フルーツビールは、近年日本でも人気を集めている種類のビールです。ビールが苦手な方でも飲みやすいと好評ですが、あまり馴染みがないため、どのような製品を選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめフルーツビールをご紹介。あわせて、フルーツビールの特徴や歴史、フレーバーについても解説します。
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フルーツビールの特徴
フルーツビールは、ビール特有の苦みよりもフルーティな味わいが強いビールです。なめらかな口当たりで、ビールが苦手な方でも美味しく飲めることから人気を集めています。また、甘さや爽やかさを楽しめるので、デザートとして楽しむ方やビールを飲んだあとの気分転換としてもおすすめです。
フルーツビールは製造工程の違いによって、大きく2種類に分けられます。1つはビールを醸造する途中で生のフルーツを漬け、木樽で長期間熟成させるもの。そしてもう1つは、フルーツのエキスや香料を加えて熟成させるものがあります。
フルーツビールの歴史
フルーツビールは、ベルギーで16〜17世紀頃から存在していたといわれています。「ビールが腐ってしまうのを防ぐためにフルーツを入れた」「味がよくないビールを飲みやすくするためにフルーツを使った」など、フルーツビールが誕生した由来はさまざまです。
また、6〜7世紀頃にはすでにフルーツビールが存在したという説もあり、長い歴史を誇る伝統的なビールといえます。
フルーツビールのフレーバーの種類は?
フルーツビールのフレーバーの種類は現在でも数多く存在します。また、新たな研究や改良によって今後ますます増えると考えられているビールです。特に人気なのは、木苺のように甘酸っぱいベリー系。酸味と甘みを同時に楽しめるため、女性からも好評です。
また、バナナやパイナップルといった南国の果実を使ったフルーツビールもあります。こちらは甘みが強く、デザートとしても楽しめるのが特徴です。ほかにも、爽やかさが強い青りんごや程よい酸味を楽しめるライム・カシス・レモンなどの柑橘系、そしてぶどうやさくらんぼ、桃などの果物もフルーツビールに使われています。
フルーツビールのおすすめ
ラフェブル ニュートン
フルーツビールの入門としても人気が高い製品。コリアンダーとオレンジピールを使用した色素の薄いベルジャン・ホワイトというビールに、青りんご果汁を加えて作られています。
青りんごそのものといった爽やかで甘い香りが特徴。ビールとは思えないほど甘くスッキリとした味わいで、ジュースのようにゴクゴク飲めます。初めてフルーツビールに挑戦する方にもおすすめです。口内にまとわりつく甘さではないので、食事中にも楽しめます。
ブーン(Boon) クリーク
やや茶色寄りのルビー色が特徴的な、さくらんぼを使ったフルーツビール。強い酸味が特徴の伝統的なベルギービールであるランビックに、さくらんぼを6週間から1年間漬け込んで作られます。
さくらんぼのフレッシュな香りに加え、カラメルのような甘い香りも楽しめるのが特徴。もとのランビックの強い酸味をさくらんぼの甘さが抑えており、旨味と酸味のちょうどよいバランスを楽しめます。爽やかさと甘さを両方楽しめるフルーツビールを探している方におすすめです。
カンティヨン(Cantillon) クリーク
明るいルビー色が印象的なフルーツビール。熟成させたランビックにさくらんぼを加えて数カ月間漬け込み、その後さらに若いランビックをブレンドすることで作られます。瓶内発酵が進むことで、フレッシュなさくらんぼと芳醇なナッツのような香りを両方楽しめるのが特徴です。
カンティヨンのビールは強い酸味が印象的で、本製品も酸味が際立っています。甘さをほどほどに抑え、爽やかな酸味や渋みがあるスッキリとした味わいのフルーツビールを飲みたい方におすすめです。
リンデマンス(Lindemans) フランボワーズ
透き通ったルビー色が特徴のフルーツビール。ラズベリーの天然果汁をランビックに加えて作られています。ベリー系の甘酸っぱい香りが楽しめる、デザート向きのビールです。
酸味や渋み、苦みを抑え、甘みを強めているのがおすすめポイント。ビール特有の苦みや渋みが苦手な方でも、美味しく飲めます。一般的なビールは苦手だけど、フルーツビールは試してみたいと考えている方におすすめです。
シャポー(Chapeau) パイナップル
伝統的なベルギービールであるランビックに、パイナップルの果汁を加えたフルーツビール。南国果実の香りと甘さが広がる、トロピカルな味わいが特徴です。
酸味が抑えられているため、一般的なホップの苦みが利いたビールが苦手な方でも美味しく飲めます。ちょっと変わった味わいのビールを楽しみたい方にもおすすめです。甘みが強めなので、食後のデザート感覚で飲む際にも適しています。
シャポー(Chapeau) バナナ
見た目は一般的なビールのような、明るいゴールド色のフルーツビール。ランビックにバナナシロップを加えて作られているのが特徴です。ビールを濃厚なバナナジュースで割ったような、強い甘みとバナナの香りを感じられます。
酸味や渋みをしっかりと抑えて甘さを強くしたビールなので、ビールが苦手な方からも人気です。とにかく甘さが引き立っているので、カクテルのような感覚で味わえます。食後の一杯としてデザートのように楽しむのもおすすめです。
シャポー(Chapeau) アプリコット
ランビックとアンズを組み合わせたフルーツビール。フルーティーな香りと酸味のなかに甘さが感じられるビールです。ビールというよりスパークリングカクテルのような感覚で飲めるので、ビールが苦手な方にもおすすめ。
甘さがしっかりとあるため、食後にデザートビールとして飲むと美味しくいただけます。アルコール度数は3.5%と、一般的なビールよりも低いので、強いお酒が得意でない方にもおすすめです。
独歩ビール マスカットピルス
岡山県岡山市で作られている、国産のフルーツビール。岡山県産マスカットの天然果汁と果肉を加えて作られています。スパークリングワインのように細かく弾ける泡が特徴。口当たりが柔らかく、さっぱりと飲めます。
ビール特有のホップの風味を抑えており、マスカットのフルーティーさが強く感じられる味わい。フレッシュな香りとしっかりとした甘みを楽しめるため、デザートビールにおすすめです。
ブリュードッグ(BrewDog) エルビスジュース
やや度数が高く苦みのあるインディア・ペールエールというビールにグレープフルーツを組み合わせたフルーツビール。5種類のホップとグレープフルーツピールをバランスよく組み合わせています。
爽やかなグレープフルーツの香りとほのかな苦みがマッチして、スッキリ爽やかな味わいを実現しているのが特徴。甘すぎないため、食事中に楽しめるフルーツビールを探している方におすすめです。ほどよい苦みがあるので、ビール好きの方もゴクゴク飲めます。
コルネリッセン(CORNELISSEN) リンブルグス ウィッテ ロゼ
可愛らしいロゼ色が特徴的なフルーツビール。ビールとは思えない赤みを帯びた色合いで、女性からの人気も高い1本です。ベルギービールにラズベリー果汁を加えているため、フレッシュなベリー系の香りが爽やかに感じられます。
ほのかな酸味と甘みがあり、スッキリと飲めるため、食後だけでなく食事中にもおすすめ。フレッシュさを重視したフルーツビールを探している方に向いています。
セントルイス(St.Louis) プレミアムピーチ
ランビックにピーチ果汁を加えて作られているフルーツビール。ピーチ特有の香りが鼻腔をくすぐります。ビールを飲んでいるのにフルーツジュースを飲んでいるかのような芳醇な甘い香りが感じられるので、ビールが苦手な方におすすめです。
酸味や苦みが抑えられているため、しっかりとした甘さが感じられるのもおすすめポイント。口当たりがなめらかで、カクテルを飲んでいるような気分になります。デザートビールとしてもおすすめの銘柄です。
常陸野ネストビール だいだいエール
筑波山周辺で栽培されている福来みかんを使用したフルーツビール。甘みと酸味のバランスがよい福来みかんをビールに加えることで、絶妙な味わいの1品となっています。
みかんとホップによる柑橘系の爽やかな香りと、ホップ特有の苦み、そしてかすかな酸味が融合しているのが特徴。甘すぎず苦すぎないため、スッキリと飲めるフルーツビールを探している方におすすめです。食事の邪魔をしないので、食中酒としても楽しめます。
ザ・ブルーマスター(THE BREWMASTER) かぼす&ハニー
大分産のかぼすとはちみつを加えた、国産のフルーツビール。一見普通のビールのような見た目ですが、飲んでみるとその優しさに驚きます。柑橘の爽やかな酸味と甘み、そして麦芽のコクが融合し、バランスのよい味わいに仕上がった銘柄です。
ビールならではのキレがありながら、酸味と甘みによって飲みやすくなっているのが特徴。食事やおつまみに合わせてスッキリと飲めるフルーツビールを探している方におすすめです。
北海道麦酒 瀬戸内 レモンラガー
北海道麦酒のラガービールに瀬戸内産のレモンを絞ることで作られたフルーツビール。スッキリとした味わいのラガービールに爽やかなレモンが加わることで、ゴクゴクと飲めます。
レモンの香りはしっかりと感じられますが、酸味はほどよく抑えているため飲みやすいのが特徴。ビールならではの苦みも感じられます。キンキンに冷やしてお風呂上がりに飲んだり、食中酒として食事とともに楽しんだりするのがおすすめです。
ラドラー(Radler) ラドラー
ドイツで誕生し幅広く愛されているフルーツビール。ビールをレモンソーダで割って提供したことが始まりとされています。ゴールド色の見た目と細かな泡が立つのが特徴です。
アルコール度数は2.4%と低いほか、爽やかな風味を楽しめるため、ビールが苦手な方にもおすすめ。食事の邪魔をしない爽やかな味わいなので、食中酒としても美味しく飲めるビールです。
サンクトガーレン(SanktGallen) パイナップルエール
1回の醸造に約600kgのゴールデンパインを使用したフルーツビール。ビールが発酵する前の麦汁にパイナップル果実を投入することで、果実と麦汁が一緒に発酵し、泡までかすかに甘いフルーツビールに仕上がっています。
濃縮果汁や香料などは一切使用していないため、自然な甘さを楽しめるのが特徴です。苦みを抑えることでパイナップルのフルーティさが強く感じられる、トロピカルなフルーツビール。爽やかさと甘さを両立させたビールを楽しみたい方におすすめです。
シリー醸造所 ピンク キラー
強そうな名前とは対照的に、オレンジがかったピンク色がかわいいフルーツビール。ピンクグレープフルーツ果汁やライム果汁、オレンジピールなど柑橘類が多数配合されています。爽やかさは感じられますが酸味はそこまで強くなく、甘みが強いのが特徴です。
柑橘ならではのスッキリとした甘みを楽しめるので、ジュース感覚で楽しめます。冷やしてお風呂上がりに飲んだり、食後のデザートとして飲んだりするのがおすすめです。
リンデマンス(Lindemans) カシス
オレンジがかったルビー色が印象的なカシスのフルーツビール。泡が紫色で美しく、目でも楽しめます。カシスの香りに加え、ブルーベリーのような甘い香りも感じられるのが特徴。甘さがあるものの強すぎないため、酸味とバランスが取れています。
苦みや渋みは強くないので、さっぱりと飲めるのがおすすめポイント。カシス系のカクテルが好きでフルーツビールに挑戦したい方には特に向いている1品です。
シェッファーホッファー(Schöfferhofer) グレープフルーツ
オレンジジュースのような鮮やかな色合いが特徴のフルーツビール。ドイツのホワイトビールにグレープフルーツジュース・オレンジジュース・レモンジュースを加えています。柑橘系の爽やかな香りがあり、さっぱりと飲めるのが魅力です。
柑橘の甘さが感じられるため、炭酸ジュース感覚で飲めるフルーツビールを探している方におすすめ。アルコール度数が低いので、お酒が苦手な方でも飲みやすい銘柄です。
南信州ビール アップルホップ
ビールとりんごを組み合わせた国産のフルーツビール。南信州で栽培されたりんごをジュースに加工し、発酵タンクに入れているのが特徴。もともと飲みやすいエールにりんごの果汁が加わることで、さらに飲みやすさが向上しています。
ビール特有のホップの風味は強くなく、りんごのフルーティさが強いため、ビールが苦手な方でも美味しく飲めるのがポイント。甘さと爽やかさを両立させたフルーツビールを試してみたい方におすすめです。
さまざまなフルーツを使って作られるフルーツビールは、飲みやすさや爽やかさなどが製品によって異なるのが魅力です。味や香りが好きな果物が使われている製品を選ぶことで、より飲みやすい銘柄を見つけられます。ビールが苦手な方でも美味しく飲める爽やかなフルーツビールに挑戦して、お酒を楽しむ1歩を踏み出してみてください。