いつもの缶ビールも、ビールジョッキに注いで飲めばより一層おいしく感じるもの。泡とビールの美しいコントラストを楽しめるだけでなく、ビールジョッキの特徴によって味わいも変わってきます。

そこで今回は、おすすめのビールジョッキをご紹介。ビールをさらに楽しむためにも、ビールジョッキにこだわってみるのもおすすめです。

ビールジョッキとビールグラスの違い

ビールの種類は大きく「ラガー」と「エール」に分けられますが、それぞれおいしい飲み方も異なります。ビールジョッキはこのうちラガービールをよりおいしく味わうのにピッタリ。日本の大手メーカーのビールが好きな方なら、断然ビールジョッキがおすすめです。

のど越しを第一に作られているラガービールは、ビールジョッキで飲んでこそ本来のおいしさがわかるはず。厚めの飲み口で冷たいビールも飲みやすく、しっかりした取っ手付きなので手の温度でビールが温まってしまうこともありません。

一方、ビールグラスは香りの高いエールビールに向いています。飲み口が薄いため余分な泡が立たず、エールビールのしっかりした味を実感できます。

冷たく飲みたいラガービールにビールグラスを使うことは、手の温度が伝わってしまいビールの温度が上がるためあまりおすすめしません。冷たいビールをぐいぐい飲むことが好きならばビールジョッキを選びましょう。ガラス製ビールジョッキが主流ですが、陶器製・金属製もあり、違った味わいが楽しめます。

ビールジョッキの選び方

容量で選ぶ

ビールジョッキ選びでまず注目したいのが容量。小ジョッキは200~300ml、中ジョッキは350~500ml、大ジョッキは700~800ml程度です。日本ではビールジョッキの呼び名と容量に規定がなく、製品によって差があるので購入する際は容量をしっかりとチェックしましょう。

ビールジョッキの説明に「容量500ml」と書いてあれば、飲み口ギリギリまでビールを入れて500mlということ。ビールの泡は7:3の比率がよいといわれているので、この場合350ml缶のビールがちょうどよいサイズです。

ご自宅で普段飲む缶ビール・瓶ビールの容量に合わせて選びましょう。缶や瓶の中にビールが残るとおいしさが損なわれるので、1回でビールジョッキに注ぎ切れるサイズがおすすめです。

保冷性の高い素材かどうかで選ぶ

ビールジョッキはラガービール向きなので冷えを維持できるかどうかがとても重要。熱伝導率が低く保冷性の高い素材であるほど、冷たいビールを長く楽しめます。

保冷性の高さなら真空断熱ステンレスがおすすめです。15分経ってもほぼ温度は変わらず、冷たさをキープ。一方、銅は熱伝導率が高いため保冷性は低いですが、飲み口や持ち手までキンキンに冷え、短い時間であれば清涼感をより楽しめます。

代表格のガラスのビールジョッキは、分厚いガラスゆえの保冷性の高さが特徴です。冷蔵庫や冷凍庫で冷やせるものが多いことも利点。あえて乾燥させず水を軽く切ってしっかり冷やせば、保冷効果も上がります。

陶器はきめ細やかでクリーミーな泡づくりに役立ちますが、保冷性はあまり高くありません。ガラス同様冷蔵庫で冷やせるものが多いので、よく冷やしてからビールを注ぐのがおすすめです。

飲み口の広さで選ぶ

飲み口が広いほど1度に飲めるビールの量が増え、より爽快なのど越しを味わえます。ただ、飲み口の広いビールジョッキは泡が消えやすくなるため、時間をかけずゴクゴク飲みたい方におすすめです。

逆に飲み口が狭ければ泡は消えにくく、ゆっくり飲むのに向いています。とはいえビールジョッキで極端に飲み口が狭いものはないのでデザイン性も考慮しながら好みに合わせて選びましょう。

薄さで選ぶ

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飲み口の薄さは、味に大きな関わりがあります。薄いほど舌先で味を感じやすいので、麦の甘さ・酸味・コクなどビールのおいしさをしっかり味わいたい方は飲み口が薄いものを選びましょう。

飲み口が厚いものはグッとのどに流し込む飲み方におすすめ。のど越しのよさや切れ味のよさ、じんわり感じる苦みとホップの香りをより楽しめます。ビールジョッキは爽快感重視のラガービール向きなので飲み口が厚め。銅やスズ素材を選択すれば、ビールジョッキの中でも薄めの飲み口です。

クラフトビールの人気により、近年はさっぱり系ラガーだけでなく濃い味のラガーも増えています。厚いジョッキはもちろん、薄いジョッキも1つ持っているとビールの違った味わいが楽しめるのでおすすめです。

背の高さで選ぶ

飲食店などでおなじみのガラスのビールジョッキは、背が高いのが特徴。飲むときの傾斜が急になり、のどに流し込む量が増えるので爽快感をより感じられます。

一方、マグカップのように背が低いビールジョッキはコーヒーや紅茶のように傾けすぎることなく飲めるため、ゆっくり味を楽しみたい方におすすめです。どちらかと言うと複雑な味と香りのエールビールに向いています。

ビールジョッキのおすすめ製品

東洋佐々木ガラス ビールジョッキ クリア

数々のグッドデザイン賞を受賞している、東洋佐々木ガラスのビールジョッキ。ガラスは丈夫になるほど透明度が下がりがちですが、本製品は丈夫さと透明度を両立させた「ファインクリア」ガラスを採用しています。

強度の高いガラス面は細かな傷もつきにくく、ビールの泡持ちをよくしてくれるのが特徴です。飲み口も分厚いので保冷効果が高く、冷えたビールを長い時間楽しめます。

容量は500mlなので350ml缶にピッタリのサイズ。重量が840gと重めなのが難点ですが、家飲みをさらに楽しみたいビール好きの方におすすめです。

ドウシシャ(DOSHISHA) フリージングタンブラー ジョッキ ON℃ZONE

冷たいビールが大好きな方におすすめのビールジョッキ。冷凍庫の中で凍らせたジョッキにビールを注げば、わずか30秒で氷点下ビールができあがります。常温のビールでも飲みやすい冷たさに冷やしてくれるのが魅力です。

高い冷却効果の秘密は、真空冷却3層構造にあります。真空断熱材と保冷剤が層になっており、冷却と保冷を効率よく行うのが特徴です。氷を入れると味が損なわれてしまうビールやチューハイはもちろん、カフェラテ、果汁100%ジュースなどを冷やすのにも最適。

ビールジョッキの中ではやや高価ですが、冷たいビールを飲むのにピッタリな機能性に優れた製品です。

三陶 萬古焼 ビールジョッキ

ざらっとした感触が特徴の萬古焼(ばんこやき)ビールジョッキ。陶器の凹凸により泡がよりクリーミーに変化するのでビールに口をつけたときにまろやかなおいしさが広がるのが特徴です。

ビールの泡は苦みに集まるといわれているので、陶器製ビールジョッキはとげとげしい苦みを抑えるのにも役立ちます。また、炭酸も抜けにくいのも魅力です。飲み口が厚く、保冷性も高めなのでのど越しの良いビールを長く楽しめます。ただし中が見えずビールと泡の対比が目で確認できないため、やや上級者向けアイテム。

しかしその雰囲気のよさと泡の繊細さから、ビールの本場ドイツでも陶器製ビールジョッキがよく使われています。泡にこだわりたい方やおしゃれな雰囲気を演出したい方におすすめのビールジョッキです。

サンアート(Sunart) ビールの王様 ビールグラス・ジョッキ

大切な人へのちょっとしたプレゼントにもおすすめのおしゃれな王様ビールジョッキ。ミルククラウン型の蓋つきなのでおしゃべりをしながらゆっくりビールを飲みたい方にもピッタリです。

容量は300mlとかわいらしい小ぶりサイズ。重さは520gと、ガラスのずっしり感がありながらも、グラス全体を支えられるサイズの取っ手が付いているので女性でも持ちやすいのが特徴です。

ピールの王様の他にも異なるデザインのビールジョッキが展開されているのでペアで購入するのもおすすめ。価格も1,000円前後とお手頃なビールジョッキです。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ビール ジョッキ 1L

日本のアウトドア総合ブランド、キャプテンスタッグの樽型ビールジョッキ。容量は1Lと他にはなかなかないメガサイズです。保冷性も高いのでキャンプやバーベキューでも活躍します。

ダブルステンレスを採用しており、丈夫なうえに保冷効果が高いのが魅力。また、中空二重構造により、結露しにくいのも特徴です。重さも470gと同容量のガラスより軽いため取り扱いも簡単。機能性に優れた特大サイズのビールジョッキです。

新光金属(Sinkoukinzoku) 銅 ジョッキー

アンティークなデザインが特徴の銅製ビールジョッキ。見た目はおしゃれなコーヒーカップのようですが、たっぷり570ml入ります。

銅は熱伝導率に優れているため、ビールを注いだ瞬間からビールジョッキ本体がさっと冷え、飲み口からも冷たさを存分に味わえるのが大きなメリット。ガラスやステンレスのビールジョッキに比べて保冷性がやや低いので短い時間でビールを楽しむのにおすすめです。

飲み物を入れたまま放置すると変色やメッキが剥げる原因となるのでこまめなお手入れが大切。少し面倒に感じるかもしれませんが、その分愛着のわくおしゃれなビールジョッキです。