会社で仕事用の書類をスキャンしたり、自宅でレシートやチラシをデジタル化したりとさまざまなシチュエーションで活躍するスキャナー。便利なアイテムですが、家に置くと場所を取ってしまうというデメリットもあります。
そんなときにおすすめなのが、エプソンから登場したA4モバイルスキャナー「ES-60WB/WW」「ES-50」です。ビジネスバッグにも入れられるスマートなサイズなので、自宅はもちろん外出先でも手軽にスキャン可能。今回は実際に使用しながら特徴や魅力をご紹介します。
作業が捗るエプソンのモバイルスキャナー
「ES-60WB/WW」と「ES-50」は、どちらも2018年10月5日に発売されたA4モバイルスキャナー。「ES-60WB/WW」はWi-Fi®に対応しているほか、内蔵バッテリーを搭載しているためケーブルがなくても外出先で使えるのが特徴です。「ES-50」は、USBバスパワーのみで動作するWi-Fi®非対応モデルとなっています。
(注):Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
軽量コンパクトでビジネスバッグにもラクに入る
写真の奥にある従来品の「DS-40」のサイズが296×69×43mmなのに対し、今回登場した両モデルは272×47×33.8mmとひと回り小さいのが最大の特徴です。
ビジネスバッグにもスマートに収納できます。角が丸みを帯びているデザインなので、引っかかりづらくスムーズに入れられるのがポイントです。
13インチのMacBook Proと並べてみても、そのコンパクトさがよく分かります。ノートパソコンの近くに置いて作業をしても気になりません。
重量は「ES-60WB/WW」が約300gで、「ES-50」が約270g。カラーバリエーションは「ES-60WB/WW」がブラックとホワイトの2種類で、「ES-50」がブラックの1種類です。
誤作動を防げるスライド式ボタンが魅力
「ES-60WB/WW」はスライド式のボタンを採用しているので、しっかりと指で操作する必要があり、カバンの中に入れていても誤作動が起こりにくいのが特徴です。電源がオンのときは本体側面のLEDが点灯するので、万が一カバンの中で電源が付いてしまった場合でも気付きやすく安心して持ち運べます。
なお、「ES-50」の場合はUSBケーブルを繋げると自動的に電源が付くため、ボタンが付いていません。
高速スキャンでストレスフリー
スキャンのスピードも魅力のひとつ。「ES-60WB/WW」はカラー・モノクロともに片面1枚あたり約4秒、「ES-50」はカラー・モノクロともに片面1枚あたり約5.5秒の高速スキャンができます。
さらに、搭載されている「原稿待ち受けモード」を使えば、原稿をセットするだけで自動的に次々とスキャンが可能。読み取りたい原稿のサイズが異なる場合でも連続でスキャンできます。
外出先の作業が多いノマドワーカーにもぴったり
前述した通りビジネスバッグにも入れられるコンパクトなサイズなので、カフェなどの外出先でもスムーズにスキャンできます。テーブルに置いてみても、あまり場所を取らないため作業の邪魔になりません。
実際にスキャンをするときは、パソコン専用のアプリケーション「Epson ScanSmart」を使用。USBケーブルもしくは無線LAN経由で接続ができます。
スキャンした画像のプレビューをパソコン上で確認できるのはもちろん、原稿の向きを変えたりページの順番を変えたりといった編集作業もラクに行えるのが特徴。大きなアイコンで直感的に操作可能です。
スキャンした画像の編集を終えたら、後は保存先を指定するだけで完了。データのPDF変換やクラウドサービスへの転送も対応しているので、さまざまな使い方ができます。
会社で書類をスキャンしたいときに便利
もちろん会社で書類のスキャンを行いたいときにも便利です。異なるサイズの原稿を連続スキャンできる「原稿待ち受けモード」で企画書や請求書、名刺など種類を問わずに次々と読み取れます。
スキャンしたデータはプリンターに転送して印刷が可能。また、Microsoft®WordやExcel®、PowerPoint®にOCR変換して保存することもできます。
(注):Excel、Microsoft、PowerPointは、米国 Microsoft Corporation の、米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
自宅でレシートやチラシをデジタル化したいときにも
「ES-60WB/WW」「ES-50」は自宅で使うスキャナーとしても活躍。サイズが小さな原稿でも問題なく読み取れるため、レシートをデジタルデータ化して管理すればスマートに家計簿をつけられます。よく行くスーパーのチラシや、子どもが持ち帰ったプリントをスキャンしてデジタル管理するのもおすすめの使い方です。
アプリで手軽にスキャンできる
「ES-60WB/WW」に関してはWi-Fi®に対応しているため、専用アプリ「Epson DocumentScan」を使えば、パソコンがなくても直接スマートフォンやタブレットに接続してスキャンができます。スキャンするたびにいちいちパソコンを立ち上げる必要がないため非常に便利です。
(注):Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
スキャン前に各種設定が行えるのもポイント。イメージタイプをカラー・グレー・モノクロ・自動から選べるほか、原稿サイズや解像度などを自分好みに変えられるのが特徴です。また、保存形式もPDFもしくはJPEGから選べます。ただし、読み取り面は片面のみの対応です。
スキャン後はアプリ上で画像のプレビューが可能。続けてスキャンする場合や、中止してスキャンし直す場合もこの画面から行えます。プレビューを確認した後は、画像の回転や順序変更などの編集も行えて便利です。
スキャンしたデータは一覧で表示ができます。ファイル名の変更や画像の編集も一覧画面で行うことが可能。また、データをメールやSNSなどで共有することもできるため、さまざまな用途で活躍してくれます。
今回登場した「ES-60WB/WW」と「ES-50」は、外出先・会社・自宅とさまざまなシチュエーションで活躍するアイテムです。パソコンやスマートフォンで手軽にスキャンができるのも魅力。設定不要で連続スキャンができる原稿待ち受けモードでストレスフリーに作業ができます。「スキャナーが欲しいけれど場所を取るからな……」と悩んでいた方は、ぜひチェックしてみてください。