ドイツと並ぶ世界有数のビール大国として知られている「ベルギー」。最近はクラフトビールの人気が高まっており、その源流となったベルギービールにも注目が集まっています。

とはいえ、ベルギービールには200近い醸造所と1500以上の銘柄があるため、特にこれまであまりビールを飲んでこなかった方にとってはどのビールを選べばいいのか迷ってしまうもの。そこで今回は、ベルギービールのおすすめ銘柄をご紹介します。

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ベルギービールとは?どんな特徴がある?

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ベルギービールとは、ベルギーで造られているビールの総称です。色・味・度数から香りに至るまで、多様性とオリジナリティに富むのが特徴。現在では200近い醸造所と1500以上の銘柄が存在するといわれています。2016年には、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

近年、世界中でブームになっているクラフトビールの原型として注目されているのがポイント。アメリカや日本の造り手も、ベルギービールに多大な影響を受けています。クラフトビール好きの方はもちろん、お酒好きの方であればぜひチャレンジしたいジャンルのビールです。

ベルギービールの選び方

醸造方法で選ぶ

のど越しがスッキリな「ラガー」

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ビールは麦芽や水やホップを混ぜて煮沸した後に酵母を加えて発酵させることで製造します。この際に10℃前後の低温で長時間発酵させる製法が「下面発酵(ラガー)」です。発酵後に酵母が沈むのがその製法名の由来。ビールの製法としては比較的歴史が浅く、19世紀に南ドイツのバイエルン地方で開発されました。

下面発酵されたラガータイプのビールは、穏やかな香りと雑味のないすっきりとした味わいが特徴。エールタイプのビールと違って香りの芳醇さや濃厚な味わいはあまりありませんが、泡が多く爽快なのど越しが楽しめます。気分転換に一杯やりたいときや、仲間と一緒にバーベキューや宴会を楽しみたいときにおすすめです。

日本で主流となっているビールの大半はラガータイプのビール。主な特徴はラガータイプのベルギービールも共通しているため、ラガービールに慣れた日本人には特に親しみやすい点です。なお、下面発酵のベルギービールには代表的な種類としてピルスナーがあります。

フルーティーな風味の「エール」

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下面発酵(ラガー)の製法と違い、20℃前後の常温で時間をかけずに発酵させる製法が「上面発酵(エール)」。古くから伝わる伝統的な製法で、発酵後に酵母がビールの上面に浮くのが名前の由来です。

上面発酵で製造されたエールタイプのビールは、芳醇でフルーティーな香りと旨味の強い濃厚な味わいが特徴。泡が少ないほか、のど越しの爽快感では日本で主流のラガータイプと比べてやや劣りますが、ビールの持つ本来の香りと旨味が強く感じられます。穏やかな時間でビールそのものの味わいをじっくりと堪能したい方におすすめです。

また、苦味がラガービールと異なるのも特徴。日本で飲むビールが苦手な方でも、エールタイプのビールは飲みやすい傾向にあるので、チャレンジしてみてください。なお、上面発酵のベルギービールには代表的な種類として、トラピストやホワイトエール、レッドエールなどがあります。

酸味と香りが強い「ワイルド」

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ベルギー発祥の独自製法として、培養管理されていない自然の酵母を使用して醸造された「自然発酵(ワイルド)」のビール。ラガーやエールの製法では、ビールの原液に培養した特定種の酵母を人為的に添加させることで発酵させますが、ワイルドの製法では大気中を飛び交う自然の酵母を発酵に利用しています。

また、醸造に要する時間の長さも特徴。ラガーでは7日程度、エールでは4日程度の発酵時間で醸造されるのが主ですが、ワイルドの製法では最低でも1〜3年の醸造期間が必要です。自然酵母を取り込みながら発酵を進めるので時間はかかりますが、柑橘系のような独特な香りと強烈な酸味が楽しめます。

自然発酵のベルギービールは主な種類としてランビックが有名。また、ランビックのなかにチェリーやカシス、ラブベリーなどベリー系の果実を漬け込んだフルーツビールも代表的です。

ビールの種類から選ぶ

日本のビールに近い「ピルスナー(ピルス)」

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ピルスナーは日本でも飲まれているビールと同じ種類で、飲みやすさが特徴です。1842年にチェコのピルゼンで誕生したことから、ピルスナーと名付けられました。醸造方法は下面発酵を行うラガータイプ。主な原料は麦芽とホップです。見た目は淡い色で、すっきりした風味が楽しめます。

ピルスナーは日本で親しみがあるだけでなく、世界中で多くの種類が製造されており、ベルギービールの約7割がピルスナーといわれています。ベルギービールの有名な銘柄としては、ベルギーで輸出売上が特に多いステラ・アルトワが挙げられます。

アルコール度数の高い「トラピストビール・アビイビール」

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トラピストビールは修道院内で造られるビールのこと。正確には「トラピスト会」に所属する修道院内の醸造所で造られたモノと定義しており、トラピストの商標を使ってビールが販売できるのは世界で10ヶ所しかありません。

ビールを醸造する修道院が減少傾向にあるなか、6ヶ所がベルギー国内に点在。度数が高く、濃い風味が特徴です。醸造所によって風味が大きく異なるのも魅力のひとつ。トラピストビールの有名な銘柄としては、シメイが挙げられます。

また、トラピストビールによく似た風味を持つのがアビイビールです。トラピスト会以外の修道院が醸造に携わっていたり、修道院でのレシピを外部に持ち出したりして造られているのがポイント。代表的な銘柄にはセント ベルナルデュス・アブト12や、レフ・ブロンドなどがあります。

フルーティーな味わいの「ベルジャンホワイト(ベルギーホワイトビール)」

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ベルジャンホワイトはベルギーの伝統的なビールです。原料に小麦・コリアンシード・オレンジピールなどを使うことが特徴。発酵方法は上面発酵で、アルコール度数は5%前後です。小麦の甘酸っぱい風味と一緒に、副原料として加えているコリアンシード・オレンジピールによるフルーティーな風味を楽しめます。

爽やかな味わいで、すっきりした飲み口が特徴。また、苦味が少ないため、飲みやすいビールを探している方にもおすすめです。有名な銘柄には、日本でも人気のヒューガルデン・ホワイトや、ヴェデット・エクストラ ホワイトなどがあります。

ワインに近い味わいの「レッドビール(フランダース・エール)」

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レッドビールは主に西フランデレン州で造られている、醸造期間が特に長いビールの一種です。ステンレスのタンクで1次発酵させたあと、オーク樽に入れて約半年~数年間の長期熟成を行います。ベルギーを代表する伝統的なビールの種類といわれているのもポイント。特有のさわやかな酸味が特徴です。

オーク樽での熟成期間中にカラメルやタンニンと一緒に、オーク樽で作られた乳酸菌と、もともとオーク樽に付いていた酢酸菌が混ざり合って複雑性のある酸味が生まれます。赤茶色の独特な見た目は、米大豆を麦芽にして仕込むことによるモノ。代表的な銘柄には、ドゥシャス・デ・ブルゴーニュや、ローデンバッハなどがあります。

すっきりとした味わいの「ゴールデンエール」

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ゴールデンエールはビールの1種ではなく、ビール評論家のマイケル・ジャクソンが命名した名前のベルギービールのことです。代表的な銘柄はデュベルで、デュベルを筆頭に淡い金色で深みのあるビールがゴールデンエールといわれています。

アルコール度数の高さも魅力のひとつ。コクや、まろやかな口あたりが楽しめます。ゆっくりビールを味わいたい方におすすめ。冷えた状態でも温度が高い状態でも楽しめます。屋外で行うバーベキューにも適しているのがポイントです。

甘酸っぱさがクセになる「フルーツビール」

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フルーツビールとは、原料にフルーツを使ったベルギービールのこと。醸造方法や使われているフルーツはさまざまで、現在は約15種類のフルーツが使われているといわれています。ベルギービールを初めて飲む方にもおすすめです。

醸造方法は、醸造中に生のフルーツを漬け込んでそのまま木樽で長期熟成させたモノ、濃縮したフルーツエキスや香料を加えて熟成したモノなど、種類豊富。代表的な銘柄に、サクランボや木苺をビールに漬け込んで酸味を活かしたカンティヨン・ロゼ・ド・ガンブリヌスがあります。

自然の味が楽しめる「ランビック」

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ベルギービールのなかでも伝統的なモノに分類されるのがランビックです。培養管理された酵母を用いないのが特徴。生産地はブリュッセルとブリュッセル近郊の地域のみです。酵母にはブリュッセルの近くにあるゼンネの谷に生息している、空気中に漂う野生酵母とバクテリアを使っています。

特定の野生酵母とバクテリアを使って自然発酵させたモノのみが、ランビックとして認められるのがポイントです。また、原料に発芽させていない小麦や酸化して苦味が減ったホップを大量に加えるのも特徴のひとつ。ホップによって、特有の酸味やチーズに似た風味に仕上がります。ブーン・グースが代表的な銘柄です。

アルコール度数をチェック

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ベルギービールを選ぶときは味わいやのど越しと一緒に、アルコール度数も確認してみてください。喉が乾いているとき、一気に飲み干して喉を潤すことができるビールを選びたい方は、低アルコールのモノがおすすめです。

低アルコールのベルギービールは、例外もありますが、ピルスナーやフルーツビールなどが挙げられます。一方で、高アルコールのベルギービールはトラピストビールやアビイビール、ゴールデンエールなどが代表的。高アルコールのベルギービールを飲むときは、おつまみや食事と一緒に楽しむのがおすすめです。

ベルギービールのおすすめ銘柄

ステラ・アルトワ(Stella Artois) ピルスナー ステラ・アルトワ


ステラ・アルトワ(Stella Artois) ピルスナー ステラ・アルトワ
ホップの苦みが心地良く初心者でも飲みやすい

ベルギー国内で輸出売上ナンバーワンとされるプレミアムピルスナー。ブリュッセル近郊の町ルーヴェンのパブで醸造士として働いていたセバスチャン・アルトワが独立して醸造所を購入し、その後1962年にクリスマスビールとして「ステラ(星)」の名を冠して発売した銘柄です。

ベルギーではピルスナーのようなラガータイプのビールは珍しいですが、ステラ・アルトワは現地でも人気があり、有名なベルギービールのひとつとして知られています。

色合いはピルスナー特有の輝きのある淡いゴールドで、アルコール濃度は5.2%と標準的。若草のようなホップの爽やかな香りとドライな後口が特徴で、ラガービール独特のコクと苦味を楽しめます。日本人が慣れ親しんでいるピルスナーの味わいやのど越しとも似ているので、初めてベルギービールを試してみる方にもおすすめです。

・1本

・24本セット

プリムス(PRIMUS) ベルギービールYR


プリムス(PRIMUS) ベルギービールYR
すっきりとした飲み口で爽快な喉越しのビール

ピルスナータイプのベルギービールで、爽快感のあるのど越しが魅力のプリムス。ヨーロッパを中心に親しまれているラガービールです。1898年創業のハーヒト醸造所が製造しています。伝統と個性を大切にする家族経営の醸造所で、さまざまなタイプのベルギービールを生み出しています。

控えめな苦みとクリアな飲み口で、ゴクゴク飲めるのが魅力。日本人にも馴染み深く、のど越しのよさを重視する方におすすめ。グラスに移して飲むと、明るい黄金色の美しい外観と繊細な泡立ちが楽しめます。爽やかなホップの香りとクリアな口当たりで、食事と合わせやすいのもポイントです。

・24本セット

ヒューガルテン(Hoegaarden) ホワイトエール ヒューガルデン・ホワイト


ヒューガルテン(Hoegaarden) ホワイトエール ヒューガルデン・ホワイト
フルーティな美味しさと爽やかな味わいが魅力

ベルギービールを代表する酵母入りのホワイトエール。醸造所はブリュッセルから東へ車で1時間ほどの村ヒューガルデンにあり、15世紀に開業した醸造所に由来。醸造所は1957年に一時閉業しましたが、復活を遂げた現在はホワイトエールの模範としてベルギービールを牽引しています。

大麦麦芽に小麦を加えて上面発酵で醸造するのが白ビールですが、ヒューガルデン・ホワイトはそこに風味づけのためにオレンジピールとコリアンダーシードを添加。さらに、瓶詰め時に生きた酵母と少量の糖を加えて瓶内二次発酵による熟成も行っています。

アルコール度数は4.9%。ビールとは思えない芳醇な香りに加えて、爽やかな酸味とほのかなスパイシーさがあり、深みがありながらも飲みやすい味わいが特徴です。

・1本

・24本セット

ヴェデット(Vedett) エクストラ ホワイト

ヴェデット(Vedett) エクストラ ホワイト
軽快な味わいを好む方におすすめ

ゴールデンエールの「デュベル」で有名なデュベル・モルトガット社が造るホワイトエール。やや白濁した明るいイエローの外観で、オレンジピールとコリアンダーによる爽やかな風味が特徴。レモンやバナナを思わせるフルーティーな香りが楽しめます。

キレのあるのど越しで後味もすっきりしており、軽快な味わいを好む方におすすめのベルギービールです。

・1本

・24本セット

パーテルリーヴェン(Pater Lieven) ヴィット

パーテルリーヴェン(Pater Lieven) ヴィット
魚介類を使った料理と楽しむのがおすすめ

やや白濁した明るい黄金色のホワイトエールタイプ。オレンジピールとコリアンダーによるフルーティーでほんのりスパイシーな風味が特徴です。豊かな旨味と柔らかな酸味が調和した、バランスのよい味わいが魅力。苦みが抑えられているので飲みやすく、乾杯用のビールとしても適しています。

食事とともに楽しめる爽快な飲み口で、特に魚介類を使った料理と楽しむのがおすすめです。

シメイ(Chimay) トラピストビール シメイ・ブルー


シメイ(Chimay) トラピストビール シメイ・ブルー
濃厚な味わいが楽しめる

トラピストビールを代表する長期熟成タイプの高級ビールです。ベルギー南部のフランスとの国境近くの町・シメイにあるスクールモン修道院で製造。シメイ・ブルーは元々1948年にクリスマスビールとして販売が開始されましたが、現在はシメイの最上級銘柄として通年生産されています。

原料には天然の地下水を使用し、加熱殺菌や濾過を行っていないのが特徴。また、瓶内二次発酵によって最大5年間の熟成が可能です。

色は赤みがかったダークブラウンで、アルコール度数は9%とやや高め。キャラメルのような香ばしさと柑橘系のフルーティーな香り、そして濃厚な味わいが楽しめます。

ちなみに、大きな瓶の方がゆっくり穏やかに熟成できるので、シメイ・ブルーは750ml以上の「グラン・レゼルヴ」と呼ばれる大瓶タイプを購入するのがおすすめです。

・1本

・12本セット

ロシュフォール(Rochefort) ロシュフォール8 トラピスト


ロシュフォール(Rochefort) ロシュフォール8 トラピスト
深いコクと旨味があり飲みごたえのある一本

トラピスト醸造所のひとつ、サン・レミ修道院で造られているベルギービールです。1954年にクリスマスビールとして醸造された銘柄で、冬のビールらしくハーブの香りが際立っています。プラムやイチジクのような香りと、麦芽由来の香ばしさも感じられる奥深い味わいも魅力です。

アルコール度数が高めで、トラピストビールのなかでも濃厚で飲みごたえのある銘柄。深いコクと旨味もあり、余韻までじっくりと楽しめます。12~16℃の常温で、ゆっくりと飲むのもおすすめです。

・1本

・24本セット

ブルーセム(Bloesem) クリーク


ブルーセム(Bloesem) クリーク
爽やかな甘みで飲みやすい

チェリージュースのような芳醇な香りと爽やかな甘みが特徴のフルーツビール。ベルギー屈指のフルーツ生産地、ハスペンハウ地方に位置するケルコム醸造所が製造しています。4.5%のアルコール度数で飲みやすく、お酒が強くない方にもおすすめ。「果実の花」を意味する「ブルーセム」の名にふさわしい、華やかなベルギービールです。

甘いだけでなく、麦芽のコクと酸味もほどよく感じられるのもポイント。外観は深みのあるルビー色で、うっすらとピンク色に染まった美しい泡も魅力です。ホームパーティーやお祝いの席にもおすすめで、花のような色合いと香りでテーブルを鮮やかに彩ります。

・1本

カンティヨン(Cantillon) ランビック カンティヨン・グーズ


カンティヨン(Cantillon) ランビック カンティヨン・グーズ
ベルギービールの奥深さを楽しめる

独特のブレンド製法で作られた濃厚な味わいのランビック。ユーロスターも停車する国際駅「ブリュッセル・ミディ」の近くにあり、酸味の強い本格的なランビックビールで知られる格式高い醸造所が製造しています。

有機農法で作られた原料と自然発酵によって醸造された年代の異なる3種類のランビックをブレンド。加えて、瓶内二次発酵を行うことで、柑橘類のような芳醇な香りとランビック特有のシャープな酸味をさらに引き立たせています。

色合いはオレンジがかった明るいアンバー色で、アルコール濃度は5%。古酒のためクセはありますが、ベルギービールが持つ奥深さを楽しめるのが魅力です。自然発酵ビールを試したい方はぜひチェックしておきましょう。

・1本

ブーン(BOON) グース


ブーン(BOON) グース
ランビックビールを初めて飲む方におすすめ

伝統的な自然発酵で醸造されたランビックスタイルのベルギービールです。18ヶ月間熟成させたビールを90%、36ヶ月間熟成させたビールを5%、非常に若いランビックを5%ブレンド。さらに瓶内での二次発酵を重ね、すっきりとした酸味と、ウイスキーのようなスモーキーな風味が引き出されています。

透明感のある黄金色の外観で、苦みや甘みも控えめ。グレープフルーツを思わせるフルーティーな香りと、ナッツのような香ばしさが際立ちます。複雑な風味と、野性味のある味わいが楽しめます。酸味が主体の比較的さっぱりとした飲み口で、ランビックビールを初めて飲む方にもおすすめです。

・1本

・12本セット

デュベル(Duvel) ゴールデンエール デュベル・トリプルホップ


デュベル(Duvel) ゴールデンエール デュベル・トリプルホップ
アクセントの効いた苦みと芳醇な香りを楽しめる

3種類のホップを材料に使用したゴールデンエールです。醸造元はベルギー北部のアントウェルペン州ブレードンクにある、1871年以来の伝統を持つデュベル・モルトガット社。イギリス風エールを改良した「悪魔(デュベル)」の名を冠するブランドで知られています。

原産地の異なる3種類の最高級ホップを醸造ステップごとに分けて配合。通常のデュベルよりもアクセントの効いた苦みと芳醇な香りを楽しめるのが特徴です。

ピルスナーのような淡く美しい金色で、アルコール度数は9.5%と高め。エール特有の深いコクがある一方で、口当たりはまろやかで飲みやすいのもポイントです。毎年違うホップの組み合わせを楽しめるので、ホップがもたらすビールの苦味にこだわりのある方はぜひ試してみてください。

・1本

・12本セット

ブルッグス ゾット(Brugse Zot) ブロンド


ブルッグス ゾット(Brugse Zot) ブロンド
完熟リンゴのような爽やかな香りと穏やかな酸味

道化師が描かれたユニークなラベルが印象的なベルギービールです。醸造するのは、ベルギーで450年以上の歴史を持つドゥ・ハルヴ・マーン醸造所。ワールドビアカップなどの品評会で数々の受賞歴があり、国際的にも高い評価を得ているベルギービールです。

輝くような黄金色の外観と豊かな泡立ちやフルーティーでほんのりとスパイシーな風味が魅力。完熟リンゴのような爽やかな香りと穏やかな酸味が口いっぱいに広がります。

銘柄名の「ブルッグス ゾット」とは、「ブルージュの馬鹿」という意味。かつて、ブルージュで新たな精神病院の建設資金を援助してもらうため、マクシミリアン1世の前で人々がふざけたパレードを行ったことに由来するといわれています。

・1本

・6本セット

ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ


ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ

大麦の代わりに赤大麦を使用した「レッドビール」と呼ばれるベルギービール。ベルギー北部の西フランダース州で古くから造られている赤褐色のビールで、独特な酸味が特徴です。

オーク樽で18ヶ月間熟成したビールと、8ヶ月間熟成したビールをブレンド。華やかで複雑な味わいに仕上がっています。ブラックチェリーやパッションフルーツのような芳醇な香りと少ない苦みで、お酒を飲み慣れていない方にもおすすめ。

フランス語で「ブルゴーニュ公国の侯爵夫人」を意味する、ドゥシャス・デ・ブルゴーニュという銘柄名も美しく、大切な方へのプレゼントとしてもおすすめです。

・1本

・24本セット

デリリュウム(Delirium) トレメンス


デリリュウム(Delirium) トレメンス

ラテン語で「アルコール中毒による幻覚症状」という意味を持つデリリュウム トレメンス。3種類の異なる酵母を使用した、フルーティーでスパイシーな香りが特徴のベルギービールです。

キレのあるのど越しで、しっかりとアルコールを感じる飲み口。かわいらしいラベルに反して、ドライで飲みごたえがあります。アルコール度数も8.5%と高めなので、お酒に強い方やビール上級者におすすめ。本ブランドには、フルーツビールやダークエールタイプなどもラインナップされているので、飲み比べも楽しめます。

・1本

・24本セット

セント・ベルナルデュス(Sint Bernardus) セント ベルナルデュス・アブト12


セント・ベルナルデュス(Sint Bernardus) セント ベルナルデュス・アブト12

ビール通や評論家から高い評価を得ているベルギービールです。セント・シクステュス修道院からビールのレシピを与えられ、1946年から醸造を開始した商品。りんご・洋ナシ・バナナなどの果実の香りに加え、酒粕のような香りが特徴です。

苦み・酸味・甘みのバランスがよく、口に含むと果実の風味がまろやかな口あたりに変わります。渋みは控えめの味わい。複雑味のあるフルボディタイプとも称されます。ビールの見た目は赤に近い、濃いめのブラウンです。

アルコール度数は10%。アブトは大修道院長という意味があり、シリーズのなかでも特に強いビールといわれています。鮮やかな水色をバックに、ビールグラスを持った男性を描いた特徴的なパッケージが目印。アルコール度数の高いアビイビールを探している方におすすめです。

・1本

レフ(Leffe) レフ・ブロンド

レフ(Leffe) レフ・ブロンド

初めてベルギービールを飲む方にもおすすめのベルギービールです。種類は高アルコールのアビイビールですが、アルコール度数6.5%とやや低め。原材料は麦芽・ホップ・コーンなどです。旨味・酸味・苦みのバランスのよさが特徴。わずかに感じられるスパイシーな風味も魅力のひとつです。

りんご・オレンジ・アプリコットと称される、果実の香りが漂います。おすすめの飲用温度は8~12℃。見た目は輝かしい黄金色です。パッケージにも高級感のある黄金色を採用しています。高アルコールのベルギービールに挑戦してみたい方にもおすすめです。

・1本

・24本セット

ローデンバッハ(Rodenbach) ローデンバッハ クラシック


ローデンバッハ(Rodenbach) ローデンバッハ クラシック

ローデンバッハ醸造所が手掛けるベルギービールのなかでも、レギュラータイプの商品です。種類は長期熟成が魅力のレッドビール。5~6週間寝かせたビールに2年以上熟成したビールを少量加え、ブレンドしながら造っています。

色はレッドビールらしく、赤みのある茶色です。甘酸っぱさがある、爽やかな味わいが特徴。パッションフルーツ・ラズベリー・りんごに似た香りが感じられるのも魅力のひとつです。アルコール度数は5%。一気に飲んで、喉の渇きを潤せるベルギービールを選びたい方にもおすすめです。

・1本

・24本セット

カンティヨン(Cantillon) カンティヨン・フランボワーズ ロゼ ド ガンブリヌス


カンティヨン(Cantillon) カンティヨン・フランボワーズ ロゼ ド ガンブリヌス

果実の特徴やよさが活きたベルギービールです。サクランボとラズベリーを1対3の割合でビールに漬け込んで造っています。全体的に苦味・甘み・渋みは控えめで、酸味が特に強いのが特徴。フランボワーズの最高級品とも称される贅沢な味わいです。見た目は鮮やかな赤色。アルコール度数は5%です。

飲用温度は6~8℃。緑色のボトルに、裸の女性を描いた可愛いラベルが目印です。醸造時にフルーツを加えていますが、種類はランビックビール。ランビックならではのオークの雑味ある味わいと一緒に、フルーツの風味を楽しみたい方におすすめのフルーツビールです。
・1本

ウェストマール(Westmalle) ウェストマール・トリプル


ウェストマール(Westmalle) ウェストマール・トリプル

瓶に使われている王冠の色から、ホワイトキャップとも呼ばれるベルギービールです。トラピストビールの一種で、アルコール度数は9.5%と高め。第1次発酵のあとに5週間の2次発酵を行い瓶詰したのち、21℃に室温調節した貯蔵室でさらに3週間瓶内熟成する、特有の熟成方法がポイントです。

バナナ・クローブ・柑橘系などの、果物の豊かな香りが広がります。苦み・甘み・旨味のバランスがよく、ドライな風味。複雑味もあるので、ゆっくりベルギービールを楽しみたい方におすすめです。見た目はきめ細かい泡を持つ黄金色。ラベルも黄金色で高級感のあるデザインが採用されています。

・1本

・24本セット

ギロチン(La Guillotine) ギロチン


ギロチン(La Guillotine) ギロチン

印象的な名前を持つベルギービールです。ラベルにも断頭台であるギロチンを描いています。種類はゴールデンエールで、見た目は透き通った黄金色です。口に含んだ瞬間は甘みが強めに感じられますが、柑橘系の風味とよく似た苦みのあるアルコールがあとに続きます。

アルコール度数は9%と高め。オレンジ・りんご・パイナップルなどの果実の香りと一緒に、香辛料のスパイシーな香りが漂います。飲用温度は8~12℃。高アルコールのベルギービールのなかでも、香り豊かな商品を選びたい方におすすめです。

・1本

・24本セット

リーフマンス(Liefmans) リーフマンス

リーフマンス(Liefmans) リーフマンス

ベルギー最古と謳われる醸造所が手掛ける、フルーティーな味わいを堪能できるベルギービールです。18ヵ月間たっぷり熟成したチェリーをベースに、イチゴ・ラズベリー・ブルーベリー・ジュニパーベリーを加えて、香りと甘み豊かに仕上げています。

なかでも、ジュニパーベリーはジンの香り付けに使われることが多く、特有のフレッシュさが魅力。きめ細かな泡立ちもポイントです。見た目は濃い赤色で、ラベルや瓶にも細部に鮮やかな赤色が使われています。伝統的な醸造方法で革新的な味わいを生み出しているため、ベルギービールに親しみがある方におすすめです。

また、3種類の酵母と野生酵母を用いて長期熟成を行っているのも特徴のひとつ。ランビックとよく似た醸造方法を取っているため、複雑味のある個性的な風味に仕上がります。アルコール度数は4%。酸味と苦みが控えめなので、フルーツビールを初めて飲む方にもおすすめです。

・1本

・24本セット

ビーケン(Bieken) ビーケン


ビーケン(Bieken) ビーケン

醸造所の伝統的なレシピで造られる、ハチミツ入りのベルギービールです。種類はスペシャルビールで、本商品はフランダース地方で造られる本物のハチミツビールの数少ない銘柄のひとつ。ラベルにもハチを連想させる衣服を着た女性が描かれています。

また、商品名のビーケンは小さなミツバチという意味があり、男性が女性を口説く際に使う言葉としても使われるそうです。見た目はやや濁りのある、オレンジがかった黄金色で、きめが細かく白い泡も魅力のひとつ。口あたりやわらかな甘みに、ほんのりスパイシーさが感じられる味わいです。

アルコール度数は8.5%と高めですが、甘みと苦みのバランスがよく、高アルコールを感じさせないのが特徴。ハチミツや花と称される、華やかな香りが楽しめます。余韻にかすかな苦みがあるので、デザートやフルーツに合わせてベルギービールを味わいたい方におすすめです。

・1本

・24本セット

ブリュワリー・ド・ブロック サタン・レッド

ブリュワリー・ド・ブロック サタン・レッド

キャッチーなネーミングとラベルが印象に残るベルギービールです。当初は自家消費用として製造されていましたが、美味しいという噂が広がり販売用に製造されるようになった商品。赤褐色で、豊かな香りとコクのある味わいが魅力です。

甘みがあり飲みやすいビールですが、アルコールは8%と高いことから「サタン」と名付けられました。スタイルはストロングエール。濃厚な味わいのビールが好きな方におすすめです。

・1本

・24本

ティママン(Timmermans) ティママン・ブランシェ

ティママン(Timmermans) ティママン・ブランシェ

「ティママン醸造所」で造られるランビックタイプのビールです。野生酵母によって自然発酵させたビールに香草を加えてアクセントをプラス。そこからさらに発酵を重ねたホワイトビールです。

泡立ちは控えめ。液色はゴールドで、発酵のやさしい香りとランビックならではの酸味を楽しめます。フルーティーな味わいで、アルコール度数は4.5%と低め。ビールを飲みなれていない方にも好まれる味わいです。

コルクで栓をされているのも特徴。世界のビールコンテストでも高い評価を獲得しています。酸味の効いたビールが好きな方におすすめです。

・1本

・12本

ジョン・マーティン(John Martin) マーティンズ IPA

ジョン・マーティン(John Martin) マーティンズ IPA

イギリス人のジョン・マーティン氏によって、20世紀前半に生み出されたベルギービールです。イギリス伝統の製法であるドライホッピングを用いているのが特徴。さらに、瓶内二次発酵によって個性的な味わいを表現しています。ベルギーとイギリス、2ヵ国のビールの個性が反映されたインディアペールエールです。

アプリコット・ピーチ・プラムのような香りを楽しめると謳われています。ホップは主張が強くなく、ビールの味に馴染んでいるのが魅力です。アルコール度数は6.9%。イギリスのビールが好きな方にもおすすめです。

・1本

・12本

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