釣りにおいて掛かるか掛からないを大きく左右する「フック」。特にルアーのプラグにセットするトレブルフックはサイズやタイプが豊富で、細部に違いがあるのが特徴です。

そこで今回はトレブルフックのおすすめ製品をご紹介。定番モデルからお得なアイテムまでピックアップしたので、指名買いをしたい方はもちろん、まとめ買いしたい方もぜひ参考にしてみてください。

トレブルフックとは?

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トレブルフックとはひとつのアイに対して3本のハリが付いた、三又のフックのこと。ハリが3つ付いていることから「トリプルフック」と呼ばれることもあります。

ミノーなどのハードプラグに取り付けるのが一般的。基本はフロントとリアの2箇所、ボディサイズが長いルアーの場合は3箇所に付けることもあります。

トレブルフックの選び方

サイズで選ぶ

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トレブルフックは釣る魚に合わせてさまざまなサイズがありますが、表記も呼び方も独特。「♯」と「数字」を組み合せます。

サイズラインナップの幅はメーカーによって異なりますが、16前後から1までは数字の大きいほうがフックサイズは小さく、例えば「♯8」と「♯2」では前者のほうが小さくなります。一方、「♯1」より大きいサイズは「/0」を付けるのがポイント。「♯1」「♯1/0」「♯2/0」と、こちらは数が増えるにつれてフックサイズが大きくなっていきます。

なお、呼び方としては「♯2」であれば「2番」や「2号」と呼び、「♯2/0」は「ニゼロ」、「♯3/0」は「サンゼロ」と呼ぶので、そうした点も覚えておきましょう。

軸の太さで選ぶ

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トレブルフックに限らず、ハリは対象とする魚に合わせるのが基本。狙うターゲットが大きくて口周りもしっかりしている場合は、太くて頑丈な折れにくいフックを選んだほうが安心してファイトできます。

一方、小さな魚は、ついばむようなバイトをしてくるので、口の中に収まるサイズ感や刺さりのよい細軸を選ぶのがおすすめ。ただ、細軸は伸びやすいほか、根がかりが多発するエリアではストレスになります。フッキングのよさと根がかりのしやすさは紙一重なので、留意しておきましょう。

質量で選ぶ

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フックの質量はサイズによって異なり、例えば「♯8」と「♯2」とでは後者のほうがフックサイズが大きいので、重くなります。

さらに、フックは軸の太さでも違いが出るので注意。「♯2」であっても太軸か細軸かによって重さも変わり、当然太軸のほうが重く、細軸のほうが軽くなります。「トップウォータールアーのフックを太軸に交換したら沈んでしまった」ということも起こりえるので、事前に重さを把握したうえで取り付けるようにしましょう。

なお、各社メーカーによっても重さの基準は異なります。「サスペンドシャッドのフックをメーカーごと違う製品に変えたらスローフローティングになった」といったような事態にもなりかねないので、ウエイトのバランスが変わってくることも考慮しておきましょう。

ベントカーブで選ぶ

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ベントカーブとはフックの曲がり具合のこと。タイプとしては大きく分けて2種類があり、ハリ掛りのよい「ラウンドベンド」とフック同士の絡まりが少ない「スプロートベンド」があります。

前者は「RB」と表記し、形としてはUの字を描くオーソドックスなタイプ。より掛けやすいのが特徴です。一方、後者は「SP」と表記し、ベンドカーブがフックポイント寄りになっています。極端な製品であれば漢字の書き方の「ハネ」のような形状をしており、懐が深く、刺さればバレにくいのがメリットです。

シャンクで選ぶ

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シャンクとはフックの頂点となるラインアイから対向となるベントカーブまでの長さのこと。長いモノを「ロングシャンク」、短いモノを「ショートシャンク」と呼びます。

トレブルフックにおいては、ロングシャンクはよりフッキングの貫通力が高く、ショートシャンクは前後フックでの絡まりが少ないのがポイントです。

ゲイプで選ぶ

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また、ゲイブとはシャンクからフックポイントまでの幅のこと。幅広のモノを「ワイドゲイプ」、幅狭のモノを「ナローゲイプ」と呼びます。

トレブルフックにおいては、ワイドゲイプのほうがよりバイトチャンスを拾えるのが特徴。ナローゲイプはシャンクとフックポイントの間隔が近いので、バイトしてからスムーズにハリ先が滑り、フッキングに至ります。

フックポイントで選ぶ

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フックポイントとはハリ先のこと。パターンとしては大きく分けて、内向き、ストレート、外向きの3種類が基本です。

ハリ先が内側に入っている状態は「ねている」といい、タイプとしては「インナーポイント」、ハリとしては「ネムリバリ」と呼びます。一方、外側に向いている状態は「ひらいている」といい、タイプとしては「アウトポイント」、ハリとしては「ムツバリ」と呼びます。なお、そのどちらでもない場合は直線なのでストレートと呼ぶのが一般的です。気になる方はしっかりと確認しておきましょう。

バーブで選ぶ

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ハリにはバラシを軽減するための「返し(バーブ)」があります。種類としては大きく分けて3つ。製品として多いのは返しが内側にあるタイプで、しっかりとフッキングできたら返しが引っ掛かり、ロックがかかった状態になります。

一方、返しがないタイプは「バーブレス」と呼び、刺さりやすく抜けやすい仕様。ハリが外しやすく、なによりも魚を労るために返しをなくしているのが特徴です。

また、一部の製品には返しが外側にある「アウトバーブ」もありますが、これはバーブの有無における中間的立ち位置。バーブ有りほどロックはされませんが、バーブなしほど抜けにくいのがポイントです。

トレブルフックのおすすめ

がまかつ(Gamakatsu) トレブル RB M

トレブルフックにおけるスタンダートモデル。同社の特徴である防錆効果の高い「ハイパーシールド」やフック交換がスムーズにできる「マジックアイ」を採用しています。

また、同シリーズはラインナップが豊富なのもポイント。本製品の硬さは汎用性の高い「M」ですが、より安心感のある「MH」、さらに強靭な「H」のほか、ショートシャンク仕様やフェザーフックなども用意されています。

なお、本製品はラウンドベンドの「RB」ですが、やスプロートベンドタイプの「SP」もあるので、気になる方は併せてチェックしておきましょう。

がまかつ(Gamakatsu) トレブル S-RB シルバー

淡水・海水を問わず、幅広いターゲットに対応できるトレブルフック。表面処理に「シルバーめっき+クリア樹脂コート」を採用しており、高い防錆効果を発揮するのが特徴です。

フックは掛かる負荷を均等に分散させる「パーフェクトラウンドベンド」仕様。フックの変形や身切れによるバラシを軽減できます。

また、各サイズ別にワイヤー設定を吟味した「バリアブルプランワイヤー」によって、小さめのハリでも想定外の大物もカバー。大きめのフックであればより刺さりやすくなっているのも魅力です。

がまかつ(Gamakatsu) トレブル S-RB ナノスムースコート

魚の口の中で滑りやすく、刺さりのよいトレブルフック。摩擦係数の少ないポリテトラフルオロエチレン(PTFE)というフッ素樹脂コートを採用しており、複合表面処理加工が施されているのが特徴です。

また、フックに掛かる負荷を分散させる「パーフェクトラウンドベンド」やサイズ別にワイヤーを設定した「バリアブルプランワイヤー」、刺さり込みのよさと耐久性を兼ね備えた「スタンダードテーパー」、ルアーのスイミング姿勢を崩しにくい「センターバランスアイ」は同シリーズ共通。「掛かりやすく、バレにくい」というハリの理想形を具現化したおすすめのアイテムです。

オーナーばり(OWNER) カルティバ ST-66 スティンガートリプルフック

国内はもちろん、海外の怪魚にもおすすめのトレブルフック。エキストラヘビーワイヤー(鋼硬線材)を使用しているのが特徴で、ビッグフィッシュとのファイトでも主導権を握れます。

2段テーパーに精密尖頭加工されたフックポイントを採用しており、鋭い刺さりと充分な強度を両立。フッキング後もがっちりとホールドできるので、急な突っ込みやハリを外そうとするエラ洗いにもしっかりと対応できます。

オーナーばり(OWNER) カルティバ STX-45ZN スティンガートリプルエクストラ

淡水の大物からソルトのシーバス、サーブのヒラメにまで幅広く対応できるトレブルフック。PEラインで使用を意識しており、伸びのなさとフックにダイレクトに負荷がかかる特性を考慮して、バレの軽減を図っているのが特徴です。

また、タフワイヤー素材を採用することによって強度が高く、ハリ先の鋭敏さや耐久性も良好。防錆性にも優れており、安心感が高いのも魅力です。

ハヤブサ(Hayabusa) トレブル ケン クロウ

アメリカでも活躍する日本人バスプロアングラーの伊豫部健氏がプロデュースしたトレブルフック。掛けてから獲るまでをスムーズにできるのが特徴です。

本製品はオリジナルモデルで、巻物に特化した仕様。ラインナップとしてはストロングモデルもあり、こちらはビッグフィッシュ対応の太軸となっています。

ハヤブサ(Hayabusa) 瞬貫トレブルラウンドレギュラー

貫通性能に特化したトレブルフック。軸としては若干細めの設定になっているほか、バーブの位置もやや下方向のロングテーパー仕様となっており、刺さりやすいのが魅力です。

また、滑りのよいフッ素コートと小さめバーブを採用しているのもポイント。わずかな負荷でも掛かるので、タフコンディション時のショートバイトもしっかりと捉えられます。

カツイチ(KATSUICHI) デコイ トレブル Y-F33F

バーサタイル仕様のトレブルフック。わずかなバイトもしっかりと捉えられる「1Xファインワイヤー」や「マイクロバーブ」、さらにはハリ掛かりが滑らかなフッ素表面処理の「シルキーFコート」を採用しており、しっかりとフックアップできるのが特徴です。

ルアー全般に対応すべく、番手は#8から#4/0までラインナップ。なお、より小さいサイズは「トレブル Y-F33B」に用意されているので、気になる方は併せてチェックしておきましょう。

カツイチ(KATSUICHI) デコイ トレブル Y-S81

ややヘビーなワイヤーを採用したトレブルフック。それでいて軽いパワーで確実にフッキングできるので、パワーの強いターゲットに対してもしっかりと対応できます。

ハリ先はストレートポイントで、素早くかつフムーズにフックアップできるのもポイント。高耐食スズメッキやアクアブロック処理を施しており、サビにくさや耐久性にも配慮しています。

カツイチ(KATSUICHI) デコイ トレブル Y-W77

ショートシャンク&ワイドゲイプ設計を採用したトレブルフック。パワフルなターゲットにもしっかりと対応できるヘビーワイヤー仕様で、安心してファイトできるのが特徴です。

強度の高さと掛かりとホールド力に優れているのもポイント。深くフッキングできることでバレの軽減にもつながります。スタンダートなタイプとはひと味違うおすすめのアイテムです。

リューギ(RYUGI) ピアストレブル

ワイドゲイプ仕様のトレブルフック。フックポイントはやや内向きで、掛かり具合がより深く刺さるのが特徴です。

特殊ミディアムヘビーワイヤーを採用しており、軽量ながらも強度も十分。耐久性もあり、長時間の使用でも鋭さが劣化しにくいのもポイントです。

表面には滑らかな「TCコート」を施すことによって、バイトしてからフッキングに至るまでもスムーズ。番手としては♯10〜1を揃えています。

リューギ(RYUGI) ピアストレブル ダガー

小型ルアーへのセッティングに適したトレブルフック。より柔らかめのロッド、より細めのラインを使う状況においても安心して使えるのが特徴です。

形状としてはややロングシャンク気味で、軽い力でフッキングできるのもポイント。 ショートバイトをしっかりと捉えられるのも魅力です。番手としては♯12〜5をラインナップ。スピニングタックルはもちろん、ベイトフィネスタックルでライトぷラッキングを操作するにもおすすめのアイテムです。

リューギ(RYUGI) ピアストレブル ブルータル

大型プラグにおすすめのトレブルフック。許容な限り細軸を意識しつつ、バーブの小型化も図っており、バランスに配慮した設計となっているのが特徴です。

デザインはオリジナルモデルをベースに、よりロングシャンクを意識。ナーバスなランカーサイズのターゲットもしっかりとフッキングに持ち込めます。なお、サイズラインナップとしては♯1/0と♯2/0のみとなっているので、その点は注意しておきましょう。

イチカワフィッシング(ICHIKAWA FISHING) RC カマキリ

ハードプラグ全般と相性のよいトレブルフック。「RC」とはアメリカバスプロ界のレジャンドとして知られるリック・クラン氏のイニシャルから取っており、国内ブランドでありながら海外からの知名度も徐々に高まっているのが特徴です。

また、若干外側に設定されたフックポイントを採用しており、初期掛かりも良好。表面を滑らかにする「マジックコーティング」が施されており、貫通力が高いのも魅力です。

線径は太過ぎず細過ぎずのセッティングで、淡水のバスやナマズからソルトウォーターゲームまで幅広く対応。気になる方はぜひ試してみてください。

イチカワフィッシング(ICHIKAWA FISHING) カマキリ トレブル 84X

クオリティの高いトレブルフック。汎用性の高いラウンドベンドやルアーの動きを損なわないセンターアイを採用しているほか、貫通性能の優れた「マジックコーティング」が施されており、キャストからアクション、フッキングに至るまでストレスなく対応できるのが特徴です。

本製品のサイズは♯8〜2をラインナップ。なお、同シリーズにはスモールプラグなどの小型ルアーに合う「カマキリ トレブル 84S」も用意されており、こちらは♯12〜6が揃っています。なお、♯8と♯6はどちらにもありますが、製品によってウエイトが異なるので、購入する際は確認しておきましょう。

イチカワフィッシング(ICHIKAWA FISHING) カマキリ トレブル ライトワイヤー

細軸仕様のトレブルフック。バスフィッシングにおけるシャッドプラグなどの小型ルアーと相性がよく、特に低水温のタフコンディション時や喰いの悪いハイプレッシャーフィールドに有効です。

表面を滑らかにする「PTFEコーティング」が施されており、刺さり具合は良好。わずかなバイトも的確に掛けられます。サイズラインナップは♯14〜10をラインナップしておりウエイトは軽めなので、フック交換を考えている方は既存のフックの重さを考慮したうえでセッティングするようにしましょう。

ヴァンフック(VANFOOK) 刃金トレブルフック DT-45

ミノーやクランクのほか、表層系のルアーとも相性のよいトレブルフック。鋭敏なフックポイントを採用しており、軽い負荷かかかるだけでしっかりとフックアップに持ち込めるのが特徴です。

また、本製品はフックのカラーが2パターンあるのもポイント。「NSブラック」は魚がフックの白光りを嫌う場合に、「ステルスホワイト」は下から魚がルアーを見上げた際にフックのシルエットをぼやかせるのが魅力です。

デュオ(DUO) ソルトウォーター用 純正トレブルフック

ルアーメーカー「デュオ」のトレブルフック。1パッケージの本数が多いわりにリーズナブルな価格設定となっているので、コスパに優れているのが特徴です。

本製品は名称の通り、同社ソルトウォータールアー用の純正タイプ。ほかのラインナップとしてはより小さいソルトルアー用の「テトラワークス純正トレブルフック」、淡水ルアー用の「リュウキ純正トレブルフック」もあります。

なお、「テトラワークス」とはソルトルアーシリーズの名称で、「リュウキ」とはトラウトルアーの製品名です。どちらとも専用というわけではなく、汎用性があるので、その点は留意しておきましょう。

土肥富(DOHITOMI) オッズ トリニティR-1

リーナブルな価格帯のトレブルフック。同社は歴史と伝統のある「播州針」を継承しているメーカーで、フックやジグヘッド、さらにはスイベルやサルカンなどの小物も取り扱っています。

本製品は平打加工を施しており、従来モデルよりも強度をアップ。また、三位一体加工によってルアーに対するポジションを自然体でキープできます。

なお、ラインナップにはアウトバーブタイプや太軸の「TYPE-P」も揃っているので、気になる方は併せてチェックしておきましょう。

ウミボウズ(Umibozu) トレブルフック 丸型

魚の口を使う「フィッシュグリップ」で有名なメーカー「ウミボウズ」のトレブルフック。20本入りながら控えめな価格帯で、コスパのよさが魅力です。

本製品はスタンダードなラウンドベンドの丸型ですが、ラインナップとしてはスプロートベンドタイプの袖型も用意。質のよい国産仕様となっているので、フックポイントのあまさが気になる海外ルアーのフックを総取っ替えしたいと考えている方におすすめです。