書類に捺印する際に欠かせない「朱肉」。スポンジタイプと練りタイプがあり、さまざまなサイズが展開されています。メーカーや製品によってインクの速乾性や耐久性が異なり、捺印後に素早く乾くモノや、長期にわたって鮮明な印影を残せるモノなどが人気です。

今回は、おすすめの朱肉をご紹介。選び方とインクの補充方法も解説しているので、どれを選ぶべきか悩んでいる方や、使い方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

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朱肉とは?

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朱肉(しゅにく)とは、朱色のインクをしみ込ませた印肉のこと。実印や銀行印、認印といった印鑑を押す場合に使用します。一見、赤色のスタンプ台と似ていますが、インクの成分や色合いが異なるので、まったくの別物です。

朱肉のインクは「朱油」や「朱の油」などと呼ばれ、ハンコの印面が傷まないように不乾性油が採用されています。また、耐光性に優れたモノが多く、印影が変色したり薄くなったりしにくいのも特徴。長期保存用の重要書類に捺印する場合におすすめです。

さらに、朱色とは、黄色みを帯びた赤色のこと。重厚感が出るため、大切な場面で重宝されます。一方、赤色のスタンプ台は、資料などに日付や文字を入れることが主な目的。ゴム印用にインクが調合されているところも相違点です。

書類に捺印するなら、スタンプ台ではなく朱肉を使いましょう。ハンコの印面が長持ちしやすいうえ、より鮮明できれいな印影を残せます。

朱肉の選び方

タイプで選ぶ

乾きが早く一般的に使われている「スポンジ」

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スポンジタイプの朱肉は、事務用朱肉とも呼ばれ、オフィスやビジネスシーンで一般的に使用されます。スポンジにインクを染み込ませたモノで、軽く押さえるだけで印面全体にインクが付着しやすいのが特徴。手早く印鑑を押したい場合に便利です。

捺印後の速乾性に優れているのも人気の理由。約3秒で印影が乾くモノもあり、書類を乾かす手間を軽減できます。すぐに書類を重ねやすいため、たくさんの書類に捺印する場合などにもおすすめです。

使い方やお手入れが比較的簡単なので、初心者の方にもぴったり。また、インクを補充できるモノが多いため、長く使い続けたい方にも適しています。

高級感があり大切な場面で使われる「練りタイプ」

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練りタイプの朱肉は、植物油や顔料などを泥状に練り合わせたモノで、「練り朱肉」や「印泥(いんでい)」と呼ばれます。古い歴史があり、本格的で高級感のある見た目を楽しめるのが魅力です。

ポンポンと軽く押しあてることで、ハンコの印面にインクが付着します。スポンジタイプよりも厚みがあり美しい印影を得やすいほか、長期にわたって印影が変色したり色抜けしたりしにくいのがメリット。大切な場面で使う場合におすすめです。

なお、印影が乾くまでに時間がかかりやすいのがデメリット。また、使い方やお手入れの方法に多少のコツが必要です。手軽さよりも、印影の色合いや耐久性にこだわりたい方に向いています。

用途に合わせてサイズを選ぶ

家庭やオフィスでの使用には大きめのモノがおすすめ

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家庭やオフィスで朱肉を使う場合は、さまざまなサイズの印鑑に対応しやすい大きめのモノがおすすめです。また、ハンコの印面よりも十分に大きなモノを選ぶのがポイント。印面全体にムラなくインクが付着しやすいため、きれいに捺印できるのがメリットです。

印面の破損を予防したい場合にも、大きめの朱肉を検討してみてください。ケースのフチに、印面をぶつけてしまう心配を減らせます。

持ち運びにはハンコに合わせたコンパクトなモノを

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朱肉を携帯する場合は、かさばりにくいコンパクトなモノがおすすめです。ただし、小さすぎると、均一にインクが付着せずきれいに捺印できなかったり、印面が破損したりする原因になるため注意。使いたい印鑑よりも、少し大きめの朱肉を探してみてください。

朱肉の大きさだけではなく、ケースのサイズもチェックしておきたいポイント。薄型であれば、ポケットや小物入れに収納しやすいので便利です。また、持ち運び中に蓋が外れないように、蓋一体型やネジ式のケースが採用されたモノを選びましょう。

価格で選ぶ

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朱肉では、1000円前後のモノが多くラインナップ。朱肉の盤面サイズが大きくなるほど、価格が高くなります。また、スポンジタイプよりも練りタイプのほうが高価になる傾向があるため、価格で選ぶ際は参考にしてみてください。

なかには、5000円以上の高級な朱肉も展開されています。美しい装飾が施されたケースや重厚感のある木製ケースなど、ケースのデザインにこだわって作られたモノが豊富。見た目を重視する方やプレゼント用の朱肉を探している方などにおすすめです。

朱肉のおすすめ|家庭・オフィス向け

シヤチハタ(Shachihata) 速乾シヤチハタ朱肉 60号 MQN-60

シヤチハタ(Shachihata) 速乾シヤチハタ朱肉 60号 MQN-60

重要書類への捺印にもぴったりな、スポンジタイプの朱肉です。ナノレベルで顔料粒子のムラを抑える「インキコントロール技術」を採用し、色濃く鮮明な印影を実現。速乾性が高く、PPC用紙なら約3秒で乾きます。印影の長期保存性に優れているのも魅力です。

盤面サイズが直径6.3cmと比較的大きいため、2.1~2.4cm角の法人印鑑を押す場合にも活躍します。連続捺印回数が約3000回なので、大量の書類に捺印する場合にもおすすめです。また、別売の補充用インクを使うことで、長く使い続けられます。

ネジ式ケースが採用されており、持ち上げたときに蓋が開く心配がないのもポイント。使用しないときは、デスクの引き出しなどに収納したい方にもおすすめの朱肉です。

コクヨ(KOKUYO) 速乾朱肉 60号 印面直径63mm IP-460

コクヨ(KOKUYO) 速乾朱肉 60号 印面直径63mm IP-460

速乾性と耐転写性に優れたスポンジタイプの朱肉。鮮明に捺印できると謳われており、オフィスの事務作業などで使う場合に適しています。また、盤面サイズが直径6.3cmと大きめで、丸印から角印までさまざまな印鑑に対応しやすいのもポイントです。

かぶせ蓋タイプのケースを採用し、必要なときにサッと蓋を取り外して使えるのもメリット。よりスムーズに作業を進められます。さらに、別売で補充用インクが展開されているため、長く使い続けたい方にもおすすめの朱肉です。

モリヤマ(Moriyama) 速乾朱肉 日光印クリア50 濃色 10211

モリヤマ(Moriyama) 速乾朱肉 日光印クリア50 濃色 10211

印泥のような高級感のある色合いを楽しめるスポンジタイプの朱肉。速乾性があるため、ビジネスシーンで複数枚の契約書に捺印を押す場合にもおすすめです。盤面サイズが直径5.5cmなので、幅2.4cmの角印なども快適に使用できます。

ストッパーレス機構のケースが採用されており、蓋を持ち上げるだけで簡単に開閉することが可能。デスクなどの上に置いておけば、必要なときにサッと捺印できます。また、別売で補充用インクが展開されているため、長く使いたい方にも適した朱肉です。

マックス(MAX) 朱肉 SA-6004PSカミバコ SA90233

マックス(MAX) 朱肉 SA-6004PSカミバコ SA90233

蓋を開けたままでも、パッドが乾燥しにくい朱肉。「浸透性朱液」を採用しており、40℃で1週間開放したあとの残存率が95%以上であると謳われています。何度も印鑑を押す機会があり、蓋を開閉する手間を省きたい方などにおすすめです。

「超微粒子高級有機顔料」が使用されており、鮮明な印影を得やすいのもメリット。大切な書類への捺印にも適しています。また、捺印後の速乾性が高いため、連続作業にもおすすめの朱肉です。

新朝日コーポレーション SACOS スーパーエース朱肉 75号 NSA-75

新朝日コーポレーション SACOS スーパーエース朱肉 75号 NSA-75

速乾タイプのインクが採用されたスポンジタイプの朱肉。印影がすばやく乾きやすいため、事務作業の効率が向上します。たくさんの書類に捺印する場合などにぴったり。また、転写防止性が高いのもメリットです。

盤面に「超極細表面布」と「硬質クッション」を搭載し、つぶれやかすれが少ないきれいな印影を得やすいのもポイント。さらに、別売で補充用インクが展開されているので、長く使いたい方にもおすすめの朱肉です。

クラフトデザインテクノロジー(Craft Design Technology) 朱肉 SHPH2-004

クラフトデザインテクノロジー(Craft Design Technology) 朱肉 SHPH2-004

老舗事務用品メーカー「シヤチハタ」と、デザイン性の高い文房具を展開する「クラフトデザインテクノロジー」が共同で開発したモデルです。透明ケースを採用しているのが特徴。蓋には真田紐のパターンが刻まれています。

かぶせ蓋タイプで、持ち上げるだけで簡単に開閉することが可能。必要なときにサッと朱肉を使いやすいため、オフィスの事務作業などにおすすめです。

「シヤチハタ 朱の油」が採用されているのも魅力。速乾性があり、にじみやかすみの少ない鮮明な印影を得やすいのがメリットです。さらに、きれいな印影が長持ちしやすいので、長期保存用の書類に印鑑を押す場合にも適しています。

朱肉のおすすめ|持ち運び向け

シヤチハタ(Shachihata) 速乾シヤチハタ朱肉 コンパクトタイプ 40号 MQC-40-1

シヤチハタ(Shachihata) 速乾シヤチハタ朱肉 コンパクトタイプ 40号 MQC-40-1

「しかくまる」形状の盤面を搭載し、丸印はもちろん、角印も使いやすいスポンジタイプの朱肉。盤面サイズが4cm角なので、社印などにも向いています。また、耐光性の高いインクを使用しており、重要書類への捺印にもおすすめです。

速乾性が高く、PPC用紙なら約3秒で印影が乾くのも魅力。すぐに書類を重ねられるため、作業効率が向上します。さらに、幅5.74×奥行5.74×高さ1.45cmとコンパクトで、持ち運びに便利。蓋一体型のケースなので、蓋の紛失を予防できます。

シヤチハタ(Shachihata) プチ朱肉 MGP-20EC

シヤチハタ(Shachihata) プチ朱肉 MGP-20EC

幅3.85×奥行3.81×高さ1.46cmと非常にコンパクトなスポンジタイプの朱肉。カバンのポケットや小物入れなどに収納して持ち運びたい場合におすすめです。盤面サイズは直径2.3cmで、最大直径1.8cmの実印や銀行印に対応しています。

乾きが早いうえ、鮮明な印影が得られるのもメリット。小型でもきれいに捺印できる朱肉を探している方は、チェックしてみてください。また、価格が比較的安く、手に取りやすいのもポイント。使用頻度の低い方や、価格重視の方にもぴったりです。

シヤチハタ(Shachihata) 印マット付朱肉 シクオス MGM-30/H

シヤチハタ(Shachihata) 印マット付朱肉 シクオス MGM-30/H

取り外すと捺印マットになる蓋が搭載されたスポンジタイプの朱肉。適度な弾力があり、軽い力できれいに捺印しやすいのがメリットです。

印影の乾きが早いので、作業の効率性を求める方にもおすすめ。耐水性・耐光性・耐薬品性が高いため、鮮明な印影が長持ちしやすいのも魅力です。盤面サイズは直径3.2cmで、認印から銀行印までさまざまな丸印に対応できます。

幅5.52×奥行5.52×高さ1.84cmとケースがコンパクトで、持ち運びに便利。カラフルでかわいいデザインなので、見た目を重視する方にもおすすめの朱肉です。

三菱鉛筆 朱肉 ユニ くっきり乾一 40号 HSN‐S40

三菱鉛筆 朱肉 ユニ くっきり乾一 40号 HSN‐S40

幅6×奥行6×高さ1.7cmの薄型で、持ち運びに便利なスポンジタイプの朱肉。蓋一体型のケースが採用されているため、蓋を紛失する心配がありません。大きく開くので、ハンコの印面にインクを付着させやすいのも魅力です。

盤面の表布に超極細繊維を使用し、ポンポンと軽く叩くだけで、印面に適量のインクが付くのも特徴。鮮明な印影が得られます。さらに、耐水性と耐光性の高いインクを採用しており、公文書や長期保存用の書類に印鑑を押す場合にもおすすめです。

PPC用紙なら、約3秒で印影が乾くのもメリット。捺印後すぐに書類を重ねたい場合にも適した朱肉です。

サンビー(SANBY) 朱肉 シュイング べべ No.25 SG-B01

サンビー(SANBY) 朱肉 シュイング べべ No.25 SG-B01

「クリックロック」付きのスライドケースが採用されたスポンジタイプの朱肉。蓋が外れにくいため、バッグなどに入れて持ち運びたい方におすすめです。また、幅4.5×奥行4.5×高さ1.5cmとコンパクトなので、ポケットや小物入れに収納できます。

新開発の表面布を使用した2層パッドを搭載し、くっきりと鮮明な印影を得やすいのも特徴です。さらに、超分散タイプの油性顔料系インクを採用し、速乾性が高いのも魅力。耐水性・耐光性・耐薬品性があるため、重要書類への捺印にも適しています。

盤面サイズが直径2.5cmなので、認印や実印といった丸印を使う場合に適した朱肉です。

ツキネコ(TSUKINEKO) イノスR IN-R0

ツキネコ(TSUKINEKO) イノスR IN-R0

ケースの蓋におしゃれな絵柄があしらわれたスポンジタイプの朱肉。デザイン性を求める方におすすめです。ケースの中には直径1.2cmまでのハンコを収納できるので、必要なときにサッと取り出して印鑑を押せます。

くっきり鮮明に捺印できるのも魅力。速乾性が高いため、すぐに書類を重ねたい場合などにも活躍します。盤面サイズは直径3.2cmで、認印や実印、銀行印といった丸印を使用したい方にぴったりです。

幅7.2×奥行7.2×高さ1.7cmとコンパクトで、持ち運びに便利。蓋一体型ケースなので、蓋の紛失を防止したい方にもおすすめの朱肉です。

朱肉のおすすめ|高級

加藤木工(KATOH MOKKOU) 朱肉75号 km-40

加藤木工(KATOH MOKKOU) 朱肉75号 km-40

ケースに高級材ウォールナットが使用されたスポンジタイプの朱肉。木のぬくもりとナチュラルな木目を楽しめるのが魅力です。磨かれた表面にオイルが塗り重ねられており、上品な質感に仕上げられています。

老舗事務用品メーカーであるシヤチハタ社の「シヤチハタ 朱肉 エコス 75号」が採用されているのも特徴です。速乾性があり、にじみの少ない鮮明な印影を得やすいのがメリット。印影の耐久性が高いため、長期保存用の書類への捺印にも適しています。

盤面サイズは直径7.8cmと大きめで、幅広い印鑑サイズに対応しやすいのもポイント。家庭やオフィスでの使用におすすめの朱肉です。

加藤木工(KATOH MOKKOU) 朱肉・スタンプ・捺印マット km-62

加藤木工(KATOH MOKKOU) 朱肉・スタンプ・捺印マット km-62

ケースに朱肉やスタンプ台が付いたモデル。蓋の裏側にある天然皮革製の捺印マットを使うことにより、軽い力できれいに捺印しやすいのが魅力です。

ケースは高級材ウォールナットの1枚板を削り出して作られており、つぎ目がなくナチュラルな木目を楽しめます。木のぬくもりを感じられるおしゃれなデザインなので、プレゼント用の朱肉を探している方もチェックしてみてください。

朱肉にシヤチハタ社の「シヤチハタ 朱肉 エコス 50号」が採用されているのもポイント。印影の耐久性が高いため、長期保存用の書類に印鑑を押す場合にもおすすめです。

雅覧堂 螺鈿朱肉入れ 沙羅花に山鵲 大 夏

雅覧堂 螺鈿朱肉入れ 沙羅花に山鵲 大 夏

ケースに「螺鈿(らでん)」と「錆絵(さびえ)」があしらわれたスポンジタイプの朱肉。伝統工芸品「高岡漆器」の伝統的技法であり、美しく上品な光沢感を楽しめます。おしゃれなデザインなので、プレゼント用としてもおすすめです。

ケースは約直径6.7×高さ2cmで、家庭用として使いやすいサイズ感。また、老舗事務用品メーカーであるシヤチハタ社の朱肉が採用されています。別売で補充用インクが展開されているため、長く愛用したい方にもぴったりです。

サンビー(SANBY) 寺院用朱肉 スポンジ朱肉 単体品小 SN-601

サンビー(SANBY) 寺院用朱肉 スポンジ朱肉 単体品小 SN-601

寺院や神社で使用される御朱印や、大きな印鑑を押す場合に活躍するスポンジタイプの朱肉。ケースの内寸サイズが奥行17×幅11.5×高さ3.2cmと大きいため、さまざまな印鑑サイズに対応できます。

また、別売で補充用インクが展開されているので、長く使い続けたい方や、毎日頻繁に捺印する方にもおすすめの朱肉です。

白木屋漆器店 本朱 卵形朱肉入 ホタル stamp-pad-04

白木屋漆器店 本朱 卵形朱肉入 ホタル stamp-pad-04

卵型のユニークなケースが魅力的なスポンジタイプの朱肉。表面に明るい朱色の漆塗が施されており、ホタルの蒔絵(まきえ)がアクセントになっています。おしゃれなデザインなので、玄関やテーブルの上に出しっぱなしにしたい方などにもおすすめです。

ケースのサイズは、直径約6.4×高さ約7.2cmとやや小さめ。持ち上げるだけで簡単に蓋を開閉できるため、必要なときにサッと使用できます。また、老舗事務用品メーカーであるシヤチハタ社の朱肉が採用されているのもポイントです。

朱肉のおすすめ|練りタイプ

シヤチハタ(Shachihata) 鯱旗印肉 公用 50号 MNK-50

シヤチハタ(Shachihata) 鯱旗印肉 公用 50号 MNK-50

高級有機顔料を使用した練りタイプの朱肉です。重金属を含有していないのが魅力。また、印影の保存性が高いので、公文書などの重要書類への捺印に適しています。

印肉の繊維が付着しにくいため、にじみが少なく、鮮明で美しい印影を得やすいのもメリット。大切な場面での使用におすすめです。さらに、印肉の硬化や油分の分離が少なく、使用前に練り直す必要がないので、手軽に使用できます。

インクの補充ができるため、長く使い続けたい方にもぴったりです。比較的手頃で、手に取りやすいのもポイント。初めて練りタイプの朱肉を試してみたい方も、ぜひチェックしてみてください。

日光印 印泥 40号 10103

日光印 印泥 40号 10103

リーズナブルでコストパフォーマンスのよい練りタイプの朱肉です。インクの原料に重金属を使用していないのがメリット。また、自然環境にやさしい有機顔料が採用されています。

朱肉のきめの細かさや色合いにこだわって作られているのも特徴。濃赤・赤口・黄口の3色を展開しているので、好みや用途に合わせて選べます。さらに、ほんのりとした上品な墨の香りを楽しめるのもおすすめポイントです。

ヒシエム朱肉本舗 ヒシエム練り朱肉 彩

ヒシエム朱肉本舗 ヒシエム練り朱肉 彩

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高級もぐさが使用された練りタイプの朱肉。やわらかく、ソフトタッチで印面にインクが付着しやすいのが特徴です。また、硬くなりにくいため、練り直す頻度を抑えることが可能。書類への捺印はもちろん、書画への落款(らっかん)などにも向いています。

白檀の香料を配合し、和やかな香りを楽しめるのもメリット。さらに、有機・無機顔料が採用されているのもポイントです。

朱赤・赤・黄・赤茶・濃赤茶・撫子の6色を展開しているのも魅力。好みや用途にぴったり合う色をチェックしてみてください。

朱肉のインク補充方法

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印影が薄くなってきたら、朱肉にインクを補充しましょう。ただし、朱肉に使われるインクは、メーカーや製品によって成分が異なります。互換性のないインクを補充すると成分が分離したり印面を傷めたりする原因となるため、専用インクを使うのがポイントです。

スポンジタイプの朱肉に補充する場合は、盤面にノズルを軽く押し当てながら、ゆっくり円を描くように少しずつインクを出します。5周ほど繰り返し、インクを十分に浸透させれば補充完了です。

練りタイプの場合は、朱肉にノズルが触れないようにインクを数滴落とし、ヘラを使ってムラなく練り込みます。もう一度繰り返し、朱肉を中央に集め、表面を平らにしましょう。また、仕上げに印鑑の試し押しをして、補充具合を確認しておくことも大切です。

番外編:朱肉補充用インクのおすすめ

シヤチハタ(Shachihata) シヤチハタ朱の油 OG-20

シヤチハタ(Shachihata) シヤチハタ朱の油 OG-20

「プチ朱肉」や「シヤチハタ朱肉 エコス」などと互換性のある朱肉用補充インク。印影の耐久性が高いので、長期保存用の書類への捺印に適しています。また、顔料分散技術により、印影の厚みを実現。速乾性があり、にじみやかすれの心配が少ないのも魅力です。

ノズルの先端が広がっているため、インクの飛び散りを軽減しやすいのもメリット。さらに、朱肉の盤面にインクを塗り込みやすいので、スムーズに補充しやすいのもおすすめポイントです。

シヤチハタ(Shachihata) モルト黒の油 OB-3

シヤチハタ(Shachihata) モルト黒の油 OB-3

「モルト黒肉 エコス」専用の朱肉補充用インクです。捺印後の速乾性が高いため、印影がにじんだりかすれたりする心配が少ないのがメリット。きれいに捺印したい方におすすめです。また、黒色なので、蔵書印を押す場合などに活躍します。

なお、アート紙やコート紙など表面がツルツルとしている用紙に捺印する場合には不向き。ノンカーボン紙や感熱紙では印影が変色することがあるため、上質紙や普通紙などを使用する場合にぴったりです。