海のルアーフィッシングのなかでもワームを使うことが多い「ロックフィッシュゲーム」。なかでも根魚の「アイナメ」をルアーで釣る場合はハードルアーを巻いて小魚をイミテートするのではなく、甲殻類を模したソフトルアー、さらには根がかりしにくいテキサスリグなどで探るのが基本です。
そこで今回はアイナメ狙いで使うワームのおすすめアイテムをご紹介します。選び方についても解説するので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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アイナメ用ワームとは?
「アイナメ用ワーム」とは、名前の通りアイナメを釣るのに適したワームのこと。「アイナメ」とは日本各地の沿岸部に生息するロックフィッシュで、消波ブロックや岩場の隙間、藻の中などを棲家とする根魚のことを指します。
アイナメは甲殻類を捕食していることが多いので、ルアーはそれらを模したワームがメイン。また、ハードボトムやカバーに潜む魚を釣っていくので、リグとしては深場での操作性がよく根がかりもしにくい、ヘビーオンスのテキサスリグをセットするのが主流です。
アイナメ用ワームの選び方
種類で選ぶ
アイナメを狙う際のワーム選びは捕食している甲殻類を意識しましょう。それらを模したホッグ系ワームやクローワームが主軸になります。「ホッグ系ワーム」とは基本的にアームや足、パドル、カーリーテールなどが付いているソフトベイトのこと。「クローワーム」とはザリガニを模したソフトベイトのことで、形の定義はありませんが、2本のツメを備えているのが特徴です。
また、多毛類をイミテートしたリングワーム、上下に動かした際にヒラヒラと揺れるカーリーテールなども候補となります。なお、製品によっては集魚力を高めるべく強烈な匂いや味が付いている場合があるので、気になる方は事前に確認しておきましょう。
サイズで選ぶ
アイナメの平均サイズは30~40cmなので、ワームのサイズも3〜4インチを目安となります。より喰わせ重視であれば3インチ未満、大型狙いであればより大きいワームサイズをチョイスするのがおすすめです。
なお、セットする際はリグのボリュームも意識しましょう。ワームの大きさに対してミスマッチなフックサイズを選ぶとフッキングミスの原因となるので、注意が必要です。
さらに使用するロッドの長さや硬さ、リールに巻くラインの太さなども操作性に影響します。タックルバランスも含めて考えるようにしましょう。
色で選ぶ
ルアーを選ぶ際は、ターゲットがエサとして捕食しているベイトの色に寄せるのが一般的。アイナメは甲殻類を意識して、ビビットなオレンジや鮮やかな赤などの派手なカラーから入り、反応がなければナチュラル系に変えていくのがおすすめです。
なお、ソルトルアーは紫外線に反応して発光する「ケイムラ」や夜光塗料が施されている「グロー」などもラインナップしています。ナイトゲームを楽しみたい方はぜひおさえておきましょう。
アイナメ用ワームのおすすめ
バークレイ(Berkley) マックスセント クリッターホッグ 4インチ
集魚力の高いおすすめのホッグ系ワーム。強烈な匂いを発する「MaxScent(マックスセント)」シリーズのアイテムで、喰いのシブい状況でもしっかりとバイトを誘えるのが特徴です。
淡水・海水を問わず、さまざまなシーンで活躍し、アイナメなどの根魚にも有効。なお、本製品は4インチですが、ラインナップには小さめの2.6インチも用意されています。
バークレイ(Berkley) ガルプ!ソルトウォーター パルスクロー 3インチ
独特の味と匂いで魚を惹きつける「ガルプ!ソルトウォーター」シリーズのクローワーム。ソフトな質感ながらハリ持ちがよく、障害物周りを積極的に攻められます。
低活性時期でも実績が高く、喰いつきが悪いときにも効果を発揮するのが魅力。カバーに潜む魚をテキサスリグで撃っていきたい方は、ぜひチェックしておきましょう。
バークレイ(Berkley) ガルプ!ソルトウォーター パルスワーム
高い集魚力があるソルト向けの定番ワーム。味と匂いの成分が十分に含まれたボディとモチモチとした質感とが相まって、タフコンディションでも信頼度が高いモデルです。
サイズは3.2インチと4インチの2種類。なお、ガルプ仕様ではない「パワーベイトSWパルスワーム」もラインナップされています。気になる方は併せてチェックしておきましょう。
バークレイ(Berkley) ガルプ!ソルトウォーター アジャストハント 3.2インチ
凹凸のあるリブ付きボディと穴あき仕様のパドルテールが特徴的なワーム。パーツがない分、引っ掛かりが少なく、すり抜け重視で使えるのが魅力です。
テール部分を二股にすれば、ツインテールとなり、よりアピール力がアップ。喰いの高さに定評のある従来のガルプシリーズからさらに集魚力を向上させているほか、マテリアルもよりリアルな質感となっているのもポイントです。
バークレイ(Berkley) パワーベイトSWバルキーホッグ3インチ
ハリ持ちのよいおすすめのワーム。ホッグ系のなかでは比較的シルエットがコンパクトで、ロングキャストからピッチングなどのショートキャストまで、柔軟に対応できるのが特徴です。
また、ボディの上部にバンジーアームが備わっているのもポイント。この部分が抵抗となるので、同ウエイトであってもよりフォールスピードを落とせます。じっくりと攻めたいときに有効なルアーなので、気になる方はぜひおさえておきましょう。
バークレイ(Berkley) パワーベイトSWバブルクリーパー3インチ
微波動を出すおすすめのワーム。大きなツメに細く長いヒゲ、さらに複数本の足とパーツが多いのが特徴で、アクション時はもちろん、放置していてもバイトを誘えるのが特徴です。
また、カラーラインナップが豊富なのもポイント。汎用性が高く、テキサスリグのほか、ジカリグ(リーダーレスダウンショットリグ)、フリーリグなど、さまざまなリグでアプローチできるのも魅力です。
エコギア(ECOGEAR) バグアンツ
オーソドックスなホッグ系ワーム。ソルトアングラーのなかで好評のロックフィッシュワームで、適度なアピール力を備えているのが特徴です。
また、カラーラインナップが充実しているのもポイント。サイズは2インチ・3インチ・4インチの3種類が用意されています。
エコギア(ECOGEAR) ロッククロー
ロングセラーのクローワーム。実績の高いルアーとして知られており、ずんぐりむっくりとした形状ながらコンパクトにまとまっているのが特徴です。
パーツの数や大きさも適度で、キャスタビリティも良好。味と匂いにもこだわっており、タフコンディションで頼りになるのも魅力です。
エコギア(ECOGEAR) リングマックス パワーオーシャン
カーリーテールの「リングマックス バス」をソルト用にチューニングしたワーム。カラーによって素材の自重に違いがあり、沈むレギュラーマテリアル、浮くフローティングマテリアル、その中間のハーフフロートマテリアルが用意されています。
基本的なセッティング方法はテキサスリグが王道。また、ジカリグ(リーダーレスダウンショットリグ)やシンカーを固定せずに自由度をもたせたフリーリグで使うのもおすすめです。
エコギア(ECOGEAR) ロックマックス
同ブランドの「パラマックス」をロックフィッシュ用にリファインしたワーム。やや長めのボディとテールを採用しており、アピール力が高いモデルです。
また、カラーラインナップが豊富なのも魅力。アクションとしてはリフト&フォールで岩場や磯を乗り越えさせたり、スイミングでベイトを演出したりと、シーンによって使い分けるのがおすすめです。
プロズワン(PRO’S ONE) デスアダーホッグ
バスルアーを数多く展開している「デプス」とロックフィッシュゲームに精通する「プロズワン」がコラボしたワーム。クローともシュリンプ系ともいえるアイテムですが、やや長めのボディを採用したホッグ系ワームで、アイナメはもちろん、甲殻類を捕食している魚全般に対して効果を発揮できます。
また、頭部にくびれがあり、着底からの倒れ込みがなまめかしいのもポイント。アクションとしては軽いリフト&フォールや、ボトムバンピングを繰り返すことによってツメをバタつかせるのがおすすめです。カラーは派手系からナチュラル系、さらに紫外線に反応して発光するケイムラも揃っています。
デプス(deps) スパイニークロー
フラットなツメに多くの突起をあしらったクローワーム。淡水はもちろん、ロックフィッシュワームとしても使えるタイプで、ハリ持ちがよく、耐久性に優れています。
また、甲殻類フレーバーが配合されているのもポイント。ソルト含有量は20%程度ですが、ボディは中空、さらに口の部分にはエアホルダーが用意されており、着底後にゆったりと倒れ込むのも魅力です。
オーエスピー(O.S.P) ドライブクロー SW
存在感のあるクローワーム。丸みを帯びた大きなツメでアピールするほか、それぞれのパーツも繊細に動き、しっかりとバイトを誘えます。
もともとバス用のアイテムですが、ロックフィッシュワームとしても人気で、ソルトカラーもラインナップ。低活性時やハイプレッシャーのフィールドではダウンサイジングモデルを、ビックフィッシュ狙いであれば派手なカラーのラージサイズをチョイスするのがおすすめです。
オーエスピー(O.S.P) ドライブビーバー SW
肉厚なパドルを備えたホッグ系ワーム。やや扁平のボディを採用しているビーバータイプで、すり抜けのよさとアピール力の高さを兼ね備えているのが特徴です。
使うリグとしてはテキサスリグ、またはリーダーレスダウンショットがおすすめ。ワームのサイズは3.5inなので、フックのサイズは#1/0〜#2/0が目安です。
オーエスピー(O.S.P) HPシャッドテール SW
フォールやスイミングでバイトを誘いたいときに活躍するシャッドテールワームです。テールが小刻みに揺れ、なめかしいアクションを演出してくれるが特徴。縦の動きにも横の動きにも対応できるのも魅力です。
捕食を意識したい場合はゆっくりと、リアクションを狙いたい場合は素早く動かすのがポイント。岩場や根回りではテキサスリグ、中層ではジグヘッドリグがおすすめです。
ダイワ(Daiwa) HRF KJホッグ
コンパクトにまとまっているホッグ系ワーム。ボディやアームに細かいリブが入っており、同サイズのワームのなかでもフォールスピードを落とせる製品です。
また、ロッドアクションに対するレスポンスがよく、各種パーツがピリピリと動くのもポイント。根や藻、岩場、消波ブロックなどの隙間に潜む甲殻類をイメージして使うのがおすすめです。
メガバス(Megabass) ロックホッグ
2本のテールがバタバタと動くホッグ系ワーム。リフト&フォール、ズル引き、ボトムバンピングなど、大きな動きでも小さな動きでも誘えるのが特徴です。
サイズは2インチ・2.5インチ・3インチをラインナップ。アイナメ狙いではフックサイズなども考慮して大きめを選ぶのがおすすめです。
スミス(SMITH) 根魚大将 3.4インチ
オーソドックスなホッグ系ワーム。その名の通り根魚狙いに有効なアイテムで、サイズラインナップとしては本製品の3.4インチのほか、小さめの2.8インチも用意されているのが特徴です。
テキサスリグで使うバレットシンカーとの収まりがよいほか、ジカリグ(リーダーレスダウンショットリグ)やフリーリグとの相性も良好。カラーには甲殻類を意識した色合いがしっかりと揃っています。
レイン(reins) リトルレインズホッグ
大きめのツインカーリーを備えたホッグ系ワーム。もともとバス用のソフトベイトですが、ロックフィッシュ狙いにおすすめのカラーも用意されており、ソルトシーンでも使えるのが特徴です。
本製品は3インチの「リトルレインズホッグ」ですが、さらに小さい2インチの「タイニーレインズホッグ」、オリジナルモデルの3.5インチもラインナップ。シンカーウエイトとワームサイズの組み合わせを考慮して使い分けたい方におすすめです。
一誠(issei) 海太郎 ジャコバグ
やや細身の形状を採用したワーム。アイナメを含めたロックフィッシュ全般に使えるアイテムで、ちょっとした隙間にも落とし込めるのが特徴です。ボディに凹凸があるのもポイント。ハリ先が出やすく、スムーズにフッキングできるのも魅力のモデルです。
アイナメは日本全国に分布している魚です。釣期は秋冬といわれていますが、地域によって多少異なり、比較的シーズンは長め。なお、アイナメのなかには「ウサギアイナメ」という種類もいますが、こちらは北海道のみに生息しており、特に道東、釧路から厚岸の大黒島あたりがフィールドとして知られています。ロックフィッシュゲームに興味がある方はぜひチェックしておきましょう。