みます。
ウィルソン(Wilson) ノンプレッシャーボール トレーナー72球+バケツカゴ WRT131200
専用のテニスボール収納バケツが付属した、ノンプレッシャーボールです。バケツはビニール容器よりも安定感が高く、カゴ代わりに使えるほか、保管の際にも便利。ハンドルつきなので、持ち運びも簡単です。
また、空気圧に影響されないため、長期間反発力をキープできます。そのほか、72球入りと大容量なのも魅力。部活動のような競技シーンで使うよりも、レクリエーションやレジャー目的として使うのにぴったりです。
ヨネックス(YONEX) ノンプレッシャーボール 30個入バッグ TB-NP30
これからテニスを始める方の練習球としておすすめのテニスボール。コア素材には天然ゴム・合成ゴムを使用し、フェルトはウール・合成繊維で作られています。柔らかい打感と飛びが特徴のノンプレッシャーボールです。
30球入りでバックも付いており、持ち運びやすいのもメリット。また、12球入りのモノも展開されているので、自身の必要な量に合わせて選ぶのがおすすめです。
テクニファイバー(Tecnifibre) XLD 60XLDBAG36
36球入りのコスパに優れたテニスボール。高品質な練習球を低コストで大量に確保したいと考えている方におすすめ。さらに、持ち手付きのビニールバッグに入っているので、持ち運びも楽にできます。
コア素材には天然ゴム・合成ゴム、フェルト素材にはウール・合成繊維を使用。また、国際テニス連盟公認球なので、安心して使えます。
サクライ貿易(SAKURAI) CALFLEX 硬式テニスボール 48球入 LB-4048
チームの練習用としておすすめのテニスボール。安定した反発力が持続し、長く使えるノンプレッシャーボールです。1箱に48球入っており、練習球を多く用意したいと考えている方に適しています。
程よい硬さがあり、マイルドな打球感が特徴のテニスボールです。一般用なので、中学・高校の部活でやる学生から大人まで幅広い方が使用できます。
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ライターからヒトコト
テニスの大会を想定して練習を行う方は、国際テニス連盟や日本テニス協会公認のプレッシャーボールを選ぶのがおすすめ。また、レジャー目的でテニスを楽しみたい方には、空気圧で弾み方が左右されないノンプレッシャーボールがぴったりです。本記事を参考に、目的に合ったアイテムを見つけてみてください。