おしゃれで高画質なミラーレス一眼を展開する富士フイルム。初心者向けのモデルからプロの現場でも活用できるような本格的なモデルまで、さまざまなタイプがラインナップされています。
本記事では、富士フイルムのおすすめミラーレス一眼をご紹介。各シリーズの特徴や搭載されていると便利な機能・構造などもあわせて解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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富士フイルムのミラーレス一眼の特徴
クラシカルなデザイン

By: fujifilm-x.com
富士フイルムのミラーレス一眼は、フィルムカメラをイメージさせるクラシカルなデザインが特徴です。直感的に操作しやすいボタン配置で、多くのユーザーから支持されています。さまざまなファッションのコーディネートとも相性がよく、日常のお出かけに持ち歩きやすいのが魅力です。小型軽量にデザインされたモノが多いため、初めてカメラを使う方が気軽に使えるのもメリットです。
エントリーモデルからハイエンドモデルまで高画質な写真を撮影できるのもポイント。おしゃれな外観と美しい描写を楽しみたい方におすすめです。
色再現技術を活かしたフィルムシミュレーション

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「フィルムシミュレーション」機能は、富士フイルムのミラーレス一眼に搭載された、モノクロ表現やフィルムのような色表現を手軽に楽しめる画像エフェクト。ボタンひとつで簡単に切り替えできるため、手軽にフィルムカメラで撮影したような色表現を楽しみたい方におすすめです。
また、動画機能においてもフィルムシミュレーション機能を利用できるモデルが展開されています。写真と動画ともに、独自の世界観を追求する方にぴったりです。
高性能なフジノンレンズが使える

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「フジノンレンズ」は、高精細な描写力となだらかなボケ味をあわせもつ富士フイルムの高級レンズです。放送用やシネマ用など幅広い用途で使用されており、さまざまな現場で親しまれています。カメラレンズ以外に、双眼鏡やプロジェクターなどにも、フジノンレンズの技術が用いられています。
ミラーレス一眼では、APS-Cカメラ用に設計された「Xマウントレンズ」と中判センサー用に作られた「Gマウントレンズ」の2種類を展開。本格的な風景写真やポートレート撮影に挑戦したい方におすすめです。
富士フイルムのミラーレス一眼の選び方
シリーズをチェック
X-Sシリーズ

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X-Sシリーズは、2020年発売のX-S10から始まったシリーズです。富士フイルムのXシリーズのなかでもとくに初心者向けに設計されているミラーレス一眼がラインナップされているので、スマホやコンデジからのステップアップに適しています。
富士フイルムの特徴ながら初心者のハードルでもあるダイヤルによるパラメーター操作を排除し、バリアングル式のモニターのような扱いやすい構造を積極的に採用。ボディも軽量かつ小型で、気軽に撮影に持ち出せます。
価格も抑えられているため、富士フイルムのなかで安いミラーレス一眼を探している方にもおすすめです。
X-Tシリーズ

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初心者から上級者まで、幅広い方にとって使いやすいのがX-Tシリーズ。X-Tに続く数字は3桁・2桁・1桁と数字が少ないほど高性能なモデルになるという傾向があり、現在はX-T5のような1桁台のモデルが中心に展開されています。
機能や画質だけではなく、デザインや質感に力が入れられているのも、X-Tシリーズの特徴です。軍艦部にはISO感度やシャッタースピード、露出などを調節できるクラシカルなダイヤルが搭載されているため、電源のオン・オフに関係なく設定を変更できます。
防塵や防滴に対応するタフなモデルもラインナップされており、登山のようなアウトドアシーンでの撮影を楽しみたい方にもおすすめです。
X-Hシリーズ

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X-Hシリーズは、富士フイルムのXシリーズのなかでも高性能かつ多機能なモデルがラインナップされているシリーズ。2018年に登場したX-H1がシリーズ初のモデルです。
特徴は、Xシリーズのなかではやや大きめのボディサイズと、ボディサイズに比例するように搭載された多彩な機能です。ボディ内手ブレ補正や強力なAF性能、高速連続撮影などプロの現場でも重宝されるような機能が盛り込まれています。
また、動画撮影機能が充実しているのもポイント。Xシリーズ内でも数少ない、6Kなどの高解像度の動画撮影に対応するモデルがラインナップされています。
GFXシリーズ

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GFXシリーズには、富士フイルムのミラーレス一眼のなかでもプロ向けの本格仕様なモデルが多く揃っています。フルサイズのイメージセンサーよりも一回り大きい中判サイズと呼ばれるイメージセンサーを採用している点が特徴です。
中判サイズのイメージセンサーを採用していながらボディサイズがコンパクトなのもGFXシリーズの魅力。レンズのマウントには「Gマウント」を採用し、同社からさまざまなレンズが販売されています。
本格的な写真・動画の撮影を個人で楽しめるため、中級者のステップアップや上級者にもおすすめ。高解像度なモデルもラインナップされているので、写真をプリントして楽しみたい方にも適しています。
ファインダーの位置や種類で選ぶ

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ミラーレス一眼カメラに搭載されているファインダー位置は、中央または左側の2種類がほとんど。中央に搭載するモデルにも左側に搭載するモデルにもメリットとデメリットがあるので、好みに合わせて選びましょう。
ファインダーが左側に搭載されているミラーレス一眼のメリットは、ボディの縦幅がコンパクトなモデルが多い点。また、右目でファインダーを覗くと左目がカメラの外に出るため、ファインダー越しとファインダーなし両方の視界を確認できます。
ボディの中央のファインダーを搭載しているタイプのメリットは、レンズとファインダー、背面モニターが一直線上に揃うこと。ファインダーを覗いているときのレンズと被写体の距離感を掴みやすく、直感的に撮影できます。
手ブレ補正をチェック

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ミラーレス一眼に搭載されていると便利な機能のひとつが、手ブレ補正機能です。レンズ側ではなくミラーレス一眼のボディ自体に手ブレ補正機能が搭載されていると、レンズの種類やメーカーに関係なく手ブレ補正を適用できます。
手ブレ補正機能の効果は、軸や段数で表現されている場合がほとんど。例えば、5軸の手ブレ補正に対応するミラーレス一眼は、前後左右の角度ブレと上下左右のシフトブレに加えて回転ブレまで補正できます。
段数は、シャッタースピードの段数と同じ意味の単位。1段分の効果がある手ブレ補正機能は、半分のシャッタースピードで撮影するのと同等の補正効果を得られます。
多くの場合、手ブレ補正機能の性能は5軸8段といった形で表記されており、数値が大きいほど高性能です。
連写速度をチェック

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富士フイルムのミラーレス一眼を選ぶときは、連写速度もよくチェックしておきましょう。連写速度が優れていると短時間で連続的にシャッターを切れるので、スポーツや乗り物、動物など動きの速い被写体の撮影に役立ちます。
連写速度は、1秒間に何コマの撮影に対応しているかどうかで確認可能。コマ数が多ければ多いほど、より素早く連写できるためシャッターチャンスを逃しにくいのがメリットです。
また、連写中のブラックアウトについてもチェックしておくと安心。ブラックアウトとは、撮影中にファインダー像が途切れることを指します。搭載されているバッファメモリに余裕があると、ブラックアウトフリーの連写がしやすいのが魅力です。
防塵・防滴機能をチェック

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富士フイルムのミラーレス一眼のなかには、防塵・防滴機能を有したモデルもあります。ミラーレス一眼を屋外で使用する場合、雨や水跳ねによってボディが濡れたり砂ぼこりを被ったりすると、故障してしまう可能性があるので注意が必要です。
屋外でも安心して写真や動画の撮影を楽しみたい方には、防塵や防滴などに対応するミラーレス一眼がおすすめ。ボディのさまざまなポイントにシーリングを施して、防塵や防滴だけではなく耐低温を実現したモデルもあります。
本体のサイズ・重量をチェック

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ミラーレス一眼カメラ本体のサイズや重量も、選ぶ際の重要なポイントです。本体のサイズが大きく重量が重いと持ち出す際のハードルが無意識に上がってしまい、せっかく購入しても使用頻度が下がってしまう場合があります。
富士フイルムには、小型かつ軽量なミラーレス一眼が多数取り揃えられているため、気軽に扱えるようなコンパクトで軽いモデルを選びましょう。シリーズでは、とくにX-Sシリーズが小型軽量を謳っているのでおすすめです。
例として、X-S20は500gを切る約491gの重量を実現しています。複数のレンズを持ち歩いて交換するシーンを想定した場合も、軽くコンパクトなモデルの方が気軽に取り回し可能です。
背面モニターが可動式かどうか

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富士フイルムのミラーレス一眼を選ぶときは、背面モニターの仕様にも注目しましょう。背面モニターには主に固定式と可動式の2種類があります。さまざまなアングルで撮影する場合は、可動式の方が便利なのでおすすめです。
可動式には、さらにチルト式とバリアングル式の2種類があります。チルト式とは、背面モニターを引き出して上下に移動させたり角度を変えたりできるタイプ。モニターが光軸上からズレにくく、直感的に構図を確認できます。
一方、バリアングル式は背面モニターを横向きに開けるタイプ。モニターの位置が光軸からズレるため視線が外れてしまいやすいものの、自由度が高く、自撮りの際に構図を確認しやすいのもメリットです。
富士フイルムのミラーレス一眼おすすめ
富士フイルム(FUJIFILM) X-S20
Vlogモードが搭載された富士フイルムXマウントのミラーレス一眼です。背面液晶モニターに自撮りしやすいバリアングル式を採用。アングル変更しやすいのが便利です。USB-TypeCケーブルでPCと接続することでWEBカメラとしても活用できます。
直径3.5mmのマイクジャックとイヤホンジャックを搭載しているのもポイント。小型の外部マイクに接続して風切り音を抑制した映像制作ができます。HDMI経由で最大6.2K 30PのRAW動画外部収録ができるのも特徴です。
専用アプリ「FUJIFILM XApp」と連携できるのもメリット。カメラで撮影した写真をスマホに転送できるため、SNSでシェアしやすいのも魅力。旅行に携帯しやすいカメラを探している方におすすめです。
▼撮影イメージ

富士フイルム(FUJIFILM) X-M5
軽量コンパクトな富士フイルムXマウントのミラーレス一眼です。有効画素数約2610万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。独自のカラーフィルター配列により、ローパスフィルターレス仕様でモアレ・偽色が少ない高精細な写真撮影を実現します。
ボディに高性能な画像処理エンジン「X-Processor 5」を採用しているのも特徴。ディープラーニング技術による被写体検出AFを搭載しており、人物や乗り物まで幅広い被写体を検出できるのがメリットです。
全20種類のフィルムシミュレーション機能が搭載されているのも魅力。シーンや場所に応じて好みの色味で撮影できます。さまざまな写真表現を楽しみたい方におすすめです。
本体重量は約355g。気軽に持ち運べて、片手で操作しやすいモノを探している方におすすめです。
▼撮影イメージ

富士フイルム(FUJIFILM) X-T5
有効画素数約4020万画素の裏面照射型CMOSセンサーが搭載された、富士フイルムXマウントのミラーレス一眼。レンズ本来の描写性能を発揮します。ピクセルシフトマルチショット機能を活用することで、1億6千万画素の高精細なデータ記録も可能です。
操作性に優れたダイヤル配置も特徴。ボディ軍艦部にISO感度・シャッタースピード・露出補正のダイヤルが搭載されており、カメラの露出設定をスムーズに変更できるのがメリットです。そのほか、3方向チルトLCDを採用することで、撮影のアングルを簡単に調整できます。
シャッタースピードは最大1/180000秒を実現。眩しい環境下での撮影や、明るい大口径レンズを開放で撮影する際に重宝します。動きの速い被写体を、瞬間的に切り取りたい方にもおすすめです。
▼撮影イメージ

富士フイルム(FUJIFILM) X-H2S
高速連続撮影を得意とする富士フイルムXマウントのミラーレス一眼です。AF/AE追従モードで最大40コマ/秒の高速連写を実現。撮影画面が消失しない「ブラックアウトフリー」機能が搭載されており、連写中において被写体を視認し続けやすいのがメリットです。
連続記録可能枚数は、コールドスタート時に、20コマ/秒のRAW撮影で1000枚以上記録可能。記録メディアはCFexpress Type BカードとSDカードの両方に対応したデュアルスロット仕様です。動画では、6.2K/30P 4:2:2 10bitのカメラ内収録に対応。高度な編集耐性をもつ映像収録をする際に便利です。
最大7.0段のボディ内手ブレ補正機構も魅力。写真と動画ともに高精細なデータで撮影できるモノを探している方におすすめです。
▼撮影イメージ

富士フイルム(FUJIFILM) X100V
良質な撮影体験が楽しめる富士フイルムXマウントのミラーレス一眼です。アルミ切削加工が施された操作ダイヤルをカメラ上部に配置することで、スムーズな操作性を実現。本体重量は約428gで、日常のお出かけで持ち運びやすいのが魅力です。
開放F値2.0の明るいレンズが搭載されているのも特徴。標準出力感度はISO12800で、日中から夜の撮影まで幅広く使えます。チルト式の約162万ドットTFTカラー液晶モニターが搭載されているため、アングルを変えて撮影しやすいのもメリットです。
リッチな撮影体験ができる「ハイブリッドビューファインダー」を搭載しているのも魅力。肉眼越しにファインダーを見るようなOVFと、撮影設定の色味を反映させて見えるEVFをレバーで簡単に切り替えられます。
▼撮影イメージ

富士フイルム(FUJIFILM) GFX100S II
有効画素数約1億2百万画素の中判センサーを搭載した、富士フイルムGマウントのミラーレス一眼です。静止画で16bitのRAW画像記録に対応しているのが特徴。常用ISO感度は80を実現しており、ノイズを抑制した階調豊かな写真表現ができます。
576万ドットの高精細EVFを採用しているのもポイント。ファインダー撮影時により被写体の細部を確認しながら撮影する際に便利です。AIによる被写体検出AFと組み合わせることで、構図をはじめとする画作りに集中できます。高精細かつリアルな描写ができるモノを求める方におすすめです。
▼撮影イメージ

富士フイルム(FUJIFILM) GFX100 II
富士フイルムGマウントのフラッグシップミラーレス一眼です。高画素のCMOSセンサー「GFX 102MP CMOS II HS」と映像エンジン「X-Processor 5」を組み合わせることで、写真と動画ともに高精細な描写が得られるのが特徴。ファインダーの表示フレームレートは約120フレームを採用することで、動きの速い被写体を簡単にフレーミングできます。
CMOSセンサーのマイクロレンズ部を改善することで、従来機に比べて、センサー周辺部の画質とAF精度が向上しているのもポイント。よりリッチな撮影データが得られます。写真記録はRAW・JPEG・HEIF形式に対応しており、活用の幅が広がるのもメリットです。
そのほか、HDMI経由で8K 30Pの高精細な映像収録に対応可能。動画撮影においても常用ISO感度100から撮影できるのが魅力です。「高速ローリングシャッター」機能を搭載することで、動く被写体の撮影で画面の歪みを抑制できます。
▼撮影イメージ

富士フイルムのミラーレス一眼は、使いやすく高画質なうえデザインがおしゃれなのが魅力です。バリアングル式のモニターやVlogモードなどを搭載する、トレンドをおさえたカメラも販売されています。本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのモデルを見つけてみてください。