「弓道弦」は、弓道で矢を射るのに必要なアイテムのひとつです。モデルによって対応する弓や性能などが異なるため、検討の際は仕様をしっかりと確認しておくことが大切。ただし、弓道弦は種類が豊富で、どれを選べばよいのか分からない場合もあります。
そこで今回は、弓道弦のおすすめ品と選び方についてご紹介。これから弓道を始める方や、弓道弦の購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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弓道弦のおすすめ
山武弓具店 麻弦 春風 2本入り C-039
天然の麻で作られた弓道弦。麻弦は合成弦よりも伸びにくく、射の良否を判断する要素である弦音がキレイに響くのが魅力。印象よく矢を打ちたい方におすすめの製品です。
また、竹弓で使用する場合は、太めにすることで弓への負担を軽減。乾燥している時期は、弦全体を蒸気や水などで湿らせ、くすねをつけることで長持ちします。麻弦は竹弓との相性・安定性がよいため、竹弓を使用している方にも適したモデルです。
山武弓具店 響 2本入り C-008
スーパー繊維を使用した弓道弦です。高い強度・弾力性・耐熱性を備えており、伸びにくく切れにくい、初心者・中級者向けの製品。グラスファイバー弓やカーボンファイバー弓などを使用している方におすすめです。
また、「響」という名の通り、高い弦音を実現しているのも特徴。矢を的に当てるだけにとどまらず、心地よい射へと導きます。2本入りのため、弦が急に切れたときも安心。大会や練習時の予備用としても重宝するアイテムです。
山武弓具店 2005響 2本入り C-012
伝統的な接着剤くすねを使用し、最高煮込弦製法で作られた弓道弦です。優れた強度・弾性率・耐熱性を有している合成繊維を採用しているのが特徴。太さは細・太の2種類を展開し、弓力は細が13kg以下、太が13kg〜が目安です。2本入りなので、万が一弦が切れた際にも安心。予備用の弦を求める方におすすめの製品です。
矢を放った際に、弓から響く弦音が、高音に鳴るように作られているのもポイント。弦音は射の良し悪しを判断する要素のひとつであるため、印象のよい射へと導きます。
翠山弓具店(suizan) 響ゴールド
合成弦「響」シリーズのなかでも高品質のモデルです。本製品は初心者から上級者まで適した合成弦。「響」シリーズならではの伸びにくい設計で、高い弦音を楽しみたい方におすすめです。素材はザイロン系を採用。少し硬めの設計で、グラスファイバー弓とカーボンファイバー弓との相性に優れています。
弦の太さは2種類をラインナップ。細いタイプは弓力が14kgまで、太いタイプは18kgまでに対応しています。合成弦の高い強度により、長持ちさせられるのもポイントです。
山武弓具店 飛天 2本入り C-027
特殊アラミド繊維を使用した弓道弦。弓道の伝統と新技術を融合しており、グラスファイバー弓やカーボンファイバー弓との相性や安定性がよいのが特徴です。ケプラー系の合成弦よりも、伸びにくく柔らかな弦音を実現しています。太さは細・太の2種類を展開しており、弓力は細が13kg以下、太13kg〜が目安です。
また、ポリエステルやナイロンの合成繊維よりも約4倍以上も強靭で、切れにくいと謳われているのもポイント。耐熱性にも優れており、長期的に使いやすい製品です。PL法対策済みのため、安心して使用できるのも魅力。慣れていない方でも扱いやすいため、弓道初心者から中級者におすすめの製品です。
山武弓具店 真Premium 改 C-343
射感のよさを保ちつつ、弦の撚りと仕上げを向上させた弓道弦。合成繊維を使用し、優れた矢飛びと弦音を実現しています。高い耐久性を備えており、折れにくいのも魅力。弦輪が作りやすく伸びにくいなど、弓道に慣れていない方でも取り扱いやすいため、初心者や中級者におすすめです。
サイズは並寸・2寸伸、太さは1号・2号を展開しており、所有する弓に合ったモノを選ぶことが可能。高機能ながらリーズナブルな価格なので、コスパを重視する方にも適した製品です。
山武弓具店 千本弦 中仕掛装着済 1本入り C-031
素材に合成繊維を使用した弓道弦。優れた強度・弾性率・耐熱性を備えているため、長期的に使用できます。価格がリーズナブルなので、手に取りやすいのも魅力。複数購入すれば、予備用としても重宝します。
中仕掛け装着済みタイプなので、すぐ使えるのがメリット。中仕掛けがあることで、矢が動いたり外れたりしにくく正確に矢を打ちやすくなります。安定感が増すため、的になかなか当たらない初心者におすすめのアイテムです。
山武弓具店 天弓弦 翠 1本入り C-084
弦輪下地に改良を施した弓道弦。弦輪下地に本麻下地と高級生地を用いることで、柔らかく柔軟性の高い弦輪を実現しています。竹弓に対するクッション性が向上しているため、弓にかかる負担を軽減。1200回矢を打っても布地がほつれたりゆるんだりしないと謳われているため、長期的に愛用したい方におすすめです。
合成繊維を使用していながら、竹弓に対応しているのもポイント。グラスファイバー弓やカーボンファイバー弓との相性や安定性にも優れています。幅広い弓で使える、汎用性の高い弓道弦を探している方にもおすすめの製品です。
また、長さは並寸・二寸伸から選択が可能。太さも0号・1号・2号と、幅広いバリエーションを展開しています。使用する弓の弓力に合ったモノを使用できるのも魅力です。
山武弓具店 天弓弦 C-025
強度に優れたアラミド繊維を採用した弓道弦。本製品は、ほかの弓道弦に比べて高価なものの、鋭い弦音と矢飛びが魅力です。素材は合成弦のため、耐久性も良好。弦が長持ちしやすく、交換の頻度を少なくしたい方にもおすすめです。
2本セットなので、万が一トラブルが発生したときでもすぐに交換できます。また、弦の太さは0号・1号・2号・3号をラインナップ。適合する弓は、0号が12kg以下・1号が12kg以上・2号が17kg以上・3号が19kg以上です。
翠山弓具店(suizan) ひのくに翔美弦
麻弦に近い性能を有した合成弦タのアイテム。本製品は、軽くて伸縮率の低い特殊繊維を、クスネにより補強して仕上げられています。グラスファイバー弓、カーボンファイバー弓だけでなく、竹弓での使用にも対応可能です。
丈夫で長持ちするのはもちろん、とコストパフォーマンスに優れていることから、練習量の多い学生にもおすすめです。弦の太さは0~2号までと、幅広くラインナップ。0号は13kg以下、1号は12~17kg程度、2号は16kg以上に対応します。
翠山弓具店(suizan) 弓具 合成弦 ヤマト 二寸伸 2本入 40206
最高煮込弦製法で作られた弓道弦です。ポリエステルやナイロンの合成繊維よりも約4倍以上強靭な、アラミド繊維テクノーラを使用。安価なケブラー繊維と比べ、約3倍の疲労強度や1.2倍の引張強度を備えています。
耐熱性が高いことに加えて伸びにくく切れにくいため、長期的に使いやすいのが魅力。弦を張り替える頻度を減らしたい方におすすめの製品です。
通常の合成弦よりも、柔らかくしなやかな質感も特徴。高い弦音ではなく、麻弦に近い自然な弦音が鳴るため、心地よさも感じられます。強靭な素材の特性上、グラスファイバー弓やカーボンファイバー弓との相性・安定性がよいアイテムです。
山武弓具店 オリジナル弦 翔武 1本入り C-190
2種類の繊維を撚り合わせた弓道弦。ザイロンなどに比べて柔らかなケブラーと、軽くしなやかな超高分子量ポリエチレンを使用しているのが特徴です。復元の抵抗が小さく矢の初速を上げられるので、より遠くの的を狙えます。矢飛びのよい弓道弦を探している方におすすめのモデルです。
弾性力に優れており、伸びやすく衝撃を吸収するのもメリット。弓に負担がかかりにくいため、同じ弓を長期的に愛用できます。
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弓道弦の選び方
素材をチェック
麻弦
麻弦とは、伝統的な製法により天然の麻を撚って作った弦のことです。弓道弦の麻は、麻のなかでも強度に優れたモノを厳選して用いられているほか、何年もの経験を積んだ職人の手によって作られています。
主に竹弓に使用されるのも特徴です。合成弦に比べて伸びにくく、矢を放ったときの弦音がキレイに聞こえます。ただし、値段が高い傾向にある点は留意しておきましょう。
合成弦
合成弦とは、主にケプラーやアラミドの繊維を使用して作られる弓道弦のこと。優れた強度・弾性率・耐熱性を有しているため、弦を長持ちさせたい方におすすめです。
合成弦は価格も麻弦に比べてリーズナブルなので、購入しやすいのも嬉しいポイント。上級者も含め、多くの弓道家が使用しています。
一般的に、グラスファイバー弓とカーボンファイバー弓に使用されるのが特徴。竹弓にも使えますが、麻弦に比べて首折れなどによる破損が起きやすいので、あまり向いていません。一方で、一部のモデルでは竹弓での使用を想定して作られたモノもあるためチェックしてみてください。
自分に合った弦の長さをチェック
弓道弦は、自身が使用している弓の長さに合うモデルを選ぶようにしましょう。弓道弓には、並寸・伸寸・三寸詰・四寸伸などの長さがあります。弓道弦も同様に、モデルによってどの弓の長さに適応しているかが決まっているため、購入前に確認しておきましょう。
たとえば、並寸用の弦を選んだ場合は、異なる長さの弓には使えないので注意が必要。弓の長さを確認したい場合は、矢束から判断可能です。矢束とは、左腕を伸ばしたときの体の中心から、左手の中指の先が届くまでの長さのことをいいます。
弓力に合った太さをチェック
弓道弦を選ぶ際は、弓道弓の弓力に合う弦の太さを選びましょう。合成弦の場合は「号数」または「細・太」で表し、麻弦の場合は「匁(もんめ)」で表示されています。
号数と匁の前には数値が表示されており、値が大きいほど弦が太く、対応する弓力も強いのが特徴です。製品ごとに推奨する太さが記載されているのでチェックしてみてください。
弓道弦は、弓の長さ・太さ・材質に合うモデルを選ぶ必要があります。特に、弦の長さや太さよって適合する弓が異なるので、事前に仕様欄をよく確認しておきましょう。弓道弦は消耗品のため、矢を射る数が多い方は、耐久性や価格も確認すべきポイントです。ぜひ本記事を参考に、自分に合う弓道弦を探してみてください。