数あるルアーのなかでもアグレッシブな魚を獲る際に有効なのが「スピナーベイト」。振動やブレードのフラッシング効果によってアピール力が高いのはもちろん、シングルフック採用による根がかりの少なさなどもあり、フィールドや季節を問わず使いやすいのが特徴です。
そこで今回はスピナーベイトを特集。おすすめのモデルをご紹介します。選び方についても解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- スピナーベイトとは?
- スピナーベイトの選び方
- スピナーベイトのおすすめメーカー
- スピナーベイトのおすすめモデル|タンデム
- スピナーベイトのおすすめモデル|ウィロー
- スピナーベイトのおすすめモデル|コロラド
- スピナーベイトのおすすめモデル|インディアナ
- 番外編:スピナーベイトにはトレーラーやトレーラーフックを付けるべき?
スピナーベイトとは?
「スピナーベイト」とは魚を模したヘッド、金属のブレード、さらにスカートを組み合わせたアピール力の強いルアー。水中でブレードが回転し、フラッシングと振動で魚にアピールするのが特徴です。使うシーンとしては淡水のブラックバス釣りがメイン。ただ、最近ではアイナメなどの根魚を狙う際の海釣りルアーとしても使われることがあります。
ルアーとしてはシングルフックを採用しているので、根がかりしにくいのがポイント。また、全体的に偏平となっているため、障害物をすり抜けやすいのも魅力です。
さらにウエイトのラインナップも複数あり、ボリューム感もさまざま。なお、潜行レンジは決まっていないので、着水からすぐ巻けばシャローを、落とし込めばディープを引けるのも注目したいポイントです。
スピナーベイトの選び方
ブレードの種類をチェック
ウィロー
「ウィロー」はやや細長い楕円形のブレードのこと。葉っぱに似た形状から「ウィローリーフ」とも呼ばれることがあります。
特徴としてはフラッシング効果が高く、バイブレーションは弱め。キャスト時の空気抵抗は大きく、一方で水中での巻き抵抗は控えめです。
また、ブレードのカラーが豊富なのもポイント。ホワイト、シルバー、ゴールド、銅のブロンズやコパー、灰色のガンメタやグレー、ブラック、レッド、イエローなどさまざまなタイプがあります。
コロラド
「コロラド」は涙型とも滴型ともいえる円形に近いブレード。キラキラとしたフラッシング効果は比較的弱めですが、水を受けてブルブルと動くのでバイブレーションは強めです。
キャスト時の空気抵抗はそれほどありませんが、水中での巻き抵抗は大きめ。より波動を出して魚にアピールするので、魚に存在感をしっかりと示せるのも特徴です。
なお、ブレードの水噛みがよいので、立ち上がりが早く、浮きやすいのもポイント。ウエイトが軽めであればシャローレンジを手早く引きやすく、重めであればディープでもゆっくりと引けるのが魅力です。
インディアナ
「インディアナ」はウィローとコロラドの中間に位置するブレード。形状・サイズ感ともに明確な定義はありませんが、ウィローとコロラドのいいとこ取りで、ほどよいフラッシングとバイブレーションを発するのが特徴です。
かつては中途半端感が否めなかったので、採用されるブレードとしては少数派でしたが、近年は徐々に増加傾向にあります。理由はいくつかありますが、特にマッディーレイクではカスタムしたり、シークレットで使っていたりするアングラーが多く、実際に釣果も上がっていることが理由です。イメージとしては「大きめのコロラド」という認識。気になる方はしっかりとチェックしておきましょう。
スピナーベイトのタイプをチェック
シングルタイプ
シングルタイプとはその名の通り、1枚のブレードからなるスピナーベイト。シングルウィローやシングルコロラドなどがあります。パーツが少ない分、キャスト時の空気抵抗も少ないので、ロングキャストしやすいのが特徴です。
複数枚ブレードを組み合わせるスピナーベイトと異なり、ブレードに藻が絡んだり、ゴミを拾ってしまったりする機会は減りますが、フラッシングやバイブレーションは控えめです。
ダブルタイプ
ダブルタイプは同種のブレードを2枚組み合わせたスピナーベイト。同ジャンルのルアーとしてはダブルウィローのラインナップが多く、ダブルコロラドは少なめです。
ダブルウィローに関してはブレードカラーで使い分けるアングラーも多く、シルバーであれば透明度の高いクリアウォーターで、ゴールドであれば濁りのきついマッディーウォーターで投げる方が多くいます。ただし、あくまでも傾向として多いだけなので、参考程度に考えておきましょう。
タンデムタイプ
タンデムタイプとは異なる種類のブレードを組み合わせたスピナーベイト。基本的には2枚のブレードのうち、フロントをコロラド、リアをウィローにしたタイプがほとんどで、製品によっては「タンデムウィロー」とも呼びます。同タイプはウィローとコロラドのいいとこ取りで、フラッシングとバイブレーションで魚にアピール。スピナーベイトのなかでも特に万能なルアーです。
なお、フロントがコロラド、リアもコロラドの場合はダブルコロラドになりますが、場合によっては「タンデムコロラド」とも呼称。さらに、フロントがコロラド、リアがインディアナの場合は「タンデムインディアナ」と呼ばれます。
カラーをチェック
スピナーベイトに限らず、ルアーのカラーは多種多様。ベイトフィッシュに似せたナチュラルカラーから、派手めのアピール系まで、さまざまなタイプがラインナップされています。
スピナーベイトのカラーはヘッドとスカートの色で決まり、同系色で揃っているのが基本。つまり、ヘッドカラーがアユに似せていれば、スカートもそれに近いカラーを採用しています。
カラーの使い分けとしては諸説ありますが、水質・天候・メインベイトを意識するのがおすすめ。透明度の高いクリアウォーターであればシルバーブレードのナチュラル系、濁りのきついマッディーウォーターであればゴールドブレードのアピール系を選ぶのが王道です。
重さをチェック
スピナーベイトの重さは軽くて1/4ozから、重くて1oz程度までが目安。より軽いほうが着水音は小さめ、沈むスピードはゆっくりなので、シャローをゆっくり引きやすいのが特徴です。一方、より重いほうが着水音は大きめ。沈むスピードは早いので、ディープまでもっていきやすいのが魅力です。
また、ルアーの重さはサイズにも関わってくるので、ボリューム感も意識。より軽ければコンパクトに、重ければビッグサイズになります。ハイプレッシャーやタフコンディションでスピナーベイトを使いたい場合は喰わせを意識した小さめを、一発ドカンとデカいのを狙いたい場合は大きめを選ぶのがおすすめです。
スピナーベイトのおすすめメーカー
ノリーズ(Nories)
「ノリーズ」は日本のバスフィッシング業界を牽引する田辺哲男氏のフィッシングブランド。本場アメリカでのバスフィッシングトーナメントに参戦した経験があり、現在に至るまで数多くのルアーを生み出しています。
スピナーベイトにおいては特にラインナップが多く、それぞれにこだわりがあるのがポイント。ウエイトやカラー、ブレードのタイプも豊富で、フィールド状況に合わせやすいのも魅力です。
ジャッカル(JACKALL)
「ジャッカル」は琵琶湖の畔に居を構え、ルアーやロッドを展開しているフィッシングブランド。それぞれの分野で培ってきた経験やノウハウ、さらにはフィールドテストでのフィードバックがしっかりと反映されており、数多くのアイテムをリリースしています。
スピナーベイトに関してはタイプの異なるモデルを複数ラインナップ。ビッグレイクだけでなく、小規模河川や野池でも使いやすいルアーが揃っています。
メガバス(Megabass)
「メガバス」はデザイナーの伊東由樹氏が率いるフィッシングブランド。国内のバスフィッシングにおいては黎明期から数多くのロッドやルアーを世に送り出しており、クオリティの高さは海外のアングラーからも支持されています。
また、トラウトやソルト分野の参入も比較的早く、現在は幅広いジャンルで製品を展開。ルアーにおいては造形美とカラーリングが特徴で、魚はもちろん、人間も魅力的に感じるようなアイテムが揃っています。
スピナーベイトのおすすめモデル|タンデム
ノリーズ(Nories) クリスタルS
国内メーカーのスピナーベイトにおいて定番といえる「クリスタルS」。数あるラインナップのなかでもオリジナルモデルの本製品を基準にするアングラーは多く、ロングセラーとなっています。
何度かモデルチェンジを行っており、アングラーのニーズやフィールド状況に合わせて仕様変更しているのもポイント。現行タイプはショートベンディングアームを採用し、従来モデルよりもアピール力を高めています。
タイプとしてはタンデムで、ウエイトは3/8ozと1/2ozの2種類を用意。しっかりと結果が出せるおすすめのスピナーベイトです。
ノリーズ(Nories) クリスタルS スーパースローロール
かつて一世を風靡したスピナーベイトのスローロールを体現できるルアー。ブレードの組み合わせとしてはタンデムで、フロントのコロラドブレードがやや大きめなのが特徴です。
2013年よりベンディングアームを採用し、現行タイプは1/2ozのみ。低活性時のビッグフィッシュ狙いに効果が期待できるので、長年愛用している方はもちろん、これまで試したことがない方にもおすすめのアイテムです。
ジャッカル(JACKALL) スーパーイラプション Jr.
比較的コンパクトにまとまっているおすすめのスピナーベイト。ウエイトは1/4oz・3/8oz・1/2ozの3種類ですが、いずれもアピール力が高く、ビッグレイクから小規模河川まで幅広いフィールドで使えるのが特徴です。
また、カラーラインナップが豊富なのもポイント。ナチュラル系のホワイト、アピール系のチャートのほか、リアル系のワカサギ、シャッド、ギル、アユなど、状況に応じてローテーションしやすいのも魅力です。
ボトムアップ(BOTTOMUP) ビーブル TW タンデムウィロー
アッパーアームとロワーアームとの間にスプリッターを入れることで、横揺れを発生させられるスピナーベイト。リトリーブするとクネらせるように泳ぎ、スカートを小刻みに揺らすのが特徴です。
また、スイミング時の姿勢もポイントで、全体的に水平よりも若干上を向くように設定。それによってハリ先が立ち、フッキングがしやすいのも魅力です。
本製品はTWのタンデムウィロータイプで、ウエイトは3/8ozと1/2ozの2種類。なお、ラインナップにはDWのダブルウィローも同ウエイトが用意されています。
オーエスピー(O.S.P) ハイピッチャー TW
多くのアングラーから支持されているコンパクトタイプのスピナーベイト。国内外で数々の実績を残している並木敏成氏プロデュースのルアーで、タフコンディションのフィールドでも安心して使えるのが特徴です。
ブレードが回転することによってアッパーアームを大きく揺らし、ヘッドシェイクするのもポイント。高速ピッチと強いバイブレーションで素早い展開にもしっかりと対応できます。
本製品はタンデムで、ウエイトは1/4oz・5/16oz・3/8oz・1/2oz・5/8oz・1ozの6種類。なお、重さによってビーズのカラーが異なるので、見分けがつきやすいのも魅力です。
ディスタイル(DSTYLE) ディーアルファスピナーベイト タンデムウィロー
大きすぎず小さすぎない、セミコンパクト仕様のスピナーベイト。凹凸のあるブレードを採用しており、フラッシングと水噛みに配慮しているのが特徴です。
また、強度と引き心地を意識してステンレスワイヤーを採用しているのもポイント。ラインナップは複数タイプがありますが、本製品はタンデムで、サイズは3/8ozと1/2ozの2種類を用意しています。
汎用性が高いので、広大なビッグレイクはもちろん、野池や小規模河川にも有効。さまざまなフィールドで積極果敢にアプローチできるおすすめのルアーです。
ハンクル(HMKL) ダイナモスピナーベイト タンデムウィロー
ルアービルダーとして有名な泉和摩氏が生み出したスピナーベイト。ホイルフィッシュを採用し小魚をイミテートしたヘッド、すり抜けのよいスナッグレス性能、強いバイブレーションなど、トータルバランスに優れているのが特徴です。
ブレードタイプやウエイトを問わず、相対的にボリュームがあり、魚にしっかりとアピールできるのもポイント。ストラクチャー周りはもちろん、オープンウォーターでも活躍するおすすめのルアーです。
ダイワ(Daiwa) スティーズ アスロック
スピナーベイトのなかでも少数派のタンデムインディア。フロントのブレードがコロラド、リアのブレードがインディアナという組み合わせで、ブルブル・バタバタと泳ぐのが特徴です。
本製品はリアのインディアナブレードを薄く仕上げており、より大きく回転するのが魅力。また、ワイヤーはヘッド側からブレード側にかけて徐々に細くなるテーパードワイヤーを採用しており、バイブレーションの増幅に貢献しています。
さらに、前方重心のヘッドによってバランスを崩すことなく巻き通せるのもポイント。ウエイトは3/8ozと1/2ozの2種類をラインナップしています。
スピナーベイトのおすすめモデル|ウィロー
ノリーズ(Nories) クリスタルS ディーパーレンジ
スピナーベイトのなかでもアピール力控えめのおすすめモデル。決してディープウォーター専用というわけではなく、フィネスを意識した喰わせ重視の釣りで有効なルアーです。
ウエイトは1/4oz・3/8oz・1/2oz・3/4ozの4種類で、いずれもダブルウィローを採用。浮き上がりにくいバランス設計で、レンジコントロールがしやすいのも特徴です。
ノリーズ(Nories) クリスタルS パワーロール
大きなブレードを採用したダブルウィロータイプのスピナーベイト。高いフラッシング効果と強波動で、魚をしっかりと引きつけられるのが特徴です。
ワイヤーを強化することによって、よりルアーの振動が感じやすくなり、バイトやボトムコンタクトがしっかりと把握できるのもポイント。ウエイトとしては3/4ozと1ozの2種類をラインナップしています。
ジャッカル(JACKALL) ドーン
手返しよく、広範囲を探るのに適したダブルウィローのスピナーベイト。ヘッドの両サイドにフィンを設けることによって浮き上がりを抑え、ファストリトリーブにもしっかりと対応できるのが特徴です。
タフコンディション時はスローに引いてじっくりと誘うことも可能。微波動によって、スレた魚にも口を使わせることができます。
ウエイトは1/4oz・3/8oz・1/2ozの3種類ですが、いずれもワイヤーがやや太めで、耐久性が高いのもポイント。汎用性の高いおすすめのアイテムです。
メガバス(Megabass) SV-3 DW
トータルバランスに優れたおすすめのスピナーベイト。ワイヤーは1.0mm径の高硬度ステンレスを採用しており、果敢にアプローチできるのが特徴です。
また、スカートにタイラバのような太めのネクタイが4本含むことで、ボリューム感を出しているのもポイント。ヘッドは低重心で、ルアーの直進性が高いのも魅力です。
ブレードタイプはSR(スローロール)と呼ばれるタンデム、DWのダブルウィロー、SCのシングルコロラド、SWのシングルウィローの4つ。本製品はダブルウィローで、ウエイトは3/8oz・1/2oz・5/8oz・3/4ozの4種類をラインナップしています。
メガバス(Megabass) V-FLAT パワーボム
メガバスルアーの創成期を支えた「V-FLAT」をコンパクトにしたスピナーベイト。サイズのわりにロングキャストできるのはもちろん、フラッシン効果も高く、しっかりとバイトを誘発できるのが特徴です。
ブレードはダブルウィローで、ウエイトは3/16oz・1/4oz・3/8oz・1/2ozの4種類。軽めは小規模河川や野池で、重めはビッグレイクやリザーバーで使うのがおすすめです。
エバーグリーン(EVERGREEN) Dゾーン パワーブレード
アピール力の高いおすすめのスピナーベイト。アッパーアームに細いライトワイヤー、かつ内側寄りのベンドカーブを採用することによって強力なバイブレーションを生み出し、しっかりと魚を呼び込めるのが特徴です。
ラインナップはダブルウィローの1/2ozのみ。なお、その繊細さゆえ、ストラクチャーへのタイトなキャストを繰り返すとアームが広がってしまい、本来のポテンシャルを損なってしまうこともあるので、使用する際は意識しておきましょう。
エバーグリーン(EVERGREEN) Dゾーン フライ シングルウィローリーフ
「巻き物でいきたいけど喰わせも意識したい」というときにおすすめのスピナーベイト。ライトリグで太刀打ちできない際に有効なアイテムで、ベイトサイズの小さい野池や小規模河川での使用はもちろん、ハイプレッシャーやタフコンディションでもバイトを引き出せるのが特徴です。
本製品はシングルウィローリーフですが、同シリーズにはダブルウィローリーフやタンデムウィローリーフもラインナップ。さらにオリジナルモデルのほか、タングステンモデルもそれぞれ用意されており、ウエイトは1/4ozで統一されています。状況に応じてブレードタイプの使い分けをしたい方はぜひ複数個持ち合わせておきましょう。
デプス(deps) Bカスタム ダブルウィロー
対デカバス用ルアーとして有名なスピナーベイト。ブレードタイプやウエイトのラインナップが豊富ですが、いずれも耐久性が高く、安心して投げ続けられるのが特徴です。
シリーズ共通でブレードにアイがついていたり、トレーラーをホールドするワイヤーが備わっていたりするのもポイント。また、ヘッドで水流抵抗をしっかりと受けながらも、やや張り出したサイドラインによって泳ぎに安定感があるのも魅力です。
デプス(deps) ミニブロス ダブルウィロー
コンパクトながら力強いバイブレーションで魚にしっかりとアピールするおすすめのスピナーベイト。ヘッドは偏平でスリ抜けのよさに配慮しており、ストラクチャーを問わずカバー周りでも安心して投げられるのが特徴です。
ブレードタイプやウエイトのラインナップは複数用意されていますが、違いはヘッドの重さで、ボリューム感はほぼ同じ。なお、同サイズのスピナーベイトとしては大きめの3/0のナローベントフックを採用しており、ビッグフィッシュにしっかりと対応できる点も共通です。
オーエスピー(O.S.P) ハイピッチャー MAX DW
同社オリジナルの「ハイピッチャー」からボリュームアップを図ったおすすめのスピナーベイト。従来モデルが比較的コンパクトであったのに対し、本製品はレギュラーサイズ寄りで、ベイトフィッシュのサイズが大きいフィールドでも使いやすいのが特徴です。
タイプはタンデムウィローとダブルウィローの2種類で、ウエイトは3/8oz・1/2oz・5/8oz・3/4ozの4種類。なお、いずれもスカートの上段が短め、下段を長めに設定されています。
イマカツ(IMAKATSU) ジンクス ミニ スーパーブレード TG
高速巻きからデッドスローまで柔軟に対応できるおすすめのスピナーベイト。コンパクトな形状をしていますがレンジコントロールがしやすく、水面直下からミドル、さらにはディープまでカバーできるのが特徴です。
ウエイトは1/4oz・3/8oz・1/2ozの3種類。本製品のタングステンモデルですが、ラインナップとしては通常モデルも用意されています。
ペイフォワード(Pay Forward) キット DW
本場アメリカのバスプロ大会に参戦している北大祐氏がプロデュースしたスピナーベイト。ブレードとの取り付け部分の穴を三角形にすることで、ムラなくしっかりと回るのが特徴です。
また、ブレードの組み合わせやウエイトによってワイヤーのセッティングを変えているのもポイント。ラインナップとしては本製品のDW(ダブルウィロー)とTW(タンデムウィロー)の2種類、サイズは3/8ozと1/2ozの2種類の計4タイプを用意しています。
ディスタイル(DSTYLE) ディースパイカー
従来のような固定式のアッパーアームではなく、可動式を採用したおすすめのスピナーベイト。ブレード位置の自由度が高く、キャスタビリティやカバー回避能力、さらにはフッキングのよさにも寄与しているのが特徴です。
タイプとしてはダブルウィローで、ウエイトは3/8ozと1/2ozの2種類をラインナップ。遠投して広範囲をサーチするのはもちろん、ショートピッチで手返しよく撃っていくのもおすすめです。
レイドジャパン(RAID JAPAN) レベルスピン
大きすぎず小さすぎない「セミコンパクトサイズ」のスピナーベイト。ブレードとスカートが艶かしく動くヘッド角を採用しており、しっかりとアピールできるのが特徴です。
ラインナップとしてはサイズ・ブレードタイプとも少なめですが、ひとつでカバーできる領域が広いのもポイント。汎用性の高いおすすめのルアーです。
ケイテック(KEITECH) ティーボーンスピナーベイト ダブルウィロー
トータルバランスに優れたおすすめのスピナーベイト。キャスタビリティ・アクション・フッキングのそれぞれにこだわりがあり、丁寧に作られているのが特徴です。
ヘッド部分はネーミングの由来にもなっているT字型の断面を採用。スイム姿勢をキープすべく下部にエグレを、障害物回避のために横方向の出っ張りを設けているのもポイントです。
また、フロントブレードには特殊なビーズ「コーンヘッド・ウィードガード」を装着し、ゴミの引っ掛かりを回避。フックは専業メーカー「カツイチ」が全面協力しており、掛かりも良好です。
タイプとしてはタンデムウィローとダブルウィローの2種類。ウエイトも3/8ozと1/2ozの2種類を用意しています。
ダイワ(Daiwa) スティーズ スピナーベイト DW
安心してキャストし続けられるオーソドックスなスピナーベイト。タイプはTWのタンデムウィローとDWのダブルウィローの2種類で、ウエイトは1/4oz・3/8oz・1/2ozの3種類をラインナップしています。
また、シリーズ共通でアッパーアームにテーパーワイヤーを採用しているのもポイント。ブレード付近は細軸、ヘッド付近は太軸にすることで、バイブレーションの強力さを維持しつつ、耐久性にも配慮しています。
シマノ(SHIMANO) バンタム スウェジー DW
同社「バンタム」シリーズのスピナーベイト。アピール力がありながらも、巻き抵抗は軽く、テンポよくリトリーブできるのが特徴です。
ヘッドには錫とタングステンを使用していますが、比重の高いタングステンを底面に集中させているのがポイント。高速巻きでは泳ぎが安定し、カバー周りでは障害物回避後に素早く姿勢を立て直せるのも魅力です。
タイプはTW(タンデムウィロー)、本製品のDW(ダブルウィロー)のほか、2枚のウィローブレードが同サイズのMDW(マルチダブルウィロー)もラインナップ。ウエイトは3/8ozと1/2ozの2種類を用意しています。
スピナーベイトのおすすめモデル|コロラド
ノリーズ(Nories) クリスタルS シャローロール
その名の通り、シャローを引く際におすすめのスピナーベイト。タイプとしてはタブルコロラドで立ち上がりが早く、手返しよくキャスト&リトリーブを繰り返せるのが特徴です。
また、アッパーアームをクランクさせることによって水噛みがよく、デッドスローで表層を引く際にも便利。ウエイトは3/8ozのみをラインナップしています。
ノリーズ(Nories) ウインドレンジ デカコロ
ショートアームスタイルを採用したおすすめのスピナーベイト。キャスト時の抵抗が少なく、比較的投げやすいのが特徴です。
また、絶妙なベンドアームによって根がかりしにくいのもポイント。サーチベイトとしてテンポよく投げていくのはもちろん、ピンスポットへ的確に撃っていくのもおすすめです。
なお、同シリーズのラインナップは3種類。タンデムのほか、ダブルコロラド、さらにはそのダブルコロラドのブレードをワンサイズ大きくした本製品の「デカコロ」も用意されています。
スピナーベイトのおすすめモデル|インディアナ
ジャッカル(JACKALL) デラスピン
コンパクトなスピナーベイトのなかでも喰わせ能力が高いモデル。小さいシルエットでも波動とフラッシングをしっかり出すべく、シングルのインディアナブレードを採用しているのが特徴です。
また、フックにはフェザーが取り付けられているのもポイント。ウエイトは1/8oz・1/4oz・3/8ozの3種類で、小場所でも使いやすいアイテムが揃っています。
エバーグリーン(EVERGREEN) Dゾーン ダブルインディアナ
ロングセラーモデルとして知られる定番スピナーベイトのダブルインディアナバージョン。実績の高いダブルウィロー、万能なタンデムウィローはもちろん、本製品も注目すべきアイテムで、より強い波動を出すのが特徴です。
シリーズ共通でウエイトやカラーのラインナップが多く、使い分けしやすいのもポイント。ここぞという場面で頼りになるおすすめのルアーです。
ウォーターランド(Water Land) エンジェルスピナーベイト
国内外を問わずさまざまな魚種に精通している村田基氏がプロデュースしたおすすめのスピナーベイト。タイプとしてはダブルインディアナで、ウエイトは3/8oz・1/2oz・5/8ozの3種類をラインナップしています。
本製品はブレードで水をしっかりと動かし、強烈なバイブレーションを発するのが特徴。また、スカートの中央部が長くなっているほか、太めのラバーも混在しており、全体的なシルエットを大きく見せているのもポイントです。
番外編:スピナーベイトにはトレーラーやトレーラーフックを付けるべき?
スピナーベイトにトレーラーやトレーラーフックを付けるか否かは意見が分かれるところ。極論好みになりますが、それぞれメリットとデメリットがあるので、事前に整理しておきましょう。
「トレーラー」とはソフトベイトを取り付けることで、目的はルアーのボリュームアップ。ウエイトを後方に追加することで、キャスタビリティも向上します。
「トレーラーフック」とは、スピナーベイトやバズベイトなどのワイヤーベイトに別途専用のフックを追加すること。従来であればシングルフック1本ですが、トレーラーフックを足すことでフックポイントが2つになり、掛かりがよくなります。
懸念すべき点は泳ぎのバランスが崩れることやゴミを拾いやすくなること。デフォルトの状態ではトレーラーもトレーラーフックもないので、場合によってはスイミング時の姿勢が変わったり、リトリーブ時に違和感を感じたりすることもあります。取り付ける際はぜひ意識しておきましょう。
ルアーのなかでも比較的万能といわれる「スピナーベイト」。もしひとつしかルアーをフィールドに持っていけないとしたらスピナーベイトを選ぶアングラーは多く、信頼度の高さもうかがえます。「風が吹いたらスピナーベイト」といわれるように、条件が合えばハマるパターンもあるので、ぜひ信じて投げ続けてみてください。