一般的なビールよりも、フルーティーな甘みと爽やかな香りが人気の白ビール。ビールの苦みが苦手な方でも飲みやすく、本場ベルギー産の銘柄から日本メーカーのビールまで、豊富なラインナップが揃っています。

そこで今回はおすすめの白ビールをご紹介。気になるけれど、普通のビールとの違いがいまいちわからないという方のために、黒ビールとの違いや、選び方についても解説します。

白ビールとは?

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一般的なビールよりも、フルーティーで爽やかな香りと、優しい甘みの白ビール。別名ホワイトビールとも呼ばれていて、ビール特有の苦みがほとんどありません。そのため、ビールが苦手な方や女性に人気が高いスタイルです。

大麦麦芽だけでなく、小麦や小麦麦芽を使用しているものもあります。小麦に含まれるタンパク質によって泡に弾力があるのが特徴です。飲み口も軽く、小麦由来の酸味と甘みがあります。

白ビールやホワイトビール以外にも、小麦ビールやヴァイスビア、ヴィットなど国によって呼び方にも違いがあるのもポイント。見た目が白いわけではないので、原材料に小麦が使われているかどうかで判断するようにしましょう。

白ビールと黒ビールの違いは?

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ビールの醸造には大麦麦芽を使いますが、それに加えて小麦や小麦麦芽を大量に使用したものを白ビールと呼びます。反対に、通常の大麦麦芽に加えて、高温焙煎で乾燥させた濃色の大麦麦芽をブレンドして造られたのが黒ビールです。

黒ビールは普通のビールよりも甘みが少なくキレのある味が特徴。反対に、白ビールは甘みがあり、フルーティーな味わいと香りに加え、なめらかなのど越しがあります。

白ビールの選び方

スタイルで選ぶ

ヴァイツェン

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「ヴァイツェン」は、ドイツ語で小麦のことを指しており、原材料のおよそ50%以上に小麦麦芽を使用している白ビールのことを言います。南ドイツで古くから造られていて、苦みが少なく、すっきり飲めるのが特徴。小麦本来のほのかな甘みとバナナ・クローブ・バニラのような香りがします。

泡がきめ細かく、口当たりがまろやかなのもポイント。炭酸が強く、のど越しがさわやかなため、ゴクゴク楽しみたい方におすすめです。

ベルジャンホワイト

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ベルジャンホワイトは、ベルギーのヒューガルデン村で造られていたビールです。麦芽化していない小麦を主原料として、香り付けにコリアンダーとオレンジピールを使用します。独特なスパイスの香りと、ヨーグルトのような柔らかな酸味が人気のスタイルです。

なお、冷やし過ぎるとスパイスやフルーティーな味わいが損なわれてしまうため、7~9℃で味わうのがおすすめ。サラダや白身魚などクセがなく軽い味付けの料理によくあうビールです。

原産国で選ぶ

ベルギー

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ベルギーは、小麦やぶどうなどの果実の耕作に適した気候で、小麦を主流とする白ビールの製造が盛んです。また、白ビール発祥の地とも言われています。

特にベルジャンホワイトは知名度が高く、日本での取り扱い数が豊富なのもポイント。スパイスとフルーティーな味わいが特徴です。

ドイツ

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ドイツの白ビールは、大量の小麦麦芽を使用することで、小麦本来の味わいを重視したヴァイツェンが主流。ドイツで人気のソーセージや味の濃い肉料理、チーズなどと一緒に飲むのがおすすめです。クセがなく、食事に合うビールとしても人気。スッキリした味わいが特徴です。

白ビールのおすすめ

ヒューガルデン(Hoegaarden) ヒューガルデンホワイト


世界各地で愛されている白ビールです。小麦から生まれる柔らかな甘みに、オレンジビールのほろ苦さとコリアンダーのスパイスを加えた王道のベルジャンホワイト。白ビールを初めて飲む方にもおすすめの銘柄です。

1445年にベルギーにあるヒューガルデン村で造り始めたのが始まり。誰にでも飲みやすい爽やかな味わいが特徴です。辛口の白ワインに似たスッキリしたキレを味わえるのがポイント。グラスとビールをしっかり冷やして、2回に分けて注いで、ボトルの底にある酵母まで丸ごと楽しむのがおすすめです。

エルディンガー(Erdinger) ヴァイスビール


エルディンガーは、1935年に創立されたドイツでもっとも売れている小麦ビールを生産しているブランド。ビールの発酵が済んだあと、酵母をろ過しないので酵母が瓶内に残っているのが特徴です。心地よい酸味に小麦の華やかな香りがフワリと香るため、フルーティーさを存分に楽しめるのが魅力。また、ホップの苦みと強い炭酸による爽快感も人気の銘柄です。

泡立ちがきめ細かく、クリーミーな口当たりがあるのもポイント。香りはそこまで強くないので、食中酒としても適しています。シンプルな白を貴重としたラベルで、ホワイトビールとしての見分けが付きやすいのも特徴です。

シェッファーホッファー(Schofferhofer) ヘフェヴァイツェン


1978年生まれと比較的新しい銘柄です。今までのドイツ小麦ビールのイメージを払拭した軽くてフルーティーな味わいで、一気に注目が集まった白ビール。シトラスのような爽やかな酸味と、クローブのスパイスの香りが特徴です。

ほかの白ビールにはない、なめらかな飲み心地も魅力のひとつ。白ビール初心者でも飲みやすく、コスパがよいのもポイントです。

エーデルワイス(EDELWEISS) スノーフレッシュ


伝統あるザルツブルクの醸造所が造った白ビール。スパイスを重視したベルギー産のビールとは違い、ハーブを重視した製法で、飲み口がスッキリしていて爽やかな味わいがポイントです。

アルコール度数は5.0%で大麦麦芽・小麦麦芽・ホップ・アルペンハーブといったシンプルな材料で造られています。乳酸菌飲料に近いほのかな酸味と、紅茶のアールグレイに似た香りが特徴です。肉料理にもよく合うため、食中酒としてもおすすめ。日本のビールにはない独特の味わいが人気の銘柄です。

ブルームーン


1995年に生まれた白ビール。ベルギー産のビールで使われることの多い、酸味の強いキュラソーオレンジの代わりに、バレンシアオレンジの皮を使うことで、酸味だけでなく甘みもあるビールに仕上がっています。

コリアンダーシードとオレンジピールの香りを残すために、ろ過処理を行わないことで白い濁りを残存させているのもポイント。口に含むと最初はすかすがしい香りが広がり、その後にスパイスのピリッとした香りが続きます。最後にオレンジの甘みがフワリと香るので、後味のよい白ビールを探している方にもおすすめです。

クローネンブルグ・ブラン


フランスで人気の高いクローネンブルグの白ビール。ほのかに甘い柑橘系の風味が魅力で、白ビールデビューにおすすめの銘柄です。

アルコール度数は5.0%で、白濁した金色が美しいのも特徴。ビールに見えないおしゃれでスタイリッシュな青いボトルも人気があります。苦みは強くなく、白くクリーミーな泡を楽しめるのもポイント。オレンジやレモンのような爽やかな香りがあり、のど越しもよくすっきり味わえる銘柄です。

銀河高原ビール 白ビール


ベルジャン酵母・大麦麦芽・小麦麦芽・ホップ・天然水を使って造られた白ビールです。マスカットやグレープフルーツを思わせる爽やかな香りと、特殊酵母によるスパイシーさが魅力の銘柄。上品な甘さと心地よい苦みに加え、キレもあります。

ベルギーのベルジャンビールに近い味わいで、爽快感とすっきりとした清涼感があるのもポイントです。アルコール度数は5.0%ですが、柑橘系の香りと酸味があるため、食前や食後に、じっくり味わうのもおすすめ。ビールが苦手な方でも飲みやすい銘柄です。

銀河高原ビール 小麦のビール


ミネラルが豊富な天然水で仕込まれており、ビール酵母をろ過せずに仕上げた自然志向の白ビール。2017年のアジアビアカップで金賞を獲得した銘柄です。

「銀河高原ビール」の定番とも言えるビールで、名前の通り小麦麦芽を贅沢に使用しています。ドイツ生まれのヴァイツェンをもとに日本向けにアレンジされており、小麦麦芽に大麦麦芽をブレンド。余計なスパイスなどの副原料を使わないシンプルな製法が人気です。

木内酒造 常陸野ネストビール ホワイトエール


1823年創業の歴史をもつ蔵元「木内酒造」が造った白ビール。コリアンダー・ナツメグ・オレンジピールなどのスパイスを豊富に使った個性あふれる銘柄です。

白ビール独特のさわやかな酸味とスパイスの香りがマッチしており、甘さが控えめで飲みやすいのが特徴。キレや苦みは強くないものの、スパイスの風味がしっかり味わえるため、クラフトビールが好きな方にもおすすめの銘柄です。

水曜日のネコ クラフトビール


かわいいネーミングとパッケージが人気の白ビール。ドイツ生まれのベルジャンホワイトに近い味わいで、青リンゴに似た香りと、オレンジの皮のさわやかな香りが特徴の銘柄です。

すっきりした口当たりがあり、ほのかなハーブ感が漂うフルーティーな味わい。小麦の風味が強く、パンを食べた時のように柔らかな甘さが広がります。

見た目が可愛いのでビールが苦手な方でもついつい手にとりたくなってしまう白ビールですが、キレとコクが強いため、ビール好きの方にもおすすめの銘柄です。

グランドキリン ホワイトエール

白ワインのようなすっきりした味わいが人気のクラフトビールです。小麦麦芽を使用することで、優しい味わいが口の中に広がり、ネルソンソーヴィンホップを用いることで、白ワインに近い香りを楽しめます。華やかな味わいが人気の銘柄です。

ほんのりぶどうの香りがするほか、甘みがあるので、食中酒としてもおすすめ。一般的なビールに比べると口当たりがまろやかで飲みやすいため、白ビールを初めて飲む方や、ビールが苦手な方にもおすすめの銘柄です。

サッポロ(SAPPORO) エビス 華みやび


100年以上の歴史をもつエビスビールが手がけるホワイトビール。1000株以上の酵母バンクのなかから選び抜かれた唯一の酵母を使用した、味の厚みとふくよかな香りが特徴の銘柄です。

アルコール度数は5.5%で、華やかな香りを生みだす上面酵母に、大麦と小麦の麦芽を使用しています。柔らかくフルーティーな味わいと、華やかなコクがあり、ドイツ生まれのヴァイスビアに似た味わいが手軽に楽しめるところがポイントです。

コエド(COEDO) 白 -Shiro-


世界的に人気のあるコエドビールが手がける白ビールです。COEDOでは、日本の色名を冠する6つの銘柄を製造しています。なかでも白ビールの「白 -Shiro-」は、白を基調としたおしゃれなラベルデザインも人気の銘柄です。

無ろ過ビールならではの明るい白濁色がポイント。厳選した酵母を由来とする果実に似た甘い香りと、なめらかなのど越しが人気です。アルコール度数は5.5%で、さわやかながらもコクが感じられるため、じっくりとビールを味わいたい方におすすめの銘柄です。

エチゴビール ホワイトエール ヴェイツェン


南ドイツの伝統的な白ビールのレシピをもとに造られた白ビール。白く濁った見た目と、フルーティーで爽やかな味わいが特徴の銘柄です。

アルコール度数は5.0%で、大麦麦芽に小麦麦芽をブレンドして造られています。ビール本来の美味しさを味わうことをコンセプトに造られた、個性的な味わいのあるビール。すっきりとした爽やかな味わいが感じられ、小麦の美味しさをじっくり楽しめる白ビールです。

シロニゴリ(ShiroNigori) 白濁


苦みが少なく、ビールが苦手な方でも飲みやすい白ビール。飲む時に沈殿する酵母の濁りが程よくビールに混ざるように、缶のデザインが逆さまになっているのが特徴です。

アルコール度数は5.0%で、大麦麦芽・小麦麦芽・天然白生酵母などが使用されています。スパイスなどの副原料を使用しておらず、花のような香りとわずかな酸味のバランスが人気。ベルギーの一般的な白ビールとは異なり、小麦を前面に感じられる味わいの銘柄です。