ワームのなかでも比較的新しいジャンルといえる「ギル型ワーム」。体高のある扁平ボディを採用しているのが特徴です。バスがブルーギルをターゲットしている際にパターンが成立するほど、高いポテンシャルを秘めています。
そこで今回は、ギル型ワームのおすすめをご紹介。おさえておくべきアイテムをピックアップしたので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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ギル型ワームとは?

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「ギル型ワーム」とは、名前の通り体高のあるブルーギルを模したソフトベイトのこと。ビッグベイトやスイムベイトにもギル型はありますが、ワーム素材であればよりライトなリグと組み合わせられるので、ビッグレイクはもちろん、小規模河川や野池でも使えるのが特徴です。
パターンとして有効な時期は梅雨から初夏

そもそもブルーギルはブラックバスと生息域が重なり、捕食対象となる魚。ギルパターンとしてハマる時期は梅雨から初夏あたりで、ギルの産卵シーズンと重なります。
この時期のバスは産卵から1ヶ月後程度が経過しており、「アフター」と呼ばれる産卵後のデリケートな状態から回復するまでの移行期。バスの産卵場となる「ネスト」はハードボトムを好みますが、ギルのネストは柔らかめの底質を好み、複数匹で群れとなってクルクルと周辺を泳ぎ回ります。
多くのギル型ワームはスパイラルフォールするのが特徴で、動きは産卵行動をイミテート。そこにバスをアタックさせるのが狙いです。
ギル型のビッグベイトとの使い分け

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ブルーギルはバスにとって捕食対象になりますが、優先度はフィールドによってさまざま。ハイカロリーなエサとなる一方、場所によてはあまり好んで食べられるわけではなく、ほかのベイトの生息数が減少した場合に食べられるなど、諸説あります。
なお、大型のブルーギルはバスにとっては敵扱い。バスの卵や稚魚を食べる側に回るので、威嚇や攻撃対象にもなります。よって、場合によっては存在感のあるビッグベイトのギル型ルアーを使うほうが効果的です。
ギル型のビッグベイトとギル型のワームの違いはさまざま。ギル型のビッグベイトはウエイトが内部に埋め込まれたハードベイトで、フックはトレブルフックを採用し、サイズは1ozを超えるルアーもあります。一方、ギル型のワームはソフトベイト。単体での扱いになるので、リグを作る必要があり、フックもオフセットフックないしマスバリを使います。ボリューム感に違いがあるので、ぜひ意識しておきましょう。
ギル型ワームの選び方
テール形状で選ぶ

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ギル型ワームのテールは製品によってさまざま。尾ビレのようなタイプからシャッドテール、ツインテールなどがあり、泳ぎにも違いがあります。
よりスイミングを意識した横の釣りで使いたいか、リフト&フォールなどの縦の釣りでも使いたいかなどによってチョイスは変わってくるので、ぜひチェックしておきましょう。
カラーで選ぶ

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ギル型ワームは当然ブルーギルを意識してつくられています。そのため、色もグレイやスモークをベースに黒や青、黄色のラメが入ったブルーギルカラーを選ぶのが王道です。
ただし、ワームのカラーで定番のウォーターメロンやグリパン、スカッパノンも実績は十分。また、より黒に近いカラーはシルエットをはっきり見せることができ、さらにチャートなどのド派手なカラーは魚を惹きつける力があるなど、色によって魚の反応は異なります。
自然界に存在するナチュラルカラーはもちろん、アピール系のカラーも用意しておくとより安心なので、ぜひ検討しておきましょう。
ギル型ワームのおすすめ
デプス(deps) ブルフラット
蛇腹状のテールを備えたギル型ワーム。サイズラインナップが豊富に揃っているので、フィールド状況やベイトの大きさによって使い分けしやすいのが特徴です。
また、タイプとしてソルトとノンソルトの2種類をそれぞれ用意。ソルト仕様は含有率にこだわっておりハリ持ちのよさとマテリアルの柔軟性のバランスに配慮、ノンソルト仕様は浮力が高いのが魅力です。
ノリーズ(NORIES) フリップギル
内巻きのツインテールを備えたギル型ワーム。スパイラルフォールで誘えるのが特徴で、シーンとしてはベジテーションなどのカバー周りや、杭や立ち木などの縦ストラクチャーで使うのがおすすめです。
使い方としては、サスペンドを意識することが重要。ボトム着底まで落とし込み、追わせて喰わせるのもアリですが、中層で漂わせてやる気のあるバスを獲るのも有効です。気になる方はぜひ試してみてください。
ジークラック(GEECRACK) ベローズギル
モジャモジャとした質感が特徴的なギル型ワーム。深く大きなリブによって、アクションさせるとなまめかしくウネウネと動くのが魅力です。
ロッド操作に対するレスポンスも良好。ボディの上下運動に対してテールが遅れて揺れ、バイトを誘発します。また、オリジナルの「S.A.Fマテリアル」により、匂いと味で魚を惹きつけられるのもおすすめのポイントです。
ジークラック(GEECRACK) スパイロン
扁平ボディにシャッドテールが付いたギル型ワーム。フォールから着底、着底からの動き出し、スイミングやボトムバンピングなどのアクションなど、バイトチャンスを多くつくれるのが特徴です。
素材には匂いと味で魚を引き寄せるマテリアルを採用しており、集魚力に配慮しているのもポイントです。
ボトムアップ(Bottomup) ギミー
ボディの刻まれた深いリブと大きめのテールが特徴のワーム。コンパクトながらボリューム感を出したい時に候補となるアイテムで、シェイクやジグストなどの縦の動きでモワモワと誘うのがおすすめです。
サイズは2.4インチ・3.5インチ・4.5インチの3種類をラインナップ。小さめサイズはダウンショットやスモラバのトレーラー、大きめサイズはフリーリグやノーシンカーなどで使うのがおすすめです。
ハイドアップ(HIDEUP) スタッガーワイド
ボリューミーなボディが特徴的なギル型ワーム。サイズラインナップが豊富で、ビッグバス狙いはもちろん、タフコンディション化でも使いやすいモデルも揃っています。
また、タイプしてはオリジナルモデルのシャッドテールとツインテールがあり、泳ぎに違いがあるのもポイント。さまざまなリグやトレーラーと相性良好ですが、特に横方向の動きで使うのがおすすめです。
オーエスピー(O.S.P) ドライブSSギル
バダバタと動くツインテールタイプのギル型ワーム。着底までのスパイラルフォールや、ロッド操作によるトリッキーなアクションなどでバイトを誘えるのが特徴です。
テールの動きとしては水泳のドルフィンキックやバサロに似ており、アピール力は高め。なお、3インチが5本セット、2インチが10本セットとなっているので、購入時は注意しておきましょう。
レイドジャパン(RAID JAPAN) ヒラタイラー
ビラビラとした形状が特徴のギル型ワーム。深くフリットが入った蛇腹ボディを採用しており、強い水押しと自発的なイレギュラーアクションでバイトを誘えるのが魅力です。
汎用性が高く、オープンウォーターのほか、カバーや縦スト、オーバーハングの下などさまざまな場所で使えるのもポイント。サイズは3.7インチ・4.7インチ・5.7インチの3種類をラインナップしています。
一誠(issei) ギルフラット
独特の凹凸形状が特徴のギル型ワーム。なまめかしく泳ぐのが魅力で、フックはオフセットはもちろん、マスバリちょん掛けで使用するのもおすすめです。
種類としては110mm・20gとオリジナルモデルと80mm・8gのジュニアモデルをラインナップ。前者はマンゴーをカットしたようなデザイン、後者はより突起が大きめになっているので、購入する際はしっかりと違いをチェックしておきましょう。
一誠(issei) ギルギル 2.8in
ギル型ワームのなかでも稚ギルを2連結したやや変わり種のアイテム。極薄形状でデザインされており、ギルを捕食しているフィールドのなかでもクリアウォーターでのサイトフィッシングで使うがおすすめです。
本製品は横向きでワームをセットするタイプで、ノーシンカーリグやスプリットショットリグ、さらにはネイルシンカーを埋め込んだホバストなどが候補。カラーはナチュラル系の8色をラインナップしています。
バス釣りのベイトフィッシュパターンはワカサギやシラウオなどの小魚や、ザリガニやテナガエビなどの甲殻類など、さまざまな生き物が対象。ブルーギルもそのひとつと考えられています。エサの行動を把握しておくことは釣りにとって重要なポイントとなるので、興味がある方はぜひ生態系についても勉強しておきましょう。