数あるルアーのなかでも、もっとも小魚らしいフォルムをした「ミノー」。リアルな製品から、一見子供のおもちゃのようなコミカルなアイテムまでさまざまなタイプがありますが、魚を魅了するポテンシャルは見た目だけでは判断できないので、しっかりと釣果につながるルアーを選ぶことが重要です。
そこで今回はミノーのおすすめモデルをご紹介。選び方についても詳しく解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- ミノーとは?
- ミノーの選び方
- ミノーのおすすめモデル|バス
- ミノーのおすすめモデル|トラウト
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- ミノーのおすすめモデル|シーバス
- ミノーのおすすめモデル|青物
- ミノーのおすすめモデル|その他
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- ミノーの使い方
ミノーとは?

By: rapala.co.jp
「ミノー」とは魚を模したルアーのこと。細身のフォルムにリップが付いているタイプや、アゴがしゃくれたリップレスタイプがあり、一定層を泳がせて使うのが特徴です。
製品ラインナップとしては魚種別に分かれていますが、厳密にはフィッシュイーター全般に効果を発揮。違いとしては、狙うターゲットの捕食しているベイトサイズに合わせていたり、好む泳ぎに設定されていたり、フックの仕様がフィールドに適したモノになっていたりと、さまざまな点が異なります。
また、ロッドワークにより、さまざまなアクションで誘えるのもポイント。天候や水質、水温などフィールド状況に合わせて、手を変え品を変え対応できるのが魅力です。
ミノーの選び方
フォルムで選ぶ
ショートビルミノー

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「ショートビルミノー」とは、リップが比較的短いミノーのこと。そのままショートリップと呼ばれることもありますが、厳密な定義はなく、一般的なミノーを指します。
ロングビルミノー

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「ロングビルミノー」とは、リップが比較的長いミノーのこと。リップでしっかりと水を受けるので、ある程度深く潜るのが特徴です。
また、リップが長くなることによってボディ形状も長くなくなるので、浮力調節しやすいのがポイント。アイテムにもよりますが、板オモリを貼ることで、サスペンドやスローシンキングなどのチューンがしやすいのも魅力です。
タイプで選ぶ
フローティングタイプ

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フローティングとは浮くタイプのルアー。浮力があるので、アクションさせるとキレある動きをするのが特徴です。また、リーリング中に止めるとルアーが浮上し、バイトチャンスをつくれるのもポイント。下からの喰い上げを狙いたい際にも有効です。
サスペンドタイプ

By: rakuten.co.jp
サスペンドとは、ルアー内部のウエイトバランスによって浮きもせず、沈みもしないのが特徴。一定層でルアーを止められるので、ストップ&ゴーなどで喰わせの間をつくったり、急な動き出しでリアクションバイトを誘ったりと、リトリーブスピードに変化をつけた際に有効です。
ただ、サスペンドする層は水温による水の比重で変化するので、そこは注意点。厳密にはスローフローティングかスローシンキングのいずれかに分類されます。フィールドやシーズン、天候によっても異なるため、ドンピシャでサスペンドさせたい場合は、取り外しが可能な板オモリで調整しましょう。
シンキングタイプ

By: rakuten.co.jp
シンキングタイプとは、キャストすると自重でルアーが沈んでいくのが特徴。ルアー自体はリップが付いているので潜行深度は一定ですが、キャストしてからカウンドダウンすることで、さまざまなレンジをトレースできます。
アクションで選ぶ
ウォブリング

ウォブリングとはルアーを正面から見たときに左右に震える動きのこと。この震えるスピードをピッチといい、より小刻みにブルブルと震えるルアーはピッチが早いといわれます。
また、動きの幅が広い場合はワイドウォブル、動きが控えめであればタイトウォブルと呼び、ルアーによって設定が異なるので留意しておきましょう。
ローリング

ローリングとはルアーを正面から見たときにお腹の部分が振り子のように左右に振れること。アクションしてはブリブリと動き、より激しく動くようにルアー設定されていれば、暴れるように泳ぐのが特徴です。
なお、ウォブリングとローリングがミックスされた動きをウォブンロールと呼び、ルアーによっては「ウォブリングは強めで、ローリングは弱め」や「ウォブリングとローリングの比率は7:3」など、具体的な説明がある場合もあります。気になる方はぜひチェックしておきましょう。
ミノーのおすすめモデル|バス
ラッキークラフト(LUCKY CRAFT) ビーフリーズ
数多くのラインナップが揃っているおすすめのミノー。アメリカでは「ポインター」という製品名で販売されており、国内外で知名度が高いのが特徴です。
歴史を辿るとファーストモデルの「78SP」がアメリカのバスプロ大会でウイニングルアーとなったことを皮切りに、日本国内でも浸透。特にワカサギパターンで注目された、「65SP」は多くのアングラーから支持され、ロングセラーモデルとなっています。
ラッキークラフト(LUCKY CRAFT) フラッシュミノー
細身のボディに重心移動システムを採用したおすすめのミノー。飛距離が稼げるほか、ロッドアクションのレスポンスもよく、最近ではバスのほかシーバスやトラウトなど、さまざまなフィールドで活躍しています。
泳ぎとしてはパワフルで、ガラスラトルによるサウンドアピールも高め。タイプとしては、フリーティングとサスペンドの2種類をラインナップしています。
ラッキークラフト(LUCKY CRAFT) ステイシー 90SP
かつて一世を風靡したサスペンドタイプのロングビルミノー。静から動へと移行する際にバイトが多く、特にスポーニングの時期に爆発するルアーとして知られていたアイテムです。
製品名を英語で書くと「Staysee」。つまり「止めて、見せて、喰わす」を体現しています。懐かしさを感じる方はもちろん、今回初めて目にした方もぜひチェックしておきましょう。
メガバス(Megabass) X-80トリックダーター
やや体高のあるシェイプを採用したおすすめのミノー。同メーカーらしいリアルなカラーリングによって捕食スイッチを入れられるのはもちろん、フラッシングやイレギュラーアクションで、リアクションバイトを狙えるのも特徴です。
また、重心システムにギミックがあるのもポイント。前部のバランサーは低重心位置に固定し、前部のバランサーは重心移動システムを採用することで、動きの質と飛距離アップの双方に配慮しています。使い勝手のよいおすすめモデルです。
オーエスピー(O.S.P) ヴァルナ 110 SP
国内フィールドのベイトフィッシュサイズを意識して開発されたおすすめのミノー。汎用性が高く、ボートアングラーはもちろん、オカッパリアングラーでも扱いやすいのが特徴です。
本製品はサスペンドタイプですが、フローティング仕様のモデルや、さらに固定ウエイトとサイレント化を図ったスローフローティング仕様の「SPEC2」もラインナップ。パターンにハメたい方はぜひチェックしておきましょう。
デュエル(DUEL) ハードコア ミノー フラット F
明滅効果の高いフラットボディを採用してしたおすすめのミノー。淡水・海水を問わず、さまざまなフィッシュイーターに有効で、強力なフラッシングでバイトを誘えるのが特徴です。
また、同社オリジナルの重心移動システムを採用しており、遠投性能とキャスタビリティが高いのもポイント。本製品はフローティングモデルで、ただ巻きはもちろん、トゥイッチやジャークの切れ味が鋭いのも魅力です。
デプス(deps) バリソンミノー SP
メリハリのある動きと音で誘えるおすすめのミノー。トゥイッチやジャークによる切れ味鋭いダートアクションもちろん、低音サウンドも発するアイテムで、存在感をしっかりとアピールできるのが特徴です。
本製品はサスペンドモデルで、サイズラインナップは100mm・5/8ozと130mm・7/8ozの2種類。大きさのわりに十分なウエイトがあるのはもちろん、内部構造は重心移動システムを採用しており、遠投性に優れているのも魅力です。
ダイワ(Daiwa) ハンクルミノー スティーズカスタム
老舗メーカー「ハンクル」の泉和摩氏が手がけたミノーにダイワの技術を踏襲したおすすめのルアー。基板リップを採用しているほか、「MAGLOCK Ver.S」と呼ばれるマグネットの重心移動システムが組み込まれており、サイレント仕様で、立ち上がりのよさと遠投性に優れているのが特徴です。
ラインナップは137mm・14.5gのフローティングと137mm・16.1gのサスペンドの2種類。いずれも潜行深度は約2mが目安です。
ミノーのおすすめモデル|トラウト
スミス(SMITH) D-コンタクト
渓流ルアーフィッシングに適したシンキングタイプのミノー。比重18のタングステンウエイトを内蔵した、やや後方重心のモデルなので、飛距離が稼げるのが特徴です。
自重が高いためフォールスピードが速く、深場を攻めやすいのもポイント。ロッド操作に対するレスポンスもよく、特にジャーキングで誘うと、くねるような魅惑のスライドアクションでバイトを引き出せます。
パームス(Palms) アレキサンドラ
フラットサイドボディを採用したシンキングタイプのミノー。ロッドワークに対する反応がよく、キレのあるイレギュラーアクションで、魚を誘い出せるのが特徴です。
リップは薄めを採用しており、立ち上がりのよさもポイント。ストライクゾーンが広いので、ピンスポットからでもしっかりと魚にアピールできるのも魅力です。攻めの釣りを展開したい方は、ぜひおさえておきましょう。
ジャクソン(Jackson) メテオーラ
信頼度の高いシンキングタイプのミノー。ウエイトバランスは低重心設計で、動きが安定しているのが特徴です。
ボディはフラットサイドで、フラッシング効果が高いのもポイント。使う際はトゥイッチなどのロッドアクションをきっちり入れ、喰わせにもっていくようにしましょう。
デュオ(DUO) スピアヘッドリュウキ
豊富なラインナップが揃うおすすめのミノーシリーズ。サイズは小さいモノで38mm、大きいモノで110mmまであり、トラウトにおいては渓流から本流までカバーできるのが特徴です。
タイプもフローティング・サスペンド・シンキングがあり、使い分けしやすいのもポイント。内部構造は固定重心で、ただ巻きはもちろん、トゥイッチなどのロッド操作に対するレスポンスも良好です。
ラパラ(Rapala) カウントダウンジョイント
トラウトミノーのなかでも本流の大物狙いにおすすめのシンキングルアー。特にイトウに効果的といわれており、飛距離が出にくいところは懸念点ですが、高い集魚力を秘めているのが特徴です。
ジョイントルアーの元祖ともいえるアイテムで、おすすめの使い方はただ巻き。クネらせながら、ヌメヌメと泳ぎ、バイトを誘発するのが魅力です。
サイズラインナップは7cm・8gの「CDJ7」、9cm・11gの「CDJ9」、11cm・16gの「CDJ11」の計3種類。なお、それぞれフックのサイズや潜行深度に若干の違いがあるので、購入を検討する際は意識しておきましょう。
ジャクソン(Jackson) アスリート 17SSV
同社を代表する定番ミノー「アスリート」シリーズの大型モデル。本製品はもともとはソルト用ルアーですが、キャスト時の姿勢が安定しており、広範囲を探るサクラマスなどのビッグトラウトにも有効です。
レングスは170mmで、ベイトフィッシュサイズとしては大きめ。ウエイトも30gと十分な重さがあるので、ヘビーなタックルで挑むのがおすすめです。
デュオ(DUO) タイドミノースリム
大型ネイティブトラウトを獲りたいアングラーにおすすめのアイテム。細身かつロングタイプのミノーで、もともとはソルトのシーバス用ですが、イトウの日本記録更新に貢献したルアーとして知られています。
重心移動システムによって飛距離が稼げるのもポイント。振り幅のあるウォブンロールアクションで、遠くの魚を呼べるのも魅力です。
オリジナルモデルはフローティングで、サイズは120mm・140mm・175mm・200mmの4種類。なお、同シリーズには「フライヤー」と名のつくシンキングモデルもあり、140mm・175mm・200mmの3種類も用意されています。
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ミノーのおすすめモデル|シーバス
ダイワ(Daiwa) ショアラインシャイナーZ バーティス R 125F
トレブルフックが3つ付いた定番のミノー。タングステンウエイトによる重心移動システムを採用しており、飛距離がしっかりと出せるのが特徴です。
本製品の長さは125mm、重さは20.5gで、フックサイズは#5。タイプとしてはスローフローティングで、潜行深度は50~100cmが目安です。
カラーは、ベイトフィッシュを意識したナチュラル系からナイトゲームでの視認性が高いハイアピール系までを揃えた14色をラインナップ。単品指名買いはもちろん、色違いで複数購入するのもおすすめです。
ダイワ(Daiwa) ショアラインシャイナーZ セットアッパー 125S-DR
スローシンキング仕様のミノー。ハイピッチによるタイトなウォブンロールアクションが持ち味で、スローに引いてもフラッシングと波動でしっかりとアピールできるのが特徴です。
サイズは125mm・26gで、フックは「オーナーばり」の「カルティバ ST-46 スティンガートリプル」の#6を採用。潜行深度は2mオーバーが目安です。
シマノ(SHIMANO) エクスセンス サイレントアサシン フラッシュブースト
フラッシング効果が高いおすすめのミノー。ボディ内部に「フラッシュブースト」と呼ばれる吊るされた反射板が入っており、シーバスに対して強烈に存在感を示せるのが特徴です。
また、シリーズラインナップが豊富で、サイズやタイプが複数用意されているのもポイント。魚種を問わず使えるので、ヒラスズキや青物にも効果的です。シーバスルアーとしてだけでなく、さまざまなソルトシーンに使えるので、汎用性の高いアイテムを求めている方はぜひチェックしておきましょう。
オーエスピー(O.S.P) ルドラ 130 S
シーバス釣りのなかでもボートシーバスでおすすめのミノー。オリジナルモデルはバス用ですが、キャスタビリティに優れており、オープンウォーターが広がるソルトシーンでも十分な実績を挙げているが特徴です。
ボディにフラットな面を設けることによって、フラッシング効果が高いのもポイント。タイプとしてはシンキングで、長さは130mm、重さは22gが目安です。
ブルーブルー(BlueBlue) ブローウィン!165F スリム
重心移動システムを採用したおすすめのミノー。形状としては細身でありながら、逆風が吹き荒れる状況でもしっかりとキャストできるのが特徴です。
本製品は長さ165mm、重さ24gのフローティングで、フックは#5が3本。潜行深度は80cmが目安です。なお、シリーズラインナップにはサイズ違いのほか、シンキングも用意されているので、購入を検討する際は意識しておきましょう。
メガバス(Megabass) X-80 SW
もともとバス釣り用だったミノーをソルト仕様にしたモデル。特にシーバスルアーとして実績が高く、ボート・オカッパリを問わず、さまざまなフィールドで活躍するのが特徴です。
キャスタビリティが高く、飛距離が稼げるのもポイント。ラインナップとしてはスローシンキングの11gとシンキングの14gが用意されていますが、レングスは80.5mmで共通しています。
なお、同シリーズにはひと回り小さい「X-80Jr. SW」やロングミノーの「X-80 MAGNUM」も用意。捕食しているベイトフィッシュのサイズを意識して選ぶようにしましょう。
メガバス(Megabass) カゲロウ 124 F
大きく口が開いたリップレスミノー。受け口に水が当たることによって水面直下を引けるのが特徴で、トレースするレンジは0~20cmが目安です。
また、同社が開発した重心移動システム「LBOⅡ」を採用しているのもポイント。遠投性の高さと安定した泳ぎによってバイトチャンスを増やせるのも魅力です。
本製品は長さ124mm・重さ22gですが、同シリーズにはひと回り小さい「100」やひと回り大きい「155」もラインナップ。なお、オリジナルモデルよりもワンレンジ下を引ける「MD」も用意されています。
バレーヒル(Valleyhill) エアディープ 80S
シーバス釣りのなかでも、ボートシーバスでの障害物周りで使うのにおすすめのルアー。リップが大きく、潜行深度もやや深めで、通常のミノーよりも一段下を引けるのが特徴です。
また、着水から急潜行するので、ストラクチャーに対してタイトに攻められるのもポイント。ロングキャストで広範囲を探る際はもちろん、サイドハンドやアンダーハンドキャストを駆使したショートキャストでテンポよく探れるのも魅力です。
アイマ(ima) コモモ SF 125
複数回モデルチェンジしている定番のリップレスミノー。水面直下5〜50cmをカバーするフローティングタイプのシーバスルアーで、ゆっくり巻いてもしっかりと動くのが特徴です。
本製品のサイズは125mm、重さは18gで、カラーは12色を用意。なお、同シリーズはラインナップが豊富で、レングスや潜行震度の違うモデルも数多く揃っています。気になる方は広くチェックしておきましょう。
アイマ(ima) サスケ 120 裂波
実績の高いフローティングタイプのリップミノー。潜行深度は70〜90cmが目安で、カラーは定番のレッドヘッドから、ベイトフィッシュライクなナチュラルカラー、アピール力の高い派手なカラーなど、豊富なラインナップを揃えているのが特徴です。
なお、本製品は長さ120mm・重さ17gですが、サイズ違いとして140mm・20gも用意。20mm・3gの差ですが、若干潜行レンジも異なるので、購入を検討する際は意識しておきましょう。
ロンジン(LONGIN) ウェイキーブー
水面直下をハイアピールで引けるおすすめのミノー。タイプとしてはフローティング、ジャンルとしては強烈な水押しをして、引き波を出すウェイクベイトで、トップに出切らない魚に対しても効果を発揮するのが特徴です。
また、低音ラトルのサウンドを発し、存在感をしっかり示せるのもポイント。使い方はただ巻きがおすすめで、デッドスローから高速巻きまで対応できるのも魅力です。
本製品は複数ラインナップがあるなかでのオリジナルモデルで、サイズは137mm。重さは48gで、フックは#3が付きます。気になる方は他のサイズもぜひチェックしておきましょう。
ミノーのおすすめモデル|青物
ダイワ(Daiwa) ショアラインシャイナーZ ランカーハンター
大型魚種にもしっかりと対応できるおすすめのフローティングミノー。タングステンウエイトを磁力でホールドする「MAGLOCKシステム」を重心移動に採用しており、飛距離とアクションの双方に配慮しています。
サイズは130mm・26gと150mm・35.5gの2種類。フックは「オーナーばり」の「カルティバ ST-56 スティンガートリプル」を採用しており、前者は#2、後者は#1が付きます。
最大潜行深度は2mラインより手前が目安。いずれも耐久性の高い貫通ワイヤーを使用しており、モンスタークラスとのやり取りも十分対応できます。
ダイワ(Daiwa) サワラッシュ
青物用ミノーのなかでも歯の鋭いサワラ専用に開発されたおすすめのルアー。貫通ワイヤーを採用しており、大物が掛かっても安心してやり取りできるのが特徴です。
ウエイトは固定重心で、ファストリトリーブでも破綻しないのがポイント。タイプとしてはヘビーシンキングで、サイズは110mm・35g、フックは太軸の#2が付きます。
なお、同社のラインナップには似たタイプとして「サゴシー Z95HS」も用意。こちらは名前から察するにサラワよりひと回り小さい「サゴシ」がターゲットで、サイズは95mm・28g、フックは太軸の#4が付きます。気になる方は併せてチェックしておきましょう。
シマノ(SHIMANO) コルトスナイパー ロックドリフト 100F ジェットブースト
やや強めのローリングでブリブリと泳ぐ青物用ミノー。タイプとしてはフローティング、長さは100mm、重さは19g、フックは#2で、青物はもちろん、磯でヒラスズキを狙う際にもおすすめのルアーです。
重心移動システムの「ジェットブースト」を採用しており、キャスタビリティも良好。カラーは11色で、比較的ベイトフィッシュを意識したナチュラル系が多く揃っています。
デュエル(DUEL) アイルマグネット TG ミノー F
遠投性と耐久性に優れたおすすめのミノー。本製品の内部構造は重心移動システムを採用していますが、ウエイトボールはタングステン、さらに磁着するマグネット仕様で、あらゆる状況下でも十分な飛距離を確保できるのが特徴です。
サイプとしてはフローティングで、サイズは105mm・18gと125mm・27gの2種類。シリーズとしては何度かモデルチェンジを経ているロングセラーのアイテムなので、気になる方はぜひおさえておきましょう。
ヨーヅリ(YO-ZURI) マグダーター F
評価が高い同社「マグシリーズ」のリップレスミノー。往年の名作ルアーとして知られる「アイルマグネット」シリーズのDBを継承したアイテムで、ヒラスズキや青物に効果を発揮するのが特徴です。
サイズは長さ105mm・重さ18g・フック#2と長さ125mm・重さ28g・フック#1の2種類。いずれもフローティングで、レンジは浅めを引けます。通常のミノーの使い方をしたい方はぜひ試してみてください。
タックルハウス(TACKLE HOUSE) K-TEN ブルーオーシャン R2
オリジナルモデルの「K-TEN ブルーオーシャン」から進化を遂げたおすすめの青物用ミノー。シルエットは先代を継承しているものの、随所にリニューアルが施されており、安心して使い続けられるのが特徴です。
重心移動はウエイトの切り替えがきっちとできるマグネット仕様。キャスタビリティとアクションの質のどちらにも配慮しています。
また、ボディシェルは1.6mmと厚め。さらにフックが当たる(フックサークルのつく)部分は2mmとより厚くしており、細部にまでこだわりが感じられます。
ワイヤーもただの貫通ワイヤーではなく、負荷の分散を図った「3Dレーザーカット貫通ワイヤー」を採用。タイプとしてはフローティングで、サイズは175mm、重さは51g、フックは別途購入することになります。
タックルハウス(TACKLE HOUSE) フィード シャロー
シャローレンジ攻略におすすめのミノー。一見、ポッパーのようにも見えますが、シャクれたアゴがリップの役割を果たし、水面直下5~40cmを引けるのが特徴です。
ルアーの泳ぎとしては、ローリングがメイン。アクションのピッチの幅はやや広く、震えるというよりはクネらせながらバイトを誘発するのがポイントです。
なお、本シリーズはオリジナルモデルですが、同サイズでウエイトがアップされた製品もラインナップ。気になる方はチェックしてみてください。
タックルハウス(TACKLE HOUSE) コンタクト フリッツ
ショア・オフショアを問わず、遠投して広範囲を素早くサーチするのにおすすめの青物用ミノー。コンパクトながら十分なウエイトを備えているのが特徴です。
アクションはタイトなウォブリングを伴い、フラッシングでバイトを誘えるのがポイント。スタビライザーフィンによって、高速巻きでも安定して泳ぐのが魅力です。サイズのラインナップが複数用意されているため、タックルとのバランスを配慮して選ぶようにしましょう。
マリア(Maria) デュプレックス 80
しっかりと飛距離が出せるシンキングタイプのミノー。広範囲を手早くサーチできるので、手返しよく攻められるのが特徴です。
サイズは80mm、重さは31gで、フックは#6。潜行深度は60~200cmが目安です。使い方としては高速リトリーブがおすすめ。キレのあるウォブンロールアクションと、高輝度ホロによるフラッシング効果で、強烈にアピールできるのが魅力です。
ミノーのおすすめモデル|その他
ラパラ(Rapala) カウントダウン CD5
老舗ルアーブランド「ラパラ」のロングセラーミノー。同社の名作ルアーとして知られており、あらゆるシーンで実績が高いのが特徴です。
バルサを採用したシンキングタイプで、キビキビとしたアクションが持ち味。本製品は50mm・5gの「CD5」ですが、ひとまわり小さい30mm・4gの「CD3」やひとまわり大きい70mm・8gの「CD7」もおすすめです。
ラパラ(Rapala) カウントダウンエリート CDE55
魚種を問わず釣れるおすすめのミノー。本製品は同社「カウントダウン」の現代仕様モデルで、淡水・海水を問わず実績を挙げているのが特徴です。
また、従来モデルよりも低重心化を図ることによって、キャスタビリティが向上しているのもポイント。本製品の「CDE55」は55mm・5gですが、ラインナップは計4種類で、3.5cm・4g、7.5cm・10g、9.5cm・14gも用意されています。
ブリーデン(BREADEN) ビーナッツ 40
つぶらな目が特徴的な小粒ミノー。タイプとしては2種類あり、目玉が赤いのがフローティングタイプ、目玉が青いのがサスペンドタイプです。
ルアーとしては低重心設計でスイム姿勢が安定しているのが特徴。捕食はもちろん、ロッド操作によるイレギュラーアクションで、リアクションバイトを狙えるのもポイントです。ライトゲーム全般に使えるので、五目釣りにもおすすめです。
スミス(SMITH) シラスミノー
魚種を問わず、さまざまなソルトフィッシュイーターに対応できるミノー。製品名にはシラスとありますが、同ベイトフィッシュに固執することはなく、さまざまなベイトフィッシュをイミテートできます。
サイズはコンパクトで、ウエイトも軽量。タイプとしてはスローシンキングで、泳ぎとしてはタイトウォッブリングにややロールが入る仕様になっています。護岸沿いなど、足元をしっかりと引きたい際に有効なルアーを求めている方におすすめです。
ダイワ(Daiwa) 月下美人 夜霧Z 42S
メバリング用に開発されたミノー。小型ながらボディ内部に重心移動システムが搭載されており、風が吹くフィールドでも飛距離が出せるのが特徴です。
タイプとしてはフローティングとシンキングの2種類をラインナップ。またより深く潜るDRもそれぞれ用意されています。ハードプラグでのライトゲームを楽しみたい方におすすめのルアーです。
ミノーの使い方
ただ巻き

「ただ巻き」とはその名の通り、ただただ巻き続けること。より早く巻くことを「高速巻き」といったり、可能な限りゆっくり巻くことを「デッドスロー」といったりと、リトリーブスピードによって呼び方は変わりますが、あくまでもロッドアクションをつけず、普通に巻くこと指します。
トゥイッチ

「トゥイッチ」とはロッドティップをチョンチョンと動かすこと。かつては上方向にロッドを煽ることを指しましたが、現在はトップウォーターなど、ほかのルアーにも使われることが多く、ミノーに関してはルアーをダートさせたり、ヒラを打たせたりと非規則な変化をつけることを指します。
コツとしてはラインテンションを張らず、緩めずにして、トントンとリズムよく操作するのがポイント。連続トゥイッチで激しく動かすのはもちろん、トゥイッチの後にポーズを入れて喰わせの間をつくるのもおすすめです。
ジャーク

「ジャーク」とはリーリングと同時にロッドティップで水面を叩くように、下げ続けてルアーを動かすこと。ロッドは縦方向に、リーリングは円を描くように巻くがキモです。
水中でのルアーは左右にダートしながらも並行な動きで潜り続けるのがポイント。リアクションバイトの要素も強く、より速くジャークする「高速ジャーク」や、より強くパワフルにジャークする「ハードジャーク」などはタフコンディション時に効果を発揮します。
ストップ&ゴー

「ストップ&ゴー」とはその名の通り、リーリングを途中で止めることによって、バイトを誘発するおすすめのテクニック。ルアーが静と動と繰り返すことによって、喰わせの間を与えられるのが特徴です。
イメージとしては泳ぎで気づかせ、ある一定のところでストップ。魚が興味をもち、ルアーに寄ってきたら、次の動き出しで思わず口を使わせるのがポイントです。
ポンプリトリーブ

サスペンドタイプのミノーにおいて有名なテクニックのひとつに挙げられるのが「ポンプリトリーブ」。ロングビルミノーで使うワザで、特にバス釣りにおいては厳冬期や春先に有効とされています。
やり方としては、ルアーの潜行深度まで到達したらリッピングでロッドを起こし、ロッドを下げると同時にその分のラインを巻き取ります。その際にルアーは水中でステイしているので、そこが喰わせタイミング。浮きも沈みもしないサスペンドタイプならでは使い方なので、興味がある方はぜひ試してみてください。
「ミノー」とは日本の呼び名で、海外は「ジャークベイト」と称される場合がほとんど。ただ日本ではミノーもジャークベイトもあり、明確に分ける基準はありません。弱々しく動かして捕食を誘うのがミノー、激しく動かして強烈なバイトを得るのがジャークベイトぐらいの認識で十分なので、その点は留意しておきましょう。