ボウリング好きなら、自分専用の「ボウリングボール」でストライクをとってみたいと思うもの。マイボールを使うことで、ボウリングの楽しさが何倍にもアップします。

しかし、ボウリングボールには重さや素材によってさまざまな種類があり、どのように選んだらよいのか迷うことも。今回は、ボウリングボールの選び方やおすすめ製品についてご紹介します。ぜひ本記事を参考に、お気に入りのボウリングボールを見つけてみてください。

ボウリングボールの選び方

重さをチェック

ボウリングボールの重さを選ぶときは、体重の10分の1を目安に選ぶのがスタンダード。ボールが重いほどボウリングピンが倒れやすくなりますが、重すぎるモノを選んでしまうと、コントロールが定まりにくい場合があります。

また、無理に重いモノを使用するとケガにつながることもあるため、投げやすさを重視してボウリングボールの重さを選びましょう。ボウリングボールを投げたときに体がブレない重さが適切です。

ボウリングボールの重さは「ポンド」という単位で表記されます。1ポンドとは453.529gのこと。10ポンドなら約4.5kgです。男性なら12〜15ポンド、女性なら9〜12ポンド、子供なら5〜10ポンドを基準として選ぶと比較的無理なく使えます。

素材をチェック

ポリエステル

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ポリエステル素材の特徴は、摩擦力が弱く曲がりにくいこと。特に、スペアをとりにいく「スペアボール」にはおすすめです。

1投目にはピンアクションが派手なリアクティブ素材が向きますが、よく曲がるためスペアを狙うための微調整が難しくなります。そこで2投目には、直線が得意なポリエステル素材がぴったり。コントロールが安定するため、スペアにつなげやすいのが特徴です。

また、摩擦の少ないポリエステル素材のボウリングボールは、軽い力でも投げても減速が少ないのも魅力のひとつ。初心者のフォーム練習や、力に自信のない方にもおすすめの素材です。

ウレタン

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ボウリング場に準備しているハウスボールのほとんどが、ウレタン素材のモノ。曲がりがゆったりとしており、コントロールをつけやすいのが特徴です。手前からボールがレーンキャッチをして、曲がりすぎてしまうようなコンディションには、ウレタン素材のボウリングボールがマッチします。

例えば、オイルが塗られる長さが短い「ショートオイルコンディション」にはウレタン素材のモノがぴったり。また、レーンのオイルが切れてくる遅い時間帯での使用にも効果的です。一昔前のウレタンは、ピンアクションがあまりよくない印象でしたが、年々パフォーマンスは向上して改善の傾向がみられます。

リアクティブ素材のマイボールとは別にウレタン素材のモノを準備して、レーンコンディションの変化に応じて使い分けるのもおすすめです。

リアクティブ

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リアクティブのボウリングボールは、よく曲がってピンアクションがよいのが特徴。現在主流になっている素材で、マイボールとして使う方も多く存在します。

リアクティブは、摩擦力によって大きく「パーティクル」「ソリッド」「パール」の3種類に分類可能。最も摩擦力が高いのは、パーティクル素材のモデルです。さまざまな添加物を混ぜて作られるため、オイルがたくさん塗ってあるレーンでも大きくカーブします。

ソリッドは次いで2番目に摩擦力が高く、パールはリアクティブのなかでは最も摩擦力が低い素材です。また、ソリッドとパールをかけ合わせたボウリングボールを「ハイブリッド」と呼びます。

摩擦力が高い素材は、手前から床をキャッチして早めに曲がるのが特徴。一方、摩擦力が低いモノは、手前で曲がらずにオイルの塗られていないゾーンになってから曲がります。好みやレーンコンディションで選ぶようにしてみてください。

ボールの転がりやすさは「RG値」をチェック

RG値とは、ボウリングボールの転がりやすさを数値化したモノ。数字が小さいほど転がりやすくなるのが特徴です。RG値は「コア」と呼ばれるボウリングボールの中に入っているウエイトの位置で変化し、2.460~2.800の範囲内に収めることが定められています。

RG値が下限の2.460に近いモノは「低慣性ボール」と呼ばれ、転がりやすいことが特徴。曲がりが手前で出やすいため、ロングオイルやヘビーオイルで活躍の場面が多いボールです。

反対に、RG値が上限の2.800に近いモノは「高慣性ボール」と呼ばれます。RG値2.550以上がひとつの基準。低慣性ボールとは反対に、転がりにくく手前では動きが出にくいのがポイントです。

ボールの曲がりやすさは「⊿RG値」をチェック

「⊿RG(デルタアールジー)値」は、コアの縦と横の差を数値化したもので、ピン手前の曲がりの強さに影響します。0.000〜0.060の範囲内で表され、0.000に近いほど球体に近いコア形状になるのがポイントです。

⊿RG値が高いモノは、レーンに接地する面が半回転するごとにずれるように設計されています。ボウリングボールのオイルが付着していない面で床をつかむことで、強い摩擦を生むためです。

さらに、⊿RG値は「フレアポテンシャル」と表記されることもあります。ピンの手前で大きく曲げたい場合はこの値が高いモノを、小さく曲げたい場合は低いモノを選んでみてください。

指穴のサイズをチェック

ボウリング場で貸し出しているハウスボールにはS・M・Lの3種類の指穴がありますが、マイボールには指穴が空いていません。そのため、使用する前に店でドリラーに穴を開けてもらう必要があります。

指穴が自分の手に合わない場合、すっぽ抜けてコントロールするのが難しくなったり、手にタコができたりすることもあります。穴を開けてもらう際は、信頼できるドリラーや、確かな技術を持つ「全日本ボウリング協会」公認のドリラーに依頼するのがおすすめです。

また、指の太さは成長や加齢によって変化するもの。特にジュニアボウラーの手のサイズは年々変化します。そのため、定期的に指の太さや長さを測定し、調節することが重要です。痛みが出たときや、違和感を感じたときは指穴のサイズを見直すタイミングなので、定期的にチェックしてみてください。

デザインも重要

さまざまなデザインのボウリングボールが使えることも、マイボールを持つ楽しみのひとつ。ボールが走って見える単色系のデザインや、回転がよく見えるマーブル模様のデザインなど、さまざまなデザインが展開されています。

入門用のボウリングボールにはカラーラインナップが豊富なモノが多いため、友達と色違いで持つのもおすすめ。最初に購入するボウリングボールは、自分の投球のクセがわからない状態で購入する場合も多いため、カラーを主軸において選んでみるのもひとつの方法です。

自分のお気に入りのデザインやカラーを選ぶと、ボウリングボールに対して愛着が湧き、ボウリングを続けるモチベーションにもつながります。デザインやカラーについてもしっかりとチェックしてボウリングボールを選んでみてください。

ボウリングボールのおすすめ

アメリカンボウリングサービス(ABS) シュアライン・ハード

カバーストックに「スーパーハードポリエステル」を採用したボウリングボール。世界で最も硬いと謳われており、硬度は82~85°です。

金額も比較的手頃なため、初心者の方のフォーム練習用にはぴったり。直線的で曲がりにくいのが特徴で、10番ピンをとりに行くときのスペアボールとして活躍します。動きの少ないボウリングボールを探している方におすすめの製品です。

ブランズウィック(Brunswick) ターゲットゾーン

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手頃な値段でマイボールデビューにはおすすめのボウリングボール。ポリエステル素材で直線的にピンを狙えるため、レーンコンディションに関係なくストライクを狙えます。

スペアボールとして、コントロール重視での使用も可能。右利きの方には倒しにくい10番ピンも、直線的な軌道で狙うことで倒せる確率があがります。

カラーは8種類をラインナップ。友人やクラブメンバー同士でカラーの違いを楽しむのもおすすめです。

ブラウンズウィック(Brunswick) カンタム・バイアス・ウレタン

同メーカーのウレタンボールで、初めて「非対称コア」を搭載したボウリングボール。ピンアクションがデメリットだったウレタンボールの既成概念を覆し、スピード感のある力強いピンアクションを実現しています。

手前の直進力を感じられるパール素材を混合し、コントロールしやすい仕様に仕上げているのが特徴。ドライ〜ミディアム、ショートオイルを得意としているため、幅広く使えるのも魅力です。

ストーム(STORM) ピッチブラック

ショートオイルを得意とするウレタンボール素材のボウリングボール。15ポンドの場合、RG値は2.570、⊿RG値は0.022。新開発の多孔性ウレタンカバー「コントロール・ソリッドウレタン」と新型コア「キャパシター」を組み合わせ、コントロール性能を高めています。

本アイテムは、ショートオイルや荒れたウッドレーンなどのコンディションを得意としているのがポイント。手前でしっかりとオイルをキャッチするため、バックレーンでも比較的極端な動きが出ません。コントロールが定まりやすく、使いやすいアイテムです。

ハンマー(Hammer) ブラックウィドウピンクパール ウレタン

ピンクのカラーが目を惹くウレタン素材のボウリングボール。同社の「ブラックウィドー」にも搭載される「ガスマスクコア」を搭載しているため、レーンの途中から強烈に床をつかみ、ほかのウレタンボールより強烈に曲がるのが特徴です。

RG値は2.50、⊿RG値が0.058。カバーには動きや曲がりが持続するパール素材を使用します。曲がりの少ない「パープルパールウレタン」とレーン状況に応じて使い分けるのがおすすめ。ウレタン特有のゆるやかな動きに物足りなさを感じる方には、ぴったりの製品です。

ハイスポーツ(HI-SP) UP BEAT PEAR

初心者から上級者まで幅広いボウラーにおすすめのボウリングボール。リアクティブパールのカバーストックに、ウエイトブロックとして「マキシマムバランスプラスコア」を使用しています。

RG値が2.540、⊿RG値が0.038でコントロールが定まりやすく、レーン奥ではしっかりと曲がるため、初心者でも非常に扱いやすいのが魅力です。金額も比較的手頃なため、最初のマイボールや、ステップアップにはぴったりのボウリングボールといえます。

8〜16ポンドまでラインナップがあり、力に自信のない方でも自分に適した重さを選ぶことが可能です。

モーティブ(MOTIV) ミシックジャッカル

「ジャッカルシリーズ」の第13弾となるボウリングボールです。今作は、シリーズ初となるパール・ソリッド比率2対1の「ハイブリッドリアクティブ」素材を採用しています。

オイリーなレーンコンディションが得意な点はそのままに、しっかりと走ってキレよく曲がるのが特徴。RG値は2.470、⊿RG値は0.054です。日本向け仕様として「2000 Grit LSS」の表面仕上げになっています。

コアには「Predator V2」を搭載し、メリハリのある動きを実現。軽くポリッシュしてミディアムコンディションでメインとして使うのもおすすめです。

ストーム(STORM) フェイズ 4

レーンコンディションの変化にも対応できる、ボウリングボールです。カバーストックに「R2Sパールリアクティブ」、コアには「ベロシティーコア」を使用しています。

オイルの段差に影響されにくく、バックエンドの曲がりも抑えられているため、コントロールしやすいのが魅力。ミディアム~ミディアムヘビーのオイルコンディションを得意とし、スピードがないボウラーや、高回転を得意とする方におすすめの製品です。

ストーム(STORM) プロトンフィジックス

ヘビーオイルコンディションに強いボウリングボール。RG値は2.480、⊿RG値は0.053で、カバーストックにはオイルに強い「NeXソリッドリアクティブ」を使用しています。

本製品の特徴は、派手なピンアクション。重量のある「アトミックコア」が推進力を維持するため、フィジックスシリーズ特有の気持ちよいピンアクションを演出できます。

また、摩擦力の強いカバーストックを採用していますが、レーン手前のボールの動きがスムーズで扱いやすいのも特徴のひとつ。ヘビーコンディションが苦手な方にもおすすめのアイテムです。

ストーム(STORM) ソードブラスターV3

汎用性の高さが魅力の「ソードブラスターシリーズ」の3作目となるボウリングボール。レーンコンディションの汎用性を継承しつつ、新素材「R3Sハイブリッド・パーティクル」を採用することで、動きが進化しました。

RG値2.540、⊿RG値0.053で、コアには「オシレィターコア」を採用。バックエンドでの鋭いキレによって、強いピンアクションを生みます。コンディションが悪い状態にも強く、レーンメンテナンスから時間が経過した後のゲームにもおすすめです。

ブランズウィック(Brunswick) ライノ

定番といわれる「R-16リアクティブ」をカバーストックに搭載したパール素材のボウリングボール。癖が少なくバランスがよいため、最初のマイボールには非常におすすめです。

ドライ部分やオイリー部分によってボールが極端な変化をしないためコントロールしやすく、バックエンドではしっかりと曲がるのが特徴。ピンアクションに優れ、リアクティブ素材のよさを存分に味わえるアイテムです。

カラー展開は7色と豊富。自分の好みに応じて選択すれば、モチベーションアップも期待できます。

ブランズウィック(Brunswick) ツイスト

ライノとターゲットゾーンの中間に位置する、コントロール重視のボウリングボール。RG値2.609、⊿RG値0.018でナチュラルに曲がるため、スピードが出にくく手前で曲がってしまう方におすすめです。

素材は、手前がスムーズでスピードの出やすいパール素材を採用。レーンとの摩擦力は比較的弱めのため、ミディアム〜ドライのコンディションを得意としています。

7種類のカラーバリエーションと、8ポンドからのラインナップで子供から大人までの幅広い年代に対応可能な点もメリットです。

ピラミッド(Pyramid) パスライジング

RG値2.55、⊿RG値0.032の「New Era 139コア」を持つ、リアクティブパール素材のボウリングボール。ミディアム〜ミディアムドライの環境においては、初心者から上級者まで幅広くパフォーマンスを発揮できるボールです。

金額が比較的手頃で、エントリーモデルには非常におすすめ。刻々と変化するレーン条件でも優れた動きを実現できます。

コロンビア300(Columbia300) ダイナミックスウィング

大きくゆったりとした動きで、よく曲がるボウリングボールです。得意とするのはミディアム〜ミディアムヘビーのコンディション。ドライ寄りになると、曲がりすぎてしまいコントロールが定まらない場合があります。

RG値は2.482、⊿RG値0.047でカバーストックは「ERTハイブリッド」素材。コアにはSwingシリーズの第4作目「Full Swing」で使用したモノを、現代風にアレンジして使用しています。レーンのオイルが厚いときにおすすめのアイテムです。

ハンマー(Hammer) ブラックウィドー レジェンド

旧モデルの「ブラックウィドー2.0」を最新テクノロジーでアップデートしたボール。「Aggression NE Solid」という摩擦力の強いカバーストックを使用し、より攻撃的なリアクションとピンアクションを実現しています。

RG値は2.50 、⊿RG値が0.058。コアにはフックポテンシャルの高い「ガスマスクコア」を搭載し、バックエンドでの安定感のあるキレを出せるのが特徴です。

ロトグリップ(ROTOGRIP) アイドル・ヘリオス

新素材「エクストリームトラックス・ソリッドリアクティブ」を搭載したボウリングボール。バックエンドでは明確な曲がりを演出できます。RG値は2.490、⊿RG値は0.052。コアには安定した転がりを演出できる「アイコンコア」を搭載します。

動き出しからピンまでの軌道が予測できて扱いやすいことが魅力。オイルコンディションの変化にも強く、幅広く活躍する製品です。

900グローバル(900GLOBAL) ゼンマスター

ミディアムヘビー以上のオイルコンディションにマッチする、ソリッドリアクティブ素材のボウリングボール。RG値は2.490、⊿RG値は0.051です。コアにはボールの安定感やピンを弾き飛ばすインパクトの強さに定評がある「メディテイトコア」を搭載しています。

コントロール性がよく、バックエンドではしっかりと曲がるのが魅力。扱いやすいボウリングボールを求めている方はチェックしてみてください。