デザインやイラスト制作で、多くのプロにも愛用されている「コピック」。セット売りであれば単品で揃えるよりもリーズナブルに多くの色を手に入れられます。しかし、コピックセットは種類が多く、どのセットを選べばよいのか迷ってしまうのが難点です。

そこで今回は、コピックセットのおすすめと選び方をご紹介します。初めてコピックを使う方や、色選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。

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コピックとは?

By: copic.jp

コピックとは、主にデザインの作画やイラスト制作、漫画制作などの分野で活用されるアルコールマーカーの名称です。カラーバリエーションが豊富で、使いたい色を見つけやすいのが魅力。本体やインクの品質のよさは国内外で高い評価を得ています。

油性や水性ではなく、アルコールベースの染料インクを使用しているので、透明性が高く発色が鮮やかなのがポイント。速乾性にも優れており、塗った場所がすぐに乾くため、作業中の手の汚れが気になる方にも適しています。

コピックセットは用途に合った色がセットになっているので、初心者にもおすすめ。色選びに悩んでしまう方でも使いやすいラインナップが特徴です。どのような用途でコピックを使いたいのか考えたうえ、適したコピックセットを選んでみてください。

コピックセットのおすすめ

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピックスケッチ コミックイラスト24色セット


.Too コピックスケッチ コミックイラスト24色セット

コピックスケッチ全358色のなかから、コミックイラストに人気の色24色をセレクトしたセットです。グラデーションや混色をしやすい淡い色を中心に配色。人物を描くための色や、影に使えるグレー系が入っているのもおすすめのポイントです。

また、本アイテムにはプロのイラストレーターが描くオリジナルキャラクターを使った解説ガイド、塗り絵も同梱されています。塗り絵には配色の色番号や塗り方が書いてあるので、コミックイラストの練習にぴったりです。

コピック初心者のほかにも、すでにコピックを持っており、人物を描くことに挑戦したい方にもおすすめのコピックセットです。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピックスケッチ ベーシック12色セットB

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピックスケッチ ベーシック12色セットB

多くのプロにも愛用されている「コピックスケッチ」の12色セット。イラスト向けで、これからコピックを使い始める方におすすめのスターティングセットです。

全358色から明度の高い人気色を中心に12色を採用しています。肌の表現色も揃っており、人物イラストを描く場合にもおすすめです。また、各色相がバランスよく入っているため、明るい色から影の表現まで幅広く使えます。

スーパーブラシとミディアムブロードと2種類のニブ先で、多彩な表現が可能です。重ね塗り・混色・グラデーションなどの表現も生かしたイラストを描きたい方に適しています。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピックスケッチ ベーシック12色セットC

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピックスケッチ ベーシック12色セットC

ビビットな基本色を12本揃えたコピックセット。アルコールマーカー特有の鮮やかな色を楽しみたい方におすすめです。別売りのベーシック12色セットA・Bと組み合わせることで、より深みのある表現が可能です。

ミディアムブロードとスーパーブラシの2種類のニブ先を搭載しており、イラスト制作に使いたい方におすすめ。ニブ先を使い分けて均一な幅の線を引いたり、グラデーションなどの繊細な着色をしたりできます。

インク補充・ペン先の交換も可能なため、同じセットを長く使い続けられるのも魅力。本製品をベースにして、欲しい色を追加するといった使い方もできます。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピックチャオ スタート24色セット

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピックチャオ スタート24色セット

コピックを初めて使用する方におすすめのコピックセット。スタート12色セットを元にして、さらに12色を追加しています。バランスの取れた色組で、初心者でも使いやすいのが特徴です。

公式ガイドブック「24色でできる! はじめてのコピック背景」と連動した色構成なのもポイント。公式ガイドブックを使ってコピックでの背景塗りを練習したい方にもおすすめです。

インク量を抑えることで、手頃な価格にしているのも魅力。最初の1セットとして手に取りやすい製品です。また、別売りのコピックインクの補充やペン先の交換もでき、同じセットのまま長く使い続けられます。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック 12色セットWG

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック 12色セットWG

あたたかみのあるウォームグレーのトーン11色とカラーレスブレンダーを組み合わせたコピックセット。同系色のセットなので、綺麗なグラデーションが簡単に表現できます。

透明インクのカラーレスブレンダーを使用すれば、色のぼかしや濃さの調節も可能。影などの繊細な表現をしたい方におすすめです。ほかの基本色と併せて使用すれば、より深みのある表現ができます。

ニブ先は細かい描き込みができるファインニブと、均一な線を引けるやや大きめのブロードニブの2つを搭載。ソリッドな描き心地で、デザイン・アート用としておすすめです。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック12色セット

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック12色セット

原色系の基本色が12種類入ったコピックセット。デザイン関係の現場でよく使われる色が揃っており、使いやすいのが特徴です。また、本数が少ないぶん価格も安いので、お試しセットとして使用感を試したい方に適しています。

ボディは四角形で、収納ケースに綺麗に入れられるのもポイントです。さらに、キャップには色番号と色名付きのカラーマークが付けられているため、色の識別も簡単にできます。

ニブ先は均一な線を引けるやや大きめのブロードニブと、細かい描き込みができるファインニブの2種類を搭載。ソリッドな描き心地が魅力で、重ね塗り・混色・グラデーションなどの表現もできます。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック36色セット


トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック36色セット

デザインやアート向けのクラシック36色が入ったコピックセットです。デザインでよく使う系統の基本色がバランスよく配色されているのに加えて、影を表現するのに使えるグレーカラーも充実しています。

また、コピッククラシックのニブは、サイズが大きめな角型のブロードと、細くて硬めのスタンダードファインの2種類のほかに、クラシック専用でオプショナルニブも用意されているのが嬉しいポイントです。

ブロードニブを、スーパーブラシのような描き心地にできるクラシックブラシに付け替え可能。豊富なニブの種類に加えて、エアーブラッシングシステムにも対応しているため、さまざまな色彩表現ができるのがメリットです。

デザインや製図に使いやすいセットで、デザインを学ぶ学校で教材としても多く採用されています。これからコピッククラシックを使って本格的にデザイン画を描きたい方におすすめのスターティングセットです。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック72色セットA

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック72色セットA

主にデザイン関係でよく使われる系統の色が充実したコピックセットです。発売当初からの定番色を中心に、ビビッドな配色が多く含まれているのが特徴。グレー系の色もバランスよく揃っており、繊細なアート制作にも柔軟に対応できるのがポイントです。

本製品は、コピッククラシックの72色セット。ほかにも、グレー系の色が充実した「72色セットB」や、グリーン・アースカラー系が豊富に揃った「72色セットC」もラインナップされています。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック 72色セットB

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピッククラシック 72色セットB

デザイン関係でよく使われるグレー系統の色が充実したコピックセット。クールグレー・ニュートラルグレー・トナーグレー・ウォームグレーといった4種類のグレーを採用しています。さらに、原色・淡色がバランスよく入っているのが魅力です。

ソリッドな描き心地が特徴で、重ね塗り・混色・グラデーションなどの表現も綺麗にできます。建築・ファッション・インテリアなどのデザイナーに愛用されているシリーズです。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピック マルチライナーブラックA−2セット


トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピック マルチライナーブラックA−2セット

コピックマーカーに適したラインドローイングペンのセットです。耐水性と耐アルコール性の顔料インクを使用。コピックのアルコールインクでもにじみにくいのが魅力です。

また、乾きが早く、作業効率を上げられるのも嬉しいポイント。コピックとの併用はもちろんのこと、水彩画などのほかの画材の線画にも重宝します。

本アイテムは、ブラックの0.03~1.0mmまで全7種類の線幅がセットになった便利なセット。繊細な線から太くて力強い線まで描くことができます。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピック アクレア ライト 6色セット

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピック アクレア ライト 6色セット

水性顔料インクを使用した汎用性の高いカラーマーカーシリーズ「コピックアクレア」のセット。紙だけではなく、金属・木・ガラス・プラスチック・石・キャンバスなど、さまざまな素材に使えます。

乾くと耐水性があるので、重ね書きも可能。不透明で下地が透けにくく、コピックイラストの仕上げにもおすすめです。また、ほかのシリーズのアルコールマーカーと併用もできるので、表現の幅が広がります。

柔らかい印象のかわいいカラーを採用した6色セットの製品。コーラルピンク・カスタードベージュ・クリームイエロー・アップルグリーン・ターコイズブルー・ライラックが入っています。

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピック アルコールインクアートセット 01

トゥーマーカープロダクツ(.Too) コピック アルコールインクアートセット 01

アルコールインクアートを楽しみたい方におすすめのコピックセット。コピックインク・インクアートペーパー・木製パネルなどがセットになっています。作品の制作から飾るところまで、1セットでできるのが特徴です。

インクアートの基礎の説明と作例が載ったレシピブックが付いているのもポイント。アルコールインクアートが初めての方でも安心して取り組めるのが魅力です。

インクカラーは宝石の瑠璃をイメージしたブルー系の3色を採用しています。初心者でも扱いやすい色で、海や空などの表現におすすめです。そのほかに、珊瑚・琥珀をイメージした2種類のセットも展開されています。

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コピックセットの選び方

種類で選ぶ

コピックスケッチ

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コピックスケッチは、コピックのなかでもスタンダードなモデルです。カラーのラインナップはシリーズ最大の全358色。イラストやデザインなど幅広い用途に使えます。

ニブと呼ばれるペン先はスーパーブラシとミディアムブロードの2種類です。スーパーブラシは適度な柔らかさがある筆タイプ。筆圧やニブの角度によって線の太さや濃さを調節可能で、グラデーションを描くのに適したニブです。

ミディアムブロードは硬めの角型で、線の幅を均一に描けるのが特徴。また、角度を変えれば細い線も描けます。ペン本体は楕円形で、インクの補充量は1回につき約1.8ml。空ペンも用意されているのでインクを混ぜてカスタムカラーを作れます。

キャップの上部に色番号と色名が記載されているので、収納した状態でも使いたい色を見つけやすいのが嬉しいポイントです。別売りのエアブラシを使ったエアーブラッシングシステムに対応。豊富な色数で幅広い用途に使えるモデルです。

コピックチャオ

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コピックチャオはコピック初心者や子どもにおすすめのシリーズです。初心者でも色選びに迷いにくいように厳選された180色をラインナップ。ニブはコピックスケッチと同じスーパーブラシとミディアムブロードの2種類で、同等の塗り心地です。

インク補充量はコピックスケッチより少量で、1回につき約1.4ml。インク量が少ないため、コピックスケッチよりも手頃な価格で手に入れられます。初心者向けに塗りやすい色を配色したセットが豊富なのもコピックチャオの特徴です。

本体は子どもでも握りやすい細身の円形。キャップには安全キャップ構造を採用し、誤飲対策が取られているため小さな子どもの使用にも安心です。

コピックチャオには空ペンのラインナップがないほか、エアブラシには対応していません。価格を抑えながらもコピックの塗り心地を十分に味わえる、コピック初心者や子どもにおすすめのモデルです。

コピッククラシック

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コピッククラシックは、1987年に発売されたコピックのなかで長い歴史を持つモデル。本格的なデザインやアートの制作用に214色がラインナップされています。

ニブはブロードニブとファインの2種類。ブロードニブは、コピックスケッチとコピックチャオのニブよりも大きめで広範囲の色を塗るのに便利です。ファインは硬く細めで、文字や繊細な線を綺麗に描けます。

コピッククラシックはインク容量が最も多く、インク補充量は1回につき約2.5ml。ペン本体は四角形のため、収納ケースに綺麗に収められます。また、キャップ上部に色番号と色名が記載されているので、色の判別が楽なのもメリットです。

コピックスケッチと同様、エアブラシに対応しているほか、カスタムカラーの作成が可能。ファッション・建築・インテリア関係など、多方面のプロにも長年愛用されています。

コピックワイド

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広い範囲を素早く塗るのにおすすめなのが、幅広いニブが特徴のコピックワイド。幅21mmの幅広い角型のニブで、レンダリングやパースの背景などを塗るのに便利なほか、角を使えば細かい線の書き込みもできます。

コピックワイドはカラーバリエーションがなく、空ペンのみの展開。コピックインクを補充して使用します。好きなカスタムカラーを作れるのもメリット。ほかのコピックシリーズと併せて使うのがおすすめです。

色の組み合わせで選ぶ

初心者なら薄い色のセット

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コピックを初めて使う方や、イラストやアート制作の初心者には、濃い色よりも薄い色がセットになったモノがおすすめです。

コピックは透明な顔料インクを使用しているため、1色だけで濃淡をつけられるのが特徴。薄い色でも重ねて塗ることにより色を濃く調整できます。

また、薄い色は失敗しても目立ちにくいのもメリット。初めに色選びに迷ったら、薄い色や淡い色がセットになったモノを選び、慣れてきたら濃い色を買い足すのがおすすめです。

人物を描くならうすだいだい色などの基本色があるセット

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コピックで人物を描きたいと考えている方には、うすだいだい色を含む、髪や目、口に使える赤色・黄色・茶色などの基本色が入ったセットがおすすめです。基本のセットは12色・24色・36色・72色が用意されており、使いたい色数や予算で選べます。

なかには、人物を描くために使いやすいセットや、イラスト向けのカラーがセレクトされたセットなども展開されています。それぞれのセットを使った作例などをチェックして、イメージに合った配色のセットを選ぶようにしましょう。

グラデーションを描きたいなら同系色のセット

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コピックはグラデーションや混色が綺麗に表現できるのが魅力。透明インクなので1色だけでも塗り重ねてグラデーションを作れますが、初心者には同系色がセットになったモノがおすすめです。

濃さや明るさが少しずつ異なる同系色を使えば、初心者でも簡単に綺麗なグラデーションが作成可能。また、色記号「0」のカラーレスブレンダーは透明のインクで、色のぼかしや濃さの調整に使えるアイテムです。

1本あると便利なアイテムなので、気になる方はセット内容に含まれているか確認してみましょう。

自分に合った本数で選ぶ

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コピックには、初心者向けのセットからプロ向けのセットまで用意されています。これからイラストを描いていきたい方や、コピックを初めて使う方は、12色または24色程度の色数が少なめのコピックセットがおすすめです。

初めから本数が多いセットを買うと、実際には使わない色が出てくる可能性があります。そのため、初心者は価格を抑えて少ない本数のセットを買い、後から単品を買い足すのがおすすめです。

同じセット内で本数違いのセットを購入する際には、色が被ってしまう組み合わせもあるので、買い足す際には注意して選びましょう。